HUAWEI P20 liteは中国のスマホメーカーHUAWEIのSIMフリースマホです。前モデルである「P10 lite」はコスパの高さが人気を呼び、2017年に日本で最も売れたSIMフリースマホになるなど大ヒットしました。
そのあとを引き継ぐP20 liteも、
- 5.84インチのフルビューディスプレイ採用
- 高性能なオクタコアCPUと4GBメモリでサクサク動作
- ダブルレンズカメラ搭載
といった特徴を持ちながら価格は約3万円とリーズナブルで、P10 liteに負けないコスパの高さを誇ります。今回はそんなP20 liteのスペックやメリット・デメリットなどを詳しく解説します。
1.HUAWEI P20 liteの外観・デザイン
まずは、HUAWEI P20 liteの外観・デザインを詳しく見ていきましょう。
1-1.パッケージ・同梱物
白くてシンプルな箱に包まれています。さっそく開封してみます。
入っていたのは、
- 本体
- 説明書(メーカー保証付き)
- スマホカバー
- 充電セット
- イヤホン
です。とくに変わった点はありません。
1-2.前面
次は、HUAWEI P20 lite本体の写真を撮ってみます。
前面
HUAWEI(ファーウェイ)らしくシンプルな見た目です。
1-3.側面
■上部
■下部
■右サイド
■左サイド
■SIMスロットの取り出し
側面は下部にUSBとイヤホンの差込口、左右に電源ボタンとSIMスロットがあります。
1-4.背面
背面で気になるのは、デュアルレンズのカメラです。実際撮影した写真はあとで紹介します。真ん中のボタンは、指紋センサーです。ここに指を乗せると端末ロックを解除できます。
1-5.外観の感想
HUAWEI P20 liteは背面に2.5D曲面ガラスを採用し、3万円のスマホとは思えない高級感があります。質感も非常に良く、サラサラとしています。カラーはクラインブルー、サクラピンク、ミッドナイトブラックの3種類です。クラインブルーは独特な光沢があり、キラキラと輝いています。
一方、サクラピンクとミッドナイトブラックは深みのある落ち着いた色合いで、女性や大人の男性にもピッタリです。P20 liteはカラーによって見た目の印象が異なるので、性別や年齢、利用シーンを選ばず幅広い人におすすめです。
2.HUAWEI P20 liteのカメラ性能
デュアルレンズを備えるHUAWEI P20 lite。どれくらいの性能なのか見ていきましょう。
2-1.アウトカメラ
まずは、アウトカメラ(メインカメラ)で撮影してみます。
田舎に遊びに行った時の写真です。何気ない日常写真ですが、綺麗なコントラストで撮影できています。
こちらは、道中の写真です。
古民家にもお邪魔しました。
散策中に見つけた素敵な小橋です。
今度は少し街の方に行ってみましょう。
よく見る、街なかの風景です。
場所を変えて、おしゃれな建物の中で撮影。綺麗に撮れています。
2-2.接写
一見、綺麗に撮影できると思えるスマホですも被写体に近づくと汚くなる・・といったことはよくありますよね。ここでは、花の写真を接写してみました。
見ての通り鮮やかな写真が撮れました。あまり期待していなかったので想像以上の出来栄えです。
2-3.夜景
近所のお寺に出向いて夜景を撮影してみました。
いい感じで雰囲気が出ています。写真もぼやけていません。
ちょうちんが綺麗だったので下から撮ってみました。
帰り際に一枚。木々の影と日没前の空がいい感じです。
2-4.インカメラ
SNSユーザーにとっては、アウトカメラ以上に重要なインカメラ。どれくらいのクオリティか見ていきましょう。
明るい証明で撮影。フィギュアの色はボヤけず、しっかりと写っています。
照明を落として撮影。暗い場所でも、くっきり被写体が写りました。
2-5.搭載カメラの特徴
HUAWEI P20 liteはアウトカメラが1600万画素+200万画素のダブルレンズカメラになっています。1600万画素のメインレンズはF値2.2と明るく、薄暗い場所でもきれいな写真が撮影できます。背景を自由にぼかす機能「ワイドアパーチャ」に対応しており、一眼レフカメラのような本格的な写真が撮影可能です。
P20 ProやMate 10 Proのような上位モデルには及ばないものの、約3万円のスマホとしては十分すぎるレベルのカメラ性能です。コスパに優れたスマホが欲しいけどカメラにもある程度こだわりたい、という人なら十分満足できるでしょう。
2-6.カメラモード
デフォルトのカメラアプリケーションを起動し、左から右へスクロールするとカメラモードの選択が出来ます。右から左のスクロールで、設定画面が表示。iPhoneのようにアニメーションモードの写真撮影も出来ます。モード選択で、プロ写真を選べば、デジタル一眼レフのような設定で撮影をすることもできます。
正直、ここまでカメラが多機能だと購入前は思っていませんでした。カメラに力を入れている機種なのだと感じました。
