2018年に最も売れたスマホがHUAWEI P20 liteです。圧倒的なコスパの良さで市場を席巻したのは記憶に新しいところ。
今回は、そんなP 20 liteの後継機種であるP 30 liteを考察していきます。前作から、約1年でどれくらい進化しているのか期待せずにはいられません。
HUAWEI P30 liteは僕のメインスマホでもあるので、細かな部分までレビューしていきます。
スペック評価だけでなく、安く購入できる販売店にも触れていきますよ。ぜひ、参考にして下さいね。
[note title=”TOPIC”]P30 liteの後継機種「HUAWEI P40 lite 5G」が発売されています[/note]1.HUAWEI P30 liteの外観をチェック
まずは、HUAWEI P30 liteの外観から。
やはり目立つのは6.15インチのフルHD+ディスプレイ。ノッチデザインなので、無駄のないスッキリとした画面です。
こちらは、裏面。
低価格ながら、トリプルカメラを採用。丸い部分は指紋認証に使います。
重量は159gなので、とても軽いです。
ケースはこんな感じの手帳型を愛用。
iPhoneやGalaxyほどではありませんが、HUAWEIのliteシリーズはケースがまずまず豊富です。
2.トリプルカメラの実力は?カメラ性能をチェック
HUAWEI P30 liteを購入する間に、一番気になっていたのがカメラ性能。さっそく、写真を撮ってみました。
以下、ファーウェイ自慢のトリプルカメラで撮影した写真です。
P30 liteは、撮影対象に合わせてAI補正が入ります(オリジナルにすることも可)。
そのため、食事の写真などは超キレイです。サーモンの赤色も生き生きとしています。
風景・接写も素晴らしいの一言。
この価格帯ではありえないほど綺麗ですね。細部までしっかりと表現できています。
また、女性にとってはアウトカメラ以上に重要なインカメラ。こちらも撮影してみました。
文句なしに綺麗です(カメラが)。2400万画素は伊達ではありません。
全体として、HUAWEI P30 liteのカメラ性能はかなり満足しています。
さすがに、一眼並の撮影ができるハイエンド機種「HUAWEI Mate20 Pro」などと比べると明瞭度が少し劣りますが、P30 liteでも新型iPhoneに負けないくらいの写真を撮れました。
3.ここがすごい!HUAWEI P30 liteのメリット3つ
HUAWEI P30 liteには、以下のメリットがあります。
- 超広角レンズ対応のAIカメラで写真が綺麗に撮れる
- 大画面で動画やゲームが楽しい!6.15インチのフルHDディスプレイ
- CPUが進化!その他の機能も3万円台とは思えないスペック
それぞれ、詳しく説明していきましょう。
①超広角レンズ対応のAIカメラで写真が綺麗に撮れる
P20 liteには搭載されていなかった広角レンズ。120度まで広がるため、画面の端まで収めることができます。
広々とした自然の風景をSNSにアップするときなど使える機能です。 その他、アウトカメラは22種類、インカメラは8種類のAIを搭載。
撮影シーンに合わせて自動調整で、写真を最適化してくれます。
たとえば、フードモードなら、何気ない食事でも料亭のような仕上がりに。いわゆる盛れる写真を撮ることが可能です(AIオフのオリジナルも、もちろん撮影できます)。
インカメも2400万画素あるので、セルフィーをよく撮る方にもバッチリ。背景をぼかすポートレートにも対応しています。
②大画面で動画やゲームが楽しい!6.15インチのフルHDディスプレイ
HUAWEI P30 liteの外観で目を引くのが、6.15インチの大画面ディスプレイです。前回のP20 liteより大きくなり、ついに6インチを超えました。
画質はフルHDで、動画やゲームグラフィックがとても綺麗です。 スマホでNetflixやAmazonプライムビジオを見ている方も、迫力ある映像が楽しめます。
通勤・通学の時間が楽しくなりますね。
また、HUAWEI P30 liteにはブルーライトカットモードを搭載。寝る前にスマホをいじる人や目が悪くなるのを気にしている人は、ブルーライトをカットすると、目の負担を軽減できます。
③CPUが進化!その他の機能も3万円台とは思えないスペック
CPUとは、簡単にいえばサクサクと動く能力です。
CGを使った3Dゲームでも、なめらかにムービーを再生できます。荒野行動など、FPS系のゲームも問題なし。
また、CPUはスマホの操作感(UX)にも影響するのですが、複数アプリを起動してもぬるぬる動いてくれますよ。
CPU以外のスペックでも、3万円台とは思えない高性能。4GBメモリや64GBストレージは5~8万円の機種と同等です。いかにP30 liteのコスパがいいのか分かります。
4.ダメな点、HUAWEI P30 liteのデメリット2つ
HUAWEI P30 liteには以下のデメリットがあります。
- 防水&日本製独自のワンセグ・おサイフケータイ機能が無い
- 大画面は迫力があるけど、女性・子供の小さな手に少し大きい
それぞれ、詳しく見てみましょう。
①防水&日本製独自のワンセグ・おサイフケータイ機能が無い
