楽天カードは公共料金の支払いに対応しています。口座振替ではなく楽天カードを使うメリットは何といってもポイントの付与。
毎月支払う固定費なので無駄なくポイントを貯めたいですよね。 また、楽天カードは公共料金だけでなく税金の支払いにを活用することも可能です。
この記事では、公共料金・税金を楽天カード払いにする方法について徹底解説。手数料の発生など注意点も詳しく説明しているので、ぜひ参考にして下さいね。
1.お得!楽天カードで公共料金を支払えばポイントが貯まる
1-1.ポイント還元率は1%、毎月100~300ポイントくらい貯まる
楽天カードは公共料金の支払いに対応しています。公共料金の支払いで得られるポイントは1%です。クレジットカードの還元率として、1%は十分に高水準です。
一人暮らしの方は光熱費に毎月1万円くらいかかっているでしょう。家族暮らしの方は3万円くらいでしょうか。
1%のポイント付与なので、公共料金の支払いだけでおよそ100~300ポイントが毎月貯まることになります。
以前、「nanacoチャージにて楽天ポイントが付与される仕組み」がありました。しかし今は、ポイント付与はなし。
ポイント2重取りはできないので注意しましょう。
1-2.公共料金支払いで貰えるキャンペーンはしばらく無い(入会キャンペーンはある)
公共料金の支払いを楽天カードに充てるとキャンペーンがあるのでは?と期待しますよね。
実は以前、電気・ガスの支払いで5人に1人が1000ポイント貰えるキャンペーンを実施していました。
しかし、2018年の実施以降、キャンペーンの開催はなし。今後もどうなるか分かりません。そのため、公共料金支払いの限定キャンペーンにはあまり期待しない方がいいでしょう。
公共料金の支払いに関係なく、楽天カード新規入会キャンペーン(5000ポイント以上貰える)は、今でも継続して実施されていますよ。
1-3.口座引き落とし日は27日にまとめられる
楽天カードの口座引き落とし日は27日となります(月末締め)。 公共料金の支払いもまとめて27日の請求です。
今まで電気・ガス・水道の支払日が分かれていた方は、27日にまとまるので家計の管理がしやすくなります。
【2020年版】楽天カードの締め日・引き落とし日を解説!支払い遅れの対処についても
1-4.注意:楽天カード払いにすると口座振替割引(54円)はなくなる
公共料金の支払いを楽天カードに充てても、手数料が発生することはありません。しかし一つ注意しておきたいのが、口座振替割引がなくなることです。
口座振替割引があるかどうかは、契約会社によって異なります。気になる方は、光熱費の支払明細書を確認してみましょう。
口座振替割引がある場合、54円が引かれているはずです。
5400円以下の支払いは、口座振替割引の方がお得
54円の口座振替割引を考慮すると、5400円以下の支払いは楽天カード払いにしない方がお得です。
例えば、3000円の電気代を楽天カード払いにした場合、得られる楽天ポイントは30ポイント(30円分)です。
口座振替割引なら54円安くなるので、楽天カード払いのほうが損する計算となります。
口座振替割引あり&5400円以下の支払いのケースでは、楽天カード払いを控えておいたほうが無難です。
2.コンビニ払いは不可!公共料金を楽天カード払いにするなら手続きが必要
2-1.水道・ガスは各社で手続きを行う
まず、水道とガス料金はすべての会社で楽天e-NAVIが使えません。各社で支払手続きを行う必要があります。
- クレジットカード払いのお申込みページへアクセス
- 契約者情報・カード情報など必要事項を記入
- 入力内容を確認して申込み
申込みに必要な時間はおよそ5分くらいです。なお、オンライン以外でもクレジットカード払いお申込書を郵送で取り寄せる方法もあります。
東京ガス以外も、ほぼ同じ流れで申込みできますよ。各社のお申込みページは、以下を参考にして下さい。
上記以外の会社でも、クレジットカード払いには基本的に対応しています。契約先の公式サイトを確認して、申込みを行いましょう。
2-2.電気料金は楽天e-NAVIから申し込める会社がある
電気料金も水道・ガスと同じく、各社の公式サイトからクレジットカード払いを申請できるのですが、一部楽天e-NAVI(楽天カードのマイページ)から申し込める会社があります。
楽天e-NAVIからの申込みなら、入力の手間もほとんど不要。3分くらいで手続きできます。