3.HUAWEI P20 liteの使用感
実際に端末を使ってみた感想を以下にまとめてみました。
3-1.手の収まり・重さ
以前のスマートホンはHuawei Y6 Blackを使用していましたが、Y6よりも端末の厚さが薄く、縦長が長くなったため、手に持った時にスリムさを感じます。しかし、画面が大きいため、少し手の収まりづらさを感じるかもしれません。
重さは端末の大きさの割に、軽いと感じました。Y6の場合はもう少し重みがありました。長時間持っていても、苦になりません。ちなみに、ディスプレイはとても綺麗です。指紋もすぐに拭き取りたくなる程です。必ず保護シートを貼ることをお勧めします。
3-2.操作性・サクサク感
初回起動時は、必要な情報を案内画面に従って登録出来るので、とても使いやすいと感じました。また、指紋認証と顔認証が付いているので、スリープ時にすぐにホーム画面を立ち上げられます。
アプリの操作はサクサクでとても早いです。さすがオクタコアと感じます。、起動からアプリケーション立ち上げ、画面移動、スクロール等、本当にサクサク動きます。タップの反応もいいです。反応が良すぎて、文字を打つ時に誤った文章を書く場合もしばしばありますが。
3-3.使いにくい点
画面が大きいため、LINE等で文字を入力する際に打ちづらさを感じるかもしれません。私は右利きなのですが、画面左側にあるアプリケーションを立ち上げる際は、スマホを浅く持ち、親指を少し伸ばしてタップする必要があります。その時に、少しストレスを感じます。
また、端末をシャットダウンして起動するとき、電源ボタンを長押しするのですが、起動画面が表示されるのが少し遅いように感じます。その他、素材に光沢があり鏡面のようになっているため、スマホカバー等を使用しないと、ふとした瞬間に手から滑らせてしまいそうです。
とはいえ、期待はずれな点は特にありません。この機能性と価格を考えると、とても満足しています。
3-4.バッテリー
ネットワーク通信量が多いアプリケーションを使用すると、高温になることがあります。私はペットを飼っているので、家にネットワークカメラを取り付け、その専用アプリケーションでリアルタイムに家を確認しているのですが、アプリケーションをずっと立ち上げたままだと、端末が高温になっていることがありました。
それ以外では、特にバッテリーの不満・不具合は感じていません。
4.HUAWEI P20 liteのスペック
続いて、HUAWEI P20 liteのスペックについて詳しく見ていきます。
4-1.スペック一覧表
HUAWEI P20 liteのスペックは以下の通りです。
発売日 | 2018年6月15日 |
---|---|
メーカー | HUAWEI |
サイズ | 高さ:約149mm 幅:約71mm 厚さ:約7.4mm |
重量 | 約145g |
画面サイズ | 5.84インチ、FHD+ (2280×1080) |
OS | Android 8.0 |
CPU | HUAWEI Kirin 659 オクタコアCPU (4×2.36GHz + 4 × 1.7GHz) |
RAM | 4GB |
ROM | 32GB |
カメラ性能 | アウトカメラ:1600万画素+200万画素 インカメラ:1600万画素 |
外部メモリ | micro SD(最大256GB) |
SIMサイズ | nano SIM×2 |
通信方式 | FDD LTE:B1/3/5/7/8/18/19/26/28 TDD LTE:B41 WCDMA:B1/2/5/6/8/19 GSM:850/900/1800/1900MHz Wi-Fi:IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
バッテリー容量 | 3,000mAh(急速充電対応) |
本体カラー | クラインブルー サクラピンク ミッドナイトブラック |
デュアルSIM | 〇(DSDSは非対応) |
防水 | × |
おサイフケータイ | × |
4-2.端末の特徴
HUAWEI P20 liteの特徴は以下の通りです。
- ノッチのあるフルビューディスプレイ搭載
- 3万円のスマホとしては高性能なダブルレンズカメラを搭載
- 処理速度の速いオクタコアCPUを搭載
- 指紋認証と顔認証に対応
HUAWEI P20 liteはノッチ(切り欠き)のあるフルビューディスプレイを搭載しています。左右のベゼルも非常に狭く、コンパクトなボディながら5.84インチという大画面を実現しています。カメラの部分でも紹介しましたが、背面のダブルレンズカメラもP20 liteの大きな特徴です。
3万円のスマホとしは高性能なので、ダブルレンズカメラの入門としてもおすすめです。CPUにはHUAWEI Mate 10 liteやHUAWEI nova lite 2と同じKirin 659を搭載しています。ミドルハイクラスのCPUで処理速度が速く、普段使いであれば全く問題ありません。
