エキサイトモバイルの評判とは?速度やデメリットを完全評価

この記事のポイント

  • エキサイトモバイルの速度は、平均で30Mbpsに迫るほど良質
  • 他の格安SIMにはない従量課金の料金体系が特徴的
  • 最適料金プランまたは複数SIMを検討する人以外は、おすすめできない

「エキサイトモバイルが気になるけど、実際どうなの・・?」

エキサイトモバイルは従量制の最適料金プランと安く複数SIMを使えるのが特徴的な格安SIMです。あまり有名ではありませんが、愛用するユーザーがいるのも事実。

実際のところ、評判や口コミはどうなのでしょうか。

この記事では、エキサイトモバイルについて徹底解説。速度の評価やメリット・デメリットなど詳しく説明していきます。

1.エキサイトモバイルとは?(料金・特徴)

エキサイトモバイルってどんなサービスですか?

ネット回線やメディアで有名なエキサイトが提供する格安SIMよ。今は3つの料金プランが用意されているわ。

エキサイトモバイルとは、エキサイト株式会社が手掛ける格安SIMサービスです。エキサイトはポータルサイト「Excite」の運営や、インターネット回線のプロバイダ事業も行っています。

格安SIM事業は2016年よりサービス開始。従量制のプランや複数SIMを安く契約できるのが特徴的です。

エキサイトモバイルの料金プランは3種類用意されています。

①でんわパックプラン

プラン
従量 S M L
月額料金 低速:1900円
~3GB:2300円
~6GB:2850円
~10GB:3450円
2650円 3880円 6980円
データ容量 0~10GB 5GB 15GB 35GB
無料通話※ 10分 3分 5分 なし

※0037ダイヤラーアプリを使用

②最適料金プラン

データ容量 コース
1枚コース 3枚コース
低速通信のみ 500 円
~100MB 630円 1,050円
~500MB 630円 1,100円
~1GB 660円 1,180円
~2GB 770円 1,340円
~3GB 880円 1,550円
~4GB 1,150円 1,780円
~5GB 1,450円 1,890円
~6GB 1,600円 1,950円
~7GB 1,900円 2,100円
~8GB 2,120円 2,190円
~9GB 2,200円 2,380円
~10GB 2,380円 2,540円
~11GB 2,830円
~12GB 3,100円
~13GB 3,450円
~14GB 3,790円
~15GB 3,980円
[safe title=”POINT”]音声通話機能(電話番号)を付与するならコース料金+700円/枚[/safe]

③定額プラン

データ容量 コース
1枚コース 3枚コース
0MB 650円 1,100円
1GB 670円 1,260円
2GB 770円 1,450円
3GB 900円 1,680円
4GB 1,170円 1,980円
9GB 2,250円 2,460円
20GB 3,980円 4,480円
30GB 5,980円 6,580円
40GB 7,980円 8,580円
50GB 10,180円 10,680円
[safe title=”POINT”]音声通話機能(電話番号)を付与するならコース料金+700円/枚[/safe]
  • 留守番電話:月額350円
  • 割り込み着信:月額250円
  • 追加容量チャージ:580円/1GB
  • ウィルスバスターモバイル 月額版:月額250円(2ヶ月無料)
  • Smart・Checker:月額350円(2ヶ月無料)
  • i-フィルター for マルチデバイス:月額360円(2ヶ月無料)
  • トビラフォン:月額300円(2ヶ月無料)
  • タブホ:月額500円(2ヶ月無料)
  • AOS Cloud:月額500円(2ヶ月無料)
  • スマート留守電:月額290円(2ヶ月無料)

でんわパックは、通話重視の方向けのプランです。プランL以外は、無料通話が付属します。

最適料金プランは、使用したデータ容量に応じて料金が決まります。定額プランは、その名の通り定額制で希望のデータ容量を選べます。

2.エキサイトモバイルの速度は遅い?

