ソフトバンク系の格安SIMを使いたいけど、どこを選べばいいのか分からない・・。
ドコモ・au系と比べて、数が限られるソフトバンク系の格安SIM。とはいえ、契約する1社を選ぶのは大変ですよね。
この記事では、ソフトバンク系格安SIMを比較。徹底比較した上で、最終的に2社までおすすめ候補を絞り込んでいます。
ソフトバンク系の格安SIMを探している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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1.はじめに:ソフトバンク系格安SIMの特徴とは?
ソフトバンク系の格安SIMには、以下の特徴があります。
- ソフトバンクスマホがSIMロック解除無しで使える
- ドコモ・au系の格安SIMより料金が高い傾向あり
- 提供会社が少ない
- ソフトバンクグループの格安SIMが圧倒的に優遇されている
まず、ソフトバンク系の格安SIMは手持ちのソフトバンクスマホをそのまま使えます(ワイモバイル除く)。
SIMロック解除の手続きなしでSIMカードを入れ替えて、手持ちのiPhone・Androidを利用可能です。
マイナスポイントは、ドコモ・au系の格安SIMより数が少なく、料金も高めであること。
ただし、同じソフトバンクグループのLINEモバイルは他社より優遇されており、料金が安くなっています(ソフトバンク回線の料金プランで最安)。
また、ソフトバンクの子会社であるワイモバイルも通信速度やかけ放題(通話し放題あり)の点で、他のソフトバンク系格安SIMより有利です。
2.ソフトバンク回線が使える格安SIMを比較
おすすめランク | 格安SIM |
---|---|
S | Y!mobile LINEモバイル |
A | mineo |
B | nuroモバイル QTモバイル |
C | bモバイル |
D | H.I.S.モバイル |
①Y!mobile
- 大手キャリアと同等の通信速度がいい
- 頻繁に通話する
- iPhoneセットで乗り換えたい
イーモバイル時代に築いた自社回線を持つワイモバイル(一部ソフトバンク回線も利用)。他社との回線混雑がないため、圧倒的な通信速度を叩き出しています。
平均速度は40~60Mbps。格安SIMながら、親会社のソフトバンクと同等の速さです。
YoutubeやWEBサイト閲覧はもちろん、テザリングも快適です。
速度以外だと、10分かけ放題がプラン価格内に付いているのも大きな特徴。通話料を大幅に節約できます。
プランSなら月額1980円で、通話料まで収めることができます。
また、月額1000円のオプション料金を払えば、無制限かけ放題も利用可。大手キャリアの無制限かけ放題は月額2700円なので、節約効果は絶大です。
その他、ワイモバイルはiPhoneを安く購入できるのもメリットです。
スマホベーシックプラン
プランS | プランM | プランR | |
---|---|---|---|
月額料金 |
2680円 | 3680円 | 4680円 |
月額料金 (6ヶ月新規割) |
1980円 | 2980円 | 3980円 |
データ容量 | 3GB | 9GB | 14GB |
データ容量 (1年増量) |
4GB | 12GB | 17GB |
無料通話 | 10分かけ放題 |
基本データ
- 回線:Y!mobile(自社)・ソフトバンク
- ユーザー数:1位
- 支払い方法:クレジットカード・口座振替(店頭のみ)
メリット | デメリット |
---|---|
・通信速度が一番速い ・10分かけ放題が付属する ・iPhoneのセット購入が安い ・全国にワイモバイルショップがある |
・データ繰り越しができない ・購入できるAndroidの種類が少ない |
CHECK!
②LINEモバイル
- LINE・SNSを頻繁に利用する
- 格安SIMでもLINEの全機能を使いたい
- 最安のソフトバンク回線を利用したい
LINEが無いと生きていけない方はLINEモバイルで決まりです。LINEモバイルではLINEがカウントフリーで使い放題。
オプションでTwitter・Facebook・Instagram・LINE MUSICもカウントフリーにできます。
LINEアプリは画像送信に1枚あたり3MB使っているので、データ使い放題はとても助かります。
LINEくらいしか使わないライトユーザーなら、月額1100円から契約できます。この金額は音声通話SIMなら全格安SIMで最安値です。
また、他社では使えなくなるLINEのID検索機能が使えるのもメリット。今までどおり、快適にLINEを使いたい人には大助かりです。
その他、ソフトバンクの傘下に入ったこともあり、ソフトバンク回線プランが他社よりも安く使えます。
データ容量 | 月額料金 | |
---|---|---|
データSIM | 音声通話SIM | |
500MB | 600円 | 1100円 |
3GB | 980円 | 1480円 |
6GB | 1700円 | 2200円 |
12GB | 2700円 | 3200円 |
※ドコモ・au・ソフトバンク回線共通
カウントフリー
- LINE:無料
- LINE+Twitter+Facebook:+280円
- LINE+Twitter+Facebook+Instagram+LINE MUSIC:+480円
基本データ
- 回線:ドコモ・au・ソフトバンク
- ユーザー数:9位
- 支払い方法:クレジットカード
メリット | デメリット |
---|---|
・ソフトバンク回線が最安 ・LINEアプリが使い放題 ・LINEのID検索機能が使える ・最安プランは月額1200円 |
・料金プランが最大10GBまで ・端末価格が安くない |
CHECK!
