NifMo(ニフモ)は光回線のプロバイダとして有名なnifty(ニフティ)が提供する格安SIMサービスです。長年、通信事業を手がけている会社らしく、通信品質は良好。
また、月額料金も安価で7GBプランは業界最安レベルとなっています。
この記事では、NifMoを実際に使用して通信速度や使い勝手を完全調査。NifMoの評判やメリット・デメリットが気になる方は参考になるかと思います。
料金プランやサービス内容も詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
1.NifMoのメリット
NifMoには以下のメリットがあります。
- バリュープログラムで月額料金が安くなる
- @niftyユーザーなら月額料金が最大450円割引
- 業界トップの高額キャッシュバックがある
- 7GBプランが業界最安値
- バースト転送機能に対応
- シェアプランの充実度が最高レベル
- My NifMo / NifMoコネクトで無料Wi-Fiを利用できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
(1)バリュープログラムで月額料金が安くなる
NifMoはバリュープログラムを利用することでお得な割引を受けることができます。割引額は1~10%となります。
指定の無料会員やアプリの登録で600円もの割引を受けることも可能です。空き時間を利用してコツコツと割引ポイントを貯めることができるのが魅力となっています。
そして、見逃せないのが提携しているネット通販のラインナップ。
- Yahoo!ショッピング
- 高島屋オンライン
- スクエア・エニックス e-STORE
- タワレコ
- 東急ハンズ
- 紀伊国屋
など、普段からよく利用するネット通販が多数含まれています。NifMoに契約すればこれらのネット通販がバリュープログラムでかなり割引されます。
非常にお得なので、バリュープログラム目当てでNifMoに契約する方が多いのも納得です。
(2)@niftyユーザーなら月額料金が最大450円割引
すでに他の@niftyサービスを利用している場合は、NifMoの月額料金が最大450円の割引になります。
@nifty光やADSL接続コースなど、@niftyのネット回線サービスを利用している場合はまるっと割(ネット+スマホ)が適用。NifMoの月額料金が200円、割引されます。
また、@niftyの電気サービス「niftyでんき」利用しているユーザーはまるっと割(でんき+スマホ)が適用。NifMoの月額料金が250円割引になります。
電気、ネット、スマホのすべてを@niftyのサービスに揃えると、まるっと割(でんき+ネット+スマホ)」が適用されて、NifMoの月額料金が合計450円も割引に。
すでに@niftyのサービスを利用している方は、スマホをNifMoにするだけでセット割が効いて、さらにお得になります。
(3)業界トップの高額キャッシュバックがある
NifMoは高額キャッシュバックを行う格安SIMとして有名です。料金プランによって異なりますが、キャッシュバック額は最大で20100円です。
端末セットだけでなく、SIMカード単体で契約した場合も最大15100円のキャッシュバックを受け取れます。
キャッシュバックの金額
■端末セット
プラン | 音声通話SIM | データ通信専用SIM |
---|---|---|
3GBプラン | 15100円 | 12100円 |
7GBプラン | 20100円 | 12100円 |
13GBプラン | 20100円 | 12100円 |
■SIMカード単体
プラン | 音声通話SIM | データ通信専用SIM |
---|---|---|
3GBプラン | 5100円 | 3100円 |
7GBプラン | 10100円 | 3100円 |
13GBプラン | 15100円 | 3100円 |
※キャッシュバック金額は開催時期によって変動します
格安SIMは熾烈なキャンペーン合戦を繰り広げていますが、やはり高額キャッシュバックのインパクトには敵いません。
NifMoは600社以上あると言われる格安SIMの中で、キャッシュバック金額は実にトップを走っています。
2万円を超えるキャッシュバックをほぼ無条件で受け取れる格安SIMは他にありません。
高額キャッシュバックは特設ページで
NifMoのキャッシュバックですが、申し込みは「公式サイトのシークレットページ」から行います。
通常の公式サイトにアクセスしてもキャッシュバックは実施していないので気を付けてください。
(4)7GBプランが業界最安値
7GBプランといえば、ミドルユーザーにおすすめの料金プランです。
LINE・SNSはもちろん、頻繁にWEBサイトを閲覧して動画もときどき見る、といった方にぴったりのデータ通信量です。
そんな7GBプランですが、NifMoなら業界最安値の金額で利用することができます。主な格安SIMの7GBプラン(音声通話SIM)と比較してみましょう。
7GBプランの料金比較
- NifMo:2300円
- DMMモバイル:2560円
- nuroモバイル:2400円
- LINEモバイル:2880円
見ての通り、最安値はNifMoです。DMMモバイルは業界最安値をアピールする格安SIMですが、NifMoの方がもっとも安いです。
1ヶ月だとわずか数百円の差かもしれませんが、1年2年と契約が続けば大きな差となります。3GBじゃ少なすぎるけど、10GB以上はちょっと多い。
そんな中間のデータ通信量を求める方に、NifMoの7GBプランは最高の選択肢となります。
(5)バースト転送機能に対応
NifMoは低速通信時のバースト転送機能に対応しています。バースト転送とは、低速通信時でも最初の数秒だけ読み込みが高速となる機能です。
地味な機能に見えますが、バースト転送があることでテキスト中心のWEBサイトやSNS(とくにTwitterは余裕)くらいなら低速通信時でも快適に利用できます。
そのため、速度制限にかかったけど月末まであと数日・・・といったときに、データチャージで課金しなくても、何とかバースト転送機能で乗り切れます。
バースト転送機能があるのと無いのでは、わりと大きな差となります。NifMoなら低速通信時でも、ある程度なら快適なデータ通信ができますよ。
(6)シェアプランの充実度が最高レベル
NifMoでは、家族向けのシェアプランとしてファミリープログラムが利用できます。
他社のシェアプランと比較して、NifMoのファミリープログラムは最高レベルの充実度を誇ります。
ファミリープログラムのメリット
- 支払いを一つにまとめることができる
- 基本データ容量をシェアできる
- ひとり500MBのボーナスが貰える
- 主回線に名義をまとめずMNP転入できる
支払いのまとめとデータ容量のシェアは普通ですが、凄いのはひとり500MBのボーナスと名義をまとめずにMNP転入できることです。
