格安スマホに乗り換えたいけどデータ移行ってどうやるんだろう・・・
すべてのデータを移したいけど面倒な作業はやりたくない・・
そんなあなたに、この記事では今持っている端末から格安スマホにデータ移行する方法を解説します。データ移行の手段はたくさんありますが、忙しい方でもすぐにできる最も簡単な方法をご紹介。面倒くさがり屋の方でも楽にデータ移行ができますよ。
1.目的別 格安スマホにデータ移行する方法
格安スマホ端末へデータ移行は、移行するデータによってやり方が異なります。ここでは、目的別に分類して格安スマホ端末へのデータ移行のやり方を解説していきます。
1-1.電話帳、アドレス帳
電話帳・アドレス帳のデータ移行は、
- microSDカード
- バックアップアプリ
- クラウドストレージ
- Googleアカウント
で移行します。
Googleアカウントが一番簡単
電話帳・アドレス帳の最も簡単なデータ移行方法は、Googleアカウントを使用する方法です。
手順
■旧端末
- 「設定」→「アカウント」→「Google」をタップ
- 「連絡先を同期」をタップしてONにする
■新端末
- 旧端末と同様に、「設定」→「アカウント」→「Google」をタップ
- 「連絡先を同期」をタップしてONにする
以上で電話帳・アドレス帳のデータ移行は完了します。さらに詳しいやり方は以下の記事も参考にして下さいね。
1-2.メール
(1)キャリアメール
格安スマホではキャリアメールを使うことができません。キャリアメールの代わりとしてフリーメールを用意しておきましょう。旧端末で送受信したメールは新しい格安スマホ端末に復元することもできません。どうしても保存したいメールがある場合は、「Gmail」などのフリーメールに転送しておきましょう。
(2)フリーメール
Gmailなどのフリーメールをデータ移行するには、機種変更した格安スマホ端末でログインするだけです。以前のメールもすべて同期されます。
格安スマホでメールを使う方法は、以下の記事も参考にしてくださいね。
1-3.音楽
音楽ファイルのデータ移行は、容量が大きいため
が便利です。移行するデータ容量によっては、数回に分けて移行作業をする必要があります。
iPhoneの音楽ファイル
iPhoneはSDカードに対応していません。クラウドストレージもおすすめですが、一番簡単なのはiTunesを使ったデータ移行です。
やり方は、
- 旧端末でiTunesに音楽ファイルを保存
- 新しい格安スマホ端末に音楽ファイルをコピー
以上で完了です。iTunesを使えば、iPhoneからAndroidに機種変更する際も、簡単にデータ移行できます。
1-4.ゲームアプリ
ゲームアプリのアカウントを移行する方法は、アプリによって異なります。ここでは代表例として、Googleアカウントを使った「ポケモンGO」のデータ移行方法を紹介します。
ポケモンGoのデータ移行
- 旧端末でポケモンGOのログインに使用しているGoogle アカウントを確認
- 新しい格安スマホ端末にポケモンGOをダウンロード
- Googleアカウントでログイン
以上で、ポケモンGOのアカウントデータが移行されました。
他のゲームも同じ要領でデータ移行できる
ポケモンGO以外のゲームアプリのデータ移行も、やり方はほとんど同じです。旧端末で使用していたIDとパスワードを使って、新端末でログインすればゲームデータは移行できます。
1-5.写真・動画
写真・動画は、
- microSDカード
- クラウドストレージ
でデータ移行します。データ容量が大きい場合は、複数回に分けてデータ移行します。
一番簡単なのはGoogleフォト
複数回に分けてデータ移行するのは面倒ですよね。そこでおすすめなのが、クラウドストレージのGoogleフォトです。Googleフォトは容量無制限の無料サービスです。1,600万画素までの写真・動画をクラウドサーバーに保管できます。
データ移行のやり方は、
- 旧端末でGoogleフォトに写真・動画を保存
- 新端末でGoogleフォトにログイン
以上で完了します。Googleフォトのログインは、Googleアカウントを使います。
Googleフォトの注意点
Googleフォトは、1,600万画素を超えると自動的にリサイズ・圧縮されます。そのため高画質な写真・動画は劣化します。とは言え、普段の再生ではまったく気にならないレベルです。
ただし、
写真を大きく引き伸ばしたい・・・
せっかくの高画質が劣化するのは嫌・・・
という場合は、1600万画素以上の写真・動画だけ別のクラウドストレージに保存してデータ移行させましょう。
1-6.LINE
LINEアカウント
LINEアカウントは、メールアドレスを使ってデータ移行します。
データ移行のやり方
■旧端末
- LINEの「設定」→「アカウント」→「メールアドレス登録」をタップ
- メールアドレスを登録する
- LINEの「設定」→「アカウント引き継ぎ設定」→「アカウントを引き継ぐ」をONにする
■新端末
- LINEをインストールする
- 設定していたメールアドレスでLINEにログイン
以上で完了です。メールアドレス以外にも、Facebookアカウントを使って、LINEアカウントのデータを移行することもできます。
LINEアカウントの詳しいデータ移行、引き継ぎについては以下のページも参考にして下さい。
