楽天カードのキャッシング機能が気になる。金利や返済方法はどうなるんだろう・・。
楽天カードでは、通常のショッピング機能に加えてキャッシング機能が付いています。
キャッシングで気になるは、やはり金利。また、返済方法や借り入れ方法も知りたいところです。
この記事では、楽天カードのキャッシングについて徹底解説。毎月の返済をイメージできる返済シミュレーションなども行ってみました。
楽天カードでキャッシングしてみたいとお考えの方は、ぜひ参考にして下さいね。
1.楽天カードでキャッシングを利用する際の金利&返済方法
1-1.金利(手数料)は18.0%
楽天カードの金利(手数料)は実質年率18.0%です。返済は元金に利息を加えた金額となります。
利用残高×18.0%÷365×利用日数
例えば、1万円をキャッシングで借りて60日後に返済する時は、10000×18.0%÷365×60=147円が利息に。元金と合わせて10147円の返済となります。
なお、キャッシングの利用は20歳から、一度に借り入れできるのは50万円までとなります。
30日以内に返済するなら消費者金融の方がいい(無利息サービスが使える)
もし、30日以内に完済できるのなら、楽天カードより30日無利息サービスがある消費者金融の方がお得です。
30日無利息サービスあり
金利は楽天カードと同じ18%程度。消費者金融なら即日融資も可能です。
1-2.返済方法は1回払いとリボ払いの2つ
楽天カードでキャッシングしたお金は、1回払いかリボ払いにて返済します。締め日はどちらも月末で、引き落とし日は翌月27日となります。
1回払いは、その名の通り一括返済となります。分割で返済したい場合は、リボ払いを選びましょう。
1回払いからリボ払いに変更したい場合は、キャッシングあとリボ(e-NAVIにて手続き可)が利用できます。
逆に、リボ払いの途中で一括返済(リボ残高のまとめて払い)をすることも可能です。
楽天カードのリボ払いとは?手数料から支払い変更の手順まで解説
口座振替から返済する(振り込み手数料なし)
楽天カードのキャッシングは、登録している銀行口座から口座振替(自動引き落とし)にて支払います。
消費者金融や銀行カードローンと違い、ATM払いなど他の手段で返済はできないので注意しましょう。なお、口座振替の際の振り込み手数料はかかりません。
1-3.最低返済額は3000円から
毎月の最低返済額は利用残高によって変わります。
- 10万円以下:3000円
- 10万円~20万円:6000円
- 20万円~50万円:10000円
- 50万円~100万円:20000円
- 100万円以上:40000円
実際に返済する時は、返済額+利息がかかるので注意しましょう。
なお、最低返済額で返し続けると、総返済額が膨らむので、ゆとりがあるときはなるべく多めの返済を心がけるといいですよ。
1-4.毎月の返済はいくら?リボ払いの返済シミュレーション
金利や最低返済額がわかったところで、毎月の返済がいくらになるのかいまいちイメージできませんよね。そこで、返済シミュレーションを作成してみました。
返済シミュレーション(1万円ずつリボ返済した場合)
■5万円キャッシング
- 返済回数:5回
- 総返済額:52215円
- 利息:2215円
■10万円キャッシング
- 返済回数:10回
- 総返済額:108130円
- 利息:8130円
■20万円キャッシング
- 返済回数:20回
- 総返済額:231058円
- 利息:31058円
■30万円キャッシング
- 返済回数:30回
- 総返済額:368778円
- 利息:68778円
リボ返済の金額は最低返済額以上なら自由に決められるので、実際は上記と異なるかと思いますが、大体のイメージは掴めたかと思います。
2.楽天カードのキャッシング方法は3つ
楽天カードでキャッシングするには、以下の3種類の方法があります。
- ATM(金融機関・コンビニ)
- ネットキャッシング
- 海外ATM
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①ATM(金融機関・コンビニ)
まず、オーソドックスな借り入れ方法がATMです。楽天カードを差し込み、4桁の暗証番号を入力すれば、キャッシングできます。
ATMの場合、最低返済額に関わらず1万円単位の利用となる点に気をつけましょう。 対応の金融機関・コンビニは以下のとおりです。
金融機関(一部)
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- 三菱UFJ銀行
- りそな銀行
- ゆうちょ銀行
- イオン銀行
コンビニATM
- セブン銀行
- ローソン
- ファミリーマート
- ミニストップ
- サークルK
- デイリーヤマザキ
