ソニーグループが運営するnuro(ニューロ)モバイル。nuroブランドは光回線サービスのnuro光で有名です。名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
この記事では、nuroモバイルの評判を徹底解説。通信速度やメリット・デメリット、公式サイトでは分かりにくい料金プランの内容まで詳しく説明していきます。筆者が実際に契約して使い心地をレビューしているので、ぜひ参考にしてくださいね。
1.nuroモバイルのメリット
nuroモバイルには以下のメリットがあります。
- 時間プランを活用すれば大幅に通信費を節約できる
- 1GB刻みで料金プランが選びやすい
- データ前借りが利用できる
- 10分かけ放題が業界最安値
それぞれ詳しく見ていきましょう。
(1)時間プランを活用すれば大幅に通信費を節約できる
※2018年10月に時間プランは終了しました。以下は参考としてお読み下さい
nuroモバイルは、他社には無い時間プランが利用できます。時間プランとは、毎日5時間までなら高速通信が使い放題となるプランです。
時間プラン
- 1日5時間までの使い放題:月額3200円
- 深夜1時から6時に使い放題:月額2200円
※音声通話SIMの価格
一日に高速通信でスマホを使う時間が5時間以内の方であれば、かなりお得です。5時間/日プランは10GBプランに+200円と同じ価格。深夜割プランは6GBプランと同じ料金で利用できます。時間の制限はありますが、中容量のプランと同じ価格でデータ使い放題と考えるとコスパはかなり高いです。
ちなみに、他社の大容量プランは20GBで5,000円前後、30GBで6,000円前後かかります。日中は忙しいけど、家に帰ってから寝る時間まで動画やゲームをがっつり使う、あるいは夜勤中だけ高速通信が必要など、スマホの使い方が決まっているなら、時間プランを活用して通信費を大幅に節約できます。
※時間プランについて詳しくは、「nuroモバイルの料金プラン」の章で解説します
(2)1GB刻みで料金プランが選びやすい
※2018年10月よりシンプルな3種類のプランに変更しました(詳しくは料金プランの章にて)
nuroモバイルの料金プランは2GBから10GBまで1GB刻みで用意されています。通常は、3GB、5GB、7GB、10GB・・と飛び飛びなので4GBや6GBプランを選びたい人だと利用しづらいです。「7GBは多いけど6GBならぴったりなんだよなぁ」といった方でも、nuroモバイルなら困りません。
微妙に毎月1GB余ってしまう・・そんな勿体ないこともなくなりますよ。ちなみに、8GB、9GBのデータ容量は、他社ではほとんど利用できないため貴重です。
(3)データ前借りが利用できる
nuroモバイルでは、足らなくなったデータ容量を前借りできます。時間プランと同様にこちらも業界初で、執筆時点ではnuroモバイルしかサービスを提供していません。
今月のデータ容量を使い切ってしまった・・・そんなときは、データチャージをせずにデータ前借りで翌月分のデータ容量を補充できます。前借りできるのは、毎月最大2GBまで。
ついつい借りすぎる心配はない、ちょうどいい限度量です。もちろん、前借りすると翌月のデータ容量が減ってしまいますが、データチャージの追加料金をかけずに、速度制限のピンチを乗り切れるのは大きなメリットです。
翌月にどれくらいのデータ容量が必要かを確認したうえで、賢く利用しましょう。
(4)10分かけ放題が業界最安値
nuroモバイルでは通話オプションとして10分かけ放題が利用できます。10分かけ放題のオプションは他社でも提供されていますが、nuroモバイルの10分かけ放題はとにかく月額料金が安いです。
10分かけ放題の月額料金
- nuroモバイル:800円
- mineo:850円
- LINEモバイル:880円
- イオンモバイル:850円
数十円の差ですが、毎月積み重なると考えるとバカにはできません。なお、nuroモバイルは10分を過ぎた場合の通話料も、nuroモバイルでんわアプリを使用しているため、半額の通話料(10円/30秒)で通話できます。
2.nuroモバイルのデメリット(注意点)
nuroモバイルはメリットだけでなく、以下のデメリット(注意点)もあります。
- シェアプランがない
- 大容量プランが無い
- 速度制限の条件が非公開なうえ厳し
それぞれ詳しく見ていきましょう。
(1)シェアプランがない
シェアプランが使えると、一人の契約で複数のSIMカードを発行してデータ容量をシェアできます。家族で利用したり、一人で複数端末を使い分けたりする場合(スマホ&タブレットなど)に便利です。
しかし、nuroモバイルではシェアプランの提供がありません。家族でnuroモバイルに乗り換えるなら、人数分の契約が必要です。また、一人の契約で、音声通話SIMとデータSIMを使い分けたい場合も、再度申し込みが必要となるため不便です。
(2)大容量プランが無い
nuroモバイルには大容量プランがありません。利用できるのは、小容量から中容量までです。
- ドコモ回線:2GB~10GBまで
- ソフトバンク回線:2GB、5GBのみ
ドコモ回線、ソフトバンク回線の両プランともに20GB、30GBなどの大容量プランは利用できません。50GBまで大容量プランを用意する格安SIMもあるため、どうしてもnuroモバイルの料金プランは見劣りします。
ただし、nuroモバイルには5時間までの制限付きですが、他社にはない高速通信の使い放題の時間プランが用意されています。nuroモバイルで大容量プランを使いたいヘビーユーザーの方は、時間プランを利用するといいでしょう。
(3)速度制限の条件が非公開なうえ厳しい