やっぱり速度が一番気になります。

意外だけど、結構速いわよ。

結論から言うと、エキサイトモバイルの速度は良好です。ネット回線の口コミを集めるみんそくでは、直近3カ月の平均で39Mbpsを記録しています。

エキサイトモバイルの速度

エキサイトモバイルの速度

平均速度

  • ダウンロード:39.15Mbps
  • アップロード:12.94Mbps
  • Ping値:78.63ms

平均で30Mbpsを超える格安SIMは、ワイモバイル・UQモバイル・OCNモバイルONE・イオンモバイルくらいです。

なぜ、混雑しやすいドコモ回線なのにエキサイトモバイルの速度は良好なのか?その理由は恐らく、ユーザー数が少ないからでしょう。

皮肉にも人気のないマイナーSIMだからこそ、速度が安定しています。これからユーザーが急増すれば状況は変わると思いますが、現時点では十分すぎるスピードです。

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3.評判・口コミから分かるエキサイトモバイルのメリット

エキサイトモバイルの強みを教えてください。

シェアSIMも含めて従量制で申し込めるのがメリットよ。

①従量制で料金プランを選べる

エキサイトモバイルの最大の魅力は、従量制で料金が変わる最適料金プランです。1枚コースなら10GBまで、3枚コースなら15GBまで使えます。

従量制のメリットとして、月によってデータ消費量にばらつきがあっても無駄がありません。従量課金のプランが使える格安SIMは、現状ほとんどなし。

通常は定額制なので、エキサイトモバイルの独占的なメリットと言えるでしょう。

②複数のシェアSIMを安く使える

わざわざ3枚コースを最初から選べるよう配慮していることから、エキサイトモバイルはシェアSIMに力を入れています。

例えば、10GBの3枚コースなら、メインスマホ・サブスマホ・タブレットといった分け方が可能に。もちろん、家族で使い分けても構いません。

3人家族で1人3GB(合計9GB)の3枚コースを利用するなら月額料金は2460円です。全員に音声通話機能を付けても4560円(一人当たり1520円)に収まります。

SIMカードの枚数は最大5枚まで申し込みOK。他の格安SIMのシェアプランと違い、シェアSIMながら従量制課金を適用可能です。

今月は動画を見すぎたから10GB(2540円)だった・・でも翌月はSNSが中心だったから3GB(1550円)で済んだ、といった具合に利用料金が調整されます。

3枚までSIM追加料金がかからない

通常、格安SIMのシェアプランはSIMカードを追加するごとに追加料金(初期費用)が発生します。しかし、エキサイトモバイルなら3枚まで追加料金は無料です(4・5枚目は390円)。

③速度切り替えが使える

今月はSNSやメールしか使わなそう・・といった場合は、速度切り替えであえて低速のみ使うことができます。低速通信のみなら、最安500円でデータSIMを利用可能です。

格安SIMによっては速度切り替えができません。LINEやメールしか使わない、あるいは電話のみを使いたい方には重宝できる機能です。

MEMO
低速通信でも直近3日間で366MB以上をデータ消費すると速度制限がかかるので注意

低速でもバースト転送に対応

バースト転送とは、最初の読み込み時だけ高速通信となる機能です。この機能があれば、低速モードでもそこそこ快適です。

エキサイトモバイルはバースト転送に対応。テキスト中心のニュースサイトくらいなら、低速でも十分に閲覧できます。

4.評判・口コミから分かるエキサイトモバイルのデメリット

逆に、デメリットはありますか?

でんわパックが微妙なのと解約金がある点に注意して。

①でんわパックプランのお得感がない

エキサイトモバイルが推しているでんわパックプランですが、正直お得感がありません。まず、価格設定が微妙です。

10分の無料通話が付いているとは言え、0~3GBで2300円、3GBから6GBで2850円は高く感じます。

この設定なら、同じ10分かけ放題でもアプリ不要で通話できるワイモバイルの方がいいでしょう。ワイモバイルのプランSは、3GB使えて2680円です。

楽天モバイルなら、2980円でデータ使い放題となっています。

料金比較

エキサイトモバイル
(でんわパック)
ワイモバイル 楽天モバイル
料金 2850円 2680円 2980円
データ容量 3GB~6GB 3GB 無制限
※楽天回線エリア
無料通話 10分 10分
※アプリ経由なし
実質無制限
※Rakuten Link
[note title=”TOPIC”]無料通話が要らないならOCNモバイルONEが安い(速度も良好)[/note]

決してエキサイトモバイルが特段悪いわけではないのですが、わざわざマイナーな格安SIMを選ぶのなら、メジャーなワイモバイルや楽天モバイルよりお得感が欲しかったところ。

