この記事のポイント
- 格安SIMでiPhone12を使えば月額料金を1500円程度まで落とせるのが魅力
- ワイモバイルやOCNモバイルONEなど、iPhone12をセット購入できる格安SIMがある
「iPhone12を格安SIMで使ってみたいけど、どうすればいいの・・?」
iPhone12を劇的に安く運用できる格安SIM。上手く組み合わせて毎月の通信費を節約したいものです。
iPhone12は格安SIMにてセット購入OK。また、持ち込み契約も可能です。
今回は、格安SIMでiPhone12を使ってみたい人に向けて完全ガイドを作成。申し込みから設定までの手順やiPhone12におすすめの格安SIMまで詳しく解説していきます。
1.格安SIMでiPhone12は使える?
まずは素朴な疑問。格安SIMでiPhone12を使えるのか?
結論から言えば、問題なく使用できます。アプリはもちろんテザリングやSMSも正常に動作するので安心して下さい。
やっぱり安さが一番のメリット
格安SIMでiPhone12を運用するメリットは何といっても安さです。
キャリアは20GB+5分かけ放題の格安プラン(ahamo・povo・SoftBank on LINE)が使えるものの、格安SIMの方が割安です。
大容量ならキャリアの方がいいのですが、10GB以下で構わないなら格安SIMを使うべき。総務省調べでは実に6割以上のユーザーが月に5GBも消費していません。
そのため、ほとんどの方は格安SIMに乗り換えれば月額1300円~1800円くらいに収まります。iPhone12の本体代金が高くても、データ通信費がこの安さなら月々の負担はグッと下がりますよ。
2.持ち込み契約だけでなくセット購入もできる
格安SIMでiPhone12を使う際は、持ち込み契約(アップルストアやキャリアなどで購入して格安SIMにSIMのみ契約)だけでなくセット購入も可能です。
iPhone12を購入できる格安SIM
格安SIM | 価格(64GB) |
---|---|
OCNモバイルONE | 94,270円 |
ワイモバイル | 110,880円 ※18000円割引中 |
IIJmio | 92,950円 ※中古 |
参考:定価(アップルストアの価格)は94,380円
結果はご覧の通り、ほぼ横並びです。ワイモバイルはオンライン契約なら18000円割引を適用できるため、実質92880円に(上記の中では最安)。
格安SIMだからめちゃくちゃ安いというわけではありませんが、アップルストアより高くはなりません。
ただ、格安SIMにはキャンペーンがあるため、アップルストアよりお得になるケースがほとんどです。
【2022年】iPhone(8/11/12/SE)をセット購入できる格安SIM
3.格安SIMでiPhone12を使うときの注意点
キャリアより速度が落ちる可能性あり
ほとんどの格安SIMでは、キャリアより速度が落ちます。特に顕著なのがお昼の通信速度です。
格安SIMは速度低下する
格安SIMの速度低下例
- 9時から12時:40Mbps
- 12時から13時:2Mbps
- 13時以降:25Mbps
酷い場合は1Mbpsまで落ち込むこともあります。
iPhone12の性能を引き出すなら速度の速い格安SIMを選びたい
iPhone 12は、全スマホの中でトップクラスの性能を誇ります。具体的には、端末の心臓部分であるチップが優秀で高性能コアを備えるCPU&最速のGPUを搭載。
サクサクとした気持ちのいいレスポンスで、高解像度の動画・画像再生など処理能力が格段に高いです。
そんなiPhone12の性能を完全に引き出すなら、回線の速度は非常に重要です。多くの格安SIMは速度を大きく落としますが、例外として
- UQモバイル
- ワイモバイル
については速度低下を起こさずキャリアと変わらない速度が出ます。それぞれau・ソフトバンクのサブブランドなので通信品質が良好です。
格安SIMでも快適にiPhone12を楽しみたいなら、この2社から選ぶのが賢明ですよ。
持ち込み契約はSIMロック解除が必要な場合あり
手持ちのiPhone12を格安SIMで使う場合は、SIMロック解除が必要な場合があります。SIMロック解除が必要なケースは、端末と回線を同キャリアに合わせられないときです。
例えば、ドコモ端末をau回線の格安SIMで使用する場合、SIMロック解除が必要です。同キャリア(ドコモ端末&ドコモ回線)の組み合わせて申し込むなら不要です。
SIMロック解除が必要
端末と回線を同キャリアに合わせられない(例:ドコモ端末をau回線で使う)
SIMロック解除が不要
- ドコモのiPhone12 → ドコモ回線の格安SIMで契約
- auのiPhone12 → au回線の格安SIMで契約
- ソフトバンクのiPhone12 → ソフトバンク回線の格安SIMで契約
4.iPhone12が使えるおすすめの格安SIM
OCNモバイルONE(セット購入OK)
OCNモバイルONEは、格安SIMの中で屈指の安さを誇ります。iPhone12をセット購入可能。