これは、P30 liteに限らず、ほぼすべてのHUAWEIシリーズに共通するデメリットです。
まず、手痛いのが防水・防塵機能が無いこと。液晶素材は頑丈なのですが、防水機能がないとアウトドアに持っていきにくいです。お風呂の中でも使いにくい。
水場でP30 liteを使用したいなら、別途防水ケースが必要です。
また、日本製独自の機能であるワンセグとおサイフケータイも使用できません。FeliCa非対応なので、モバイルSuicaも使用不可となります。
②大画面は迫力があるけど、女性・子供の小さな手に少し大きい
どんどん画面が大きくなっていく、HUAWEI Pシリーズ。
今回ついに6インチを超えたことで、迫力ある映像を楽しめる代わりに、手の小さな女性や子供にとっては少し使いづらくなってしまいました。
ただ、この点はHUAWEIも懸念していて、今回湾曲デザインにすることで手にフィットしやすい作りになっています。
さらに、片手で操作しやすくなる縮小表示機能も搭載。
使いづらさは完全に0になるわけではありませんが、握りやすいデザインと縮小表示が備わっているため、さほど大きなデメリットではないでしょう。
5.HUAWEI P30 liteのスペック評価
5-1.3万円台で上々のスペック(アメリカが怖がるのも分かる)
HUAWEI P30 liteのスペックを詳しく見てみましょう。
発売日 | 2019年5月24日 |
---|---|
メーカー | HUAWEI |
重量 | 約159g |
画面 | 6.15インチ |
CPU | Krin 710 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
カメラ性能 | アウト:2400+800+200万画素 イン:2400万画素 |
外部メモリ | microSD |
バッテリー容量 | 3340mAh |
本体カラー | ホワイト ブラック ブルー |
防水 | ✕ |
おサイフケータイ ワンセグ |
✕ |
DSDV | ◯ |
スペックでまず着目したいのがカメラ。アウトカメラ・インカメラともに2400万画素に。 新型iPhoneを超えているんじゃないでしょうか。
そりゃ、アメリカも警戒するわけです。市場が飲み込まれかねません。
カラーは3色。防水機能はありません。メモリは4GBあるので、ゲームはサクサク動きます。CPUはKrin 710を搭載。
Krin 710のベンチマークスコアは12~14万点(ミドルクラスのスマホで最高レベル)です。 前作のKrin 659と比べて1.6倍の成長です。
DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)とは、2枚のSIMカードを1台で使い分けできる機能のこと。海外での利用や仕事とプライベートを分けたい方に便利です。
参考:ベンチマークテスト
5-2.前作のP20 liteと変わった点
P20 liteと何が変わったのでしょうか。両者のスペック項目を比べてみましょう。
P30 liteとP20 liteの比較
P30 lite | P20 lite | |
---|---|---|
発売日 | 2019年5月24日 | 2018年6月15日 |
重量 | 約159g | 約145g |
画面 | 6.15インチ | 5.84インチ |
CPU | Krin 710 | Krin 659 |
メモリ | 4GB | 4GB |
ストレージ | 64GB | 32GB |
カメラ性能 | アウト:2400+800+200万画素 イン:2400万画素 |
アウト:1600+200万画素 イン:1600万画素 |
外部メモリ | microSD | microSD |
バッテリー容量 | 3340mAh | 3000mAh |
本体カラー | ホワイト ブラック ブルー |
ブルー ピンク ブラック |
防水 | ✕ | ✕ |
おサイフケータイ ワンセグ |
✕ | ✕ |
DSDV | ◯ | ✕ |
ご覧の通り、前回のP20 liteから全体的にパワーアップしています。
変わらないのは、メモリと防水・おサイフケータイ・ワンセグ機能(どちらも無い)、外部メモリくらいでしょうか。
その他は、価格据え置きですべてP30 liteが上回っています。 ストレージは倍ですし、カメラ機能も向上。バッテリーも+340mAhです。
ただし、P30 liteが発売されたことで、P20 liteの価格はずいぶんと安くなりました。確かに、新しいP30 liteは魅力ですが、あえて値下げされたP20 liteを購入するのも賢い選択です。
HUAWEI P20 liteを実機レビュー!スペックからカメラ性能まで
6.ユーザーの評判をチェック
一般ユーザーは、HUAWEI P30 liteをどう思っているのか?Twitterの口コミを調べてみました。
中国製品嫌いなんだけど、HUAWEIの実力は認めざるを得ない。今回のP30 liteも3万ちょいでこれだけのスペックはコスパよすぎる。
— ken (@ken_msi) 2019年6月22日
P30 lite、ディスプレイのタッチ感度悪くない?
