学生だけど、楽天カードに申し込んで大丈夫かな・・。
社会人と比べて収入面で圧倒的に不利な学生。クレジットカードなんて作れるわけ無いと、決めつけていませんか?
実は、楽天カードは学生に対して、非常に寛大なクレジットカードです。実際、アルバイトをしていなくても多くの学生が審査に通っています。
この記事では、未成年を含む学生が楽天カードを作るポイントを、詳しく解説していきます。ぜひ、参考にして下さいね。
1.学生でも楽天カードに申し込める
1-1.大学生はもちろん、専門学生・短大生・高専生もOK
楽天カードは学生でも入会できるクレジットカードとして有名です。学生であれば、大学生・専門学生・短大生・高専生ともに作成可能となります。
ちなみに、筆者は専門学生時代に楽天カードを作りました。
18歳から入会できる楽天カードですが、高校生は申し込み不可なので注意して下さい。 また、卒業直後でも大学や専門学校に入学する4月までは申し込めません。
アルバイトなしでも審査に通る
アルバイトをしていないと楽天カードの審査に通らない・・と考えてしまいますが、そんなことはまったくありません。
学生はいわば特例で、楽天は積極的に審査に通してくれます。
1-2.学生が楽天カードを作るメリットはポイント獲得だけじゃない
学生が楽天カードを作るメリットはたくさんあります。
- 年会費無料
- 楽天スーパーポイントが貯まる
- 入会ポイント(5000円相当)が貰える
- キャッシュレスで買い物できる
- 将来、よりステータスの高いクレジットカードカードを作れる
意外に大きなメリットなのが、「将来、よりステータスの高いクレジットカードカードを作れる」ことです。
クレジットカード会社はスーパーホワイト(クレジットカードの利用経験が無い人)を審査に落とす傾向にあります。
楽天カードなら大丈夫なのですが、ステータスの高いクレジットカードほど、スーパーホワイトを冷遇します。
今は想像できないかもしれませんが、社会人になって将来別のクレジットカードを作るとき、楽天カードの利用履歴(信用情報機関に記録される)が役に立つでしょう。
1-3.利用限度額は10万円まで
楽天カードの利用限度額ですが、学生は10万円に設定されます。クレジットカードとしては最低金額です。
ただ、学生にとって毎月10万円分のクレジットカード利用は、必要十分かと思います。
収入次第では30万円まで増枠される場合も
学生でもアルバイトなどで収入を得ている場合は、増枠審査にて利用限度額を増やせる場合があります。
学生の増枠は最高で30万円あたりが相場です(はっきりと決まってはいない)。
1-4.未成年(高校生は除く)は保護者の電話確認が必要となる
未成年が楽天カードに申し込むと、後日保護者へ電話がかかってきます。 高校生を除く18~19歳の未成年は、保護者の同意が必須です。
自分が電話を取った場合は、楽天側から保護者に変わってもらうように言われます。保護者の確認が取れれば、審査に通り楽天カードが送られてきます。
もし保護者の確認が取れない場合は審査に通りません
1-5.楽天カードアカデミーとの違い
「楽天カードカードアカデミー」とは、楽天が提供する学生専用のクレジットカードです。
通常の楽天カードと少し機能が異なります。
楽天カードと楽天カードアカデミーの比較
楽天カード | 楽天カードアカデミー | |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 無料 |
年齢制限 | 18歳~ | 18歳~25歳 |
還元率 | 1% | 1% |
カードブランド | VISA MasterCard JCB AMEX |
VISA JCB |
楽天トラベル | ポイント2倍 | ポイント最大3倍 |
楽天ブックス | ポイント2倍 | ポイント最大5倍 |
新規入会特典 | 5000ポイント | 2000ポイント |
大きな違いとして、最初の1年間に限りますが楽天カードアカデミーは楽天トラベルと楽天ブックスのポイント獲得率が上がります。
ただし、新規入会特典で貰える楽天スーパーポイントは楽天カードアカデミーの方が少ないです。
楽天カードアカデミーを発行した場合、学生を卒業すると卒業年度の6月に通常の楽天カードが送られてきます。
このとき、再審査があるので状況によっては発行されない可能性があります。
総合的に見ると、卒業旅行狙いで大量ポイントを貯めたい、あるいは授業で大量の本を買う、といった人以外は通常の楽天カードを作ったほうがいいです。
