格安スマホ(SIMフリースマホ)とは

30秒でわかる格安スマホとは?これ以上損しないための全知識

格安スマホ

広告でたまたま見かけた格安スマホ。何だか良さそうだけど内容がよく分からない・・・

あなたは、格安スマホという言葉は知っていても、ちゃんと意味を理解できていますか?

実は、格安スマホの意味は思ったよりも複雑で、ちゃんと理解できている方は少ないです。この記事では、格安スマホとは何か?初心者の方でも分かるように詳しく解説してみました。

ぜひ、参考にしてみて下さいね。

1.格安スマホとは?

格安スマホとは、格安SIMが挿入されているSIMフリースマホのことです。

格安スマホの意味

格安スマホ=格安SIM+SIMフリースマホ

  • 格安SIM・・・スマートフォンに入れるICチップ(格安のSIMカード)のこと
  • SIMフリースマホ・・・SIMフリー化されているスマートフォンのこと

格安スマホを理解する上で重要な、格安SIMとSIMフリースマホについては、次章から詳しく説明します。

※よくある勘違い

格安スマホはその名前から、価格が安いスマートフォンと勘違いされる場合がよくありますが、これは大きな間違いです。

格安スマホとして使用するSIMフリースマホには、10万円を超えるハイスペックな機種も存在します。決して安いスマートフォン=格安スマホというわけではありません。安くなるのは端末価格ではなく、月額利用料金です。

※定義は人によってバラバラ

格安スマホは明確な定義がありません。そのため、人によって定義がバラバラで曖昧な言葉となっています。

特に多いのが、

  • 格安スマホ=SIMフリースマホ
  • 格安スマホ=スマホの月額料金が安くなる通信事業者との契約

の2パターンです。明確な定義がないため正解・不正解はありません。

格安スマホについて情報収集する際は、SIMフリースマホのことを指しているのか?スマホの月額料金が安くなる通信事業者との契約を指しているのか?前後の文脈から意味をくみ取る必要があります。

2.格安SIMとは?

格安スマホは格安SIMとSIMフリースマホの組み合わせです。ここでは格安スマホを理解する上で欠かせない、格安SIMについて理解していきましょう。

2-1.SIMカードとは?

そもそも、格安SIMの「SIM」とは一体何でしょうか?

まず、SIMとはSIMカードの略称です。そしてSIMカードとは、携帯電話を利用する人の個人情報が書き込まれたICカードとなります。

SIMカードの取り出し

スマホからSIMカードを取り出す様子

SIMカードには、今月どれくらい通話をしたのか?どの通信事業者と契約しているのか?など月額利用料を決める上で重要な個人情報が書き込まれています。そのため、携帯電話の月額料金はSIMカードによって決定します。

大手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)と契約するときは、最初からSIMカードが挿入されているためあまり意識することはありません。しかし、あなたが今使っている携帯電話もSIMスロット(SIMカードの蓋)を開ければ、必ずSIMカードが挿入されています。

2-2.格安SIMと通常のSIMの違い

それでは、格安SIMとは通常のSIMカードと比べて何が違うのでしょうか?

※通常のSIM=大手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)が発行するSIMカード

格安SIMとはその名の通り、安い料金で利用できるSIMカードとなります。格安SIMはMVNO(仮想移動体通信事業者)と呼ばれる、スマホ向けの安い料金プランを提供している会社が発行しています。

携帯電話に挿入されているSIMカードは入れ替えることができるため、大手キャリアが発行するSIMカードから格安SIMカードに入れ替えれば、契約する通信事業者を乗り換えることができるのです。

SIMカードの入れ替え説明

SIMカードは入れ替え可能

3.SIMフリースマホとは?

格安SIMが理解できたら、今度は格安スマホを知る上で重要となるSIMフリースマホについても理解していきましょう。

3-1.SIMフリーとは?

SIMフリースマホとは「SIMフリーのスマートフォン」の略称です。では、SIMフリースマホの「SIMフリー」とはどういう意味でしょうか?

SIMフリーを理解するには、SIMロックという言葉を知る必要があります。

大手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)で購入したスマートフォンには、SIMロックがかかっています。SIMロックとはSIMカードをロックすること、つまり他社の契約でスマートフォンを使用できないようにする設定のことです。

ドコモで購入したスマートフォンならドコモのSIMロックがかかっています。ドコモのSIMロックがかかったスマートフォンでは、ドコモ系列の格安SIM会社しか契約できません。

※MVNOはドコモ系、au系、ソフトバンク系に分かれている

しかし、SIMフリーのスマートフォンなら、どの通信事業者とも契約することができます。また、海外のSIMカードも利用できるため、海外旅行の際に現地のSIMカードに入れ替える、といった使い方も可能です。

SIMフリースマホとは

SIMフリースマホはすべてのSIMカードに対応

3-2.SIMロックは解除可能

SIMロックが解除されているスマートフォンのことをSIMフリースマホといいます。SIMロックは後から解除することはできるのでしょうか?