12以外のシリーズも販売しているので、見回ってみるといいですよ。
月額料金は最安レベル。さらに、回線増強により通信速度も従来より大幅アップしています。
MUSICカウントフリーによりAmazon music・Google Play Music・LINE MUSICなどはデータ消費がありません。
メリット | デメリット |
---|---|
・端末価格が最安 ・料金プランが安い ・音楽アプリ使い放題 |
・ドコモ回線のみ |
ワイモバイル(セット購入OK)
自社回線を使うワイモバイルは、他社との回線混雑がないため圧倒的な通信速度を誇ります。通信品質は全格安SIMでNo.1。
平均速度は40~60Mbpsで、格安SIMながら親会社のソフトバンクと変わらない速さです。
また、オンライン契約なら18000円割引&事務手数料0円の特典がありiPhone12を最安で購入できます。
ワイモバイルショップが充実しているため、実店舗でアフターサポートを受けることも可能です。
メリット | デメリット |
---|---|
・通信速度がトップ ・無制限かけ放題OPあり ・全国に店舗あり |
・データ繰り越し不可 ・やや月額料金が高い |
【値下げ】ワイモバイルでiPhone12を21300円引きで購入できる!在庫確認や持ち込み契約の手順も丸わかり
UQモバイル
トップクラスの通信速度を誇るUQモバイル。他社では1Mbps程度まで落ちるお昼の時間帯でも10Mbps以上の速度が出ます。
また、格安SIMで対応の少ない口座振替も利用OK。端末代金の支払いで口座振替に対応しているのは、UQモバイルだけです。
手持ちのiPhone12を安く快適に使用できます。アプリ経由なしのかけ放題やショップの充実度など、大手キャリアに匹敵するサービスレベルです。
メリット | デメリット |
---|---|
・速度が安定している ・口座振替に対応 ・キャッシュバックあり |
・au回線のみ |
UQモバイルでiPhone 12(mini/Pro/Pro MAX)は使える?注意点から利用手順まで丸わかり
mineo
トリプルキャリアに対応するmineo(マイネオ)は、au・ドコモ・ソフトバンクのiPhone12でそのまま乗り換えOK(SIMロック解除不要)です。
mineoユーザーになると、自由にデータ容量を引き出せるフリータンクが使えます。今月のデータ残量がピンチなときは、大いに役立つシステムです。
その他、パケットギフトやパケットシェアなど独自のサービスが充実。毎月のデータ消費が5GB以下ならスマホ代は1500円以下に落とせます。
メリット | デメリット |
---|---|
・フリータンクあり ・独自サービスが充実 ・3キャリア対応 ・プラン価格が安い |
・新機種の発売が遅い ・端末代金が高い |
5.楽天モバイルのiPhone12も考慮したい
実質的な格安SIMとも言える楽天モバイルでも、iPhone12を購入できます。
販売価格
一括払い | 24回払い | 48回払い | |
---|---|---|---|
iPhone12 | 64GB:101,176円 128GB:108,160円 256GB:122,335円 |
64GB:4,215円 128GB:4,506円 256GB:5,097円 |
64GB:2,107円 128GB:2,253円 256GB:2,548円 |
iPhone12 Pro | 128GB:127,395円 256GB:140,650円 512GB:168,070円 |
128GB:5,308円 256GB:5,860円 512GB:7,002円 |
128GB:2,654円 256GB:2,930円 512GB:3,501円 |
iPhone12 mini | 64GB:87,712円 128GB:95,140円 256GB:109,205円 |
64GB:3,654円 128GB:3,964円 256GB:4,550円 |
64GB:1,827円 128GB:1,982円 256GB:2,275円 |
iPhone12 Pro Max | 128GB:141,700円 256GB:155,050円 512GB:181,440円 |
128GB:5,904円 256GB:6,460円 512GB:7,560円 |
128GB:2,952円 256GB:3,230円 512GB:3,780円 |
現在、すべてのiPhone12シリーズで20,000円分のポイント還元が行われています。2021年4月から始まったキャンペーンで、終了時期は未定です。
ポイント還元あり
ポイント還元を考慮すると、実質2万円引きに。最安は、iPhone12 mini(64GB)で67,712円となります。
miniはちょっと・・という人は、正規のiPhone12がおすすめ。最安だと、81,176円で購入できますよ。
20000ポイント還元を考慮
- iPhone12(64GB):87,712円 → 67,712円
- iPhone12 mini(64GB):101,176円 → 81,176円