nuroモバイルには3日間の速度制限があります。規定のデータ消費量を超えると200kbpsの低速通信に制限されるルールです。3日間の速度制限自体は珍しいことではありません。他の格安SIMでも広く実施されています。
※時間プランは速度制限がありません
しかし、nuroモバイルの速度制限がやっかいなのが条件を非公開にしていることです。なぜ、わざわざ速度制限の条件を非公開にするのか?その理由は悪評を免れるためでしょう。つまり、他社より厳しい条件が付いているということです。
実際、どれくらいのデータ消費を行えば速度制限にかかるかどうかは、口コミでおおよその答えが出ています。
ざっくりとした値ですが、契約プランのおよそ10分の1のデータ消費を3日間で行えば速度制限にかかります。2GBプランなら200MB、5GBプランなら500MBです。この数字が厳しいのか、緩いのかについてですが、正直厳しいです。
通常の速度制限は3日で6GB以上のデータ消費(ひと月60GBペース)など、極端な使い方をしなければ制限にかかりません。
ですが、nuroモバイルの場合は、3日間で数百MBを使っただけで速度制限にかかります。重たいアプリなら、一つインストールしただけで速度制限です。そのため、動画やゲームが好きなユーザーは頻繁に速度制限にかかる可能性があります。
Wi-Fiを併用できるなら問題ありませんが、ネットの環境がnuroモバイルだけだと、通信環境に不満を感じるかもしれません。
ただ、不幸中の幸いではありませんが、速度制限された場合でも解除されるのは早いです。3日間の速度制限を受けても、翌日の深夜から朝方には制限が解除されます。速度制限されるのは数時間から長くても1日。我慢出来ないほどの期間ではありません。
とはいえ、現状は他社より速度制限の条件が厳しい事実は変わりません。通信品質は悪くないnuroモバイルですが、速度制限の条件がやや厳しいことを覚えておきましょう。
3.nuroモバイルの通信速度
格安SIMの通信速度は理論値と実測値で異なります。ここでは、実際にnuroモバイルの通信速度を計測してみました。
3-1.時間帯別の通信速度
nuroモバイルの通信速度は以下の条件で計測しています。
測定条件
- 端末:arrows M03
- 測定場所:神奈川県横浜市内
- 測定アプリ:スピードテスト
- 測定日時:2017年7月(平日)
- 必要な通信速度の目安
必要な通信速度の目安
- ネット閲覧:1Mbps
- メール・LINE:0.2Mbps
- 動画再生(低画質):0.5Mbps
- 動画再生(普通画質):1Mbps
- 動画再生(高画質):2Mbps
- アプリのインストール:3Mbps
特に、スマホを利用することが多い、お昼・夕方・夜の時間帯で計測してみましょう。
お昼
- 計測時間 12時28分
- 計測場所 横浜駅
- ダウンロード 0.46Mbps
- アップロード 10.86Mbps
人がごった返す横浜駅内で計測。速度低下が激しく、通信速度は0.46Mbpsと厳しい結果になりました。この時間の動画視聴は標準画質以下でないと無理でしょう。ネット閲覧もストレスを感じるスピードです。
夕方
- 計測時間 17時31分
- 計測場所 横浜駅
- ダウンロード 1.52Mbps
- アップロード 11.76Mbps
お昼の時間を過ぎると、10Mbps以上に通信速度が回復。非常に快適です。夕方になるとスマホ利用者が増えてきて、徐々に速度が遅くなっていきました。それでも、1.5Mbps出ているので、速くはないですが大きなストレスは感じません。動画再生やWEBサイト閲覧ができる速度です。
夜
- 計測時間 23時58分
- 計測場所 自宅(横浜市内)
- ダウンロード 19.50Mbps
- アップロード 11.17Mbps
駅から自宅マンションに戻って計測しました。夜中11時頃です。この時間帯になると、通信速度は一気に回復。動画ストリーミングも余裕で再生できる19.5Mbpsを記録しました。
nuroモバイルの通信速度を体感した感想
まず、お昼にnuroモバイルの通信速度を計測した時は、遅すぎて正直終わったな・・って思いました。夕方になっても1Mbps台とあまり回復しない。しかし、夜になるといきなり通信速度が回復して高速になりました。あまり通信速度が速いとはいえないnuroモバイル。
しかし、最近は回線を増強したのか、お昼でも10Mbps以上の速度を記録するときがあります。格安SIMは利用者が急増すると通信速度を落ちるので、派手な宣伝をしないnuroモバイルは狙い目かもしれません。
お昼の時間帯(12時~13時)だけ通信速度が不安定なので、この時間帯をやり過ごせばあとは快適なデータ通信が楽しめます。ちなみに、午前中の通信速度は、15Mbps程度と良好でした。
3-2.アプリを使って体感速度を確認
次はスピードテストではなく、アプリを使って体感速度を確かめてみます。
ネット閲覧
18時20分にYahooニュースを開きました。通信速度もお昼から回復していいるので、3~5秒で全体が開きます。完全にページが開くまでの時間も8秒と許容範囲でした。あまりイライラしません。
LINE
LINEに関してはトークも通話も問題ないですね。さすがに、ここで問題ありならヤバイです。
動画
18時過ぎにYoutubeで普通画質(360p)を視聴。問題ありません。無理かなと思いつつ、4K動画も高画質(720p)で視聴。意外にも止まらずスムーズに読み込みました。
ゲーム
ポケストップの回転がもたつきましたが、これはポケモンGO側の仕様。通常のプレイはまったく問題ありません。
3-3.お昼の通信速度が極端に遅い理由
なぜお昼の時間帯は、通信速度が落ちるのでしょうか?