— 小林-d (@sonic_0326) 2019年6月20日
やっぱりP30 liteアマゾンで買おうかと思ってその前にビックカメラでさわってみた。なんかさ、android 9ってiphone xシリーズみたいな動きだね。何なん?なんでみんなホームボタンいらんの?
— ねこゆき🐾 (@lovenokair) 2019年6月20日
huawei p30 lite めっちゃお買い得な値段で買いたいんだけど・・・・このご時勢やめた方がいいんかな・・・米中貿易問題どうなるんやろか・・・・とりあえず保留で・・・
— カークン (@kakun2525) 2019年6月19日
P30 lite 使い勝手は悪くない。長らくアンドロイドだった私には、古女房との再開みたいな。
— ジェレミー@業を訪ねて三千里 (@Gerehwi) 2019年6月17日
やはり、コスパの良さに関しては好評。操作感については、微妙との声もありました。 そして何より、ファーウェイ問題に対する心配の声が多かったです。
今度は、「価格.comの口コミ」も見てみましょう。
昨今のHUAWEI問題が懸念されていますが、そのリスクを考慮しても購入して良かったと実感しています。
OPPO R11sからの乗り換えだったのですが、デザイン、性能、コスパどれを取って満足です。
この機種を買ったら、アップデートやサポートはどうなるのだろうと、いろいろ不安や心配はあるかと思いますが、今のところ全く不具合は出ていません。
性能は極めて良好。カメラはまぁまぁ。コスパも良好。
性能に対してこの値段は良いのではないでしょうか。今のところ上位モデルはこれの倍以上のお値段ですからね。
価格.comのユーザーはおおむね高評価でした。実際、レビュー満足度が星5つのうち4.64です。 ファーウェイ問題の弊害はいまのところ出ていないとのこと。
リスクがあっても、高コスパなP30 liteは購入せずにはいられないといった印象ですね。
7.HUAWEI P30 liteがおすすめな人とは?
今までのメリット・デメリットやユーザーの評判を踏まえて、HUAWEI P30 liteは以下の人におすすめです。
- 3万円程度のコスパの優れたスマホが欲しい
- インスタなどSNSに写真をたくさんアップする
- ワンセグ・おサイフケータイはなくていい
- 大画面の迫力ある映像で動画やゲームを楽しみたい
HUAWEI P30 liteの強みは、なんといってもコスパの良さ。10万円以上する新型iPhoneと比べても見劣りしないスペックです。
カメラは文句なしに綺麗なので、SNSでよく写真をアップする人は重宝します。セルフィー(自撮り)も綺麗に撮影できますよ。
また、6インチを超える大画面なので、動画をよく見る方にもおすすめ。Netflixやhuluなど動画配信サービスも、いつも以上に楽しめます。
逆に、防水機能と日本製独自の機能(ワンセグ・おサイフケータイ)にこだわるなら、P30 liteは辞めておいた方がいいでしょう。
8.HUAWEI P30 liteを購入できるおすすめMVNO(格安SIM)
まず、HUAWEI P30 liteは、以下の格安SIM(MVNO)で販売されています。
なお、端末のみ購入したい場合は、以下から注文できます。
HUAWEI P30 liteを安く購入するなら、格安SIMとのセット購入が基本です。中でもおすすめの3社をご紹介します。
①Y!mobile【通信速度が速い】
親会社のソフトバンクと変わらない通信速度を誇るY!mobile。HUAWEI P30 liteのスペックを存分に引き出すことができます。
Y!mobileはiPhone販売に力を入れていたため、Androidのラインナップはしょぼかったのですが、HUAWEI P30 liteはさすがに売れ筋なので取り扱いあり。
端末価格は、2019年11月時点で21384円と激安。1万円台で販売される日も近いでしょう。
ちなみに、Y!mobileの料金プランには、10分かけ放題も付属していますよ。
CHECK!