楽天e-NAVI申込み対象
- 東京電力(TEPCO)
- 北陸電力
- 四国電力
- 九州電力
- 沖縄電力
- 楽天e-NAVIにログイン
- 「お支払い」→「公共料金などのお支払い」をタップ
- 楽天カード払いにしたい契約会社を選択(東京電力など)
- 電力会社の契約情報を入力して申込み
最後の電気会社の契約情報ですが、事業者コード・地区番号・お客さま番号を入力します。
毎月の支払明細書に3つとも記載があるので、確認してみましょう。
本家の楽天でんきはe-NAVI非対応なので注意しましょう。
上記以外の電力会社に契約中の方も、クレジットカード払いに対応しているケースがほとんどなので、契約先の公式サイトを確認してみて下さいね。
2-3.その他、NHK・携帯電話・新聞・衛星放送も楽天カード払いOK
楽天カードでは、公共料金以外にもNHK・携帯電話・新聞・衛星放送にて楽天カード払いに対応しています。
これらは、光熱費と同様に毎月かかる費用なので、楽天カード払いに変更しておくといいですよ。 変更方法は、各社サイトにてクレジットカード払いへの変更申し込みを行いましょう。
3.さらに、楽天カードは税金の支払いもOK
3-1.支払い方法はYahoo!公金支払いか各自治体にて申請する
公共料金だけでなく、税金や国民年金・国民健康保険も楽天カードにて支払い可能です。
生きていく上で必ず必要な支払いなので、楽天カード払いにしておくとポイントの取りこぼしがありません。
支払い方法ですが、国税を除く税金は「Yahoo!公金払い」か自治体(市役所・区役所)の公式サイトにて納付手続きが可能です。
楽天カード対応の税金例
- 自動車関連の税
- 固定資産税
- 都市計画税
- 個人事業税
- 都市計画税
- 償却資産税
- 不動産取得税
- 法人市民税
- 市たばこ税
上記のほか、国民健康保険・介護保険料もYahoo!公金払いにて支払い可能です。
また、ふるさと納税も納税サイトにて楽天カード払いOK。国民年金も「こちらのページ」より、クレジットカード納付に切り替え可能です。
Yahoo!公金払いは上記リストの税金でも自治体によって支払い不可の場合もある
3-2.国税は専用ページから支払いを行う
個人事業主や経営者の方は、国税の確定申告が欠かせません。以前はクレジットカード払い非対応だった国税も、現在は対応となっています。
楽天カード払い対応の国税
- 所得税
- 消費税
- 法人税
- 相続税
- 住民税
国税の支払いは、こちらの「国税クレジットカードお支払サイト」にて支払い手続きを行います。
納付手続きに関する詳しい手引は、「クレジットカード納付のQ&A(国税庁)」も確認して下さいね。
3-3.税金のクレジットカード払いは決済手数料が発生するので注意
残念ながら、楽天カードに限らず税金・年金のクレジットカード払いは決済手数料がかかります。 決済手数料の金額は税金の種類や地方自治体によって変わります。
決済手数料を考慮すると、楽天カード払いでも損するケースもあるので注意が必要です。
決済手数料(国税の場合)
納付税額 | 決済手数料 |
---|---|
1~10000円 | 82円 |
10001円~20000円 | 164円 |
20001円~30000円 | 246円 |
30001円~40000円 | 328円 |
40001円~50000円 | 410円 |
※以降は10000円ごとに+82円の決済手数料がかかる
上記の国税のケースの場合、例えば31000円の納付なら楽天カードの獲得ポイント(310ポイント)より手数料の方が高くなります。
ですが、40000円の納付なら楽天カード払いの方がお得です。
楽天カード払いが本当にお得かどうかは、ケースバイケースでややこしいので、細かな計算が苦手な方は口座振替や請求書払いにしておく方が無難です。
4.【まとめ】毎月支払う公共料金も、楽天カード払いでポイントを貯めよう
この記事では、公共料金と税金を楽天カード払いにできるかどうか解説してきました。
手続方法は契約先によって変わりますが、ほぼすべての公共料金と税金にて楽天カードは支払い可能となっています。
もちろん、楽天カードで支払うとポイントが付きます。還元されるポイントは1%。毎月重なると、年間で数千円から数万円分の楽天ポイントになりますよ。
楽天カードを利用する際は、毎月支払う公共料金や税金で、無駄なくポイントを貯めましょう。