ひとことで言えば、スマホの利用者が増えて回線混雑を起こしているからです。例えるなら交通の混雑に似ています。
回線混雑が起きる仕組み
大手キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)があまり速度低下しない理由は、元々の帯域幅が広いためです。それに比べて格安SIMは割り当てられている帯域幅が狭いので、スマホの利用者が増えると通信速度が落ちてしまいます。
もちろん、nuroモバイルも例外ではありません。価格は安いけど、通信品質が不安定なのが格安SIMのデメリットです。とはいえ、nuroモバイルの通信速度なら、お昼の時間を除けば快適にデータ通信ができます。
3-4.他社と通信速度を比較
nuroモバイルの通信速度は、他社と比べてどのくらいのスピードなのか比較してみました。
※データは定点観測で複数回計測した平均値を取っています
格安SIM | 通信速度(Mbps) | |||
---|---|---|---|---|
9時台 | 12時台 | 18時台 | 平均速度 | |
Y!mobile | 41.7 | 40.1 | 45.6 | 42.7 |
NifMo | 42.1 | 1.4 | 45.5 | 29.7 |
DMMモバイル | 44.2 | 0.6 | 41.2 | 28.7 |
イオンモバイル | 44.6 | 1.4 | 31.1 | 25.7 |
UQモバイル | 27.9 | 16.5 | 20.0 | 21.5 |
BIGLOBEモバイル | 40.8 | 0.5 | 16.0 | 19.1 |
OCNモバイルONE | 43.9 | 1.2 | 8.3 | 17.8 |
nuroモバイル | 15.5 | 1.1 | 36.2 | 17.6 |
LINEモバイル | 42.3 | 1.4 | 7.2 | 17.0 |
楽天モバイル | 41.2 | 0.2 | 8.8 | 16.7 |
mieno(Dプラン) | 41.9 | 1.1 | 3.2 | 15.4 |
mineo(Aプラン) | 22.2 | 1.9 | 12.1 | 12.1 |
IIJmio(Aプラン) | 2.9 | 0.5 | 10.9 | 4.8 |
結果は、平均速度で17.6Mbpsとまずまずの結果に。順位を付けると真ん中くらいですが、悪くない数字です。なぜか午前中の通信速度が伸びなかったので、この位置づけですが回線混雑を起こす18時台の通信速度はトップクラスです。
10Mbpsを超えていれば大手キャリアと体感速度は変わらないので、お昼の時間さえ乗り換えればあとは快適にデータ通信ができるでしょう。
3-5.バースト転送に対応
nuroモバイルは低速通信時でも最初の読み込みだけは高速通信を利用できるバースト転送に対応しています。バースト転送があれば、低速通信時でもSNSやテキスト中心のWebサイトくらいなら快適に利用できます。SNSは特にInstagramが分かりやすく変わります。
バースト転送が無いと画像が開ききらずイライラするのですが、バースト転送があると多少の待ち時間はありますが、ちゃんと画像を閲覧できます。地味な機能ですが、速度制限にかかって低速通信になったとき大きな差となるので、バースト転送に対応しているのは高評価です。
通信速度の切り替えはできない
データ容量を節約するため、あえて高速通信から低速通信に切り替える方法があります。低速通信の間はデータ消費量を0に抑えることができます。高速/低速切り替えは、格安SIMによって出来るかできないか別れますが、nuroモバイルには残念ながら低速切り替えモードがありません。
バースト転送が使えるので、低速通信でもデータ消費量を節約しながらSNSなど快適に利用できただけに残念です。
4.nuroモバイルの料金プラン
ここでは、nuroモバイルの料金プランと詳しいサービス内容について見ていきます。また、料金プランの選び方についても解説しているので、参考にしてください。
4-1.基本プランは3種類
nuroモバイルの料金プランは、データ容量ごとに月額料金が決まる従量制を採用。0.2GBのお試しプランを除けば、シンプルにS/M/Lの3種類から選びます。
利用できる回線は、
- ドコモ回線
- ソフトバンク回線
の2つ。ドコモ回線プランは文字通り、ドコモから回線を借り受けて運営しています。そのため、ドコモとサービスエリアが同じです。ソフトバンク回線プランも同様にソフトバンクから回線をレンタル。サービスエリアはソフトバンクと同じです。
それぞれの料金プランは以下となります。
ドコモ回線
データ容量 | 月額料金 | ||
---|---|---|---|
データSIM | 音声通話SIM | ||
お試しプラン | 0.2GB | 300円 | 1000円 |
Sプラン | 2GB | 700円 | 1400円 |
Mプラン | 7GB | 1500円 | 2200円 |
Lプラン | 13GB | 2700円 | 3400円 |
ソフトバンク回線
データ容量 | 月額料金 | ||
---|---|---|---|
データSIM | 音声通話SIM | ||
お試しプラン | 0.2GB | 500円 | 1200円 |
Sプラン | 2GB | 980円 | 1680円 |