③mineo
- 手持ちの端末でスムーズに乗り換えたい
- mineo独自のシステムを使ってみたい
- データチャージなしで速度制限を回避したい
2018年にソフトバンク回線に対応したことで、mineoはトリプルキャリア対応に。
契約時にAプラン(auプラン)、Dプラン(ドコモプラン)、Sプラン(ソフトバンクプラン)を選択できます。
実際、mineoユーザーの7割以上は、SIMカード単体契約。手持ちの端末のまま月額料金だけ安くすることに成功しています。
mineoユーザーだけが使えるフリータンクも魅力。みんなで貯めたデータ容量を自由に引き出すことができます。
今月のデータ残量がピンチのときはフリータンクからデータ容量を引き出せます。
フリータンク以外にも、ユーザー同士でデータ容量を受け渡しできるパケットギフトや家族でデータ容量を分け合えるパケットシェアなど独自のサービスを利用できます。
その他、格安SIM業界での最強コミュニティ「マイネ王」もフルに利用できるのがメリット。
メーカーに直接問い合わせづらい端末の使い方やちょっとしたトラブルも気軽に質問できます。
A(au)プラン
データ容量 | シングルタイプ (データSIM) |
デュアルタイプ (音声通話SIM) |
---|---|---|
500MB | 700円 | 1310円 |
3GB | 900円 | 1510円 |
6GB | 1580円 | 2190円 |
10GB | 2520円 | 3130円 |
20GB | 3980円 | 4590円 |
30GB | 5900円 | 6510円 |
D(ドコモ)プラン
データ容量 | シングルタイプ (データSIM) |
デュアルタイプ (音声通話SIM) |
---|---|---|
500MB | 700円 | 1400円 |
3GB | 900円 | 1600円 |
6GB | 1580円 | 2280円 |
10GB | 2520円 | 3220円 |
20GB | 3980円 | 4680円 |
30GB | 5900円 | 6600円 |
S(ソフトバンク)プラン
データ容量 | シングルタイプ (データSIM) |
デュアルタイプ (音声通話SIM) |
---|---|---|
500MB | 790円 | 1750円 |
3GB | 990円 | 1950円 |
6GB | 1670円 | 2630円 |
10GB | 2610円 | 3570円 |
20GB | 4070円 | 5030円 |
30GB | 5990円 | 6950円 |
基本データ
- 回線:ドコモ・au・ソフトバンク
- ユーザー数:3位
- 支払い方法:クレジットカード
メリット | デメリット |
---|---|
・フリータンクで速度制限を回避できる ・mineo独自のサービスが充実 ・3キャリア対応で乗り換えやすい ・大容量プランがある |
・ソフトバンクプランが高い ・新機種の発売が遅い |
CHECK!
④nuroモバイル
- データ前借りを使ってみたい
- シンプルな料金プランから選びたい
- かけ放題を重視する
ソニーネットワークコミュニケーションズが手がけるnuroモバイル。nuro光のイメージ通り、nuroモバイルも通信速度が良好です。
nuroモバイルは元々ドコモ回線のみでしたが、ソフトバンク回線の取り扱いを開始。
ドコモ回線のプラン同様、nuroモバイルでんわやデータ前借り、パケットギフトといった各種サービスを利用できます。
契約できるSIMカードは、音声通話SIM・データSIMの両方に対応。シンプルな料金プランから選択できます。
ドコモ回線
お試しプラン | Sプラン | Mプラン | Lプラン | |
---|---|---|---|---|
月額料金 (音声通話SIM) |
1000円 | 1400円 | 2200円 | 3400円 |
月額料金 (データSIM) |
300円 | 700円 | 1500円 | 2700円 |
データ容量 | 0.2GB | 2GB | 7GB | 13GB |
au回線
お試しプラン | Sプラン | Mプラン | Lプラン | |
---|---|---|---|---|
月額料金 (音声通話SIM) |
1200円 | 1480円 | 2800円 | 3680円 |
月額料金 (データSIM) |
500円 | 780円 | 2100円 | 2980円 |
データ容量 | 0.2GB | 2GB | 7GB | 13GB |
※ドコモ・au回線のデータSIMは+150円でSMS機能を付けられる
ソフトバンク回線
お試しプラン | Sプラン | Mプラン | Lプラン | |
---|---|---|---|---|
月額料金 (音声通話SIM) |
1200円 | 1680円 | 2800円 | 3680円 |
月額料金 (データSIM) |
500円 | 980円 | 2100円 | 2980円 |
データ容量 | 0.2GB | 2GB | 7GB | 13GB |
基本データ
- 回線:ドコモ・au・ソフトバンク
- ユーザー数:圏外
- 支払い方法:クレジットカード
メリット | デメリット |
---|---|
・データ前借りを利用できる ・10分かけ放題が業界最安 ・料金プランがシンプ |
・ソフトバンク回線が割高 ・速度制限の条件が非公開 |
CHECK!
