通常の楽天カードよりもワンランク上の楽天ゴールドカード。どんなメリットがあるのか気になりますよね。
楽天ゴールドカードを持つとポイントが貯まりやすくなるので、年会費を払ってでも得するケースがあります。 また、旅行をする人にもうれしいサポートが付帯します。
この記事では、楽天市場でいくら購入したら元を取れるのか?通常カードやプレミアムカードとの違いはどこにあるのか?具体的に解説していきます。
楽天ゴールドカードを作って意味あるの?と疑問に感じている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
1.はじめに:楽天ゴールドカードとは?
楽天ゴールドカードは、楽天カードと楽天プレミアムカードの間に位置するゴールドカードです。
年会費は2200円(税込)。通常の楽天カードと比べて様々なメリットがあります(次章から詳しく解説)。
ゴールドカードのわりに安く、審査難易度も低いです。継続的な収入のある20歳以上であれば申し込みできます。
[note title=”TOPIC”]カード申し込みから到着までの目安は1週間[/note]以下、楽天ゴールドカードの基本情報です。
基本情報
カード名称 | 楽天ゴールドカード |
---|---|
年会費 | 2200円 |
国際ブランド | VISA・JCB・Mastercard |
支払い方法 | 一括・分割・リボ払い・ボーナス払い |
ポイント還元率 | 最大5% |
利用限度額 | 200万円 |
金利(実質年率) | リボ払い:15.0% キャッシング:18% |
締日 | 月末 |
支払日 | 翌月27日 |
家族カード | 年会費550円 |
ETCカード | 年会費無料 |
申し込み資格 | 20歳以上 |
海外旅行保険 | 最大2000万円 |
電子マネー | 楽天Edy |
CHECK!
2.楽天ゴールドカードのメリット4つ
通常カードとは違って年会費が発生する楽天ゴールドカード。もちろん、年会費の分だけメリットがあります。
①楽天市場の買い物が常にポイント5倍
楽天市場には、条件を達成するとポイント付与率が上がるSPU(スーパーポイントアッププログラム)があります。
楽天ゴールドカードを作るとSPUの条件を2つクリアでき、楽天市場での買い物がいつでもポイント5倍になります。
ポイント付与率の内訳
- 楽天会員:1%(基本)
- 楽天カード通常利用:プラス1%
- SPU楽天カード特典:プラス1%
- SPU楽天ゴールドカード特典:プラス2%
月1万円の買い物が年会費の元が取れる
いくら買い物すると年会費の元が取れるのか、通常カードと比較してみました。
楽天カード | 楽天ゴールドカード | ポイント差 | |
---|---|---|---|
年6万円 (月5000円) |
1800ポイント | 3000ポイント | 1200ポイント |
年8万4000円 (月7000円) |
2520ポイント | 4200ポイント | 1680ポイント |
年12万円 (月1万円) |
3600ポイント | 6000ポイント | 2400ポイント |
ポイント付与率
- 楽天カード(年会費無料):3%
- 楽天ゴールドカード(年会費2200円):5%
楽天市場で月1万円の買い物をする場合、通常カードよりも2400ポイント多く獲得できるので年会費を上回ります。
日用品や飲み物などをまとめて楽天市場で購入すれば、1万円を超えるのは難しくありません。
他の特典も利用すれば、月7000円程度の買い物でも十分元が取れる
②ゴールドカードだけど年会費が安い
チラリと見えただけで「あ、ゴールド持っているんだ」とわかるのがゴールドカード。ここぞという時のお会計で、さりげなく財布から取り出したい場面もありますよね。
ただ、国内ゴールドカードの年会費の相場は1万円前後。「1万円かけてまでは持たなくてもいいかな・・・」と感じる人は少なくないでしょう。
最近は数千円のゴールドカードも出てきましたが、楽天ゴールドカードの年会費2200円は最も手に入りやすい部類なのは間違いありません。
他社ゴールドカード年会費の例
- dカードGOLD:10000円
- 三井住友VISAゴールドカード:10000円
- JCBゴールド:10000円
- ビューゴールドプラスカード:10000円
- エムアイカードゴールド:10000円
- セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード:10000円
- セディナゴールドカード:6000円
- MUFGカードゴールド:1905円
※いずれも税抜
並んで楽天ゴールドカードと同レベルに安いのは、MUFGカードゴールドくらい
③ETCカードの年会費が無料
楽天ゴールドカード会員がETCカードを申し込むと、年会費550円(税込)が無料になります。必ず使う人にはありがたい特典ですよね。
一方で通常カードの場合は、ダイヤモンド会員かプラチナ会員にならないとETCカードの年会費が無料になりません。
④国内空港と海外の一部ラウンジが無料で使える
楽天ゴールドカードでは、国内主要空港のラウンジを無料で使えます。使い方は楽天ゴールドカードと当日航空券を提示するだけです。
使用できる回数は年2回まで。ラウンジの利用料は1000円の所が多いので、年2回利用するとゴールドカードのほぼ年会費分を回収できます。
つまり、ラウンジ利用だけを目当てにゴールドカードを作っても損をしません。
また、国内だけでなくハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港、ソウル近郊の仁川国際空港でもラウンジを利用できます。どちらも日本からの就航便が多い国際空港です。
ラウンジはフリードリンク制。WiーFiがあるので旅先の情報を調べながら、ゆったりした時間を過ごせます。空港内の飲食店は混雑しがちなので、ラウンジに入るとホッとひと息つけます。
家族も含めて利用料が1000円のラウンジを年2回利用した想定で計算すると、下記のように1500円程度お得になります。
家族カードもラウンジ利用OK
楽天ゴールドカードの家族カード所有者も、ラウンジの利用は無料です。
家族カードの年会費は500円(税抜)なので、家族にラウンジを使う人がいるなら家族カードを作っておきましょう。
なお、家族も含めて利用料が1000円のラウンジを年2回利用した想定で計算すると、下記のように1500円程度お得になります。
家族でラウンジ利用するとお得
カード年会費 (税抜) |
ラウンジ利用料 (2回) |
|
---|---|---|
本人 | 2000円 | 2000円 |
家族 | 500円 | 2000円 |
合計 | 2500円 | 4000円 |
CHECK!