まず、ファミリープログラムを利用するだけで、ひとり500MB(0.5GB)のボーナスが毎月付与されるのは、シンプルながら魅力的な特典です。
4人家族なら合計2GBの付与。特に申請は不要で、それぞれ自動的にチャージされます。そして、便利なのが主回線に名義をまとめずにMNP転入できることです。
他社のシェアプランでは、ほとんどのケースですべての契約を主回線(夫など)に名義変更してまとめなければMNP転入ができません。これは非常に面倒です。
しかし、NifMoなら、夫・妻・子供と名義がバラバラでも、問題なくMNP転入できます。
つまり、自分の名義を変えること無くシェアプランが利用できるというわけです。面倒な名義変更の手続きが不要なので、地味ですが非常に大きなメリットとなっています。
なお、ファミリープログラムの利用料金は通常の月額料金と同じです(月額料金について詳しくは後述します)。
(7)My NifMo / NifMoコネクトで無料Wi-Fiを利用できる
My NifMo / NifMoコネクトとは、街中のWI-Fiスポット(公衆無線LAN)に自動接続するNifMoの専用アプリです。
有料のWi-Fiスポット接続がメイン機能ですが、BBモバイルポイントなら無料でWi-Fi接続できます。
BBモバイルポイントはソフトバンクが提供しているWi-Fiスポットで、街中を探してみると対応ポイントが非常に多いです。
このマークがあれば無料でWi-Fi接続できる
駅や空港などの交通機関に加えて、カフェやショッピングモールでも利用できます。
BBモバイルポイントを利用するには、AndroidはMy NifMoアプリでiOSはNifMoコネクトアプリでWi-Fi接続しましょう。
無料Wi-Fiが使える格安SIMは意外と少ないので、NifMoは他社と比べて有利です。Wi-Fiを上手く活用すれば、データ消費を抑えることができますよ。
2.NifMoのデメリット(注意点)
メリットの次は、デメリットも確認しておきましょう。NifMoには以下のデメリット(注意点)があります。
- 通信速度を高速・低速に切り替えできない
- 1日単位の速度制限がある
- 1.1GBプランに制限が多い
- 解約手続きが複雑
詳しく見ていきましょう。
(1)通信速度を高速・低速に切り替えできない
NifMoは通信速度の高速・低速切り替え機能(低速モードやターボ機能と呼ばれている)がありません。
格安SIMによっては通信速度を低速に切り替えて、データ消費量を節約することができます。
ちょっとした機能ですが、こまめにデータ消費量を抑えたい方にとっては、低速モードにできないNifMoは使いにくいでしょう。
低速通信時のデータ通信はバースト転送機能である程度対応できます。ですが、そもそも速度制限にならないための対策ができないのは残念なポイントです。
(2)1日単位の速度制限がある
NifMoでは高速通信時に1日で一定以上データ消費を行うと速度制限がかかります。3日間の速度制限ならよくある話ですが、1日単位での速度制限は非常に珍しいです。
速度制限の詳しい条件は以下となります。
速度制限の条件
- 3GBプラン:1日で650MB以上を消費
- 7GBプラン:1日で1500MB以上を消費
- 13GBプラン:1日で2800MB以上を消費
厳しい条件に見えますが、冷静に見ると1日でこれだけの大容量を消費することは通常ありません。とくに、13GBプランの2800MB(2.8GB)は消費する方が難しいでしょう。
もし速度制限にかかることがあるとすれば、動画再生よりもアプリのダウンロードです。
Wi-Fiを使わずアプリをダウンロードしまくると、すぐに数GBを消費するので気を付けましょう。なお、速度制限にかかっても当日のみで翌日には解除されます。
そのため、あまり神経質になる必要はありません。ただ、短期間にデータ消費をしすぎる癖がある方は、十分に注意しましょう。
(3)1.1GBプランに制限が多い
ライトユーザーなら目を引く1.1GBプラン。価格も安いため契約を検討する方も多いです。しかし、1.1GBプランは他のプラン内容と比べるといくつか制限があります。
まず、申し込みできるのは、キャンペーンページ経由のみ。公式サイトではなぜか1.1GBプランの存在が明記されていません。
利益が出ないから申し込まれたくないといったことでしょうか・・・。
そして、申し込みにくさだけでなく、余ったデータ通信量を繰り越せない、まるっと割などの割引サービスを利用できないなど地味にきつい制限があります。
とくにデータ繰り越しができないのは厳しいです。NifMoの大きなメリットでもある、まるっと割とキャッシュバックの対象にならないのは痛すぎます。
月額料金も他社の1GBプランと比べて特別安いわけでもありません。もう少し、ライトユーザーに優しく1GB程度のプランでも充実させてほしかったと言わざるを得ません。
(4)解約手続きが複雑
NifMoは解約の条件自体は緩いです。最低利用期間は6ヶ月と短く(通常は12ヶ月)、解約金も8000円と相場より少し安いです。
6ヶ月以上利用すれば解約金は無料となります。しかし面倒なのが、NifMoと@niftyの両サービスを解約する必要がある点です。
@niftyサービスを利用するならNifMoだけの解約でいいのですが、不要なら毎月250円がサービス料として課金されます。
ほとんどの方は@niftyの解約も必要です。解約手続きはオンラインで簡単にできます。ただ、2つのサービスを解約する必要があるとは明記されていないので注意が必要です。
3.NifMoの通信速度
ここでは、NifMoの通信速度を実際に測っていきます。理論値とは違い、リアルな通信速度となるので、参考にしてください。
時間帯別の計測だけでなく、体感速度も調べています。
3-1.時間帯別に実測値を測定
まずは、時間帯別にNifMoの通信速度を測定してみました。特に速度低下が起こりやすいお昼と夕方を横浜駅で測定。夜は自宅で測定しています。
参考:必要な通信速度の目安
ネット閲覧 | 1.0Mbps |
---|---|
メール・LINE | 0.2Mbps |
動画(低画質) | 0.5Mbps |
動画(普通画質) | 1.0Mbps |
動画(高画質) | 2.0Mbps |
アプリのインストール | 3.0Mbps |
お昼
- 計測時間:12時34分
- 計測場所:横浜駅
- ダウンロード:0.59Mbps
- アップロード:20.79Mbps
格安SIMが最も遅くなるお昼の測定。NifMoも例外とはならず1Mbpsを切る低速となりました。0.5Mbpsだとネットは重たいし、動画視聴も厳しいです。
SMSの利用はできますが、Instagramはやや厳しいです。この時間帯は、Wi-Fiでデータ通信を行うのが賢明です。
夕方
- 計測時間:17時26分
- 計測場所:横浜駅
- ダウンロード:7.44Mbps
- アップロード:12.06Mbps