HUAWEI P20 liteは従来の指紋認証に加えて、インカメラを利用する「顔認証」にも対応しています。nova lite 2などと比べても精度が良くなっており、指紋認証と併用することで楽にロック画面解除が可能です。
4-3.HUAWEI P20と比較
HUAWEI P20 liteのスペックを、上位モデルである「HUAWEI P20」と比較してみました。
HUAWEI P20 lite | HUAWEI P20 | |
---|---|---|
発売日 | 2018年6月15日 | 2018年6月15日 |
メーカー | HUAWEI | HUAWEI |
サイズ | 高さ:約149mm 幅:約71mm 厚さ:約7.4mm |
高さ:約149.1mm 幅:約70.8mm 厚さ:約7.65mm |
重量 | 約145g | 約165g |
画面サイズ | 5.84インチ、FHD+、2280×1080 | 5.8インチ、FHD+、2244×1080 |
OS | Android 8.0 | Android 8.1 |
CPU | HUAWEI Kirin 659 オクタコアCPU(4×2.36GHz + 4 × 1.7GHz) | HUAWEI Kirin 970 オクタコアCPU (4×2.36GHz + 4 × 1.8GHz) |
RAM | 4GB | 4GB |
ROM | 32GB | 128GB |
カメラ性能 | アウトカメラ:1600万画素+200万画素 インカメラ:1600万画素 |
アウトカメラ:1200万画素+2000万画素 インカメラ:2400万画素 |
外部メモリ | micro SD(最大256GB) | 利用不可 |
SIMサイズ | nano SIM×2 | nano SIM×2 |
通信方式 | FDD LTE:B1/3/5/7/8/18/19/26/28 TDD LTE:B41 WCDMA:B1/2/5/6/8/19 GSM:850/900/1800/1900MHz Wi-Fi:IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
FDD LTE: B1/2/3/4/5/6/7/8/9/12/17/ 18/19/20/26/28/32 TDD LTE::B34/38/39/40/41 WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19 TD-SCDMA: B34/39 GSM: 850/900/1800/1900MHz Wi-Fi:IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
バッテリー 容量 |
3,000mAh(急速充電対応) | 3,400mAh(急速充電対応) |
本体カラー | クラインブルー サクラピンク ミッドナイトブラック |
ミッドナイトブルー ブラック ピンクゴールド |
デュアルSIM | 〇(DSDSは非対応) | 〇(DSDS対応) |
防水 | × | × |
おサイフ ケータイ |
× | × |
HUAWEI P20はP20 liteの上位モデルということで、ほとんどの項目でP20 liteを上回っています。RAM4GBは共通ですが、CPUにAI搭載の最上位モデル「Kirin 970」を搭載しています。P20 liteも普段使いなら問題ありませんでしたが、P20ではさらに処理速度が向上し、動作の重い3Dゲームも利用可能です。
ROMの容量もP20 liteの4倍である128GBと大容量です。P20 liteと違いmicroSDカードが使えませんが、これだけROMが多いなら大抵の人にとっては問題にならないでしょう。さらに大きな差があるのがカメラです。P20はドイツの老舗メーカー「Leica」とコラボした「Leicaダブルレンズカメラ」を搭載しています。
1200万画素のカラーレンズと2000万画素のモノクロレンズの組み合わせで、他のスマホを圧倒する高品質な写真を撮影可能です。
しかもAI対応のKirin 970により、
- AIによる手ブレ補正
- AIシーン判別
- AIによる3Dポートレーティング
といった、さまざまなAI機能を利用できます。P20 liteのカメラも3万円のスマホとしては十分すぎる性能を持っていますが、さすがにP20には敵いません。他にもP20はDSDSに対応していたり、バッテリー容量が大きくなっていたりと、細かい部分でもP20 liteを上回っています。唯一P20 liteが優れているのがau VoLTEに対応している点です。
対応している周波数帯はP20のほうが多いですが、au VoLTEには対応していないため、au系格安SIMでは使えません。P20 liteはau VoLTEに対応しているので、au回線の格安SIMでも使えます。また、価格はP20 liteが約3万円なのに対して、P20は6万~7万円前後と約2倍します。
