この記事のポイント
- デビットカード対応の格安SIMはほぼ0だが、一部使用できる可能性あり
- 確実にデビットカードを使いたいなら、楽天モバイル一択
「格安SIMでデビットカードは使えるの・・?」
クレジットカードを作成できない方にとって、気になるのがデビットカード契約です。格安SIMでも利用できるのでしょうか。
結論から言うと、格安SIMでもデビットカードは使えますが、かなり利用条件が制限されます。公式では非対応の場合が多く、実際に申し込まないと分からないケースが多いです。
キャリア扱いになりますが、楽天モバイルなら確実にデビットカードが使えます。
この記事ではデビットカードが使える格安SIMを徹底解説。口コミから、どのカードが使用できる可能性が高いのかについても掲載しています。
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1.【注意】デビットカードに正式対応している格安SIMはほとんどない
いきなりショッキングな話ですが、デビットカードに正式対応している格安SIMはほとんどありません。格安SIMにとってデビットカードは料金未納のリスクが伴うため、敬遠されています。
しかしながら、口コミでデビットカードが使えたとの情報あり。また、デビットカード非対応と記載しておきながら、問い合わせると実際は対応だったケースもあります。
曖昧な状況ですが、格安SIMで完全にデビットカードが使えないわけではないため安心してください。
なお、キャリア扱いになりますが楽天モバイルならデビットカードに正式対応しています。確実にデビットカードを使いたいなら、第一候補にしましょう。
2.デビットカード対応の格安SIMを比較
デビットカードは、以下の格安SIMで使用できる可能性があります。
- OCNモバイルONE ※おすすめ
- mineo ※おすすめ
- ロケットモバイル
- DTI SIM
確実に利用できるとは断言できないので注意してください。
有名な格安SIMだと、UQモバイル・ワイモバイル・BIGLOBEモバイル・IIJmioではデビットカードを利用できません(一部利用可との口コミもあるが、望みは薄い)。
端末代金の一括払いに限ればNifMoが対応していますが、毎月の利用料金に充てられるかは不明なので除外しています。
OCNモバイルONE
使用できる可能性が高いデビットカード
スルガ銀行デビットカード、楽天銀行デビットカード、ジャパンネット銀行VISAデビットカード、三菱東京UFJデビットカード
OCNモバイルONEは、格安SIMの中で屈指の安さを誇ります。特に端末代金は、他社の半額以下になることも。
月額料金も最安レベル。MUSICカウントフリーによりAmazon music・Google Play Music・LINE MUSICなど音楽アプリはデータ消費がありません。
さらに、回線増強により通信速度も従来より大幅アップ。Wi-Fiスポットの無料サービスも付いており、データ消費を節約する仕組みが整っています。
料金プラン
データ容量 | 月額料金 | |
---|---|---|
データSIM | 音声通話SIM | |
1GB | – | 1180円 |
3GB | 880円 | 1480円 |
6GB | 1380円 | 1980円 |
10GB | 2280円 | 2880円 |
20GB | 3800円 | 4400円 |
30GB | 5380円 | 5980円 |
OCNモバイルONEのデビットカード払いについて
OCNモバイルONEは、公式Q&Aにはデビットカードが使用できないと記載されています。
利用できる支払い方法は、クレジットカードのみです。デビットカードを含む、その他の支払い方法はご利用いただけません。
しかし、口コミでは使用できたとの報告あり。
OCNモバイルONEは、デビットカードでも登録できた。
— ぱそふぉん (@paso_phone) September 18, 2019
OCNモバイルONEでデビットカードが利用可能だったというのは本当の話。。カスタマセンターの人が使えるって言っていた。。