また、でんわパックはプランS(5GB)だと、無料通話が3分に減らされるためケチくささも感じます。

でんわパックに加入すると、あとから最適料金プラン・定額プランに変更できない点も不便です。

定額プランもおすすめしない

特徴的なでんわパックと最適料金プランに隠れて、定額プランが選べます。残念ながら定額プランもおすすめしません。

理由としては決め手となる特徴がないから。料金設定も普通ですし、魅力的なオプションもなし。

エキサイトモバイルは、最適料金プラン以外はスルーしてOKです。

②安さを感じるのは小容量だけ

エキサイトモバイルは、小容量から大容量まで幅広くプランを選べます。一見、メリットに思えますが、料金表をよく見ると安いのは小容量だけです。

大容量になると、最大1万円を超えてしまいます。エキサイトモバイルに高額料金を支払うなら、ポケットWi-Fiを利用するかキャリアの大容量プランを使った方がマシでしょう。

エキサイトモバイルに申し込むなら、4GB以下の小容量に留めておくのが無難です(シェアSIMなら15GBまでOK)。

③解約金が高い

エキサイトモバイルでは音声通話SIMに限り1年間の最低利用期間が設定されます。1年以内に解約すると9500円の解約金が発生。

普通の契約内容に思えますが、近年の携帯会社はどんどん解約金を撤廃しています。いまだに高い解約金を取るエキサイトモバイルは、遅れていると言わざるを得ません。

格安SIMの解約金

解約金 最低利用期間
エキサイトモバイル 9500円 12ヵ月
BIGLOBEモバイル 1000円 12ヵ月
楽天モバイル なし なし
mineo なし なし
UQモバイル なし なし
ワイモバイル なし なし
OCNモバイルONE なし なし
イオンモバイル なし なし

※データSIMは解約金なし

エキサイトモバイルが解約ルールを改正できない理由としては、解約金を取らないとやっていけないからでしょう。苦しい台所事情が伺えます。

④お昼と夕方に速度が落ちる

まずまず速度が快適なエキサイトモバイルですが、お昼と夕方には速度低下を起こします。特に顕著なのが、12時半ごろです。

エキサイトモバイルの速度レポート

エキサイトモバイルの速度レポート

どれくらい低下するかは日によって変わりますが、大体0.5~2Mbpsまで落ちる場合が多いです。

速度低下の理由は、回線レンタル元のドコモが帯域制限を行うから。お昼休み&夕方の帰宅時間はスマホを使う人が増えるため、格安SIMの帯域が絞られるのです。

格安SIMの速度低下イメージ

格安SIM速度低下イメージ

お昼・夕方の速度低下問題は、エキサイトモバイルだけでなく格安SIM全体のデメリットです。12時半頃は動画再生やテザリングを控えるべきでしょう。

⑤サービス停止のリスクがある

エキサイトモバイルは、格安SIM業界の中ではかなりマイナーな位置づけです。シェア率はわずか0.4%しかありません。

格安SIMの利用シェア

格安SIMの利用シェア(参照元

格安SIMは薄利多売の業界なので、シェアが低いとまったく儲かりません。

事実、そこそこの人気を誇ったDMMモバイルは撤退。急激にユーザー数を伸ばしたLINEモバイルさえも、最後まで黒字化できずにソフトバンクへ吸収されました。

当時のDMMモバイルやLINEモバイルより立場の低いエキサイトモバイル。あくまで予想ですが、収益化できているとは到底思えません。

資金体力にもよりますが、いつサービス停止してもおかしくない状況と言えるでしょう。

5.【総合評価】エキサイトモバイルがおすすめな人はかなり限られる

結局、エキサイトモバイルに契約すべきでしょうか・・?

おすすめできる人はかなり限られるからチェックして。

エキサイトモバイルをおすすめできる人はかなり限られます。

おすすめな人

  • 月によって利用するデータ容量にばらつきがある
  • 複数のSIMカードを安く使いたい
  • サブ機用のSIMカードが欲しい
注意
上記に当てはまらない方はおすすめできない

エキサイトモバイルは、他社の値下げに付いていけていない印象です。マイナーがゆえに速度はまずまず安定していますが、ユーザーが増えたときの回線増強は期待できません。

評判・口コミが少なすぎるのも気になります。

ただし、従量制課金で格安SIMを使いたいなら一考の価値はあります。毎月のデータ消費量にばらつきがある方は、エキサイトモバイルなら無駄がありません。

複数のSIMカードを従量制で安く使えるのも魅力。速度もそこそこ速いので、最適料金プランで申し込むなら利用価値はあるでしょう。

ゲーム専用などサブ機用のSIMカードとしても活躍できるポテンシャルありです。

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6.エキサイトモバイル以外に検討したい携帯会社

エキサイトモバイルが微妙なら、どこを選べばいいんですか?