夕方になるとかなり通信速度が回復してきました。7Mbpsは十分に高速。非常に快適な速度です。回線混雑する時間帯のわりには、高速通信を実現できています。
他社ではこの時間帯でも1Mbps付近となる場合があるため、合格点といえます。
夜
- 計測時間:22時45分
- 計測場所:自宅(横浜市内)
- ダウンロード:20.60Mbps
- アップロード:10.09Mbps
22時頃のゴールデンタイムですが、結果は20Mbps超えと超高速に。23時頃には40Mbpsを超えて体感としては光回線レベルでした。
WEBサイト閲覧はもちろん、高画質の4K動画でも余裕で再生できます。オンラインゲームもタイムロスがありません。
3-2.お昼の回線混雑時は通信速度が遅い
速度測定でわかったことは、お昼の回線混雑時に速度低下を起こしやすいことです。この問題は、NifMoに限らず他の格安SIMも同様の結果となっています。
とはいえ、速度低下時でも何とか1Mbpsを切らない格安SIMもあります。約600kbpsまで速度低下したNifMoは、回線混雑に弱い格安SIMと言えるでしょう。
ただし、その他の時間帯は良好な通信品質です。むしろ、他社と比べればトップクラスの通信速度となっています(次項で詳しく解説)。
お昼の速度低下に弱いNifMoですが、その他は十分に快適なデータ通信が楽しめますよ。
3-3.他社と速度比較するとトップクラスの結果に
NifMoの通信速度を他の格安SIMと比較してみましょう。
格安SIM | 通信速度(Mbps) | |||
---|---|---|---|---|
9時台 | 12時台 | 18時台 | 平均速度 | |
Y!mobile | 41.7 | 40.1 | 45.6 | 42.7 |
NifMo | 42.1 | 1.4 | 45.5 | 29.7 |
DMMモバイル | 44.2 | 0.6 | 41.2 | 28.7 |
イオンモバイル | 44.6 | 1.4 | 31.1 | 25.7 |
UQモバイル | 27.9 | 16.5 | 20.0 | 21.5 |
BIGLOBEモバイル | 40.8 | 0.5 | 16.0 | 19.1 |
OCNモバイルONE | 43.9 | 1.2 | 8.3 | 17.8 |
nuroモバイル | 15.5 | 1.1 | 36.2 | 17.6 |
LINEモバイル | 42.3 | 1.4 | 7.2 | 17.0 |
楽天モバイル | 41.2 | 0.2 | 8.8 | 16.7 |
mieno(Dプラン) | 41.9 | 1.1 | 3.2 | 15.4 |
mineo(Aプラン) | 22.2 | 1.9 | 12.1 | 12.1 |
IIJmio(Aプラン) | 2.9 | 0.5 | 10.9 | 4.8 |
ご覧の通り、NifMoは主要な格安SIMの中で2位を記録する通信速度です。平均で30Mbps近い数値は大手キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)とほぼ同レベルです。
1位のY!mobileは格安SIMサービスを提供していますが、自社回線を持っているためキャリア扱いとなっています。
そう考えると、純粋な格安SIMの中ではNifMoが最も速い通信事業者です。実質1位と言ってもいい通信品質となっています。
3-4.優秀な通信品質の理由は繰り返される回線増強にあり
格安SIMは回線を大手キャリアからレンタルして運営します。ですが、自社設備の回線設備も同時に持ち合わせています。
大本は大手キャリアの回線で、細かな接続点は自社で補っているのです。そのため、格安SIM会社によって、自社設備の回線を頻繁に増強したりまったく変えなかったりと差が出てきます。
まったく回線増強(ネットワーク増強)を行わない格安SIMは、残念ながら通信速度も遅いです。
NifMoの回線状態はどうなっているのかというと、かなり頻繁に回線増強が行われています。頻度は毎月1~2回。これはかなり凄いことです。
詳しい情報は、公式サイトの「NifMoのネットワーク帯域増強について」から確認できます。お昼の速度低下を素直に認めて、今後は改善を務める旨が明記されているのは好印象です。
なぜNifMoがトップクラスの通信速度を維持できるのか?その理由が分かる
他の格安SIMでここまで徹底的に速度低下に向き合っている通信事業者はありません。むしろ、速度低下の事実を隠すくらいです。
通信速度に対するNifMoの真摯な対応は、もっと広く知られてもいい気がします。このような努力が格安SIMで最速を維持する要因となっているわけですね。
3-5.体感速度も調査
他社と比べて、かなりのスピードを誇るNifMo。実際にアプリを利用して体感速度を調べてみました。なお、体感速度は午後18時頃にテストしています。
WEBサイト閲覧
WEBサイト閲覧は動作が軽くて軽快です。Yahoo!のトップ画面は3秒程度で全体が開きます。その他のページも4~6秒で開きます。
画像を含めてこの速さなので非常に快適です。特に文句の付けようはありません。
LINE
LINEは1日を通してまったく問題ありません。トーク、通話ともに常に快適です。速度低下を起こすお昼でも、普通に使用できます。
LINEはそもそもデータ消費が少ないアプリなので、多少の速度低下ではほとんど体感速度の差は無いです。
動画
普通画質(320p)と高画質(720p)でYoutubeを再生しました。結果はどちらも問題なく再生できました。4K動画でも素早く読み込んでくれます。
ただし、テストしたのは夕方です。お昼の12時から13時は、低画質でないと再生が厳しいことを覚えておきましょう。
ゲーム
割とデータ消費量の多いポケモンGOをやってみました。カクカクすることもなく普通に遊ぶことができます。
ひどい格安SIMだとポケストップが表示されないのですが、NifMoではまったく問題がありませんでした。
3-6.速度制限の条件
まず、毎月決められている基本データ容量を超えれば200kbpsの低速通信に速度制限(通信制限)されます。このルールは大手キャリアとまったく変わりません。
ただ、問題となるのが1日単位の速度制限ルールです。通常は3日単位の速度制限が普通なのですが、NifMoでは1日単位で速度制限の条件が設けられています。
- 3GBプラン:1日で650MBを超えると速度制限
- 7GBプラン:1日で1500MB(1.5GB)を超えると速度制限
- 13GBプラン:1日で2800MB(2.8GB)を超えると速度制限
1日単位は厳しいように思えますが、実際は緩い条件となっています。
1日1GB以上をデータ消費するには重たいアプリを何個もインストールするか、動画を垂れ流しにしないと不可能です。
そのため、7GBプランと13GBプランの速度制限は気にしなくていいでしょう。気を付けたいのが、3GBプランを契約した場合です。