スペックやカメラを重視するならP20、コスパの良さを重視する人はP20 liteが良いでしょう。
4-4.HUAWEI P20 Proと比較
続いて、P20シリーズの最上位モデル「P20 Pro」と比較してみます。
HUAWEI P20 lite | HUAWEI P20 Pro | |
---|---|---|
発売日 | 2018年6月15日 | 2018年6月15日 |
メーカー | HUAWEI | HUAWEI |
サイズ | 高さ:約149mm 幅:約71mm 厚さ:約7.4mm |
高さ:約155mm 幅:約74mm 厚さ:約7.9mm |
重量 | 約145g | 約180g |
画面サイズ | 5.84インチ、FHD+ 2280×1080 |
6.1インチ、FHD+ 2240×1080、OLED |
OS | Android 8.0 | Android 8.1 |
CPU | HUAWEI Kirin 659 オクタコアCPU (4 × 2.36GHz + 4 × 1.7GHz) |
HUAWEI Kirin 970 オクタコアCPU (4 × 2.36GHz + 4 × 1.8GHz) |
RAM | 4GB | 6GB |
ROM | 32GB | 128GB |
カメラ性能 | アウトカメラ:1600万画素+200万画素 インカメラ:1600万画素 |
アウトカメラ:4000万画素+2000万画素+800万画素 インカメラ:2400万画素 |
外部メモリ | micro SD(最大256GB) | 利用不可 |
SIMサイズ | nano SIM×2 | nano SIM |
通信方式 | FDD LTE:B1/3/5/7/8/18/19/26/28 TDD LTE:B41 WCDMA:B1/2/5/6/8/19 GSM:850/900/1800/1900MHz Wi-Fi:IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
FDD LTE:B1/3/4/5/12/17/19/21/28 TDD-LTE:B39/42 WCDMA: B1/5/6/19 GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz Wi-Fi:IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
バッテリー 容量 |
3,000mAh(急速充電対応) | 3,900mAh(急速充電対応) |
本体カラー | クラインブルー サクラピンク ミッドナイトブラック |
ミッドナイトブルー ブラック |
デュアルSIM | 〇(DSDSは非対応) | × |
防水 | × | IPX67 |
おサイフ ケータイ |
× | 〇 |
HUAWEI P20 Proはシリーズ最上位モデルという名に恥じない、驚異的なスペックを誇っています。もっとも注目すべきはカメラです。アウトカメラは世界で初めて3つのレンズを搭載した「トリプルレンズカメラ」になっています。しかもカラーレンズは4000万画素というこれまでのスマホになかった高い画素数です。
ダブルレンズカメラのP20も凄まじいカメラ性能でしたが、P20 Proのトリプルレンズカメラはそれをさらに超え、スマホのカメラでは難しいと言われる「夜景」も簡単かつ美しく撮影可能です。もちろんP20同様、AIによる手ブレ補正やシーン判別といったAI機能も搭載しています。
いかにP20 liteのカメラが価格の割には高品質、といってもP20 Proとは雲泥の差があります。スペックについてはCPUにKirin 970、ストレージ128GBはP20と同じです。しかし、メモリが6GBに増量しており、より処理速度が向上しました。さらに防水・防塵に対応しており、水回りでも安心して使えます。
非常に完成度の高いP20 Proですが、最大の欠点はドコモ専売であることです。SIMフリー版は日本では発売されていないので、格安SIMユーザーは入手しづらいです。ドコモ専売になったことで、SIMカードスロットはnano SIM1つだけになり、DSDSはもちろん、P20 liteのように2枚SIMを挿して手動で切り替える、ということもできません。
当然au VoLTEにも対応していないので、対応バンドに関してはP20 liteのほうが優秀です。
4-5.AnTuTuベンチマーク
ベンチマークソフト「Antutu」でHUAWEI P20 liteのスコアを計測してみました。
総合点:87404
- CPU:41489
- GPU:13155
- UX:24108
- MEM:8652
HUAWEI P20 liteの総合スコアは「87494」でした。約3万円のスマホとしては十分すぎるスコアですね。このスコアならSNSや動画視聴といった普段使いであれば全く問題なくこなせますし、軽いものならゲームもできます。