- スリーエフ
- ポプラ
上記リスト以外の金融機関はこちら(銀行一覧 / 信用金庫・信用組合一覧)にて確認して下さい。
ATMは利用手数料に注意
ATMでのキャッシングは以下の手数料がかかります。
- 1万円以下:108円
- 1万円以上:216円
もし手数料が嫌なら、次に紹介するネットキャッシングを利用しましょう。
②ネットキャッシング
ネットキャッシングは、簡単に言うと口座振替でお金を振り込んでくれるサービスです(手数料無料)。
既に登録してある引き落とし用の口座に振り込まれるため、新たな口座登録は不要です。
ネットキャッシングを利用する際は、楽天e-NAVIの「ネットキャッシング」→「申し込む」より手続きできます。
振込の際は希望金額を決めて、
- 今すぐ振込
- 指定日振込予約(1回)
- 指定日振込予約(毎月)
を選びましょう。指定日振込予約(1回)は最大3ヶ月先まで予約できます。指定日振込予約ですが、楽天銀行なら土日祝でも受け取り可能です。
③海外ATM
楽天カードでは海外ATMのキャッシングも対応しています。海外利用でも金利は18.0%と変わらず。ただし、返済は1回払いのみとなります(リボ払い非対応)。
対応のATMですが、世界共通ブランドであるVISAマークがあればOK。為替は、その日のレートが適用されます。
海外でもしものことがあっても、24時間いつでも現地の通貨を引き出せるのは安心ですね。
3.楽天カードの審査やキャッシング枠の申請について
3-1.新規入会は審査を含めて1週間くらい時間がかかる
楽天カードに新規入会で申し込む場合は、およそ1週間はかかります。キャッシング枠の有り無しに関わらず、これくらいの時間は必要です。
キャッシング枠は、新規申込み時に希望金額を記入できます。
時間がないなら、即日融資対応の消費者金融を利用したほうがいいでしょう。
即日融資対応(おすすめ)
付与されるキャッシング枠ですが、最初は30万円以下となる場合が多いです。現在の職業や過去の信用情報から照らし合わせて決定となります。
金融事故を起こしている場合は、審査落ちする可能性があるので注意しましょう。
また、希望のキャッシング枠が大きい場合は、収入証明や在籍確認が必要となる場合があります(多くのケースで在籍確認は無い)。
3-2.キャッシング枠が足りない(あるいは0)場合、増枠申請ができる
キャッシング枠が足りない場合は、楽天e-NAVIメニューの「キャッシングサービス」→「ご利用可能枠の増枠」から、増枠申請ができます。
申請の際は、増枠したい理由と他社借入状況の入力が求められるので正直に申請して下さい。
なお、増枠を申請できるのは、楽天カードを発行して6ヶ月経ってからとなります。 カード作成後、すぐに増枠できない点に気をつけましょう。
補足:ショッピング枠を使いすぎるとキャッシング枠が減る
よく、「キャッシング枠が急に減ってしまって全然ない」との口コミを見かけます。
確かに、キャッシング枠が減額された可能性もありえますが、ショッピング枠を使いすぎたせいでキャッシング枠がなくなっている可能性もあります。
例えば、利用限度額が30万円の場合、ショッピング枠で25万円を使ってしまえば、キャッシング枠は残り5万円となります。
いつもは10万円使える場合でも、このケースでキャッシング枠が減ってしまうことがあるので、気をつけて下さい。
3-3.キャッシングご利用案内書をWEB確認にしておけば家族バレしない
楽天カードでキャッシングを利用すると、「キャッシングご利用案内書」が自宅あるいは勤務先に送られてきます。
この書類送付は貸金業法で決められているので、止めることはできません。そのため、家族バレのリスクが高まります。
ただ、解決方法は簡単で、キャッシングご利用案内書をWEB確認にしておけば書類が郵送される心配はありません。
WEB確認にする方法は、楽天e-NAVIにログインして、「お客様情報の照会・変更」→「楽天e-NAVI設定」→「WEB書面サービスの照会・登録変更」をタップ。
次の画面で、「WEB書面サービス利用規約に同意する」にチェックして登録すれば、書類が自宅に届くことはありません。
4.【まとめ】楽天カードのキャッシングは金利や返済方法を正しく理解してから利用しよう
この記事では、楽天カードのキャッシングについて詳しく解説してきました。
楽天カードの金利は18.0%で、返済は一括払いの他にリボ払いを利用できます。リボ払いの場合は、返済額によって総返済額が変わる仕組みです。
借入の際は、ATM(海外もOK)とネットキャッシングが利用できます。手数料のかからないネットキャッシングがおすすめですよ。
なお、キャッシング枠はあとから増枠申請することも可能です。信用情報に傷があると増枠できないので、支払い遅れなどには気をつけましょう。