②UQモバイル【現金キャッシュバックあり】
何を隠そう、僕が使っているのがP30 liteとUQモバイルの組み合わせです。UQモバイルもY!mobile同様、通信品質が良好。
auのサブブランドという安心感もあります。
また、UQモバイルには現金キャッシュバックがあるのも魅力。特設ページを通すだけで5000円引きに。
キャッシュバックを考慮すると、HUAWEI P30 liteは2万円台となります。
CHECK!
※こちらのリンクを通さないとキャッシュバックは貰えません
③OCNモバイルONE【最安値で購入できる】
最安値でHUAWEI P30 liteを購入したいのならOCNモバイルONEです。端末価格はまさかの12800円(2019年11月時点)。
市場価格のおよそ3分の1となっており、目を疑うような安さです。
回線とセット契約する必要はありますが、シンプルに最安値でP30 liteを購入したいのならOCNモバイルONEです。
CHECK!
④BIGLOBEモバイル【Youtube見放題】
動画好きの方におすすめなのが「BIGLOBEモバイル」です。BIGLOBEモバイルは「エンタメフリーオプション」でYoutubeやAbemaTVがカウントフリーで見放題に。
3GBプラン+エンタメフリーオプション(月額480円)で月額2000円以下。端末代金を合わせても圧倒的なコスパです。
さらに、当サイトとBIGLOBEモバイルのタイアップで3000円分のキャッシュバックもあります。
CHECK!
9.【補足】ファーウェイ問題はまったく影響を感じない
ご存知かと思いますが、HUAWEI P30 liteはファーウェイ問題の件で、かなり騒がれました。
ある意味、ファーウェイの知名度が上がったのではないかと思います。
ファーウェイP30 liteのCMやってるなぁ〜 osが違うんでしょ? 大丈夫なんかなぁ
— 令和は本気@きたぴぴ (@kitapipi_trader) 2019年6月15日
P30 lite 普通にCMしてるけど、売ってるの?
キャリアでは売ってないんだよね?— ひーぽ (@kytn_pontaM23) 2019年6月14日
HUAWEI問題とは、アメリカ政府からのHUAWEI製品に対する禁輸措置のことです。
証拠はないのですが、HUAWEI製品にバックドア(個人情報を密かに抜き取って本国に送る)があるのではないかとの疑い、あるいは中国に対する政治的な牽制で行われた措置と言われています。
真相は分かりませんが、いずれにせよアメリカがHUAWEIを締め出そうとしているのは確かです。
最も厄介なのが、GoogleがHUAWEIに対するサービス提供を辞めるかもしれないという問題(OSの提供がなくなるのが大打撃)でした。
発売当初、多くの携帯会社や家電量販店が販売見送りを行っていましたが、今では普通に売られています。
僕自身、P30 liteに乗り換えて3ヶ月経ちますが、いまのところ何も困ったことはありません。
また、災害のときは緊急速報もしっかり届きました。
アプリの起動はもちろん、セキュリティ面も問題なく使えています。
どうしても、HUAWEI問題が心配・・という方は、同じくコスパに優れたZenFone MAXシリーズがおすすめです。
ZenFone Max (M2) なら2万円台と、HUAWEI P30 liteより安いです。
【ピュアアンドロイド】ZenFone Max (M2)をデメリットからカメラ性能まで徹底レビュー
10.【まとめ】HUAWEI P30 liteはコスパに優れた良好な機種です
今回は、何かと話題のHUAWEI P30 liteについて、詳しく解説してきました。HUAWEI P30 liteは、前作のP20 liteからほぼ全面パワーアップ。
それでも、3万円台とかなりコスパに優れています。
この価格帯でトリプルカメラを搭載。アプリもきびきびと動きます。エントリーモデルの価格帯ながら、ミドルスペック級の性能を持ち合わせているのが特徴的です。
HUAWEI P30 liteの販路はすべてが閉ざされているわけではありません。Amazonをはじめ、徐々に販売先が増えていっています。今後の動きに注目ですね。
[note title=”TOPIC”]P30 liteの後継機種「HUAWEI P40 lite 5G」が発売されています[/note]