- iPhone12 Pro(128GB):127,395円 → 107,395円
【値下げ】楽天モバイルのiPhone12(mini/Pro/Pro Max)の値段はいくら?在庫確認の方法も分かる
6.iPhone12を持ち込み契約するときの利用手順
ここでは、手持ちのiPhone12で格安SIMに持ち込み契約する手順を解説していきます。
STEP1:iPhone12を用意する
持ち込み契約の場合、iPhone12はアップルストアかキャリアで購入します。
アップルストアは高いイメージがありますが、キャリアと変わらないかむしろ安いです。手数料0円で分割購入もOKですよ。
データ移行はクイックスタートが便利
古いiPhoneからiPhone12に乗り換える場合、クイックスタートで簡単にデータ移行ができます。
やり方は、iPhone 12のアクティベーション(初めての起動で表示される初期設定)で「データを転送」→「iPhoneから転送」を選択するだけです。
STEP2:格安SIMに申し込む
現在の電話番号を引き継ぐ場合は、先にMNP予約番号を取得しておきます。
MNP予約番号の取得先
- ドコモ:151(受付9:00〜20:00)
- au:0077-75470(受付9:00~22:00)
- ソフトバンク:*5533(受付9:00~20:00)
新しい電話番号が欲しい、またはデータSIMで申し込む場合はMNP予約番号の取得は不要
MNP予約番号を取得できたら、格安SIMに申し込みましょう。どの格安SIMも、以下の流れで10分あれば契約できますよ。
申込みの流れ(オンライン)
- 格安SIMの公式サイトにアクセス
- SIMのみ契約を選択
- 音声通話SIMを選択
- 料金プランを選択
- MNPの有無を選択
- 契約者情報を入力
- 支払情報を入力
- 本人確認書類をアップロードして申込み
いくつかポイントを解説します。まず、端末セットではなくSIMのみ契約を選びましょう。
SIMのみ契約を選択
SIMサイズの選択は、iPhone12に適合するnanoを選びます。nanoを選べないときは、マルチSIM(あとからnanoに切り離せる)を選択してください。
SIMサイズはnanoを選ぶ
MNP乗り換えの方は、申し込み途中に表示されるMNP情報欄に取得した予約番号などを入力します。
MNP情報の入力欄
こちらに、
- MNP予約番号
- 電話番号
- MNP予約番号の有効期限
の3点を入力すれば電話番号が引き継がれますよ。その他は、画面の指示に沿って支払い情報などを入力していけば申し込みは完了です。
STEP3:開通手続き(回線切り替え)を行う
SIMカードが届いたら、開通手続き(回線切り替え)を行います。開通手続きの手順は、格安SIMによって異なりますが以下の2パターンが基本です。
開通手続きのパターン
- マイページから手続き
- 専用ダイヤルへ連絡
いずれも1分で終わります。詳しい手順は各社で異なるため、格安SIMから送付されるマニュアルにて確認して下さい。
開通手続きの手順(マニュアル記載)
開通手続きが終わると、15分から1時間程度待って回線切り替えが完了します(時間帯が遅ければ翌日切り替え)。
以前の携帯会社は、回線切り替えが完了したと同時に自動解約となるため連絡は不要です。
[safe title=”POINT”]開通手続きを行わない場合は、数日経てば自動開通される[/safe]STEP4:SIMセットしてAPN設定を行う
最後の作業として、iPhone12でデータ通信を行うためのAPN設定を行います。まずは到着したSIMカードを取り出しましょう。
台紙からSIMカードを切り離す
その後、SIMピンでiPhone12側面のSIMスロットを開けて下さい(電源は切っておく)。スロットにSIMカードを載せて再度カチッと音がなるまで押し込みます。
SIMカードを挿入
SIMカードをセット出来たら、以下の流れでAPN設定を行います。
APN設定の手順
- SafariでAPN構成プロファイルをダウンロード
- 「インストール」をタップ
- パスコードを入力
- 承諾画面で「次へ」をタップ
- 警告画面で「インストール」をタップ
- インストール完了画面で「完了」をタップ
APN設定完了
APN構成プロファイルのダウンロードURLは、契約先の携帯会社にてお知らせが届くのでご確認を。
以上で、格安SIMでiPhone12を使う手順はすべて終了です。
7.まとめ
格安SIMでiPhone12を利用すると、劇的に安く運用できます。注意点としてSIMロック解除が必要なケースがあるのと、速度が落ちる可能性がある点に気を付けましょう。
乗り換え方法は、iPhone12を用意して希望の格安SIMに申し込むだけ。開通手続きとAPN設定を行い、iPhone12で格安SIMが使えます。
契約先の格安SIMを選ぶときは、安さだけでなく速度も基準に入れるといいですよ。実質的な格安SIMである楽天モバイルも考慮すべきです。
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