名義変更できる格安SIMは5社だけ!手数料や譲渡のルールを解説

この記事のポイント

「格安SIMって、名義変更できるの・・?」

名義変更の手続きができる格安SIMはかなり限られています。ほとんどが手続き不可なので、格安SIM申し込み後に名義変更を考えている方は注意が必要です。

この記事では、名義変更対応の格安SIMを徹底解説。また、名義変更に関する細かなルールも説明していきます。

ぜひ、参考にして下さいね。

1.名義変更(契約者変更)ができる格安SIM

格安SIMでも名義変更はできますか?

5社に限られるけど、手続きは可能よ。

ほとんどの格安SIM(MVNO)では名義変更の手続きができません。しかし、以下の5社なら名義変更が可能です。

名義変更できる格安SIM

格安SIM 手数料 オンライン手続き
OCNモバイルONE
※おすすめ
800円
mineo 3000円
楽天モバイル 3000円
ワイモバイル 3000円 不可
イオンモバイル 3000円 不可

最も条件がいいのはOCNモバイルONE。手数料が圧倒的に安いです。イオンモバイルとワイモバイルは店舗のみ受付なので注意しましょう。

①OCNモバイルONE

おすすめな人
  • 最安値で端末を購入したい
  • プラン価格の安さを重視する
  • 音楽アプリが手放せない

名義変更手数料:800円

OCNモバイルONEは、格安SIMの中で屈指の安さを誇ります。端末代金は、他社の半額以下になることも。

月額料金も最安レベル。さらに、回線増強により通信速度も従来より大幅アップしています。

MUSICカウントフリーによりAmazon music・Google Play Music・LINE MUSICなどデータ消費なし。

Wi-Fiスポットの無料サービスも付いており、データ消費を節約する仕組みが整っています。

データ容量 月額料金
データSIM 音声通話SIM
1GB 1180円
3GB 880円 1480円
6GB 1380円 1980円
10GB 2280円 2880円
20GB 3800円 4400円
30GB 5380円 5980円
月額料金 解約金 オンライン契約
880円〜 0~1000円
回線 支払い キャンペーン
ドコモ クレジットカード あり
メリット デメリット
・端末価格が最安
・料金プランが安い
・大容量プランあり
・音楽アプリ使い放題
・ドコモ回線のみ

CHECK!

OCNモバイルONEの公式サイトへ

OCNモバイルONEで名義変更するには?必要日数も分かる【改称・譲渡・承継】OCNモバイルONEで名義変更するには?必要日数も分かる【改称・譲渡・承継】

②mineo

mineo(マイネオ)
おすすめな人
  • 手持ちのiPhoneで乗り換えたい
  • フリータンクを使ってみたい
  • 独自サービスを重視する

名義変更手数料:3000円

トリプルキャリアに対応するmineoは、au・ドコモ・ソフトバンクのスマホ(iPhone含む)で乗り換えOKです。

mineoユーザーになると、自由にデータ容量を引き出せるフリータンクが使えます。今月のデータ残量がピンチなときは、大いに役立つシステムです。

その他、パケットギフトやパケットシェアなど独自のサービスが充実。分からないことがあれば、マイネ王に質問できます。

A(au)プラン

データ容量 シングルタイプ
(データSIM)
デュアルタイプ
(音声通話SIM)
500MB 700円 1310円
3GB 900円 1510円
6GB 1580円 2190円
10GB 2520円 3130円
20GB 3980円 4590円
30GB 5900円 6510円

D(ドコモ)プラン

データ容量 シングルタイプ
(データSIM)
デュアルタイプ
(音声通話SIM)
500MB 700円 1400円
3GB 900円 1600円
6GB 1580円 2280円
10GB 2520円 3220円
20GB 3980円 4680円
30GB 5900円 6600円

S(ソフトバンク)プラン

データ容量 シングルタイプ
(データSIM)
デュアルタイプ
(音声通話SIM)
500MB 790円 1750円
3GB 990円 1950円
6GB 1670円 2630円
10GB 2610円 3570円
20GB 4070円 5030円
30GB 5990円 6950円
月額料金 解約金 オンライン契約
700円〜 0円
回線 支払い キャンペーン
ドコモ
au
ソフトバンク
クレジットカード あり
メリット デメリット
・フリータンクあり
・独自サービスが充実
・3キャリア対応
・大容量プランが安い
・ソフトバンク回線が高い
・新機種の発売が遅い

CHECK!

mineoの公式サイトへ

mineo(マイネオ)で名義変更する流れ・必要日数とは?mineo(マイネオ)で名義変更する流れ・必要日数とは?