Mプラン | 7GB | 2300円 | 3000円 |
Lプラン | 13GB | 2980円 | 3680円 |
ご覧の通りとてもシンプルな料金プランです。以前は、細かく刻まれたデータ容量を選択できましたが(それはそれで良かったのですが)、現在は誰でも簡単に契約を決めることができる3択となっています。
一応、お試しプランがあるので4択ですが、0.2GBで300~500円は高いので、特に理由がなければS/M/Lから選びます。
音声通話SIMとデータSIMの違い
音声通話SIMは文字通り音声通話機能が付いたSIMカードのこと。電話番号が付与されるため通常のスマホとして利用するなら音声通話SIMを選びます。MNPの手続きを行えば、現在の電話番号を引き継ぐことも可能です。
データSIMはデータ通信専用のSIMカードで音声通話機能がありません。LINEやIP電話アプリは使えますが、通常の通話が使えないのはデメリット。ただし、音声通話SIMよりも安価です。データSIMはサブのスマホを持ちたい、あるいはタブレットを運用したい方に向いています。
4-2.時間プランは終了
※2018年10月に時間プランは終了しました。他社にはないnuroモバイル独自の仕組みだっただけに惜しいです。以下は参考としてお読み下さい
時間プランは高速通信を利用できる時間が1日5時間までと決まっている代わりに、時間内であれば高速通信が使い放題になります。他の格安SIMにはないnuroモバイルだけの料金プランです。使い方によっては、非常に快適です。詳しいプラン内容は以下の通りです。
プラン名 | 月額料金 | ||
---|---|---|---|
音声通話SIM | SMS付き データSIM |
データSIM | |
5時間/日 | 3,200円 | 2,650円 | 2,500円 |
深夜割 | 2,200円 | 1,650円 | 1,500円 |
5時間/日プランは昼夜問わず1日合計で5時間までなら高速通信が使い放題です。深夜割プランは、深夜1:00~6:00まで高速通信が使い放題になるプランです。時間プランは、毎日のスマホを使う時間がある程度決まっている方なら非常にお得です。高速通信が使い放題なので、動画再生も思う存分楽しめます。
夜間仕事をする人や深夜にネットをたくさん使う方は深夜割プランを選択するといいでしょう。なお、5時間/日プランは1日5時間以上高速通信を使うと速度制限にかかります。そして、深夜割プランは深夜以外の時間帯は速度制限にかかります。
速度制限にかかると通信速度が200kbpsに固定されますが、翌日には解除されて通常の通信速度に戻ります。時間プランは従量制と比べて癖がありますが、上手く活用すれば他社の無制限プランよりもずっとお得です。
4-3.月額無料で通話料を半額にできる
nuroモバイルでは、通話料を半額にする通話アプリnuroモバイルでんわを無料で利用できます。nuroモバイルでんわを使えば、通話料が20円/30秒から10円/30秒に値下げ。一度、アプリにログインすれば、あとは自動的に割引が適用されます。
使い方は、アプリを経由して発信するか、相手の電話番号に0037-692を付けて発信するだけ。IP電話アプリと違い、自分の電話番号で発信するため相手に着信拒否される心配はありませんよ。もちろん、相手先が固定電話の場合も割引は適用されます。
かけ放題オプションも利用可能
nuroモバイルでは、nuroモバイルでんわアプリを利用した、10分かけ放題オプションが用意されています。5分かけ放題、無制限かけ放題はありません。10分かけ放題の月額料金は800円で、文字通り10分以内の通話なら話し放題です。10分を超えても、半額の通話料が適用されます。
ちなみに、月額800円の利用料金は業界最安値です。10分かけ放題を最も安く使える格安SIMがnuroモバイルとなっています。
4-4.料金プランの選び方
ソフトバンク回線は回線レンタル料が高いのか、ドコモ回線より若干の割高(といっても200~300円)です。とくに理由がなければドコモ回線の方が安くておすすめ。はじめての方はお試しプランでもいいのですが、0.2GBにしては割高なので、Sプラン(2GB)からスタートするといいでしょう。
2GBが少なくて心配なら7GB使えるMプランがぴったりでしょう。多くの人は、Mプランで契約します。ドコモ回線ならMプランの月額料金は2200円。通話料を含めても、月3000円を超えることはありません。
参考までに、Mプラン(7GB)でできることを確認して下さい。
7GBの目安
データ消費量 | ||
---|---|---|
1ヶ月あたり | 1日あたり | |
メール | 140万通 | 4万6666通 |
LINE | 350万通 | 11万6666通 |
LINE通話 | 388時間30分 | 12時間57分 |
LINE ビデオ通話 |
22時間45分 | 45分30秒 |
Youtube 低画質 |
38時間30分 | 1時間17分 |
Youtube 高画質 |
10時間30分 | 21分 |
Yahoo! トップページ |
28000回表示 | 933回表示 |
14000回表示 | 467回表示 | |
14000回表示 | 467回表示 | |
Google マップ |
9310回表示 | 310回表示 |
音楽 ダウンロード |