動作の重い3Dゲームは難しいですがそれ以外の用途なら問題ない、ということですね。したがって、よほどスペックにこだわる人を除けば、多くの人が満足できる処理速度を持っていると言えます。
4-6.注意点・デメリット
たくさんのおすすめポイントがあるHUAWEI P20 liteですが、注意点もあります。HUAWEI P20 liteはデュアルSIM仕様になっており、2枚のSIMカードを挿すことができます。しかし、片方で4G/3Gによる通信を行うと、もう一方は日本国内では使えない2G回線しか利用できなくなります。
したがって、P20 liteは日本国内では実質DSDS非対応です。DSDSを利用したい場合はP20のように「4G+3G」の同時待ち受けに対応している機種を使いましょう。
5.HUAWEI P20 liteのおすすめポイント
次にHUAWEI P20 liteのおすすめポイントを見ていきましょう。
(1)3万円のスマホとしてはトップクラスのカメラ性能
HUAWEI P20 liteはアウトカメラには1600万画素+200万画素のダブルレンズカメラ、インカメラには1600万画素のシングルカメラを搭載しています。どちらも約3万円のスマホのカメラとしては性能が高く、とくにアウトカメラは背景をぼかすことで本格的な写真も撮影可能です。
もちろん、本当にこだわりたい人はP20やMate 10 Proなどを購入したほうが良いですが、これらの機種は値も張ります。手ごろな価格でダブルレンズカメラを試してみたい人、スペックはエントリークラスでいいけどカメラはある程度こだわりたいという人におすすめです。
(2)大画面とコンパクトボディを両立
HUAWEI P20 liteのディスプレイはノッチを採用しており、左右のベゼルも非常に狭いです。そのため、5.84インチという大画面と、5.2インチクラスのスマホとほぼ同じコンパクトなボディを両立しています。
大画面でゲームや動画を楽しみたいが、本体が大きすぎるのは持ちにくいという人でも安心して使えます。
(3)au VoLTEに対応し、au系格安SIMでも使える
HUAWEI P20 liteはau VoLTEに対応しており、UQモバイルやmineo(Aプラン)、IIJmio(タイプA)といったau回線の格安SIMでも使えます。上位モデルであるHUAWEI P20はau VoLTEに対応しておらず、au系の格安SIMでは使えません。au系の格安SIMを使いたい人にはP20 liteは貴重です。
(4)急速充電対応
HUAWEI P20 liteはHUAWEI独自の急速充電に対応しています。付属している専用充電器を使えば、約100分でバッテリーを100%まで充電可能です。使い方にもよりますが、数分の充電で丸1日は持つようになるので急いでいる時でも安心ですね。
6.HUAWEI P20 liteを購入できるMVNO
HUAWEI P20 liteは大ヒットモデル「P10 lite」の後継機ということもあり、取り扱っているMVNOが非常に多いです。
HUAWEI P20 liteをセット購入できるMVNOは以下の通りです。
- BIGLOBEモバイル:1,240円×24回(一括払い不可)
- DMMモバイル:31,980円
- FiiMo:31,800円
- IIJmio:27,800円
- JCOMモバイル:33,600円
- LIBMO:28,800円
- LINEモバイル:31,980円
- LinksMate:31,980円
- mineo:29,400円
- NifMo:28,889円
- OCNモバイルONE:18,800円※1
- QTモバイル:31,200円
- UQモバイル:28,900円※2
- イオンモバイル:31,800円
- エキサイトモバイル:28,800円
- 楽天モバイル:31,980円
- Y!mobile:42,500円
※1 らくらくセット限定価格。通常セットは26,800円
※2 おしゃべり/ぴったりプランSなら実質25,100円、プランM/Lなら実質12,600円
※3 スマホプランSなら実質24,500円、スマホプランM/Lばら実質12,500円
7.HUAWEI P20 liteの評価まとめ
今回はHUAWEI P20 liteのスペックや特徴をまとめました。P20 liteは約3万円と手ごろながら比較的スペックが高く、さらに高性能なダブルレンズカメラも搭載しています。とくにダブルレンズカメラは同価格帯のスマホのカメラと比べると性能が良く、背景をぼかした本格的な写真も撮影可能です。
その他にもノッチありディスプレイや顔認証といった最新トレンドに対応し、急速充電やau VoLTEに対応するなど細かいところもしっかりカバーしています。現状、国内で発売されているSIMフリースマホの中でもトップクラスのコスパを誇ります。幅広い人におすすめできる1台です。