— 素人たん・ベーコン・エッグ・宇宙(そら) (@Sora33633363) March 11, 2017
goo simseller販売の端末もデビットカードで購入できるかは分かりません。分割払いは恐らく不可能だと思います。
mineo
使用できる可能性が高いデビットカード
スルガ銀行デビットカード、楽天銀行デビットカード、ジャパンネット銀行VISAデビットカード
トリプルキャリアに対応するmineoは、au・ドコモ・ソフトバンクのスマホ(iPhone含む)で乗り換えOKです。
mineoユーザーになると、自由にデータ容量を引き出せるフリータンクが使えます。今月のデータ残量がピンチなときは、大いに役立つシステムです。
その他、パケットギフトやパケットシェアなど独自のサービスが充実。毎月のデータ消費が5GB以下ならスマホ代は1500円以下に落とせます。
料金プラン
データSIM | 音声通話SIM | |
---|---|---|
1GB | 800円 | 1180円 |
5GB | 1150円 | 1380円 |
10GB | 1550円 | 1780円 |
20GB | 1750円 | 1980円 |
※ドコモ・au・ソフトバンク回線すべて共通価格
※+200円で5G通信に対応
mineoのデビットカード払いについて
mineoは「デビットカードは登録できない場合があります」と曖昧に表記されています。
デビットカード、プリペイドカードはご登録いただけない場合がございます。クレジットカードでのご登録をお願いします。
意味としては、mineo側ではデビットカードを禁止にしているわけではないけど委託している決済会社でNGが出たら使えないということでしょう。
カスタマーセンターに問い合わせたところ、クレジットカード入力欄にデビットカード番号を入れて、そのまま申し込み完了まで移行できたら使用OKとのことでした。
備忘
mineoはジャパンネット銀行のデビットカードでいけた
SBI住信のミライノに統一したかったのが出来なかったため— tomasi@0円からの資産運用 (@toma2chan) January 4, 2021
口コミでは、楽天銀行やスルガ銀行発行のデビットカードで通ったと報告があります。三井住友銀行系は厳しいようです。

ロケットモバイル
使用できる可能性が高いデビットカードは不明
ロケットモバイルは、低速使い放題の神プランが有名な格安SIMです。神プランは最大200kbpsに速度制限されますが、月額298円から申し込めます。
また、通常プランでも月額料金は最安クラス。特に、1470円の3GB価格は全格安SIMで最安です。
ただし注意点として、端末の取り扱いがないのと解約金が高い(1年以内の解約で9500円)点には気を付けて下さい。
料金プラン
プランD(ドコモ)
データSIM | 音声通話SIM | |
---|---|---|
神プラン ※低速無制限 |
298円 | 948円 |
1GB | 590円 | 1,250円 |
2GB | 690円 | 1,300円 |
3GB | 840円 | 1,400円 |
5GB | 1,200円 | 1,800円 |
7GB | 1,850円 | 2,400円 |
20GB | 3,950円 | 4,670円 |
プランS(ソフトバンク)
データSIM | 音声通話SIM | |
---|---|---|
神プラン ※低速無制限 |
398円 | 1,190円 |
1GB | 790円 | 1,580円 |
20GB | 4,100円 | 4,970円 |
プランA(au)
データSIM | 音声通話SIM | |
---|---|---|
神プラン ※低速無制限 |
298円 | 948円 |
1GB | 590円 | 1,250円 |
3GB | 840円 | 1,400円 |
5GB | 1,200円 | 1,800円 |
7GB | 1,770円 | 2,400円 |
20GB | 3,950円 | 4,580円 |
ロケットモバイルのデビットカード払いについて
ロケットモバイルは正式にデビットカード対応を明言しています。
支払方法にデビットカードは利用可能ですか?