1750曲 | 8曲 |
アプリ ダウンロード |
175回 | 5.8回 |
4-5.テザリングの対応状況
nuroモバイルでは無料でテザリングを利用できます。ただし、大手キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)の端末を使う場合は、回線や種別(Android・iPhone)の組み合わせによってテザリングの利用可否が変わります。詳しいテザリングの対応状況は以下の通りです。
ドコモ回線
Android | iPhone | |
---|---|---|
ドコモ | ✕ | 〇 |
au | ◯ | ✕ |
ソフトバンク | △ | 〇 |
SIMフリー端末 | 〇 | 〇 |
※au、ソフトバンク端末はSIMロック解除が必要
ソフトバンク回線
Android | iPhone | |
---|---|---|
ドコモ | △ | 〇 |
au | △ | 〇 |
ソフトバンク | △ | 〇 |
SIMフリー端末 | 〇 | 〇 |
※au、ドコモ端末はSIMロック解除が必要
まず、気を付けたいのがドコモ回線では通信規格の関係でドコモ版Androidのテザリングが多くの機種で利用できません。ドコモ版iPhoneなら問題なく使用できるのですが、Androidの方はテザリング不可の可能性が高いので注意しましょう。
ソフトバンク版iPhoneの方は、ソフトバンク回線なら問題なくテザリングできます。ソフトバンク版Androidも徐々にテザリング対応してきています。その他はパターンでは、端末によってテザリングの可否が変わる場合が多いです。
nuroモバイルはテザリングの動作確認について結果を公表していません。大手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)の端末を使う方は、端末によってテザリングができない可能性があることを覚えておきましょう。
確実にテザリングをしたいなら端末セットで申し込む
最も確実にテザリングを行う方法がSIMフリー端末(格安スマホ端末)の利用です。nuroモバイルではSIMカードとともに、SIMフリー端末をセットで購入できます。SIMフリー端末ならテザリングの利用はもちろん、面倒な初期設定も不要ですぐにサービスを利用開始できます。
キャリア端末のテザリング条件は複雑です。確実にテザリングを使えないと困る方は、端末セットでnuroモバイルに申し込みましょう。
4-6.有利な条件で端末の買取りを利用できる
nuroモバイルは、手持ちの端末を買い取ってくれるデジタルリユース買取サービスと提携しています。誰でも利用できるサービスですが、nuroモバイルに契約していると無条件で査定額がアップします。
買い取ってくれる端末ですが、iPhoneはもちろん、XperiaやGalaxyなど人気シリーズは査定額が高いです。
例えば、iPhone 6 Plus(128GB)の場合、買取上限額は16000円。さらに、nuroモバイル会員なら3000円も買取価格を上乗せしてくれます。
買取サービスの利用方法は、nuroモバイルのご利用者向けページ(マイページ)にログインして端末買取りサービスの項目から「買取り申し込み」をタップするだけ。あとは、デジタルリユース買取サービスのページから、買取り希望の端末を選んで申し込みましょう。
nuroモバイルと契約した後、不要な端末がある場合は買い取り依頼を出すといいですよ。査定額によっては、nuroモバイルの利用料金の半年分くらいは補填できます。
4-7.その他のサービス内容
nuroモバイルの、料金プラン以外のサービス内容は以下の通りです。
回線 | ドコモ ソフトバンク |
---|---|
バースト機能 | あり |
最大通信速度 | 375Mbps |
速度制限 | 3日で一定以上のデータ消費 (通常プランのみ) |
データ繰越 | あり |
テザリング | 利用可能(無料) |
通話料 | 20円/30秒 |
データチャージ料 | 100MB:400円 500MB:600円 1GB:1000円 |
端末保証オプション | あり |
初期費用 | 契約事務手数料:3000円 |
支払い方法 | クレジットカード |
分割払い | 3~24回 ※スキップ払い対応 |
最低利用期間 | 12ヶ月(音声通話SIMのみ) |
解約金 | 1000~12000円(音声通話SIMのみ) |
分割払いの回数とスキップ払い対応が他社より優秀
nuroモバイルでは端末代金の分割払いを3回から最大24回まで選択できます。他の格安SIMは24回しか選択できないため、分割払いにすると2年縛りのような感覚になります。3回で支払いを終えたい、あるいはちょうど1年となる12回で完済したいなど、分割回数の自由な設定が可能です。
また、手元に資金が無い方はスキップ払いが使えます。スキップ払いとは支払いの開始時期を最大で6ヶ月先まで伸ばすことができます。
最大3%の手数料が発生するためむやみにスキップ払いにするのはおすすめしませんが、初期費用が負担になる場合は利用してみるといいでしょう。3ヶ月のスキップ払いなら手数料はわずか1.5%ですよ。
4-8.解約方法と解約金の有無