2.学生向け!審査に通る楽天カードの作り方
学生が楽天カードに申し込む際は、以下のポイントを抑えましょう。
- アルバイトをしていても必ず学生として申し込む
- 収入がない場合はキャッシング枠を0円にする
- 実家暮らしの学生は世帯年収を入力する
- 本人確認書類をカード受け取り時に提示する
ポイント1:アルバイトをしていても必ず学生として申し込む
楽天カードはオンラインから申し込みます。このとき、気をつけたいのが「お勤め先・学校について」の選択画面。
注意書きで「アルバイトをしている方はお勤めの方を選択してください」と書かれていますが、ここは必ず学生を選んで下さい。
学生を選ぶ理由は審査に通りやすくなるからです(楽天は学生を優遇しているため)。
アルバイトを選ぶと、学生の特権がなくなりシビアに年収で審査合否を判断されてしまいます。 審査通過率が下がるので気をつけましょう。
アルバイトをしている方は、年収の項目にて稼いでいることをアピールできます
ポイント2:収入がない場合はキャッシング枠を0円にする
学生の方は、まだ収入における社会的信用がないので、キャッシング枠はなるべく申し込まないほうがいいです。
収入がない場合は、審査落ちの大きな原因となるのでキャッシング枠を0円にしておきましょう。
ポイント3:実家暮らしの学生は世帯年収を入力する
実家で暮らしている方は、保護者の収入を世帯年収の項目に入力します。
世帯年収があれば、本人に収入が無くても審査に通りやすくなります。 重要な項目なので、正確に入力しましょう。
なお、一人暮らしの方は、世帯年収の入力項目はありません。
補足:一人暮らしで親の仕送りがある場合は、個人の収入に入れる
一人暮らしで親から仕送りを貰っている人は、個人の年収に含めてOKです。アルバイトをしているなら、仕送り分を合わせた金額を入力しましょう。
なお、奨学金は貸付金なので、収入として入力してはいけません。
ポイント4:本人確認書類をカード受け取り時に提示する
学生に限らないルールですが、楽天カードではカード受け取り時に本人確認書類を配達員へ提示する必要があります。
事前に、いつでも掲示できるように準備しておきましょう。
運転免許証・パスポート・健康保険証・住民票・マイナンバーカード
引っ越しなどで、申込み時と本人確認書類の内容が変わってしまう場合は、公共料金の領収書を提示すれば大丈夫です。
なお、「楽天カードが届くまでの時間」は、申し込みからおよそ1週間後となります。
楽天カード受け取りまでの流れ
- 楽天カードに申し込み(1日目)
- カード発行手続き完了のメールが届く(1日目)
- 楽天カードが発送される(3~4日後)
- 楽天カードを受け取る(6~7日後)
注意:審査に落ちる学生の共通点
群を抜いて審査通過率が高い楽天カードですが、一部審査落ちしてしまうケースもあります。
とくに学生は以下のパターンで、審査落ちしてしまうので注意して下さい。
- 携帯電話の支払い滞納をしている
- 保護者がブラックリスト入りしている
- 収入がないのにキャッシング枠・自動リボ払いを希望している
携帯電話の支払い滞納をしている
携帯電話の支払い滞納ですが、こちらは信用情報機関にしっかりと記録されています。現在、支払い滞納があるなら先に精算しておきましょう。
保護者がブラックリスト入りしている
本人に問題なくても、保護者の問題で審査が不利となる場合があります。
具体的には、債務整理・自己破産・長期の支払い滞納などを行い、信用情報に深い傷があるケースです。
収入がないのにキャッシング枠・自動リボ払いを希望している
収入の無い学生がキャッシング枠や自動リボ払いを希望すると、審査に落ちやすくなります。
個人収入がなくても預貯金や世帯年収で判断されるため絶対落ちるとは限りませんが、なるべく収入がないうちはキャッシング・自動リボ払いを希望しないほうがいいです。
3.【まとめ】楽天カードは学生でも作りやすいクレジットカードです
この記事では、学生でも楽天カードを作ることができるのか詳しく解説してきました。
ご紹介したとおり、楽天は学生を優遇しているので、問題なく楽天カードを作成できます。むしろ、非正規雇用の社会人より審査のハードルは低いです。
クレジットカードによっては学生の申し込みができない場合もあります。その点、楽天カードは学生に優しいので好感が持てます。
人生初のクレジットカードとしても、ちょうどいいのではないでしょうか。この記事を参考に、審査に通るコツを抑えて楽天カードに申し込んでみて下さいね。