③楽天モバイル

おすすめな人
  • データ使い放題を求めている
  • 楽天ポイントを貯めている
  • スマホ代を3000円以下にしたい

楽天モバイル(楽天アンリミット)は、月額2980円でデータ使い放題。すべての格安SIMで、最強のプラン内容です。

通信速度も良好で、1日中20Mbpsあたりで安定。最低1Mbpsが保証されているため、動画が止まることはありません。

また、通話し放題の楽天Linkも無料で利用OK。楽天市場の獲得ポイントが常に+1倍となる特典も付いています。

[note title=”TOPIC”]楽天モバイルはキャリアに移行しましたが、実質的な格安SIMなので掲載しています[/note]

月額2980円:データ無制限

※auエリアは5GBまで

月額料金 解約金 オンライン契約
2980円 0円
回線 支払い キャンペーン
楽天
au
クレジットカード
口座振替
デビットカード
あり
メリット デメリット
・データ使い放題
・楽天ポイントが常に2倍
・最低速度保証あり
・通話料を節約できる
・シェアプランがない
・サポートが繋がりにくい

CHECK!

楽天モバイルの公式サイトへ

楽天モバイル(UN-LIMIT)で名義変更する方法【改姓・譲渡・承継】楽天モバイル(UN-LIMIT)で名義変更する方法【改姓・譲渡・承継】

④ワイモバイル

おすすめな人
  • 最高速度の格安SIMを求める
  • 通話料を0円に抑えたい
  • iPhoneセットで乗り換えたい

名義変更手数料:3000円

自社回線を使うワイモバイルは、他社との回線混雑がないため圧倒的な通信速度を誇ります。

平均速度は40~60Mbps。格安SIMながら、大手キャリアと変わらない速さです。

料金プランには、オプション扱いではなく10分かけ放題が付いています。プランSなら月額1980円で、通話料まで収まります。

+1000円で時間無制限のかけ放題も利用OKです。

スマホベーシックプラン

プランS プランM プランR
月額料金
2680円 3680円 4680円
月額料金
(6ヶ月新規割)
1980円 2980円 3980円
データ容量 3GB 9GB 14GB
データ容量
(1年増量)
4GB 12GB 17GB
無料通話 10分かけ放題
月額料金 解約金 オンライン契約
1980円〜 0円
回線 支払い キャンペーン
自社
ソフトバンク
クレジットカード あり
メリット デメリット
・通信速度がトップ
・10分かけ放題付き
・iPhoneセット販売あり
・全国に店舗あり
・データ繰り越し不可
・Androidの種類が少ない

CHECK!

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ワイモバイルで名義変更する方法【改姓や譲渡の流れが分かる】ワイモバイルで名義変更する方法【改姓や譲渡の流れが分かる】

⑤イオンモバイル

イオンモバイル
おすすめな人
  • イオンに信頼を置いている
  • 月額料金の安さにこだわる
  • 30GB以上で契約したい

名義変更手数料:3000円

小売業界で有名なイオンが運営するイオンモバイル。全体的にプラン価格が安く、小容量から大容量まで契約できます。

イオンらしく安さに対するこだわりが強く、どのデータ容量でも最安クラスです。

全国のイオンでサポートを受けられるのもイオンモバイルならでは。通信速度も速く、使い勝手に困ることはありません。

以前はオンライン契約で不通期間が生じるうえ、申し込み工程が多いデメリットがありましたが、現在は解消しています。

音声通話SIM データSIM
200MB 980円
500MB 1130円
1GB 1280円 480円
2GB 1380円 780円
4GB 1580円 980円
6GB 1980円 1480円
8GB 2680円 1980円
12GB 3280円 2680円
20GB 4680円 3980円
30GB 5680円 4980円
40GB 6980円 6480円
50GB 8980円 8480円
メリット デメリット
・月額料金が安い
・大容量プランあり
・イオンで契約可
・サポートレベルが低い
・オンライン契約がやや複雑

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2.格安SIMの名義変更に関するQ&A

もっと詳しく名義変更のルールについて知りたいです。

OK、抑えておくべきポイントをまとめるわね。

Q1.その他の格安SIMは名義変更できない?