1日650MBはひと月で約20GBのペースなのでそう簡単に超えることはありません。
ただし、アプリによってはインストールするだけでオーバーする可能性があるデータ容量なので注意する必要があります。
とはいえ、もし速度制限にかかっても翌日に解除されるため、月末まで低速通信になることはありません。
3GBプランに契約する方だけ、極端にデータ容量を消費しないように気を付けましょう。
3-7.低速通信時はバースト機能あり
NifMoは速度制限にかかって低速通信になってもバースト機能により、そこそこ快適なデータ通信ができます。バースト機能とは、最初の数秒だけ高速通信になる機能です。
WEBサイトやInstagramの閲覧時に一瞬の高速通信で画像などを開き、そのあと徐々にテキストを読み込んでいくと行った動きになります。
さすがに、快適とまでは言えませんが、テキスト中心のWEBサイト閲覧やSNS(LINE含む)くらいならバースト機能だけでも普通にデータ通信が行なえます。
高速/低速切り替えはできない
低速通信に切り替え(節約モード)ができれば、データ消費量を0に抑えることが可能です。
格安SIM会社によっては、高速/低速切り替えができるのですが、残念ながらNifMoでこの機能は使えません。
今後は対応されるかも知れませんが、執筆時点では低速通信の切り替えができないので注意してください。
4.NifMoの料金プラン
ここでは、NifMoの料金プランを解説。料金プランの選び方や、どれくらい安くなるのかについても詳しく説明していきます。
4-1.初心者でもシンプルに選択できる料金プラン
NifMoの料金プランは種類が少なく非常にシンプルです。
幅広い選択肢から選びたい方にとっては不満かもしれませんが、格安SIMの契約が初めての方にとっては選択肢が少ない分、迷わず希望のプランを決めることができます。
料金プラン
プラン | 月額料金 | ||
---|---|---|---|
音声通話SIM | SMS対応 データ通信専用SIM |
データ通信専用SIM | |
1.1GBプラン | 1340円 | 790円 | 640円 |
3GBプラン | 1600円 | 1050円 | 900円 |
7GBプラン | 2300円 | 1750円 | 1600円 |
13GBプラン | 3500円 | 2950円 | 2800円 |
NifMoユーザーだけが使える、NifMoバリュープログラムを利用すれば、上記の利用料金よりもさらに安くすることができますよ。
音声通話SIMとデータ通信専用SIMの違い
まず、音声通話SIMとは音声通話機能付きのSIMカードを意味します。MNPの手続きを行えば、手持ちの090/080/070の電話番号を引き継ぐことも可能です。
対して、データ通信専用SIM(データプラン)とは音声通話機能が無いSIMカードを意味します。その名の通り利用できるのはデータ通信のみで通話機能はありません。
ただし、LINEなどアプリ経由の通話なら利用可能です。SMS対応データ通信専用SIMなら、電話番号が付かないデータ通信専用SIMでもSMS機能が使えます(音声通話SIMはSMS機能あり)。
SIMカードの選び方ですが、特に理由がなければ通常は音声通話SIMを選びましょう。通常のスマホとして利用できます。
また、音声通話SIMなら電話番号を引き継ぐMNPの利用も可能ですよ。
4-2.家族向けのNifMoファミリープログラム
NifMoのメリットでも紹介したNifMoファミリープログラム。シェアプランを使いたい方にとっては、非常に充実したサービスを利用できます。
格安SIMの中で最も条件が良いシェアプランと言えるでしょう。
NifMoファミリープログラムの内容
- 複数SIMカードの支払いをまとめる
- 一人0.5GBが毎月プレゼントされる
- 最大7人までデータ容量をシェアできる
NifMoファミリープログラムは@niftyのファミリープランの仕組み(@nifty IDの紐づけ)を利用して申し込みます。支払いは親回線(夫など)にまとめることが可能。
未成年の子供をNifMoファミリープログラムに加入させることも可能です。また、一人0.5GBずつ毎月自動でプレゼントされるのも嬉しいポイント。
3人家族なら1.5GB、4人家族なら2GB貰えます。シェアプランは別途申し込みが必要です。NifMoの、3GB・7GB・13GBのいずれかの料金プランに追加料金無しでシェアできます。
NifMoファミリープログラムのシェアプラン
プラン | 月額料金 | ||
---|---|---|---|
音声通話SIM | SMS対応 データ通信専用SIM |
データ通信専用SIM | |
3GBプラン | 1600円 | 1050円 | 900円 |
7GBプラン | 2300円 | 1750円 | 1600円 |
13GBプラン | 3500円 | 2950円 | 2800円 |
※手数料が無いので通常プランと月額料金が同じ
通常のシェアプランはSIM追加料など別途手数料が発生するのが普通ですが、NifMoファミリープログラムは手数料がありません。
さらに、名義変更せずにそれぞれMNP転入(電話番号を引き継いで乗り換え)できるのもNifMoファミリープログラムの強みです。
他のシェアプランならMNP転入するのに親回線の名義に統一しなければなりません。
つまり、妻・子供のスマホでも夫名義に変えないといけないのです。面倒な名義変更だけでなく自分の電話番号も消滅するため大変不便です。
しかし、NifMoファミリープログラムなら自分の電話番号で追加SIMに家族それぞれMNP転入できます。名義変更する必要も無いので非常に楽です。
家族でNifMoに乗り換えるならNifMoファミリープログラムの利用を強くおすすめします。
4-3.通話料は無料で半額にできる
NifMoで音声通話SIMを契約すると、無料でNifMo半額ダイヤルが利用できます。
NifMo半額ダイヤルは専用アプリを経由することで、20円/30秒の通話料が半額の10円/30秒となるサービスです。NifMo半額ダイヤルはIP電話ではなく自分の電話番号を使います。
そのため、音質は良好で相手に自分の電話番号を通知することも可能です。
また、毎月42分以上通話する方は10分かけ放題オプションを付けるといいでしょう。月額830円で10分以内の国内通話が何度でも無料になります。
頻繁に短い通話を行う方は重宝したいサービスです。10分を超える通話分もNifMo半額ダイヤルで半額になるので安いです。
なお、10分かけ放題オプションもNifMo半額ダイヤルのアプリ経由となりますが、アプリの立ち上げが面倒なら頭に0035-45(プレフィックス番号)を付けて発信する方法もあります。
0035-45(プレフィックス番号)を付けた発信方法なら、専用アプリを立ち上げること無く通話できます。もちろん、相手が専用アプリをインストールしておく必要性は無いですよ。
4-4.料金プランの選び方