⑤QTモバイル
- BBIQ会員の方
- 1年限定でも激安がいい
- 端末保障を重視する
QTモバイルは九州電力グループの通信会社「QTnet」が運営しています。もともとドコモ回線とau回線だけでしたが、2018年からソフトバンク回線の取り扱いを開始。
国内でも珍しいトリプルキャリア対応となりました。
QTnetが手掛ける光回線「BBIQ」の会員なら、QTモバイルの端末セット契約で10%のキャッシュバックを受けられます。
店舗サービスは九州のみですが、オンライン契約が可能です。注意点として、ソフトバンク回線のプランには直近3日間の速度制限(規定値は非公表)があります。
ドコモ回線(Dタイプ)・au回線(Aタイプ)
データ容量 | データ+通話 | データ | ||
---|---|---|---|---|
12ヶ月まで | 13ヶ月目以降 | 12ヶ月まで | 13ヶ月目以降 | |
1GB | 890円 | 1450円 | 700円 | 800円 |
3GB | 990円 | 1550円 | 800円 | 900円 |
6GB | 1690円 | 2250円 | 1400円 | 1550円 |
10GB | 2690円 | 3250円 | 2400円 | 2550円 |
20GB | 4690円 | 4900円 | 4000円 | 4200円 |
30GB | 6690円 | 6900円 | 6000円 | 6200円 |
ソフトバンク回線(Sタイプ)
データ容量 | データ+通話 | データ | ||
---|---|---|---|---|
12ヶ月まで | 13ヶ月目以降 | 12ヶ月まで | 13ヶ月目以降 | |
1GB | 1140円 | 1700円 | 700円 | 800円 |
3GB | 1240円 | 1800円 | 800円 | 900円 |
6GB | 1940円 | 2500円 | 1400円 | 1550円 |
10GB | 2940円 | 3500円 | 2400円 | 2550円 |
20GB | 4890円 | 5100円 | 4000円 | 4200円 |
30GB | 6890円 | 7100円 | 6000円 | 6200円 |
基本データ
- 回線:ドコモ・au・ソフトバンク
- ユーザー数:圏外
- 支払い方法:クレジットカード
メリット | デメリット |
---|---|
・最初の1年が激安 ・端末保障が5台まで有 |
・ソフトバンク回線が割高 ・ソフトバンク回線の速度制限条件が厳しい ・通信速度が遅い(A・Sタイプ特に) |
CHECK!
⑥bモバイル
- 従量制プランを使いたい
- 1000円未満で音声通話SIMを契約したい
bモバイル日本で初めてMVNO事業を開始した日本通信の格安SIMです。いち早くソフトバンク回線のプランをスタートさせた格安SIMです。
選べる料金プランは、990ジャストフィットSIM、190PadSIMがメイン。音声通話SIMは、従量制の990ジャストフィットSIMを利用します。
190PadSIMはiPadの利用を想定したデータSIMプランです。最大15GBまで使えます。
全体的に悪くない格安SIMですが、プラン内容が頻繁に変わるので、やや迷走している感が否めません。
990ジャストフィットSIM(ドコモ・ソフトバンク回線)
データ容量 | 月額料金 (音声通話SIM) |
---|---|
1GBまで | 990円 |
2GBまで | 1190円 |
3GBまで | 1390円 |
4GBまで | 1590円 |
5GBまで | 1790円 |
6GBまで | 1990円 |
7GBまで | 2190円 |
8GBまで | 2390円 |
9GBまで | 2590円 |
10GBまで | 2790円 |
11GBまで | 2990円 |
12GBまで | 3190円 |
13GBまで | 3390円 |
14GBまで | 3590円 |
15GBまで | 3790円 |
16GBまで | 3990円 |
17GBまで | 4190円 |
18GBまで | 4390円 |
19GBまで | 4590円 |
20GBまで | 4790円 |
※音声通話SIMのみ提供
※毎月の月額料金はデータ使用量によって変わる(従量制)
190PadSIM(ドコモ・ソフトバンク回線)
データ容量 | 月額料金 (データSIM) |
---|---|
100MBまで | 190円 |
1GBまで | 480円 |
3GBまで | 850円 |
6GBまで | 1450円 |
10GBまで | 2190円 |
15GBまで | 3280円 |
※データSIMのみ提供
※ドコモ回線は+130円でSMS機能を付けられる
※毎月の月額料金はデータ使用量によって変わる(従量制)
START SIM(ドコモ回線)
データ容量 | 月額料金 (音声通話SIM) |
---|---|
1.5GBまで | 1380円 |
※音声通話SIMのみ提供
基本データ
- 回線:ドコモ・ソフトバンク
- ユーザー数:圏外
- 支払い方法:クレジットカード
メリット | デメリット |
---|---|
・従量制プランが使える ・990円から音声通話SIMを使え |
・プラン内容が頻繁に変わる ・端末が購入できない ・定額プランが無い |
CHECK!
