楽天カードを選びたいけど、どんな種類があるのか気になりますよね。
結論から言うと、楽天カードは全部で10種類あります。かなり多いので、この中から自分に最適な1枚を見つけるのは至難の業です。
そこで今回は、楽天カードを種類別に特徴比較。最終的にどれを選べばいいのか、3枚まで絞っています。
選ばなくていいカードは理由付きで説明しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
1.はじめに:楽天カード全10種類をかんたん比較
楽天カードは全10種類が用意されています。まずは、簡単な概要表を確認してみましょう。
年会費 | 審査難易度 | ひとこと特徴 | |
---|---|---|---|
楽天カード | 無料 | 低い | 一般的な通常カード |
楽天PINKカード | 無料 | 低い | 女性向けの通常カード |
楽天ゴールドカード | 2200円 | 普通 | 通常よりポイント還元アップ |
楽天プレミアムカード | 11000円 | やや高い | プライオリティ・パスが付与 |
楽天ビジネスカード | 2200円 | やや高い | 法人向けのカード |
楽天ブラックカード | 33000円 | 高い | 招待者のみ申し込める |
楽天ANAマイレージ クラブカード |
550円 (初年度無料) |
低い | ANAマイレージ一体型 |
楽天カード アカデミー | 無料 | 低い | 学生専用カード |
楽天銀行カード | 無料 | 低い | キャッシュカード一体型 |
楽天銀行デビットカード | 無料 | 審査なし | 審査不要のデビットカード |
各カードのリンクをタップすると、詳細説明へ移動(記事内ジャンプ)
一般カード:楽天カード・楽天PINKカード・楽天ANAマイレージクラブカード・楽天カード アカデミー
ゴールドカード:楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカード・楽天ビジネスカード
おすすめカードと各カードの詳細は、次章から解説していきますね。
2.結論!おすすめは楽天カード・楽天PINKカード・楽天プレミアカードの3種類
各カードの詳細に入る前に、先に結論を挙げてしまうと、おすすめカードは以下の3つとなります。
おすすめカード
- 楽天カード
- 楽天PINKカード
- 楽天プレミアムカード
それぞれ、詳しく解説していきますね。
①ほとんどの人は楽天カードでOK
結論から言うと、9割の方は通常の楽天カードでOKです。
年会費は無料ですし、楽天スーパーポイントの付与(楽天市場は3倍)や海外旅行保険、電子マネーの楽天Edyなど必要な機能はすべて揃っています。
もちろん、クレジットカードとして、分割払い・リボ払い・キャッシングなどの一般機能も使えます。
また、あとから楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードに切り替えもできるので、とりあえず審査のゆるい一般カードから作成しておくといいでしょう。
その後、信頼を積み上げた時点で(返済に遅れないなど)、ゴールド・プレミアムへの昇格を狙うのも一つの手です。
CHECK!
②女性はデザイン性&限定特典で楽天PINKカードを選ぶのもあり
楽天PINKカードも通常カードなのですが、可愛らしいデザインにこだわるなら選択するといいでしょう。
基本機能は楽天カードと同じなので、見た目で決めて構いません。文字通り、ピンクの女性らしいデザインを選択できます。
デザイン一覧
楽天カードはちょっとダサい・・と感じている女性も、このデザインなら満足ではないでしょうか。
その他、楽天PINKカードは女性特有の病気に対して、月額500円以下で保険に加入することも可能です。
CHECK!
③海外旅行&出張が多いなら楽天プレミアムカード(プライオリティ・パス狙い)
海外に行く機会が多い人は、楽天プレミアムカードがおすすめです。
年会費11000円がかかりますが、世界中の空港ラウンジを使用できるプライオリティ・パスを無料発行できるのは激アツ。
プライオリティ・パスを発行できるクレジットカードとしては、最も年会費が安いです。
また、旅行保険が海外だけでなく国内にも自動で付帯。保険金額も一般カードより多く、手厚いサポートを受けられます。
その他、楽天市場での獲得ポイントも最大5倍に(通常カードは3倍)。ゴールドカードとしてのステータスもあるため、かっこいいクレジットカードを所有したい人にも向いています。
CHECK!