NifMoの料金プランは選べるデータ通信量が限られています。上級者には物足りないかもしれませんが、初心者には選びやすい設定です。
特に利用したいデータ通信量が決まっていない方は、3GBプランで申し込むといいでしょう。月額料金は1600円。端末代を入れても、月々3000円以下でスマホを運用することが可能です。
データ通信量が足りないと思ったら、途中でプラン変更することもできます。ネットはほぼ毎日、そして動画もある程度視聴する方は7GBプランがおすすめです。
7GBあればYoutubeを毎日1時間以上(普通画質以下の場合)、ネット閲覧は毎日100ページ以上見ることができます。
7GBプランはヘビーユーザーほどではないけど、ある程度スマホに依存している方にぴったりのプランとなっています。
3GBと7GBで使用できるデータ通信量の目安は以下を参考にしてください。
3GBの目安
データ消費量 | ||
---|---|---|
1ヶ月あたり | 1日あたり | |
メール | 60万通 | 2万通 |
LINE | 150万通 | 5万通 |
LINE通話 | 166時間30分 | 5時間33分 |
LINEビデオ通話 | 9時間45分 | 19分30秒 |
Youtube低画質 | 16時間30分 | 33分 |
Youtube高画質 | 4時間30分 | 9分 |
Yahoo!トップページ | 12000回表示 | 400回表示 |
6000回表示 | 200回表示 | |
6000回表示 | 200回表示 | |
Googleマップ | 3990回表示 | 133回表示 |
音楽 | 750曲ダウンロード | 25曲ダウンロード |
ゲームアプリ | 75回ダウンロード | 2.5回ダウンロード |
7GBの目安
データ消費量 | ||
---|---|---|
1ヶ月あたり | 1日あたり | |
メール | 140万通 | 4万6666通 |
LINE | 350万通 | 11万6666通 |
LINE通話 | 388時間30分 | 12時間57分 |
LINEビデオ通話 | 22時間45分 | 45分30秒 |
Youtube低画質 | 38時間30分 | 1時間17分 |
Youtube高画質 | 10時間30分 | 21分 |
Yahoo!トップページ | 28000回表示 | 933回表示 |
14000回表示 | 467回表示 | |
14000回表示 | 467回表示 | |
Googleマップ | 9310回表示 | 310回表示 |
音楽 | 1750曲ダウンロード | 8曲ダウンロード |
ゲームアプリ | 175回ダウンロード | 5.8回ダウンロード |
7GBでは全然足りそうにないという方は13GBプランで契約しましょう。
4-5.大手キャリアから乗り換えると、どれくらい安くなる?
利用料金が安いと言われるNifMo。実際に、大手キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)から乗り換えると、どれくらい安くなるのでしょうか。
ドコモの3GBプランを例に比較してみます。
ドコモの月額料金
■合計 6000円
- カケホーダイライトプラン:1700円
- ベーシックパック(3GB):4000円
- SPモード:300円
NifMoの月額料金
■合計 2430円
- 3GBプラン:1600円
- 10分かけ放題:830円
両者を比較した結果、ドコモからNifMoに乗り換えると毎月3570円も節約できることが分かりました。au、ソフトバンクでもほぼ同じ結果です。
毎月3579円の節約なので1年で計算するとおよそ4万3千円。数年続くと数十万の差となります。さらに、ドコモのカケホーダイライトプランは5分間のかけ放題です。
NifMoは専用アプリ経由とはいえ10分かけ放題なので、通話の条件もいいです。大手キャリアからMifMoに乗り換えると、大幅に通信費を節約できることを覚えておきましょう。
4-6.テザリングの利用条件
NifMoでは無料でテザリングを利用することができます。
ただし、端末との相性によってはテザリングできないケースもあるため注意が必要です。NifMoのテザリング条件は以下となります。
- iPhone・iPad → テザリング可
- Android → ドコモ版Androidはテザリング不可の場合あり
まず、iPhone・iPadはSIMフリー版、キャリア版(ドコモ、au、ソフトバンク)ともに問題なくテザリングできます。
公式サイトでもテザリングの動作確認を行っていることが明記されています。
iPhoneは全機種でテザリング対応
気を付けたいのが、ドコモ版Androidです。ドコモ版AndroidはNifMoが使うドコモ回線と相性が悪く(APNの強制書き換えによる技術的な問題)、多くの端末でテザリングが使えません。
近年発売された端末なら問題なくテザリングできるケースが多いのですが、2015年以前の端末は厳しいです。
例えば、XperiaシリーズならXperia Z5以前がテザリングできません。NifMoでドコモ版Androidを使う予定の方は、テザリングできない可能性があることを覚えておきましょう。
NifMoで購入できるAndroid端末ならすべてテザリングできるので、テザリングを重視する方は端末セットで契約するといいでしょう。
4-7.その他のサービス内容・オプション一覧
NifMoの、利用料金以外のサービス内容は以下となります。
サービス内容
回線 | ドコモ |
---|---|
バースト機能 | あり |
最大通信速度 | 375Mbps |
速度制限 | 3GBプラン:650MB/日 7GBプラン:1500MB/日 13GBプラン:2800MB/日 |
データ繰越 | あり |
テザリング | 利用可能(無料) |
通話料 | 20円/30秒 |
データチャージ料 | 0.5GB:900円(最大6回まで) |
端末保証オプション | あり |
データフリー (カウントフリー) |
なし |
初期費用 | 契約事務手数料:3000円 |
支払い方法 | クレジットカード |
最低利用期間 | 6ヶ月(音声通話SIMのみ) |
解約金 | 8000円(音声通話SIMのみ) |
オプション
オプション名 | 月額料金 |
---|---|
NifMoあんしん保証 | 500円 |
NifMoあんしん保証 for SIMフリー | 500円 |
10分かけ放題 | 830円 |
NifMo訪問レクチャー | 480円 |
上記の他に、NifMoでは@niftyで展開しているオプションも加入できます。NifMoのオプションで加入を検討すべきは端末保証オプションでしょう。
手持ちの端末でも、NifMoあんしん保証 for SIMフリーなら保証を付けることができます。
高価な機種を利用中で、普段から水没や画面割れを起こしやすい方は端末保証の加入を検討してみましょう。
4-8.利用料金の請求はいつから?
