楽天カードは一括払いの他に分割払いが利用できます。
そこで気になるのが、分割払いのルール。特に分割手数料がどれくらいなのか気になるところです。
今回は、分割手数料を中心に楽天カードの分割払いについて詳しく解説。
また、2万・5万・10万・20万円を分割払いするとき、毎月の支払いはいくらになるのかも具体的にシミュレーションしています。
ぜひ、参考にしてくださいね。
1.はじめに:楽天カードの分割払いとは?
1-1.分割回数は2〜36回までOK
楽天カードで利用できる分割回数は、2~36回までとなります。
1回=1ヶ月と考えてOKです。
分割払いでも、利用すると当然ながら利用限度額が減っていくので注意して下さい。
楽天ポイントは分割払いでも通常通り付与される
1-2.2回払いまでなら手数料は無料
楽天カードでは、分割2回までなら手数料がかかりません。
例:5万円の買い物を2回払い
- 1ヶ月目:25000円
- 2ヶ月目:25000円
※分割手数料0円
分割手数料を節約したい場合は、なるべく2回払いを利用しましょう。
店舗によっては、分割2回の支払いを拒否されることもあります
1-3.分割手数料は実質年率12.25~15%で変動する
さて、最も気になる分割手数料ですが、実質年率12.25~15%となります。
詳しい利率は以下の通りです。
分割回数 | 実質年率 | 100円あたりの 分割手数料 |
---|---|---|
3回 | 12.25% | 2.04円 |
5回 | 13.50% | 3.40円 |
6回 | 13.75% | 4.08円 |
10回 | 14.50% | 6.80円 |
12回 | 14.75% | 8.16円 |
15回 | 15.00% | 10.20円 |
18回 | 12.24円 | |
20回 | 13.60円 | |
24回 | 16.32円 | |
30回 | 20.40円 | |
36回 | 24.48円 |
ご覧の通り、15回目以降は実質年率が15%で固定されます。
少しでも手数料を安く済ませたいなら、分割12回までに抑えるべきです。
1-4.分割手数料は他社と同じ水準で高くも安くもない
楽天カードの分割手数料は、他のクレジットカードと比べて高いのか気になるところ。
結論から言うと、高くも安くもない普通の水準です。
楽天カードと同じ、年会費無料の人気クレジットカードと比較してみました。
分割手数料を比較
- 楽天カード:12.25~15%
- Yahoo!JAPANカード:12.19~14.60%
- リクルートカード:12.25~16.32%
- dカード:12~14.75%
その他のクレジットカードも、ほとんど12~16%の間に収まります。決して、楽天カードの分割手数料が高いわけではないので安心して下さい。
1-5.あとで一括から分割払いへ変更OK
一括払いで購入したけど、やっぱり分割払いに変更したい・・そんな場合は、「あとから分割払い」に申し込めば解決です。
あとから分割払いは、ショッピング一括払いに対して、あとから3回以上の分割払いに変更できるサービスです。
利用する場合は、「楽天e-NAVI(マイページ)」より手続きできます。
あとから分割払いの手数料は、通常の分割手数料と同じ
5日までに手続きすれば、当月から分割払いに変更できます。6日以降は翌月扱いに。20日を過ぎると、変更手続きができないので注意して下さい。
[note title=”TOPIC”]分割払いに慣れすぎると金銭感覚が麻痺するので注意しよう[/note]逆に、分割払いから一括払いへ繰り上げ返済もできる
楽天カードコールセンター(0570-66-6910)に連絡すれば、分割払いから一括払いへ変更可能です。
予定より早く返済できる目処が立った場合は、分割手数料を節約するためにも早期の一括返済を利用しましょう。
2.かんたん計算表!分割払いの返済シミュレーション
文化払いの回数や分割手数料が分かったところで、毎月の支払いをなかなかイメージできませんよね。
そこで、2万・5万・10万・20万円の買い物を想定して、3/6/12回の分割払いした場合の返済シミュレーションを行ってみました。
詳しい結果は以下の通りです。
2万円の支払い
支払回数 | 総返済額 | 分割手数料 | 毎月の支払い |
---|---|---|---|
3回 | 20480円 | 408円 | 6827円 |
6回 | 20816円 | 816円 | 3469円 |
12回 | 21632円 | 1632円 | 1803円 |
5万円の支払い
支払回数 | 総返済額 | 分割手数料 | 毎月の支払い |
---|---|---|---|
3回 | 51020円 | 1020円 | 17007円 |
6回 | 52040円 | 2040円 | 8673円 |
12回 | 54080円 | 4080円 | 4507円 |
10万円の支払い
支払回数 | 総返済額 | 分割手数料 | 毎月の支払い |
---|---|---|---|
3回 | 102040円 | 2040円 | 34013円 |
6回 | 104080円 | 4080円 | 17346円 |
12回 | 108160円 | 8160円 | 9013円 |
20万円の支払い
支払回数 | 総返済額 | 分割手数料 | 毎月の支払い |
---|---|---|---|
3回 | 204080円 | 4080円 | 68027円 |
6回 | 208160円 | 8160円 | 34693円 |
12回 | 216320円 | 16320円 | 18027円 |
参考:分割手数料
- 3回:12.25%
- 6回:13.75%
- 12回:14.75%
だいぶイメージがつかめたのではないでしょうか。
例えば、5万円の買い物を半年かけて6回で返済するなら、総返済額は52040円です。あらかじめ2040円の手数料がかかると計算しておけば、あらぬ心配をしなくて済みますね。
3.【補足】リボ払いと大きく違うのは支払い金額の柔軟性
分割払いと似た仕組みに、リボ払いがあります。楽天カードでも利用できるリボ払いですが、分割払いと何が違うのかわかりづらいですよね。
簡単に言えば、リボ払いには以下のメリットがあります。
リボ払いのメリット
- 毎月の支払い金額を一定にできる
- 最低支払額を抑えられる(3000円から)
- 支払回数を自分で決められる
リボ払いの手数料は15%固定となります。そのため、分割回数が15回を超えるなら、リボ払いの方が柔軟性のある返済ができます。
逆に、数回の支払いで完済したいときは、分割払いがいいでしょう。
分割払いは指定回数の返済となるため柔軟性は無いのですが、ずるずると返済が先送りされるのを防げますし、手数料の総支払額も節約できます。
楽天カードのリボ払いとは?手数料から支払い変更の手順まで解説
4.【まとめ】分割払いは必要な手数料を正しく理解してから利用しよう
この記事では、楽天カードの分割払いについて詳しく解説してきました。
最も気になる分割手数料は、12.25~15%です。他のクレジットカードと同じ水準なので、特段高いわけではありません。
ただ、この数字だけ見せられても、毎月の支払いイメージは湧きにくいです。
今回解説した分割払いの返済シミュレーションも確認して、大体でいいので返済イメージを持っておくといいですよ。