トーク履歴
LINEのトーク履歴は旧端末と新端末が同じOSならデータ移行ができます。AndroidとiPhone間など異なるOSの場合は、トーク履歴の保存はできますがデータ移行ができません。トーク履歴はLINEアカウントを移行するだけでは、新端末に引き継ぎされません。
トーク履歴の移行は以下の方法で行いましょう。
AndroidからAndroidにトーク履歴を移行
- 保存したい相手のトーク画面から、トーク履歴をバックアップ
- 新端末で保存していたバックアップファイルをダウンロード
以上でトーク履歴が移行されます。
※Androidの場合は、トーク履歴を一人ひとり移行させる必要があります
iPhoneからiPhoneにトーク履歴を移行
- LINEの設定画面から「トークのバックアップ」をタップしてiCloudに保存
- 新端末で「トーク履歴をバックアップから復元」をタップ
以上でトーク履歴の移行は完了です。
その他のデータ
LINEで購入したスタンプや着せかえは、新しい格安スマホ端末で再度ダウンロードすればデータ移行は完了です。スタンプは、「スタンプショップ」→「マイスタンプ」で、今までに購入したスタンプが表示されます。一括ダウンロードも可能です。着せかえは、「着せかえショップ」→「My着せかえ」からダウンロードが可能です。
1-7.カレンダー
カレンダーやスケジュールは、利用しているアプリによってデータ移行の方法が異なります。
ここでは、代表的なカレンダー・スケジュールアプリとして、
- Googleカレンダー
- 標準カレンダー
の移行方法をご説明します。
※カレンダーアプリによっては、いままで記録してきたスケジュール内容をGoogleカレンダーに移行できる場合があります。
Googleカレンダー
機種変更しても簡単にデータを引き継げるGoogleカレンダー。
Googleカレンダーのデータ移行は、
- 旧端末でGoogleカレンダーの自動同期をONにする
- 新しい格安スマホ端末でGoogleアカウントにログインする
以上で完了です。
標準カレンダー
iPhoneやAndroidの標準カレンダーをデータ移行する場合は、JSバックアップアプリを使用します。手順は後述する、「JSバックアップ」の項目で解説します。
1-8.ガラケーからデータ移行
ガラケーから格安スマホ端末へデータ移行する場合は、microSDカードを使用します。
移行できるデータは、
- 電話帳
- アドレス帳
- 写真・動画
- 音楽
となります。
※メールはデータ移行ではなく別の場所へ保存となる(SDカードでデータ取り出し可能)
ここでは代表例として電話帳のデータ移行について解説します。
電話帳をガラケーから格安スマホに移行する方法
- ガラケーで「電話帳」→「メニュー」→「SDカード保存」をタップ
- SDカードを格安スマホ端末に入れ替える
- 格安スマホ端末で「連絡先」→メニューの「インポート/エクスポート」→「SDカードから保存」をタップして完了
■iPhoneにデータを移す場合
iPhoneの場合は、SDカードに保存したガラケーのデータをPCに移してください。PCにデータを移したら、PCからiPhoneへメールでデータを送付します。送付されたデータをiPhoneで開けば「連絡先追加」の表示が出るのでタップして完了です。
1-9.データ移行をしなくていいケース
(1)SIMカードを入れ替えるだけ
SIMカードだけを入れ替えて今の端末をそのまま格安スマホとして使う場合は、データ移行の作業は必要ありません。SIMカードを入れ替えることによって変わるのは、契約している回線の情報のみです。3大キャリアのSIMから格安SIMに差し替えても、連絡先や写真・動画、音楽などデータが消えることはありません。受信メールや通話履歴も記録されたままです。
(2)SNSのデータ移行
FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSは、格安スマホ端末に機種変更するしないに関わらずデータ移行の作業は必要ありません。格安スマホ端末に機種変更する場合は、新たにデータ移行したいSNSアプリをダウンロードして、アカウントにログインすれば今まで通りのデータで使用できます。
2.複数のデータをまとめて移行できる便利アプリ
いちいち項目別にデータ移行するのは面倒くさい・・
もっと効率的にデータ移行する方法は無いだろうか・・
そんなあなたには、バックアップアプリを使った一括データ移行がおすすめです。
ここでは、複数のデータをまとめて移行できる便利アプリとして、
- Google設定
- Move to iOS
- JSバックアップ
をご紹介します。
2-1.バックアップアプリで移行できるデータ
バックアップアプリで移行できるのは、
- 標準アプリのデータ
- 写真・動画
- 音楽
- SMS・MMS
など端末本体に記録されているデータに限ります。LINEやゲームアプリなど、自分でインストールしたアプリは、バックアップアプリでデータ移行できないため注意してくださいね。
2-2.Google設定
■Android間のデータ移行におすすめ
Android間のデータ移行は、Google設定内のデータ移行ツールが、一番簡単です。
※Google設定アプリはAndroidにプリインストールされています
手順
- 旧端末と新端末の両方でWi-FiとBluetoothをONにして近づける