nuroモバイルの解約はご利用者向けページ(マイページ)から簡単に手続きできます。他社と比べて解約前の引き止めやアンケート記入が一切無く、シンプルに解約できるのが特徴的です。解約はいつ申し込んでも月末扱いとなるため、解約月の日割り計算はありません。
データ前借りオプションを利用している場合は、当月の解約ができず、翌月以降の解約になります。
解約金(違約金)の有無ですが、音声通話SIMで契約している場合は12ヶ月以内の解約で発生します。解約金の計算方法は、サービス開始月の解約が12000円となり、そこから12ヶ月かけて1000円ずつ減額されます。
解約月 | 解約金 |
---|---|
1ヶ月目 | 12000円 |
2ヶ月目 | 11000円 |
3ヶ月目 | 10000円 |
4ヶ月目 | 9000円 |
5ヶ月目 | 8000円 |
6ヶ月目 | 7000円 |
7ヶ月目 | 6000円 |
8ヶ月目 | 5000円 |
9ヶ月目 | 4000円 |
10ヶ月目 | 3000円 |
11ヶ月目 | 2000円 |
12ヶ月目 | 1000円 |
13ヶ月目以降の解約金は無料です。なお、データSIMはいつ解約しても解約金はかかりません。他社の解約金ルールと比較すると、nuroモバイルはかなりの好条件です。他社の場合、12ヶ月以内の解約金は一律で9500円というルールが一般的です。
それに比べて、nuroモバイルは、初月こそ12000円の解約金ですが、そこから徐々に減額。10ヶ月を過ぎれば、解約金はわずか3000円以下です。解約方法がシンプルなうえ解約金のルールが緩いnuroモバイル。気軽に契約できるのはユーザーにとって大きなメリットです。
5.nuroモバイルの評判
ここでは、nuroモバイルを利用するユーザーの口コミを調べてみました。アンケートは株式会社クラウドワークスにて実施。100名以上の回答から分析しています。
5-1.ユーザーの口コミ
- かなり安い費用でスマホを運用できています。ただ、プランの変更ができないのは少し残念でした。(36歳女性)
- データの前借りができるのがとても助かります。ネット速度と安定性ですが、つながりはしますがそんなに良くありません。料金が安いので仕方ないと諦めています。(31歳男性)
- 5時間プランのコストパフォーマンスが高いところに、バースト機能に対応していることころが気に入っています。利用を開始した最初の月は無料でした。(28歳男性)
- ネット速度は、少し遅いもののしっかり機能はするので問題ありません。通話プランやデータ通信プランも色々種類があって、説明も分かりやすかったです。(22歳男性)
5-2.口コミからわかること
まず、プラン・料金面での高評価が目立ちます。月額料金が安くなるのはもちろん、バースト機能(速度制限がかかっても一時的に高速通信となる)やデータ容量の前借り制度が便利との声も。
その他、サポート面は問題なし。時間プランが気に入っているユーザーも多数いました。悪い口コミでは、通信速度が不満との意見がありました。
許容範囲ではあるものの、高画質での動画視聴などは時間帯によって厳しいので仕方ありません。全体として、ユーザーの口コミは概ね満足していると判断できます。
回線混雑時に通信速度が不安定となるのは、他の格安SIMも同様です。nuroモバイルだけのデメリットとは言えないので、そこまで大きなマイナスポイントではありません。
6.nuroモバイルの申し込み・契約方法
実際にnuroモバイルに申し込んでみました。初心者でも分かりやすいように詳しく契約手順をまとめているので、参考にしてくださいね。
6-1.契約に必要なもの
nuroモバイルは店舗が無いのでオンラインから申し込みます。契約に必要なものは以下の3つです。
- 本人確認書類
- クレジットカード
- MNP予約番号(MNPする場合)
本人確認書類は音声通話SIMもしくは端末セットを申し込む際に必要です。データSIM、SMS機能付きデータSIMを申し込む際は必要ありません。また、支払いに使うクレジットカードも用意しておきましょう。使用できるのは契約者本人名義のクレジットカードのみです。
そして、最も重要なのがMNP予約番号の準備です。nuroモバイル乗り換えとともに新しい電話番号を取得する方は不要ですが、現在利用中の電話番号を引き継ぐならMNP予約番号が必要です。取得方法は電話が最も手っ取り早いです。
MNP予約番号の取得方法
電話 | オンライン | |
---|---|---|
au | 0077-75470 (受付時間9:00〜22:00) |
「トップメニュー」→「auお客様サポート」→「申し込む/変更する」→「携帯電話番号ポータビリティー (MNP)」 ※ガラケーのみ |
ドコモ | 151 (受付時間9:00〜20:00) |
「My docomo各種サービス一覧」→「各種お申込・お手続き一覧」→「ご契約内容確認・変更」→「携帯電話番号ポータビリティ予約」 |
ソフトバンク | *5533 (受付時間9:00〜20:00) |
「トップメニュー」→「設定・申込」→「設定・変更」→「契約者情報の変更」→「番号ポータビリティ(MNP)予約関連手続き」→「番号ポータビリテリティ(MNP)予約(予約番号の発行)」 ※ガラケーのみ |
6-2.手持ちの端末を使用する方法