補足:その他のカードはいったん無視してOK
ここまでご紹介した3種類以外のカードは、とりあえず無視してもOKです。
その理由は、以下の通り。
楽天ゴールドカード
→ゴールドカードとしてはステータスが低すぎる
楽天ビジネスカード
→小規模な法人しかメリットがない
楽天ブラックカード
→限られた人しか作成できない
楽天ANAマイレージクラブカード
→獲得できるマイルは通常カードと同じ
楽天カード アカデミー
→学生限定なのとメリットが薄い
楽天銀行カード
→クレジットカードとしての機能が限られる
楽天銀行デビットカード
→クレジットカードを所有できない人向け
強いて言うなら、楽天ゴールドカードはまだ作成する価値があるでしょう。 旅行はそこそこだけど、とにかく楽天市場のポイント獲得率を上げたい人に向いています。
その他のカードについては、ほんの一部の人しか必要性がありません。
楽天ブラックカード・楽天ビジネスカード・楽天カード アカデミーの3種については、そもそも作成できない人も多いことでしょう。
特別な理由はない限り、
- 楽天カード
- 楽天PINKカード
- 楽天プレミアムカード
の3種類以外は選ばなくてOKです。
3.各カードの詳しい特徴をまとめ
①楽天カード【一般的な通常カード】
一般的な通常カードがこちらです。楽天カードユーザーのほとんどが所有しているカードで、発行数は全クレジットカードでNo.1。
年会費無料ながら、
- 海外旅行保険の付帯
- 楽天Edyの付帯
- 楽天スーパーポイントの付与
など、基本機能はすべて抑えています。楽天スーパーポイントの付与は、楽天市場なら最大3倍に。
楽天市場のポイント還元を最大限にしたい、あるいは空港ラウンジを利用しないなら、ゴールド・プレミアムにする必要はなく通常カードでも十分です。
なお、通常カードはデザインが豊富なのもメリットとなります。
CHECK!
②楽天PINKカード【女性向けの通常カード】
楽天PINKカードは、ピンクを基調とした女性向けのカードです。通常カードとほぼ同じなのですが、女性向けに以下の特典が付いています。
限定特典
- 楽天グループ優待サービス
- ライフスタイル応援サービス
- 女性のための保険
楽天グループ優待サービスは月額330円で、様々な楽天サービスを割引価格で利用できます。
ライフスタイル応援サービスも同じく月額330円のサービス。こちらは、楽天と提携している飲食店・映画館・カラオケ・エンタメ施設などが割引となります。
そして、最も使えるのが女性のための保険です。
女性特有の重病である乳がん・子宮筋腫などを保険でカバー。保険料は月額500円以下(54歳以下の場合)とリーズナブルです。
保険料の例として、20代前半なら月額140円、30代前半なら月額350円となります。
CHECK!
③楽天ゴールドカード【通常よりポイント還元アップ】
楽天ゴールドカードは、ステータスのあるゴールドカードなのに年会費わずか2200円で加入できます。
通常カードとの主な違いは、以下の3点です。
- 空港ラウンジの無料利用(年2回)
- ETCカードの年会費無料
- 楽天市場のポイント5倍
まず、空港ラウンジの特典ですが、国内の主要空港と一部の海外空港(ハワイ・韓国)が対象です。年2回と制限はありますが、旅行前にリッチな時間を過ごすことができます。
ETCカードは通常550円かかる年会費が無料に。
そして、一番大きな魅力なのが、楽天市場の獲得ポイントが5倍になること。通常カードの場合は、最大3倍なので+2倍の差となります。
なお、楽天ゴールドカードの年会費2200円は、通常の買い物でも、年間10万円(毎月8000~9000円)の消費でペイできます。
CHECK!
④楽天プレミアムカード【プライオリティ・パスが付与】
楽天ゴールドカードのワンランク上に当たるのが、こちらの楽天プレミアムカード。
年会費は11000円。一般的に思い浮かべるゴールドカードが、楽天プレミアムカードと考えてOKです。
楽天ゴールドカードと比較して、楽天市場でのポイント還元率は同じなのですが(5%)、旅行に関する優待サービスが手厚いです。
なかでも、無料で発行できるプライオリティ・パスは大きな魅力。世界で1200箇所の空港ラウンジにて、無料の飲食(アルコールあり)やプレミアムな空間を楽しめます。
正直、プライオリティ・パス狙いで楽天プレミアムカードを申し込むだけの価値があります。
[safe title=”POINT”]プライオリティ・パス付きのクレジットカードで、最も年会費が安いのが楽天プレミアムカード[/safe]その他、海外旅行保険に加えて、楽天ゴールドカードには無い国内旅行の保険も付属します(補償金額は海外・国内ともに最高5000万円)。
CHECK!