結論から言うと、SIMロックの解除は技術的な知識が無くても、誰でも簡単にできます。やり方は、大手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)のサポート窓口に連絡するだけです。

SIMロック解除を行い、SIMフリー化したスマートフォンなら、ほぼすべての格安SIMが利用可能です。

3-3.普通のスマホと違う点

SIMフリースマホはドコモやauショップで購入できるスマートフォンと違いはあるのでしょうか?

結論から言うと、SIMロックがかかっているかどうか以外にほとんど変わる点はありません。

例えば、カメラ、バッテリーなどの機能も、大手キャリアで販売されているスマートフォンと同等のSIMフリースマホがたくさん販売されています。

最近では、デュアルレンズカメラを搭載した端末やPC並の性能を持った端末など最新のiPhoneやGALAXYに引けを取らないSIMフリースマホが登場しています。また、高性能だけでなく1万円以下のお得なSIMフリースマホもたくさん登場しています。

SIMフリースマホのメーカーは海外製、日本製と両方あります。日本製のSIMフリースマホなら、おサイフケータイやワンセグなどの利用も可能です。

3-4.SIMフリースマホの購入方法

通常、SIMフリースマホを購入する際は格安SIMとセットで購入します。これは大手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)と同じシステムです。

SIMフリースマホと格安SIMは以下からセット購入が可能です。

  • MVNOの公式サイト
  • MVNOの店舗
  • 家電量販店

MVNOの公式サイトなら、インターネット経由で格安SIMとSIMフリースマホを購入することができます。

4.格安スマホの月額料金が安い理由

大手キャリアの月額料金は6000~8000円が相場ですが、格安スマホなら2000~4000円で利用できます。どうして格安スマホの月額料金は安いのでしょうか?

4-1.MVNOは通信設備をほとんど持たない

格安SIMとSIMフリースマホを提供するMVNOは通信設備をほとんど持たずに済むため、安い月額料金を実現できています。

MVNOが使用する通話とデータ通信の回線は、大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の通信網をそのままレンタルしています。そのため、通信設備を維持する費用や基地局を増設する費用などがまったくかからないのです。

4-2.サポートを限定している

大手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)では、ショップに行けば手取り足取りサポートしてくれます。故障時の対応や充電サービス、無料相談など過剰とも言えるレベルのサポートが付いています。

また、決済手段も豊富でクレジットカード以外にも口座振替やコンビニ払いなどが用意されています。

対して、多くのMVNO(格安SIM会社)は店舗を持っていません。また、支払い方法はクレジットカードに限定している場合が多いです。

近年話題になっている格安航空会社(LCC)と同じ仕組みで、MVNOも過度なサポートをやめて、サービス内容を限定することで大幅なコストカットを実現できています。人件費や施設費用をカットしたMVNOは格安の利用料金を提供できるのです。

5.格安スマホのデメリット

月額料金が大幅に安くなる格安スマホ。しかし、安い代わりに何か裏があるのでは?と考えてしまいますよね。

ここでは、格安スマホのデメリットについて徹底解説していきます。

5-1.キャリアメールが使えない

格安スマホではキャリアメールが使えません。キャリアメールとは、大手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)からもらえるメールアドレスのことです。

近年はLINEやSNSで連絡を取ることが主流になっているため、利用頻度が少なくなっているキャリアメールですが、いざ使えなくなると不便です。例えば両親との連絡やサービス登録などでキャリアメールを使っている方も多いはずです。

キャリアメールが使えなくなる格安スマホですが、無料で利用できるフリーメールサービスで代用できます。

5-2.通信速度が落ちる可能性がある

格安スマホの最も大きなデメリットが通信速度の低下です。格安スマホの通信速度は、契約するMVNO(格安SIM会社)によってバラバラです。

大手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)と同じレベルの通信速度が出る会社もあれば、大手キャリアよりも大きく通信速度が落ちる会社もあります。また、格安スマホ特有の欠点として、回線混雑があります。