おすすめできる格安SIMを挙げていくわね。

あえてマイナーなエキサイトモバイルを選んで無理にリスクを冒す必要はありません。やはり携帯会社はメジャーな方が、サービス内容が充実しています。

特に検討したいのが、楽天モバイル・OCNモバイルONE・ワイモバイルです。

エキサイトモバイルとの比較

速度 料金※ 端末
エキサイトモバイル
普通

普通

普通
楽天モバイル
速い

割安

豊富
OCNモバイルONE
普通

割安

豊富
ワイモバイル
速い

普通

普通

※サービス内容に対して割高(割安)に感じるか

楽天モバイル

おすすめな人
  • データ使い放題を求めている
  • 楽天ポイントを貯めている
  • スマホ代を3000円以下にしたい

楽天モバイル(楽天アンリミット)は、月額2980円でデータ使い放題。すべての携帯会社で、最強のプラン内容です。

通信速度は、20Mbps以上が確保されておりお昼も速度が落ちません。最低1Mbpsが保証されているため、動画が止まることはなし。

また、通話し放題の楽天Linkも無料で利用OK。楽天市場の獲得ポイントが常に+1倍となる特典も付いています。

楽天モバイルはキャリアに移行したものの、利用料金を考慮すれば実質的な格安SIMと言えるでしょう。

料金プラン

データ容量 月額料金
1GBまで 0円
3GBまで 1078円
20GBまで 2178円
20GB以上
(無制限)
3278円
メリット デメリット
・データ使い放題
・楽天ポイントが常に2倍
・最低速度保証あり
・通話料を節約できる
・シェアプランがない
・サポートが繋がりにくい
\ポイント還元で端末が実質無料

楽天モバイルの公式サイトへ

OCNモバイルONE

おすすめな人
  • 最安値で端末を購入したい
  • 利用料金の安さを重視する
  • 音楽アプリが手放せない

OCNモバイルONEは、格安SIMの中で屈指の安さを誇ります。端末代金は、他社の半額以下になることも。

月額料金も最安レベル。エキサイトモバイルも安いのですがOCNモバイルONEの方がサービス品質に対して割安と感じられます。

近年は、安さだけでなく通信速度も大幅に向上。イライラする時間帯がありません。

その他、MUSICカウントフリーによりAmazon music・Google Play Music・LINE MUSICなどデータ消費がありません。

料金プラン

データ容量 月額料金
データSIM 音声通話SIM
1GB 770円
3GB 858円 990円
6GB 1188円 1320円
10GB 1628円 1760円
メリット デメリット
・端末価格が最安
・利用料金が安い
・音楽アプリ使い放題
・ドコモ回線のみ
\端末代金が最安(半額あり)

OCNモバイルONEの公式サイトへ

ワイモバイル

おすすめな人
  • 最高速度の格安SIMを求める
  • 通話料を0円に抑えたい
  • iPhoneセットで乗り換えたい

自社回線を使うワイモバイルは、他社との回線混雑がないため圧倒的な通信速度を誇ります。

平均速度は40~60Mbps。格安SIMながら、大手キャリアと変わらない速さです。

速度制限後も1Mbpsのスピードなので、実質使い放題と考えてOK。家族割を適用できれば、各プラン-1188円に。

最新iPhoneを購入でき足り、無制限かけ放題オプションがあったりとサービス品質もGOOD。店舗サポートも充実しています。

料金プラン

シンプルS シンプルM シンプルL
月額料金
2178円 3278円 4158円
データ容量 3GB 15GB 25GB
メリット デメリット
・通信速度がトップ

・iPhoneセット販売あり
・全国に店舗あり
・データ繰り越し不可
・Androidの種類が少ない
\オンライン契約は事務手数料が0円

ワイモバイルの公式サイトへ

7.まとめ

エキサイトモバイルは、全体的にはおすすめではありません。速度は悪くありませんが、サービス内容が良いとは言えず。

ただし、従量制の最適料金プランだけでは検討する価値があります。毎月のデータ消費量がばらばらなら、大きな節約効果を得られる可能性がありますよ。

その他の方は、別の格安SIMを検討した方がいいでしょう。料金の差はあまりないので、あえてマイナーなエキサイトモバイルを選ぶ必要はありません。

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