⑤楽天ビジネスカード【法人向けのカード】
楽天ビジネスカードはいわゆる法人カードです。発行条件として、楽天プレミアムカードを持っておく必要があります。
楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカードの付帯
年会費は2200円ですが、楽天プレミアムカードの年会費11000円と合算されることに注意して下さい。
楽天ビジネスカードを持つメリットは、法人と個人の支払いを管理できること。 経費としての支出が、個人カードとごちゃごちゃになりがちな方に向いています。
その他、ETCカードを複数枚発行できるメリットもあり(1枚目は年会費無料)。個人事業主や小規模会社の経営者に特化したカードと言えるでしょう。
CHECK!
⑥楽天ブラックカード【招待者のみ申し込める】
公式ページがない楽天ブラックカード。その内容は謎に包まれており、一部の招待者(インビテーション)しか利用できません。
楽天プレミアムカード所有者で、楽天サービスの継続的な利用や年間数百万円のカード使用がないとインビテーションは届かない
ステータスは、楽天カードの中で最上位。年会費は33000円です。
楽天ブラックカードは、プライオリティ・パスなど楽天プレミアムカードの特典を踏襲しつつ、ブラック会員専用デスクを利用できます。いわゆるコンシェルジュですね。
旅行の手配はもちろん、レストランからレジャーまで、手取り足取りサポートしてくれます。
⑦楽天ANAマイレージクラブカード【ANAマイレージ一体型】
楽天ANAマイレージクラブカードはANAマイレージと楽天カード(通常)が一体化したカードです。
ANAマイレージクラブ機能が付属したカードと言ったほうが分かりやすいかもしれません。
マイルは200円に付き1ポイントの付与。貯めたマイルから楽天スーパーポイントに変換することもできます。
その他、複数のANAマイレージクラブカードを一つにまとめられるメリットもあり。
便利に見えますが、通常カードで貯めた楽天スーパーポイントをマイルに変換したときと交換レートは同じです。
なので、あえて楽天ANAマイレージクラブカードを持つ意味はほとんどありません。
CHECK!
⑧楽天カードアカデミー【学生専用カード】
18歳から28歳までの学生のみ発行できる楽天カードアカデミー。
通常の楽天カードに加えて、3つの楽天サービスで獲得ポイントがアップするメリットがあります。
獲得ポイントアップ
- 楽天ブックス:最大5倍
- 楽天トラベル(高速バス):3倍
- 楽天ブックス:3倍
学生を卒業したら楽天カード(通常)に自動切り替えされます。
利用可能額は30万円まで。カードブランドは、VISAとJCBの2択になるので注意して下さい。
⑨楽天銀行カード【キャッシュカード一体型】
楽天銀行カードは、楽天カード(通常)とキャッシュカード機能が一体化したカードです。
楽天銀行ユーザーのみ発行できるカードで一見便利そうに見えますが、通常の楽天カードと比べて使用できない機能がたくさんあります。
- 家族カードなし
- 引き落としは楽天銀行のみ
- JCBブランド以外の選択
- 楽天ポイントカード機能なし
- 楽天Edyなし
ちょっとしたデメリットならいいのですが、結構手痛いです・・。
さらに、楽天銀行カードを発行してしまうと、通常の楽天カードを作成できないのも難点(楽天銀行キャッシュカードに切り替えないといけない)。
一元化しているのは魅力ですが、楽天銀行キャッシュカード+楽天カード(通常)の2枚に使い分けたほうが断然いいです。
⑩楽天銀行デビットカード【審査不要】
楽天銀行デビットカードは、その名の通りクレジットカードではなくデビットカード(即時引き落とし)です。
16歳から申し込み可能で、入会審査はなし。年会費無料で楽天スーパーポイントも付与されます(1%還元)。
ショッピング保険を付けたいなら、楽天銀行シルバーデビットカード(年会費2000円)、旅行保険を付けたいなら楽天銀行ゴールドデビットカード(年会費5000円)を選択することも可能です。
楽天銀行デビットカードはクレジットカードを発行できない16~18歳の高校生向け
4.【まとめ】種類の多い楽天カードですが、選ぶべきカードは絞られます
今回は、楽天カードの種類について詳しく解説してきました。
楽天カードは全10種類もあるため、初心者の方はどれを選べばいいのか迷ってしまうことでしょう。
ですが、多くの人は通常カードを選べばOKです。あとから、ゴールド・プレミアムに変更できるので、最初の1枚なら通常カードが最適ですよ。
この記事でご紹介した、選ぶべきカードをもう一度まとめておきますね。
おすすめカード