NifMoはSIMカード到着日が利用開始日となります。MNP転入する場合で開通手続きが遅れた場合は、SIMカード到着の翌日が利用開始日です。
気になる初月の利用料金ですが、NifMoでは初月無料となっています。
他の格安SIMでは初月が日割り請求となるケースが多いので、かなりの好条件です。利用料金の請求は利用開始月の翌月からです。
利用料金は月末締めで翌月5日以降にマイページで請求内容を確認できます。なお、初月に使い切れなかったデータ容量は翌月に繰り越し可能です。
クレジットカード以外の支払い方法は無い?
NifMoの支払い方法はクレジットカードがメインですが、一部デビットカードが使えます。
ただし、どのデビットカードが使えるかは申し込んでみないと分かりません。NifMoに問い合わせてもお答えできないと一点張りです。
おそらく使用できるデビットカードはその都度、金融機関に確認を取らないとわからないため事前に答えることができないのでしょう。
他の格安SIMの実績だと、楽天銀行とスルガ銀行が発行したデビットカードは審査に通りやすいです。NifMoでもこの2行は審査に通りやすいと予測できます。
逆にメガバンク系(三井住友銀行など)のデビットカードは審査落ちしやすい傾向です。ちなみに、NifMoでは口座振替は使用できないので注意しましょう。
4-9.解約金の有無と解約方法
NifMoは音声通話SIMで契約する場合、最低利用期間内に解約すると解約金(違約金)が必要となります。
ただし、最低利用期間は6ヶ月と、かなりの好条件です(通常は1年)。執筆時点では、すべての格安SIMの中で最も短い最低利用期間となっています。
契約期間が6ヶ月を超えれば8000円の解約金は無料となりますよ。
解約金の条件が緩いNifMoですが、解約手順はやや面倒です。手続き自体は解除受付ページから簡単に申し込めます。
ただ、NifMoを解約しても@niftyのサービス(月額250円)はそのままです。そのため、NifMoと同時に@niftyの解約も必要となります。
こちらも解約はオンラインの解除受付ページから行います。手元に残ったSIMカードを指定の住所へ返却すれば、すべての解約手続きは終了です。
5.NifMoの評判
ここでは、実際にNifMoを利用しているユーザーの評判をまとめてみました。
アンケート調査は株式会社クラウドワークスにて実施。100名以上の回答から分析しています。
5-1.良い口コミ
- 毎月の利用料金がお得で、家計に優しく大変助かっています。特に、NifMoバリュープログラムは割引があるので、とても重宝しています。(50歳女性)
- 通信速度は安定している方だと思います。昼12時台や夕方18時台は普段よりやや遅く感じることもありますが、問題なく使用できます。(27歳男性)
- インターネットの速度はアベレージで10Mbpsは出ています。サポートもしっかりしています。チャットなどで質問できるので、分からない問題はすぐに解決できます。(42歳男性)
- バリュープログラムで指定されたアプリをダウンロードしたり、提携している大手通販サイトでショッピングしたりすると、1ヶ月の基本使用料が割引されたので、すごくよかったです。(35歳女性)
- 通信速度は、お昼の12時過ぎを除けば動画も安定して再生できました。(45歳男性)
- 難しい手続きや複雑な設定はありませんでした。また、アフターケアとまではいきませんが、わからないことがあれば、すぐに対応してくれるので安心できます。(20歳男性)
5-2.悪い口コミ
- 地上であればそれほど気にはなりませんが、地下に入った時に、ネットの速度が遅くなったり接続できなくなったりすることがあります。(37歳女性)
- 手続きは、ネットに詳しくないと厳しいかもしれません。お年寄りはちょっとダメかも。(42歳男性)
- 契約してから1年を経過しないとNifMoで機種変更ができないのが、あまりよくないと思いました。また、必要が無いのにniftyの登録が必須で手間がかかります。(35歳女性)
- 場所によってネットの繋がり方が変わります。電車の中では繋がりにくいことが多いです。(53歳女性)
- インターネットの繋がりやすさについては特に問題を感じていませんが、速度は大手キャリアと比較すると少し遅いかなと感じます。(36歳男性)
5-3.口コミから分かること
NifMoは料金面に関しての良い口コミが目立ちます。特にバリュープログラムが非常に好評です。
いつものネット通販で買い物するだけで、NifMoの利用料金が安くなるのは非常にお得です。通信速度もお昼の時間帯を除けば良好との声が。サポート面も良好と評判です。
悪い口コミでは、一部でネットの通信速度、つながりやすさに関して低評価が目立ちました。地下に入った時、電車内で不安定になるとの意見も。
ただし、NifMoはドコモの回線を借りているので、ネットのつながりやすさはドコモと同じです。通信速度は変わってもサービスエリアはドコモと同じなので安心して大丈夫かと。
通信速度も格安SIMではトップクラスなので、計測した時間帯がお昼だったのかもしれません(お昼は格安SIM全体で速度低下が起こる)。
その他、少数派の意見として、niftyの登録が面倒などの意見がありました。口コミのまとめとして、NifMoは料金、サポート、通信速度とバランスが整っている印象でした。
通信速度は格安SIMなので大手キャリアより劣るのは仕方ないと思います。今後の伸びが期待できる、優良な格安SIMと言えるでしょう。
6.NifMoの申し込み方法
実際にNifMoに申し込んでみました。詳しい契約手順を書いているので参考にしてください。
6-1.契約に必要なもの
NifMoと契約するには、以下のものが必要です。申し込み前に揃えておくとスムーズに契約できますよ。
- 本人確認書類
- MNP予約番号
- クレジットカード