⑦H.I.S.モバイル
- 従量制プランを使いたい
- 海外用のSIMカードが欲しい
H.I.Sモバイルは旅行大手代理店のH.I.Sと日本通信が共同で設立した格安SIMです。
料金プランはbモバイルと似ており、毎月のデータ消費量で価格が変わる従量制です。月によってデータ消費量が変わる方は、定額制よりお得です。
ただし、ほぼ同じ料金体系のbモバイルより割高で、あえてH.I.Sモバイルで契約するメリットは見当たりません。
H.I.Sらしく海外SIMの提供があるので、国内向けSIMより海外SIMがほしい方向けの格安SIMです。
ビタッ!プラン(ドコモ・ソフトバンク回線)
データ容量 | 月額料金 (音声通話SIM) |
月額料金 (データSIM) |
||
---|---|---|---|---|
ドコモ | ソフトバンク | ドコモ | ソフトバンク | |
100MBまで | 900円 | 1150円 | 180円 | |
2GBまで | 1420円 | 1670円 | 700円 | |
5GBまで | 1920円 | 2170円 | 1200円 | |
10GBまで | 2820円 | 3070円 | 2100円 | |
15GBまで | 3720円 | 4070円 | 3000円 | 3100円 |
30GBまで | 5970円 | 6920円 | 5250円 | 5950円 |
※毎月の月額料金はデータ使用量によって変わる(従量制)
基本データ
- 回線:ドコモ・ソフトバンク
- ユーザー数:圏外
- 支払い方法:クレジットカード
メリット | デメリット |
---|---|
・従量制プランが使える ・海外用の通信プランがある |
・従量制プランがない ・端末を購入できない ・全体的に料金が高い |
3.ソフトバンク回線のおすすめ格安SIMは実質2択
ソフトバンク系の格安SIMは様々な提供会社がありますが、実質ワイモバイルかLINEモバイルの2択に絞られます。
この2社は、ソフトバンクグループなので他社より明らかに優遇されています。
ワイモバイル
- 速度がソフトバンクと変わらない
- 通話アプリを経由しないかけ放題あり
- 通話し放題オプションあり
LINEモバイル
- ソフトバンク回線でも料金が安い
- LINEのデータ消費がカウントフリー
簡単にまとめると、
- 速度重視ならワイモバイル
- 安さ重視ならLINEモバイル
を選ぶといいでしょう。動画メインの方はワイモバイルが有利、LINE・SNSメインの方はLINEモバイルと考えてもOKです。
他の格安SIMは、ソフトバンク回線プランが割高なうえ速度もいまいちです。
優遇されているソフトバンクグループのワイモバイル・LINEモバイルなら、不便を感じること無く格安SIMを利用できます。
4.【まとめ】おすすめは限られる
この記事では、ソフトバンク系の格安SIMを紹介してきました。
ソフトバンク系の格安SIMは、au・ドコモ系と比べて提供会社が少なく、料金も割高となる傾向があります。そのため、おすすめできる格安SIMは非常に限られます。
様々な格安SIMを挙げてきましたが、候補となるのは実質2社。ソフトバンクグループのワイモバイルかLINEモバイルです。
速度重視ならワイモバイル、安さ重視ならLINEモバイルを選べば間違いありません。
その他の格安SIMは、ソフトバンク回線の不遇が目立つので、特に理由がない限りはスルーしたほうがいいですよ。
CHECK!