nuroモバイルでは、SIMカードだけを契約して大手キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)で購入した端末を使うことができます。もちろんiPhoneも対象です。大手キャリアの端末をnuroモバイルで使用する場合、重要なポイントとなるのがSIMロック解除の必要性です。
SIMロックとは大手キャリアが他社で端末を利用できないように設定したロック設定のことです。SIMロック解除の必要性は、使用する端末と回線プラン(ドコモ回線、ソフトバンク回線)の組み合わせで決まります。基本的には、回線と端末を同キャリアに合わせることでSIMロック解除が不要となります。
詳しい条件は以下の通りです。
SIMロック解除 | ||
---|---|---|
ドコモ回線 | ソフトバンク回線 | |
ドコモ端末 | 不要 | 必要 |
au端末 | 必要 | 必要 |
ソフトバンク端末 | 必要 | 不要 (2017年8月以降の販売機種) |
SIMフリー端末 | 不要 | 不要 |
まず、ドコモ端末はドコモ回線のプランならSIMカードを入れ替えるだけでnuroモバイルに乗り換えできます。Android、iPhoneともにSIMロック解除は不要です。
ドコモ端末の方があえてソフトバンク回線のプランに申し込むメリットはありません。ドコモユーザーの方は素直にドコモ回線のプランを選びましょう。
auはすべての端末でSIMロック解除が必要です。ソフトバンクは、2017年8月以降に発売された機種なら、ソフトバンク回線プランでSIMロック解除が不要となります。ソフトバンク版iPhoneも対象ですよ。
ただし、ソフトバンク回線はプラン内容が乏しいので、ソフトバンク端末を使う場合でもあえてSIMロック解除を行いドコモ回線プランに申し込むのも一つの手です。
au端末をSIMロック解除する方法
- SIMロック解除の手続きページにアクセス
- 暗証番号を入力
- SIMロック解除する機種を選択
- 解除の理由を選択
- 「この内容で申し込む」をタップ
ソフトバンク端末をSIMロック解除する方法
- My SoftBankにログイン
- 「契約・オプション管理」をタップ
- 「SIMロック解除手続き」をタップ
- IMEI番号を入力
- 「解除手続きする」をタップ
SIMロック解除が分からなければ端末セットを申し込む
スマホの設定に疎くてSIMロック解除がよくわからない方は、SIMカードと端末をセットで契約しましょう。nuroモバイルで販売している端末は、すべてSIMフリー端末(格安スマホ端末)です。
そのため、ドコモ・ソフトバンクの両回線でそのまま使用できます。SIMフリー端末なら後述するAPN設定も不要。また、nuroモバイルから他社に乗り換える際も、購入したSIMフリー端末を利用できますよ。
6-3.契約・申込みの流れ
nuroモバイルの公式サイトにアクセスしたら「お申込み」のボタンをタップしましょう。まずは回線・料金プランを選びます。回線はソフトバンク端末を利用する方以外はdプラン(ドコモ回線)がおすすめです。
dプランの方が、プラン内容が充実している上、通信速度も安定しています。公式サイトにもdプランの方がおすすめであることが明記されています。SIMカード単体か端末セットの選択を行ったら、次は毎月利用するデータ容量の選択です。
従量制の通常プランを選ぶ場合は、2~10GBから希望のデータ容量を選びます。どれを選べばいいかわからない場合は3GBがおすすめです。1日5時間までの高速通信が使い放題となる時間プランを使いたい方は、5時間/深夜割のどちらかを選択しましょう。
料金プランが決まったら、
- 10分かけ放題オプション
- 電話番号の引き継ぎ(MNPの有無)
- その他オプション
と選択画面が続きます。電話番号を引き継ぐ場合は、MNP予約番号を入力しましょう。オプションは端末補償オプション(月額500円)を付けたい場合は、必ずここで選択して下さい。端末補償オプションはあとから、契約することができません。
以降は、クレジットカード情報と契約者情報を入力すれば契約完了です。
申し込み完了の画面
SIMカードの到着(端末セットの方はSIMフリー端末も同梱)を待ちましょう。およそ2~3日で到着します。
SIMカードの配送を待つ間は不通期間にならない
nuroモバイルを契約した後、SIMカードの到着を待つ期間ですが不通期間(空白期間)になることはありません。MNPする方も現在利用中の携帯会社にて通話もネットも使用できます。不通期間の心配をしていた方は安心してくださいね。
6-4.SIMカードの設定方法
nuroモバイルのSIMカードが届いたら初期設定を行います。SIMカードを台紙から外して端末に挿入しましょう。SIMトレイは端末の側面に付いている場合が多いです(iPhoneはSIMピンが必要)。裏返しに挿入しないように気を付けて下さい。
MNPで乗り換える方は、開通手続き(回線切り替え)をご利用者向けページ(マイページ)から行いましょう。開通手続き後は、契約状態が自動で以前の携帯会社からnuroモバイルに切り替わります。
以前の携帯会社へ解約の連絡を入れる必要はありません。SIMカードの挿入と開通手続き(MNPの方のみ)が終わったら、APN設定を行います。