本人確認書類は音声通話SIMで契約する際に必要となります。データ通信専用SIM、SMS対応データ通信専用SIMで申し込む場合は不要です。
本人確認書類は運転免許証や健康保険証を指定のページにアップします。スマホで写真を撮っておきましょう。
MNP予約番号は現在の電話番号をNifMoに引き継ぐ場合に必要となります。新規に電話番号を取得する際は不要です。
MNP予約番号は以下の方法で取得して下さい。
MNP予約番号の取得方法
電話 | オンライン | |
---|---|---|
au | 0077-75470 (受付時間9:00〜22:00) |
「トップメニュー」→「auお客様サポート」→「申し込む/変更する」→「携帯電話番号ポータビリティー (MNP)」 ※ガラケーのみ |
ドコモ | 151 (受付時間9:00〜20:00) |
「My docomo各種サービス一覧」→「各種お申込・お手続き一覧」→「ご契約内容確認・変更」→「携帯電話番号ポータビリティ予約」 |
ソフトバンク | *5533 (受付時間9:00〜20:00) |
「トップメニュー」→「設定・申込」→「設定・変更」→「契約者情報の変更」→「番号ポータビリティ(MNP)予約関連手続き」→「番号ポータビリテリティ(MNP)予約(予約番号の発行)」 ※ガラケーのみ |
クレジットカードは本人名義のカードのみ有効です。家族カードなど、他人名義のカードは使えません。
なお、すでに@niftyのサービスを利用している方で、支払方法がNTT決済あるいはKDDI請求の場合は、NifMoの支払いもまとめることができます。
オンライン契約でも不通期間はない
NifMoは実店舗を持たない格安SIMなのでオンラインで契約します。オンライン契約の心配事と言えば、不通期間(空白時間)ですよね。
申し込み後、自宅にSIMカードが届きまで、通話・データ通信(インターネット)が使えないのではと心配になります。
結論から言うと、NifMoはSIMカードの到着を待つ間、不通状態になることはありません。
NifMoのSIMカードが到着して初期設定(回線切り替え)を行うまでは、現在契約中の携帯会社にて通話もデータ通信も使用可能です。不通期間は無いので安心して下さいね。
6-2.手持ちの端末を利用する方法
NifMoでは、SIMカードだけを契約して、手持ちの端末を使うことができます。手持ちの端末を使う場合、au端末とソフトバンク端末はSIMロック解除が必要です。
SIMロックとは、他の携帯会社を契約できないようにするロック設定のことです。au・ソフトバンク端末を使う方は、以下の方法でSIMロック解除の手続きを行いましょう。
au端末のSIMロック解除
- SIMロック解除の手続きページにアクセス
- 暗証番号を入力
- SIMロック解除する機種を選択
- 解除の理由を選択
- 「この内容で申し込む」をタップ
ソフトバンク端末のSIMロック解除
- My SoftBankにログイン
- 「契約・オプション管理」をタップ
- 「SIMロック解除手続き」をタップ
- IMEI番号を入力
- 「解除手続きする」をタップ
ドコモ端末とSIMフリー端末を使う方は、SIMロック解除の手続きは不要です。ドコモ版iPhoneもSIMカードを入れ替えるだけでNifMoに乗り換えできます。
また、NifMoでSIMカードと共に端末をセット契約する方も、もちろんSIMロック解除しなくて構いません。
iPhoneを利用したい場合
NifMoでiPhoneを利用したい場合もSIMロック解除の条件は変わりません。
- ドコモ・SIMフリー版iPhone → SIMロック解除不要
- au・ソフトバンク版iPhone → SIMロック解除必要
NifMoでau・ソフトバンク版iPhoneを使う場合はSIMロック解除を行って下さい。
なお、NifMoではiPhoneの取扱がないので、SIMカードと共に新しいiPhoneをセット購入することができません。
最新版iPhoneで乗り換えたい場合は、アップルストアでSIMフリー版iPhoneを購入して、NifMoでSIMカードを単体契約する必要があります。
その場合は、SIMカードサイズはnano SIMで契約して下さいね。
6-3.新規契約・MNPの流れ
NifMoは専門店を持たない格安SIMです。新規契約・MNPの申し込みはオンラインから行いましょう。
まずは、NifMoの公式サイトにアクセスします。そして、「お申込み」のボタンをタップします。最初に決めるのは、端末とSIMカードとセットで購入するかどうかです。
管理人は既にSIMフリー端末を持っていたので、SIMカードのみを契約。3GBプランで申込みました。端末セットで申し込む方は、希望のSIMフリー端末を選びましょう。
オプションについては、格安スマホやスマホ自体が初めの方は、NifMo訪問レクチャーに加入するといいでしょう。料金は60分で6500円。
自宅に訪問して分からないことをレクチャーしてくれます。他社にはあまり無いサービスです。
NifMoでは契約途中に提供エリアの確認ができます。NifMoはドコモ回線を利用しているので、サービスエリアもドコモと同じです。
自分の地域がサービスエリア内か心配な方はここで確認しておくと安心できます。
また、契約書類の確認方法もここで選択。基本WEB確認のみですが、電話をすれば契約書類を郵送してくれます。
以降は、画面の指示に従って契約者情報やクレジットカード情報を入力していきます。ちなみに、筆者は契約者情報の入力でつまずきました。
住所の番地入力(ハイフンの部分)が何回試してもエラー。半角、全角ともにダメで最終的には「2の19」と間に「の」を入れて解決しました。
MNPでNifMoに乗り換える方は、契約者情報の画面でMNP転入登録情報を入力します。
入力するのは、
- MNP予約番号
- MNPする電話番号