大手キャリアからレンタルしている格安スマホの回線は、利用できるデータ通信量が決まっています。たくさんの人が一度に通信を行うと回線混雑により速度が落ちるのです。

特に、お昼や夕方などスマホの利用者が多くなる時間帯は、回線混雑により通信速度が不安定となります。

通常のインターネットやLINE、ゲームアプリ程度なら通信速度が不安定となってもほとんど問題なく使用できます。ただし、動画視聴やテザリング(スマホをPCやゲーム機と繋げる)に関しては、途中で途切れる可能性があります。

5-3.手厚いサポートがなくなる

サポートの品質を落とすことで安い月額料金を実現するMVNO(格安SIM)。当然ながら、月額料金が安い代わりに手厚いサポートは無くなります。

特に地方の方はMVNOのショップがほとんど無いため、やり取りはすべて電話かインターネットに限られます。サポートの品質はかなり向上しているMVNOですが、まだまだ大手キャリアのサポート、サービス内容には劣るのが現状です。

※端末のデメリットは特にない

格安スマホでは使用する端末(SIMフリースマホ)に関しては、特にデメリットがありません。時々、SIMフリースマホは性能が悪いという口コミがありますが、これは単純に値段が安い端末を購入したからです。

SIMフリースマホは1万円以下から10万円以上まで幅広い機種から選択できます。端末の性能は値段相応です。当然ながら、1万円以下の端末なら性能は限られます。SIMフリースマホだから全部性能が悪いということは絶対にありませんので、ご安心ください。

6.格安スマホのQ&A

最後に格安スマホに関する疑問点をまとめてみました。

6-1.今の電話番号をそのまま使える?

格安スマホでは今使っている電話番号で通話することが可能です。通話品質は大手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)と同じです。

現在の電話番号を格安スマホに引き継いで使用する際は、MNPという手続きが必要となります。詳しくは以下の記事を参考にしてください。

6-2.どれくらいの利用者がいるの?

格安スマホの利用者は全スマートフォン利用者の約10%となっています。10人に1人が格安スマホを使用している割合です。

また、最近では新規契約者の純増数が大手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)をMVNOが上回ったというデータもあります。テレビCMにも力を入れているMVNOは、今度もユーザー数を伸ばしていくと予想されます。

6-3.通話料金は高い?

格安スマホの通話料金は20円/30秒です。大手キャリアと同じ通話料金なので、割高価格ではありません。通話をよく使う方は、かけ放題プランの加入をおすすめします。

MVNOでは、

  • 5分かけ放題
  • 10分かけ放題
  • 無制限かけ放題

が利用できます。

※無制限かけ放題は一部のMVNOのみ提供

6-4.SIMフリー化したらキャリア版のスマホも使える?

現在使用しているau、ドコモ、ソフトバンクをSIMフリー化して格安SIMを使うことは可能です。もちろん、iPhoneも格安SIMを挿入して、格安の月額料金で使用することができます。

キャリア版のスマホに格安SIMを使う際は、やや複雑なルールがありますので、詳しくは以下の記事をご覧ください。

6-5.格安SIMの種類はある?

格安SIMには

  • データ通信専用SIM
  • 音声通話SIM

の2種類があります。

データ通信専用SIMはインターネット専用のSIMカードで通話機能がありません。ただし、アプリを使用した通話は可能です。

音声通話SIMはインターネットと通話の両方が利用できます。大手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)と同じ使い勝手です。格安スマホに乗り換えたい場合は、必ず音声通話SIMで契約しましょう。

6-6.どこでも繋がる?

格安スマホの通話・データ通信のエリアは大手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)と同じです。

大手キャリアの通話・データ通信のエリアは人口カバー率99%を誇ります。格安スマホも大手キャリアの通信網を使うため、同じ人口カバー率となり日本全国で使用可能です。

7.まとめ

いかがでしたか?

格安スマホとは何か?正しく理解できたでしょうか。格安スマホとは、格安SIMとSIMフリースマホの組み合わせを指します。

定義が曖昧なのでSIMフリースマホのことだけを格安スマホと呼ぶ場合もありますが、その際ははっきりした答えがないのであまり気にしないでいいでしょう。

格安スマホはメリットだけでなく、もちろんデメリットもあります。格安スマホに乗り換えを検討している方は、デメリットもしっかりと把握しておきましょう。

現在は10人に1人の割合で使用されている格安スマホですが、今後は10人に3人以上は格安スマホを利用すると予想されます。今のうちから格安スマホに対する理解を深めて、いつでも乗り換えができるように準備しておきましょう。

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