この記事のポイント
- ドトールのフリーWi-Fiは会員登録・ゲストコード不要ですぐに接続できる
- 上手く繋がらないときは、キャッシュクリアや機内モードON/OFFを試すべき
- セキュリティレベルは低いので、仕事で使うなら有料のWi-Fiサービスを利用した方がいい
「ドトールのフリーWi-Fiに接続したい!」
ドトールのフリーWi-Fiは、利用規約に同意するだけで簡単に接続できます。以前の、Wi2 300サービスでは、メールでゲストコードを発行する必要がありました。
この発行作業が非常に面倒で、ゲストコードのメールが数十分届かないなんてことも・・。しかし、現在は。利用規約の同意だけでWi-Fi接続可能に変わりました。
便利にはなりましたが、上手く繋がらないケースも多々あり。また、セキュリティも心配ですよね。
そこで今回は、ドトールのフリーWi-Fiについて接続方法はもちろん、繋がらないときの対処法からセキュリティに関する注意点まで詳しく解説しました。
ぜひ、参考にしてくださいね。
1.【登録不要】ドトールのフリーWi-Fiに接続する方法(PC・スマホ共通)
ドトールのフリーWi-Fiはゲストコード・会員登録が不要です(以前は必要だった)。詳しい設定手順は以下の通りです。
スマホ・PC・タブレットともに同じ手順で接続可能
ドトール店内に入ったら端末の「設定」→「Wi-Fi」を開きます。Wi-Fi一覧から「DOUTOR-FREE-WIFI」を探してタップしましょう。
「DOUTOR-FREE-WIFI」をタップすると自動でページが立ち上がります。
DOUTOR FREE Wi-Fiページが立ち上がったら、ページ下部にスクロールして利用規約の「同意する」をタップします。
※自動でブラウザが立ち上がらない場合は、手動でSafari・Google Cromeなどを立ち上げましょう
以上で完了です。Wi-Fi接続に成功すると、ドトールのホームページが表示されます。
2.ドトールのフリーWi-Fiに繋がらないときの対処法
ブラウザの履歴・キャッシュをクリアする
過去に閲覧した、ブラウザの履歴・キャッシュが原因でWi-Fi接続できないケースがあります。キャッシュとは、過去に閲覧したWEBページの情報を一時保存する機能のことです。
ブラウザの履歴・キャッシュは、各ブラウザアプリから削除できます。
履歴・キャッシュの削除方法
- Safari:「設定」→「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」→「履歴とデータを消去」
- Google Crome(PC):「設定」→「履歴」→「閲覧履歴データの削除」→「データを削除」
SafariとGoogle Crome以外の方は、ブラウザの履歴消去の項目を確認してみましょう。データ消去(削除)の項目からキャッシュクリアできます。
[note title=”TOPIC”]一部のWEBサイトだけ接続できない、エラーが出るといったケースもキャッシュが原因の場合が多い[/note]Wi-Fi設定か機内モードをON/OFFする
Wi-Fi接続が不安定なとき、Wi-Fi設定か機内モードをON/OFFするだけでネットに繋がることがよくあります。
機内モードは一時的にすべてのネット環境を遮断する設定のこと。Android、iPhoneともに設定アプリ内から操作できます。
機内モードON/OFF
こちらを試しても繋がらなかった場合は、端末の再起動も試してみるといいですよ。
再接続をトライする
さっきまで繋がっていたのに途切れた・・という場合は、再接続しましょう。ドトールのフリーWi-Fiは、1時間で接続が遮断される設定となっています。
再接続は何度でもOK。フリーWi-Fiサービスによっては連続して利用できないので、ドトールは良心的です。
再接続の際の接続方法は、1回目と同じ。ゲストコード・会員登録は不要です。
3.インタネーットがすぐ切れる場合は席を移動しよう
Wi-Fiは無線通信という性質上、遮蔽物があると接続が不安定になります。たまたま座った席で電波が遮断されているかもしれないので、席を移動すると改善される可能性があります。
店内の構造は各店舗によって異なるので正解はありませんが、なるべく中央の席に座ったほうがいいですよ。
ちなみに、僕は何度もドトールのフリーWi-Fiを使っているのですが、接続時間が毎回バラバラです。90分持つときもありますし、30分で途切れることも。