- MNP予約番号の有効期限
の3つです。大手キャリアから発行したMNP情報を元に、正確に入力していきましょう。
必要な入力が終わったら最後に契約情報の確認を行います。問題なければ申し込みを完了させましょう。
以上でNifMoの契約は完了。あとは格安SIMカード、端末の到着を待つのみです。
実際に、NifMoに申し込んだ感想は、画面が見やすく分かりやすかったので困ることはありませんでした。
もし、分からないことがあれば、スタッフに問い合わせできるので、初心者でも安心して申し込めます。
6-4.SIMカードの設定方法
SIMカードは3日で宅急便にて到着しました。到着を待つ間は以前の携帯会社で通話もデータ通信もできるため、不通期間はありません。
SIMカード(端末セットの方は端末も同梱)を受け取ったら、さっそく初期設定を行います。
初期設定で必要なのは、
- 開通手続き
- APN設定
の2つです。開通手続きはMNPの方のみ、APN設定はSIMカード単体で契約した方が必要となります。
開通手続きのやり方は、マイページで「MNP回線切り替えを申請する」のボタンを押すだけです。これで、契約回線がNifMoに切り替わりました。
以前の携帯会社は回線切り替えと同時に自動解約されます。
次にAPN設定です。APN設定は、NifMoのSIMカードでデータ通信を行うために必要です。まずはSIMカードを挿入しましょう。
SIMカードサイズを間違えていなければ問題なく挿入できます。
SIMカードを挿入できたら、送られてきた契約書類に書かれているAPN情報を入力します。
iPhoneの場合はAPN構成プロファイルをインストールするだけなので、APN情報の入力は不要です。
以上で初期設定は完了です。APNという言葉が難しそうですが、初心者でも3分くらいで設定できます。同封のマニュアル解説も丁寧なので迷うことはありません。
以上でNifMoのSIMカードにネットが繋がりデータ通信を利用できます。もちろん、通話も使えますよ。
7.NifMoの総合評価
評価:[star rating=”4″] [4.0/5.0]
NifMoはバランスの取れた使い勝手のいい格安SIMでした。通信速度と月額料金の両方が基準以上の満足度です。
そもそもの料金プランが業界最安レベルである上に、バリュープログラムを適用したらさらに割引されます。
通信速度が遅いのは嫌、だけど利用料金を安く抑えたい・・・そんな方にNifMoはおすすめです。
(1)価格・プランの評価
NifMoのプラン内容は種類が少ないためシンプルで選びやすいです。大容量プランはありませんが、よほどのヘビーユーザーでなければ十分でしょう。
価格は他社と比べてやすいです。特に、7GBプランは驚異的な安さとなっています。
また、対象店舗の利用や指定アプリのインストールで、月額料金が割引されるバリュープログラムを利用すればさらにお得に。
バリュープログラム目当てにNifMoを選ぶのもありでしょう。通話料はNifMo半額ダイヤルアプリを使って半額にすることが可能。
通話時間が長い方はオプションで10分かけ放題を付けるといいでしょう。
(2)通信速度の評価
他社と比べて安定した通信速度を誇るNifMo。回線増強を繰り返すことで、ここ数年はトップクラスをキープしています。
通常時は20Mbps、混雑する夕方でも7Mbpsを記録したのは高評価。お昼は1Mbpsを切ることがありますが、これはNifMoに限らず格安SIM全体が遅くなる時間帯なので致し方ありません。
NifMoの通信速度なら快適にデータ通信を楽しむことができますよ。
(3)端末セットの評価
王道の格安スマホ端末である、ZenFoneシリーズやHUAWEIの端末を揃えるNifMo。最新機種を購入できるため、端末選びに困ることはありません。
ただし、MotoシリーズやVAIOシリーズなどマイナーな機種は数が少ないです。幅広い選択肢からSIMフリースマホを選びたいなら、少し物足りないかもしれません。
なお、手持ちのキャリア端末を使うなら、ドコモ端末がそのままSIMカードを入れ替えるだけで利用できます。もちろん、iPhoneも対象です。
(4)サポート・手続きの評価
オリコンの顧客満足度調査で上位に表彰されたNifMo。サポート品質はまったく問題ありません。
オプション扱いになりますが、自分で初期設定する自信が無い方は訪問サポートを利用できます。スマホの基本的な使い方も直接教えてくれるサービスです。
実店舗は家電量販店の新規契約受付に限定されるため、対面サポートはほぼありません。
とはいえ、オンラインだけでも十分に疑問点は解消できます。手続きやSIMカードの設定は特に難しい点はありません。
付属のマニュアルが丁寧なので初心者でも迷いませんよ。
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【2021年】スマホ代を劇的に下げるなら?
安さ重視→楽天モバイル
1GB以内なら0円、20GBでも全携帯会社で最安の2178円に。さらにRakuten Linkで通話料はどこにかけても無料です。
今なら誰でも5000ポイント還元&3ヵ月無料キャンペーン中。ポイント還元で実質0円の端末もあり。iPhoneは最安値で購入できます。
月額料金 | 初期費用・解約金 | iPhone販売 |
---|---|---|
0円~ | 0円 | あり |
品質重視→LINEMO
ソフトバンク回線をそのまま利用するLINEMOは通信品質が良好です。料金は、3GB 990円と20GB 2728円の2種類のみ。
LINEアプリはデータ消費なしで使い放題。キャリア品質なのに格安SIMより割安です。通話重視なら、無制限かけ放題を利用できます。
月額料金 | 初期費用・解約金 | iPhone販売 |
---|---|---|
990円~ | 0円 | なし |