LINEモバイルUQモバイルBIGLOBEモバイルなどは、残念ながら名義変更に非対応です。

ただし、結婚・離婚による改姓に限れば手続きできます。あくまで手続き不可なのでは、他人へ譲渡する名義変更(家族含む)です。

結婚・離婚による改姓なら手続き可

名義変更のうち結婚や離婚で名字・名前が変わる改姓・改名なら、どの格安SIMでも手続きができます。他人ではなく自分の名義が変わるパターンですね。

格安SIMによってルールは異なりますが、手数料はかからないケースが多いです。

他人へ譲渡する名義変更(家族含む)は不可

夫名義から妻名義へ、あるいは子供名義に変えるといった手続きはすべて譲渡にあたります。

このケースは、前章までで紹介した格安SIM以外は、たとえ家族でも手続きができません。

多くの格安SIMで譲渡の名義変更ができない理由は、売上にならない割に手間がかかるからだと思われます。

名義変更は重要な手続きなので、それなりに人員を割かなくてはいけません。その割に、取れる手数料が安いためコストがかさみます。

変更された名義は大事な個人情報なので管理コストもあり。これらの理由から、譲渡による名義変更を受け付ける格安SIMが極端に少ないのだと予想されます。

MEMO
契約者が死亡したあと、名義変更して契約を引き継ぐ承継(しょうけい)なら手続きできる場合あり

Q2.MNP転入と同時に名義変更できる?

結論から言うとできません。MNP転入に伴う名義変更は、以下のルールとなります。

  • 【前提】MNP予約番号の発行者と格安SIMの契約者の名義は同一である必要あり
  • 名義変更できる格安SIMなら開通した後に名義を変えられる
  • 名義変更できない格安SIMはMNP転入前に名義変更しておく

大前提として、MNP予約番号の発行者と格安SIMの契約者は同一名義でないといけません。

名義変更できる格安SIMなら、MNP転入(開通後)に名義を変えられます。その他の格安SIMはあとから名義変更できないため、MNP転入前に名義変更を済ませておく必要があります。

MEMO
シェアプランを使う場合、BIGLOBEモバイルならそれぞれのSIMカードに個別の名義でMNP転入できる(BIGLOBEモバイル以外のシェアプランは、一人の名義に揃える必要あり)

MNP転入前に名義変更する方法(大手キャリア)

大手キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)で名義変更するならカンタン。

名義変更する人・される人が揃ってキャリアショップに出向くだけでOKです。このとき、2人の本人確認書類と念のため印鑑も持っていきましょう。

もし、一人で来店する場合は、名義変更する人・される人に関わらず委任状が必要です。

来店後は、キャリアショップのスタッフに名義変更したい旨を伝えれば手続きしてくれます。MNP予約番号の発行も同時に手続きできますよ。

Q3.支払いだけ本人名義以外にできる?

楽天モバイルワイモバイルなら本人以外のクレジットカード名義でも使えます。

その他の格安SIMは、支払いの名義(クレジットカード・口座振替)と契約者の名義は同一人物でないといけません。

クレジットカードを持っていないなら保護者に登録してもらおう

クレジットカードを持っていない方は、保護者に契約してもらい利用者登録(実際にスマホを利用する人)で自分の名前を登録しましょう。

このやり方なら、契約者(支払いを行う人)と利用者が異なっても大丈夫です。

利用者情報の入力

利用者登録

MEMO
その他の手段として、口座振替対応の格安SIMを使うのもあり
[safe title=”POINT”]名義変更できる格安SIMなら子供が独立したタイミングで契約者名義&支払いのカードを変更できる[/safe]

3.まとめ

この記事では、格安SIMの名義変更について詳しく解説してきました。格安SIMは名義変更の対応状況が悪く、ほとんど手続きができません。

いまのところ、手続き可能なのは5社のみ。その他の格安SIMは、事前にキャリアショップで名義変更するしかありません。

名義変更の手続自体は簡単です。この記事を参考に、ご自身の状況に合わせて手続きして下さいね。

名義変更手数料が最安

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おさらい

名義変更できる格安SIMはある?

OCNモバイルONE・楽天モバイル・イオンモバイル・mineo・ワイモバイルで名義変更が可能です。

 

改姓・改名の名義変更も一部しかできない?

改姓・改名による名義変更は、どの格安SIMでも手続きできます。

 

MNP転入のとき、名義はどうすればいい?

事前に現在の携帯会社で名義変更してからMNP転入しましょう。

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