- 新端末を起動して画面に表示された「端末が増えた場合」をタップ
- 「別の端末からGoogleアカウント、アプリ、データをコピーする」をタップ
- 旧端末で「Google設定」→「付近の端末の設定」→「次へ」をタップ
- 表示された新端末の機種名をタップ(接続開始)
- 新端末でGoogleアカウントにログイン
- 各種設定を行う(プライバシーやスマホロックの設定など)
- 復元が終わり、ホーム画面が表示されたら完了
2-3.Move to iOS
■AndroidからiPhoneのデータ移行におすすめ
Apple公式のバックアップアプリMove to iOS を利用すれば、PCを使わなくてもAndroidからiPhoneへ簡単にデータ移行ができます。
移行できるデータは、
- 連絡先
- 写真・動画
- メッセージの履歴
- ブックマーク
- Googleアカウント
- カレンダー
となります。Move to iOSの利用には以下の動作条件を満たす必要があります。
Move to iOSの動作条件
- iOS 9 以降
- iPhone 5 以降
- iPad 第4世代以降
- iPad mini 第2世代以降
- iPod touch 第6世代
- Android 4.0 以降
新しいiPhoneが上記の条件を満たしていることを確認したら、以下の手順を参考に、移行作業を開始しましょう、
手順
■iPhoneの操作
- Wi-Fiを有効にして電源に接続する
- 初期状態のiPhoneの起動する
- 「Androidから移行」をタップ
- 10ケタのコードが表示される
■Androidの操作
- Wi-Fiを有効にして電源に接続する
- Move to iOSアプリをダウンロードして起動
- 「コードを入力」画面までタップして進める
- iPhoneで表示されたコードをAndroid端末に入力
- AndroidからiPhoneに移行したいデータを選択
- 「転送が完了しました」と表示されたら完了
2-4.JSバックアップ
■iPhoneからAndroidのデータ移行におすすめ
JSバックアップは、iOS、Android、PCの3つのプラットフォームに対応しています。iPhoneからAndroidにデータ移行する方法としてはJSバックアップが一番簡単です。
手順
■旧端末
- JSバックアップの「かんたんデータ移行」をタップ
- 「データを取り出す」をタップ
- 「データ取り出しスタート」をタップ
- QRコードが表示されれば完了
■新端末
- JSバックアップの「かんたんデータ移行」をタップ
- 「データを取り込む」をタップ
- 「QRコード読み取り」をタップ
- 旧端末で表示したQRコードを読み取れば完了
3.格安スマホ会社のデータ移行サービス
データ移行のやり方は大体わかったけど、どうしても自分でできる自信が無い・・
忙しいから誰かにデータ移行の作業を任せたい・・・
そんな場合は、格安スマホ会社のデータ移行サービスを利用しましょう。有料となりますが、データ移行の作業をすべてお任せすることができます。ここでは、データ移行サービスを行っている格安スマホ会社をご紹介します。
(1)楽天モバイル
■サービス名:アドレス帳・写真移行サービス(一時お預かりプラン/出張設定プラン)
価格
- 一時お預かりプラン:5000円
- 出張設定プラン:11000円
「楽天モバイル」ではアドレス帳・写真移行サービスが利用できます。
アドレス帳・写真移行サービスは、
- 一時お預かりプラン
- 出張設定プラン
の2種類あります。
一時お預かりプラン
一時お預かりプランは旧端末を専用のキットで発送し、プロにデータ移行してもらうプランです。データ移行中は代替機を貸してもらえます。
出張設定プラン
出張設定プランは楽天モバイルのスタッフが自宅まで訪問してデータ移行の作業を行ってくれます。データ移行は任せたいけど端末を預けるのは嫌!という方はこちらのプランが良いでしょう。365日24時間対応で、追加料金を支払えば深夜・早朝にも訪問してもらえます。
(2)NifMo
■サービス名:NifMo 訪問レクチャー
■価格:月額480円(24ヶ月契約)
「NifMo」が提供する「NifMo 訪問レクチャー」では、端末の設定や操作方法をスタッフから教えてもらえます。料金体系は月額480円を基本料金として初回のレクチャーは無料、2回目以降は6500円がかかります。レクチャー時間は60分間です。
(3)UQモバイル
■サービス名:UQあんしんパック
■価格:月額500円
「UQモバイル」が提供するUQあんしんパックは、
- UQあんしんサポート(オペレーターのサポート)
- クラウドバックアップ(電話帳や写真の自動バックアップ)
- UQ SNSセキュリティ
がセットになったお得なサービスです。データ移行の作業は電話でサポートとなるため、作業自体は代行してもらえません。プロに聞きながら安心してデータ移行を行いたい方におすすめです。
4.まとめ
いかがでしたか?
格安スマホへのデータ移行は誰にでも簡単にできます。この記事を参考に、新旧端末のOSやデータ移行させたい項目を確認して、実際に格安スマホへのデータ移行をやってみましょう!
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