APN設定のやり方は送られてきた「ご利用マニュアル」のAPN情報を入力するだけ。端末の設定アプリを開き、「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」→「アクセスポイントの編集」をタップして、マニュアルに書かれているAPN情報を入力しましょう。
iPhoneの方はAPN構成プロファイルをネットからダウンロードするだけです。
SIMカードの初期設定は5分で完了
詳しいやり方はマニュアルに記載されています。初心者でも5分かからず設定できますよ。なお、SIMカードと端末をセットで購入した方は、APN設定は不要です。以上でSIMカードの設定はすべて終了です。分からないことがあれば、nuroモバイルのサポートに連絡して設定を完了させましょう。
6-5.キャンペーンを利用すれば現金でキャッシュバック
nuroモバイルでは指定口座に現金を振り込んでくれるキャッシュバックキャンペーンを頻繁に実施しています。過去の例だと、音声通話SIMの申し込みで10000~15000円のキャッシュバックがありました。新規契約はもちろん、MNPの方も対象です。
キャッシュバックの金額は申し込む料金プランで決まります(7GB以上のプランなら15000円、5GB以下なら10000円など)。
現在、キャッシュバックのキャンペーンを実施しているかどうかは、以下の記事で最新情報を掲載しています。キャンペーン期間や申込方法など詳しくまとめているので、チェックしてみて下さいね。
7.nuroモバイルの総合評価
評価:
[3.8/5.0]nuroモバイルは全体的にバランスが取れている格安SIMです。月額料金と通信速度の両面で不満な点はありません。惜しいのは不明瞭な通信制限でしょうか。nuroモバイルは元々大容量プランが無いので通信制限に引っかかる方は少ないと思いますが、ちょっと勿体ないですね。
ですが、時間プランやデータ前借り制度など他社には無いユニークなサービス内容は評価できます。1日5時間までの高速通信が使い放題の時間プランは、多くの方が重宝できるでしょう。昼夜逆転している方は、深夜割プラン(深夜1:00~6:00はデータ使い放題)がかなりお得です。
nuroモバイルは親会社がソニーで、光回線でも実績豊富な通信事業者です。大手の運営会社でないと心配な方でも、nuroモバイルなら安心です。
(1)価格・プランの評価
nuroモバイルの料金プランは、2GB~10GBまで1GB刻みで選ぶことが出来ます。7GBはちょっと多いけど6GBなら契約したいといった細かな調整ができるため便利です。かけ放題オプションが安い、データの前借りができるのも高評価です。
ただし、最大データ容量が10GBまでというのは、ヘビーユーザーの方にとっては物足りないでしょう。
その他、nuroモバイルには他社にはない時間制のプラン(5時間/深夜割プラン)があります。時間が限られるとはいえ、まともな通信速度で高速通信の使い放題が使えるのはnuroモバイルだけです。
スマホの利用時間が5時間以内で動画やゲームを思いっきり楽しみたい方には、これ以上無いプラン内容ですよ。
(2)通信速度の評価
nuroモバイルだけでなく格安SIM全体の問題ですが、お昼の通信速度は遅いです。実際1Mbps以下を計測しました。この時間帯のテザリングや動画は難しいのが現状です。ただし、お昼以外の時間帯は夕方も含めて日常使いに支障ありません。
決して通信速度が速いはわけではありませんが、普通に使えればOKな方にはまったく問題ないです。格安SIM全体で比較しても平均速度はおよそ17Mbpsとなり、ちょうど標準くらいの通信速度となっています。
(3)端末セットの評価
端末セットに関しては、残念ながらあまり良い評価は下せません。その理由は、端末のラインナップが物足りないからです。選択できる端末の種類は約10種類。以前は5種類程度しかなかったので、徐々にマシにはなっています。
人気機種に厳選されているため、初心者にとっては逆に選びやすいかも知れませんが、上級者はもっと幅広い選択肢が欲しいところでしょう。
motoシリーズやZenFoneシリーズは最新機種が揃っているのですが、SIMフリースマホ(格安スマホ端末)として絶大な人気を誇るHUAWIシリーズが少ないのが気になります。端末の充実度については今後に期待ですね。
(4)サポート・手続きの評価
nuroモバイルのサポート充実度は標準レベルです。最低限のお問い合わせ先はあるので、困ったことがあれば電話やチャットで連絡できます。実店舗は展開していないので、対面サポートは期待できません。
おすすめはリアルタイムに返信してくれるチャットサポートです。筆者も実際に利用してみました。
チャットサポートが使いやすい
質問に対して丁寧に答えてくれます。便利なチャットサポートですが、注意点として土日は繋がりにくいです。もう少し人員を増やしてほしいですね。電話サポートも同様に土日が繋がりにくくなっています。その他、申し込み・手続きに関しては問題ありません。
以前のnuroモバイルはプラン内容の説明が乏しかったり、専門用語(アクティベーションなど)が出てきて難しかったりしたのですが、現在のnuroモバイルは初心者でも簡単に手続きできるように改善されています。
設定に関しする付属のマニュアルも簡素ですが、必要なことがしっかり書かれているため迷うことはありませんよ。
【1万円5千円】キャッシュバックの特設ページ↓