利用可能です。
どのカードが使えるかは口コミ情報が少ないため分かりません。使用できないデビットカードについては、公式発表されています。
※使用不可
mijica・Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)・KYASH・三井住友VISAデビットカード・LINEPayカード(プリペイド)・GMOあおぞら銀行/VISAデビットカード
DTI SIM
使用できる可能性が高いデビットカード
スルガ銀行デビットカード、楽天銀行デビットカード、ジャパンネット銀行VISAデビットカード、住信VISAデビットカード、三菱東京UFJデビットカード、りそなVISAデビットカード
DTI SIMは、格安SIMでは珍しく無料お試しを利用できます。データSIMに限られますが、半年もお試しが可能です。
また、実質使い放題に近い毎日1.4ギガ使い切りプランが特徴的です。
速度もまずまず快適で使いやすいのですが、マイナーすぎていつサービス停止するか分からないリスクがあります。また、端末の取り扱いが無い点にも注意が必要です。
料金プラン
データ容量 | データSIM | SMS付きデータSIM | 音声通話SIM |
---|---|---|---|
1GB | 600円 | 750円 | 1,200円 |
3GB | 840円 | 990円 | 1,490円 |
5GB | 1,220円 | 1,370円 | 1,920円 |
10GB | 2,100円 | 2,250円 | 2,800円 |
毎日1.4ギガ使い切り | 2,200円 | 2,350円 | 2,900円 |
DTI SIMのデビットカード払いについて
公式サイトには、デビットカードに関する記述がありません。しかし、問い合わせで対応ありとの確認が取れています。
他の格安SIMで審査落ちしやすいメガバンク系のカードで契約できるとの噂あり。
MUFGデビットカードでもいけるsimフリーはDTIか、覚えておこう
— 制御 (@arunohito) September 26, 2018
ただし、口コミ情報が少なすぎてハッキリとどのカードが使えるかまでは断言できません。
3.【実質格安SIM】楽天モバイルならデビットカードに公式対応
確実に使用できるデビットカード
楽天銀行デビットカード、スルガ銀行デビットカード
楽天モバイル(楽天アンリミット)は、月額2980円でデータ使い放題。すべての携帯会社で最強のプラン内容と言えます。
通信速度も良好で、常に20Mbpsあたりで安定。最低1Mbpsが保証されているため、動画が止まることはありません。
また、通話し放題の楽天Linkも無料で利用OK。楽天市場の獲得ポイントが常に+1倍となる特典も付いています。
料金プラン
データ容量 | 月額料金 (Rakuten UN-LIMIT VI) |
---|---|
1GBまで | 0円 |
3GBまで | 980円 |
20GBまで | 1980円 |
20GB以上(無制限) | 2980円 |
※楽天回線エリア外は最大5GBまで(5GB以上は1Mbpsの使い放題)
楽天モバイルのデビットカード払いについて
楽天モバイルは、デビットカードに公式対応しています。キャリア移行したものの、実質的な格安SIMなのでデビットカードを使いたいなら最もおすすめです。
使用できるデビットカードは、楽天銀行デビットカードとスルガ銀行デビットカードです(公式に明記)。
毎月の利用料金に加えて、一括払いなら端末代金の支払いにも充てられます。楽天銀行デビットカードなら、利用料金の1%に対してポイントが付与されるのでお得です。
注意点として、18歳未満は保護者同伴のうえ店頭申込みに限られます。

4.デビットカード払いのメリット・デメリット
デビットカード払いには以下のメリット・デメリットがあります。
メリット
- 15歳以上なら誰でもカード発行できる
- 残高分しか使えないため、浪費を防ぐことができる
- 毎月の支払い額がメールで届く
デメリット
- ポイント還元率が低い
- 残高不足に注意が必要
一番のメリットはカード発行のハードルが低いこと。クレジットカードとは違い入会審査は実質なしと言えます。
15歳以上(中学生を除く)であれば誰でも所持することが可能です。また、毎月の支払い額がメールで届く安心感も得られます。
デメリットとして、クレジットカードほどのポイント還元はありません。また、残高不足には常に注意する必要があります。
支払いを滞納すれば強制解約される可能性があるため、口座残高の確認を忘れないように。
5.デビットカード対応の格安SIMが少ない理由
デビットカードが使える格安SIMが少ない理由は、料金を回収できない未納リスクがあるからだと思われます。
安さを追求する格安SIMサービスは、少しでも支払い滞納のリスクを避けたいはず。クレジットカード決済なら仮に支払いが滞っても、損をするのはクレジットカード会社です。
格安SIM事業者はクレジットカード会社から料金の補填があるため安心できます。
その他、デビットカードは審査不要で作成できるので、社会的信用の不安があります。その点も、クレジットカードと比べて冷遇される理由となっているのでしょう。
6.まとめ
格安SIMは、残念ながらデビットカード対応が非常に少ないです。正式対応は実質ありません。
ただし、口コミで利用可との情報も挙がっています。
OCNモバイルONEやmineoは、格安SIMとしてのサービス品質もいいため、デビットカード払いの申し込みにトライする価値がありますよ。
確実にデビットカードを使いたいなら、楽天モバイルを選びましょう。キャリアながら、実質格安SIMとしてスマホを安く運用できます。