電波の飛ばし方(設定やルーターの位置)に配慮されていないと感じることも多々あります。無料なので文句は言えませんが、直してほしいところ。
こちらが出来ることは席を変えるくらいしかありません。
4.【注意】ドトールのフリーWi-Fiはセキュリティが甘い
残念ながら、ドトールのフリーWi-Fiはセキュリティが甘いです。セキュリティの強弱は暗号化通信の有無で決まります。
Wi-Fi設定画面からドトールのフリーWi-Fiを見てみると、暗号化通信(鍵マーク)ではないことが分かります。
暗号化通信ではない
また、利用規約のページでも暗号化通信ではない旨が記載されています。
暗号化通信でない記載
暗号化通信でないということは、第3者による情報ののぞき見(情報漏えい)を完全に防げません。セキュリティが心配な方は、以下の方法で対処しましょう。
- 重要情報を送信しない
- httpsサイトのみ接続する
- VPN経由で接続する
- そもそも利用しない
一番は、重要な情報(金融機関のID・パスワードなど)を送受信しないこと。そして、WEBページは、「https〜」から始まるサイトを閲覧すると安全です。
httpsから始まるサイトは、SSL/TLSによりWi-Fi設定に関わらず暗号化通信となります。
さらにセキュリティを高めたい方は、VPN(ネット上に仮想の専用線を置いて暗号化通信を行う技術)を利用しましょう。利用方法は、VPNアプリをインストールするだけです。
ドトールで仕事したいなら有料のポケットWi-Fiを契約すべし
ドトールで仕事したい方は、フリーWi-Fiは辞めて有料のポケットWi-Fiを使った方がいいです。重要な顧客情報やクレジットカード番号が漏洩する可能性あり。
ID/PASSも丸見えなので、会社のシステムアプリ(サイト)にログインするのは危険です。
仕事で使うポケットWi-Fiは、通信品質の面からWiMAXが一番おすすめです。月額3800円程度の投資が必要ですが、重要情報を盗まれて取り返しのつかない事態を招くよりマシです。
5.ドトールのフリーWi-Fiに関するQ&A
速度はどれくらい?
実際、ドトールでフリーWi-Fiの通信速度を計測してみました。
スマホの速度
PCの速度
測定結果
- スマホ:39.4Mbps
- PC:28Mbps
測定後、思わず「はやっ」と声に出してしまうほど快適。無線通信で30~40Mbpsも出ていれば十分です。
体感速度でも、ネットサーフィンはサクサクで、動画は一度も止まらずに再生できています。オンラインゲームもこの速度ならまったく問題なし。
街のフリーWi-Fiは5Mbps出ていれば優秀レベルなので、いかにドトールのフリーWi-Fiが高品質なのか分かります。
ただし、通信速度は店舗の構造や時間帯によって大きく変わるので、この測定結果はあくまで参考値として活用してください。
全店舗で利用できる?
ドトールはすべての店舗でフリーWi-Fiに対応しているわけではありません。フリーWi-Fi対応店舗は、ドトール公式の店舗検索ページより調べられます。
「環境」の項目からフリーWi-Fiありで条件検索すると探しやすいですよ。
フリーWi-Fiありにチェック
店舗リストはマップで表示されます。最寄りのドトールを確認してみましょう。
ドトール店舗の地図表示
キャリアのWi-Fiサービスはある?
大手キャリア(ドコモ・ソフトバンク・au)のWi-Fiサービスですが、以前は多くの店舗で利用できました。現時点では縮小傾向にあります。
店舗検索ページでも、ドコモ・au・ソフトバンクWi-Fiの検索項目が削除されました。
現在は選べない
まだサービスが残っている店舗もありますが、今後はドトールフリーWi-Fiに一本化されるのではと予想されます。
キャリアWi-Fiが残っている店舗なら、
- au → au Wi-Fi SPOT
- ドコモ → docomo Wi-Fi
- ソフトバンク → ソフトバンクWi-Fiスポット
を利用可能です(無料で使える)。
6.まとめ
以前は面倒だったドトールフリーWi-Fiの設定ですが、現在はゲストコードの発行&会員登録不要ですぐに接続できます。
接続時間は60分ですが、即再接続が何度でも可能です。通信速度も速くて快適です。
ただし、セキュリティの強度が低いのは難点。重要情報の送信は控えた方が無難ですよ。