クラウドサービスとは、写真やアドレス帳などのデータをスマホ本体だけでなく、インターネット上のサーバーに預けるサービスのことです。スマホでもクラウドサービスは使えます。
この記事では、おすすめのクラウドアプリから詳しいデータ移行の手順までご紹介していきます。ぜひ、参考にしてみて下さいね。
1.スマホにクラウドアプリを入れると何ができる?
(1)あらゆるデバイスでデータ共有できる
クラウドサービスに大切なデータを保存しておくと、スマホだけでなく、パソコンやタブレットなどネットに繋がる通信機器なら何でもデータ共有ができます。
例えば、旅行先で撮った写真を自宅にいる家族にリアルタイムで共有することも可能です。
クラウドを使わないと、メールやLINEに写真を貼付けて、一枚一枚送信する必要があります。クラウドサービスを使えば、そんな煩わしい作業は必要ありません。
スマホで撮った写真は自動的にインターネット上にアップロード。遠く離れたパソコンでもクラウドにアクセスすれば、その場で写真を楽しむことができます。
(2)大事なデータのデータ移行・バックアップができる
クラウドでは大切なデータのバックアップ機能にもなります。万が一、端末のデータが消えてしまった場合でも、クラウドに預けているデータは無傷です。いつでもデータ復旧ができます。
また、新しい端末にデータを移行したいときもクラウドは重宝します。クラウドはコミュニケーションツールだけでなく、データ移行・バックアップツールとしても非常に便利なサービスなのです。
(3)格安スマホ端末への乗り換えにも使える
端末のSIMカードを大手キャリアから格安SIMに差し替えれば、スマホ代を2000円以下まで落とせます。
その際、手持ちの端末でSIM差し替えすることもできますが、多くのケースで格安スマホ端末(SIMフリースマホ)へ乗り換えます。
キャリア端末からSIMフリースマホに乗り換える際は、当然データ移行が必要です。格安スマホは、大手キャリアと違い自分でデータ移行する必要があります。
そんなときに役立つのがクラウドアプリです。動画など重たいファイルでも、簡単にデータ移行することができます。格安スマホへ乗り換えを検討している方は、ぜひクラウドアプリを利用してみましょう。
格安スマホについて詳しく知りたいなら↓
2.おすすめのクラウドアプリ3選
スマホでクラウドを使用するには、クラウドアプリをインストールします。
数あるクラウドアプリの中で、特におすすめなのが
- Googleドライブ
- Google Photo
- Dropbox
です。写真や動画に限らず、音楽や書類系のファイルなど何でも保存したいなら、GoogleドライブかDropboxがおすすめです。
逆に、保存するのは写真や動画だけで、クラウドアプリを無料で使い倒したいという方は、Google Photoが使いやすいですよ。
一番おすすめはGoogleドライブです↓
3.Googleドライブでデータ移行をしてみよう
スマホの機種変更で重宝するデータ移行。クラウドを使えば、簡単にデータを移せます。
ここでは、代表的なクラウドアプリのGoogleドライブを例にデータ移行のやり方を解説します。
データ移行の手順
1.旧端末でGoogleドライブをインストール
Android端末なら、アプリケーション一覧にGoogleドライブがプリインストールされているはずです。
もし、インストールされていない場合はGoogle Playから無料でインストールできます。iOSの方はアップルストアからインストールしましょう。
2.Googleドライブを起動→画面右下「+」ボタンをタップ
3.メニューバーから「アップロード」をタップ
4.「アプリケーションを選択」の画面に移るので「画像」をタップ
5.データ移行したい写真を選択
複数の写真を選択する場合は、データ移行させたいファイルの一つを長押ししましょう。すると複数選択が可能となります。
6.「開く」をタップするとアップロード開始
ここまでの手順で写真をクラウド上にアップロードすることができます。データの移行元である旧端末の操作が終わったら、次はデータの移行先である新端末の操作です。
7.新端末でGoogleドライブをインストール
8.新端末に保存したい写真を選択
9.ダウンロードをタップ
以上で旧端末から新しい格安スマホ端末へのデータ移行は完了です。
Googleドライブでは写真以外にも
- 動画
- 連絡帳
- カレンダー
- 音楽
- 書類ファイル
などあらゆるファイル形式のデータ移行が、写真と同じ手順で移行できます。バックアップにもなるので、新しいスマホへ乗り換える前に重要なファイルはアップロードしておきましょう。
4.クラウド以外でデータ移行できるアプリ
4-1.電話帳のデータ移行はGmailが便利
電話帳のデータ移行ならクラウドよりもGmailを使った方が簡単です。
Gmailで電話帳を移行する手順
1.電話帳とGmailを同期する(旧端末側)
Android:「設定」→「アカウントと同期」→「Gmail」→「連絡先を同期」をタップ
iPhone:「設定」→「メール」→「Gmail」をタップして同期
2.新端末でGmailアカウントを追加
「設定」→「アカウントを追加」をタップして、Gmailのメールアドレスとパスワードを入力します。
3.自動でデータ移行が開始
旧端末でGmailと電話帳の同期が出来たら、あとは新しいスマホにGmailアカウントを追加するだけ。Gmailアカウントが追加されたら自動的に電話帳が移行されます。
以上で面倒な電話帳データの移行が完了します。まだGmailを持っていない方は登録しておきましょう。
Gmailの詳しい使い方と利用手順については、以下の記事で解説しています。
4-2.その他のデータ移行・バックアップアプリ
クラウド以外でデータ移行・バックアップを取るなら、以下のアプリもおすすめです。
- JSバックアップ
- iTunes
- Yahoo!簡単バックアップ
JSバックアップは連絡帳やカレンダーのデータ移行・バックアップが簡単にできます。
また、Dropboxなど他のクラウドアプリとも連動。数回のタップでデータ移行がスムーズに行えます。
iPhoneを使っている人はiTunesを使ってパソコン経由でデータ移行・バックアップができます。iPhone同士のデータ移行なら一番簡単な方法です。Yahoo! 簡単バックアップは、メールや連絡帳、写真などを自動でバックアップしてくれます。
クラウドと同じ感覚で使えるため、機種変更した後もスムーズにデータ移行ができます。その他、AndroidならmicroSDでバックアップを取ることもできますよ。
5.【まとめ】便利なクラウドアプリをスマホにインストールしよう
クラウドアプリがあれば、データを共有したり別の端末へ移行したりすることができます。とくに、データ移行は重宝します。機種変更の際はぜひ活用したいです。
また、クラウドにデータを入れておくと、自動でバックアップを取ることもできます。「格安スマホ」への乗り換えも簡単にできますよ。
この記事を参考に、ぜひクラウドを使いこなしましょう。
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