3.楽天カード・楽天プレミアムカードとの違いは?
楽天ゴールドカードは、通常カードとプレミアムカードの間のランクに位置します。それぞれどう違うのか比較してみました。
①楽天カードに勝る点
大きな差は楽天市場でのポイント付与率です。通常カードよりもゴールドカードの方がSPUで2%高くなります。
楽天市場での購入履歴を確認して、過去1年で12万円以上の買い物をしていたらゴールドカードを選びましょう。ポイント獲得分が年会費を上回ります。
また、国内の空港ラウンジを使えるのも通常カードにはない魅力です。
海外旅行保険の保険金額も楽天ゴールドカードの方が上
勝る点まとめ
- 楽天市場のポイント付与率(+2%)
- ラウンジ利用
CHECK!
②楽天プレミアムカードに劣る点
楽天プレミアムカードの大きなメリットは、国際空港のラウンジが使えるプライオリティ・パスを無料で発行できることです。
残念ながらゴールドカードにはプライオリティ・パスの特典がありません。
その分プレミアムカードの年会費は10000円(税別)もしますので、劣るというよりは年会費に釣り合った特典がついているともいえます。
旅行保険での違いもあります。プレミアムカードは海外・国内の旅行保険が自動付帯します。一方でゴールドカードの保険は海外のみです。
そして保険の付帯には、交通費やツアー費などをゴールドカードで支払うなど条件があります。
もう1つ小さな差ですが、ゴールドカードでは国際ブランドでAMEXを選択できません。どうしてもAMEXを持ちたい人は、プレミアムカードをおすすめします。
劣る点まとめ
- プライオリティ・パスなし
- 海外旅行保険が利用付帯
- AMEXが選択できない
CHECK!
4.楽天カードではなく、楽天ゴールドカードを作るべき人とは?
以下に当てはまる方は、年会費無料の通常カードではなく、年会費がかかっても楽天ゴールドカードを作った方がお得です。
- 楽天市場で月1万円以上買い物する
- 国内旅行や出張で空港を使う
- どこのゴールドカードでもいいけれど、年会費に1万円は高いと思う
- 家族にもゴールドカードを持たせたい
楽天市場でよく買い物をする人は、楽天ゴールドカードでSPUを上げておきましょう。目安の購入金額は月1万円です。
また、年2回の国内ラウンジの利用だけでも年会費分の価値があります。ラウンジを使いたい人にも、役立つ1枚になります。
楽天へのこだわりはないけれどゴールドカードを持っておきたい人、そして家族に持たせたい人にもおすすめです。他社と比べて年会費が圧倒的に安いからです。
CHECK!
5.【まとめ】条件が合うなら通常カードよりお得
この記事では、楽天ゴールドカードのメリットについて詳しく解説してきました。
楽天ゴールドカードは、国内の数あるゴールドカードの中でも群を抜いてコスパがいいカードです。 楽天市場の利用が多いか、国内空港ラウンジを使う人なら通常カードよりも得できます。
年会費が最安レベルなので、ひとまずゴールドカードを持っておきたい人や、初めてゴールドカードを作る人にもピッタリ。条件が合うなら、作って損はない1枚ですよ。
この記事のおさらい
メリット
楽天カードに勝る点
- 楽天市場のポイント付与率(+2%)
- ラウンジ利用
楽天プレミアムカードに劣る点
- プライオリティ・パスなし
- 海外旅行保険が利用付帯
- AMEXが選択できない
楽天プレミアムカードを作るべき人
- 楽天市場で月1万円以上買い物する
- 国内旅行や出張で空港を使う
- どこのゴールドカードでもいいけれど、年会費に1万円は高いと思う
- 家族にもゴールドカードを持たせたい