スマホで動画や写真の撮影をたくさんしていると、すぐに容量がいっぱいになります。
そんな時に役立つのがmicroSDカードです。iPhoneは残念ながら非対応ですが、Androidならほぼすべてのスマホが対応しています。microSDはデータ移行やバックアップとしても大活躍です。
今回はスマホ向けのmicroSDについて、選び方からデータ引き継ぎの方法を解説。おすすめのmicroSDも紹介しています。ぜひ、参考にしてくださいね。
1.スマホに適したmicroSDの選び方
その1 最大容量は32GBがおすすめ
まず容量についてですが、32GBもあれば十分です。一般的な使い方なら16GBでも本体ストレージと併用すれば問題ないでしょう。
8GB以下だとさすがに物足りないので、基本的には32GB、最低でも16GBのmicroSDを選びましょう。
4KやフルHDの動画撮影を行う人、あるいは10個以上のゲームアプリを使う方は、32GBでは少ないかもしれないので64GB以上を検討してみてください。
その2 スピードクラスはClass10で十分
一般ユーザーなら、microSDのスピードはClass10に対応していれば十分です。現在流通しているmicroSDのほとんどはClass10対応。ですので、あまり意識しなくても大丈夫です。
ただし、動画撮影を頻繁に行う方はClass 10かつUHSクラスに対応したmicroSDを選びましょう。価格は高いのですが、通信速度が速いので大容量の動画ファイルも快適に移行することができます。
2.スマホにおすすめのmicroSD(3選)
microSDカードの選び方を見てきましたが、microSDカードはとにかく種類がたくさんあって、どれにすれば迷うかもしれません。
そこで、数あるmicroSDカードの中でもとくにおすすめのものを紹介します。
(1)Samsung microSDHC 32GB EVO Plus
■価格:980円
Samsung microSDHC 32GB EVO Plus は32GBで1680円(並行輸入品は980円)と、とにかくコスパがいいです。
スピードクラスもClass10/UHS-Iに対応。安いだけでなく読み書きも高速です。
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(2)Transcend microSDHCカード 32GB
■価格:999円
Transcend microSDHCカード 32GBはSDカードなどを数多く開発しているトランセンド社の製品です。
耐水性や静電耐性、耐衝撃性などを持ち、高品質で壊れにくいmicroSDカードです。Class10/UHS-Iのスピードにも対応しています。
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(3)東芝 EXCERIA 32GB
■価格:2780円
日本メーカーのmicroSDカードを使いたいなら「東芝 EXCERIA 32GB」がおすすめです。日本製のmicroSDカードはほとんどなく、使う場合は東芝のこの製品にほぼ限られます。
UHS Speed Class 3に対応しているため、超高速で読み書きが可能です。東芝の製品ではありますが海外向けのバルクパッケージ品なのでご注意ください。
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3.microSDでデータ移行・バックアップをしてみよう
microSDカードがあれば他の端末への移行や、万が一端末が故障した時に備えたバックアップをとることができます。
キャリア端末からSIMフリー端末へ移行する際のデータ移行(画像、音楽、電話帳など)にも使えます。
3-1.使い方は保存先を外部ストレージ(microSD)に指定するだけ
まず、スマホにmicroSDを入れます。
microSDを入れたら、データの保存先を外部ストレージに設定。データが自動的にmicroSDへ保存されるようにします。
例えばカメラで撮影した写真を標準で外部ストレージに保存したい場合は、カメラアプリの設定から保存先を設定することができます(端末やアプリによって設定方法は異なります)。
写真・動画の保存先をmicroSDに設定
3-2.電話帳データの移動方法
電話帳のデータは電話帳・連絡先アプリの設定から外部ストレージへの選択を選べば移動できます(詳しい設定方法は端末によって異なります)。
電話帳データをmicroSDに移行する画面
電話帳データの移動方法については以下の記事でも詳しく紹介していますので参考にしてみてください。
3-3.アプリデータの移動方法
アプリデータの移動については設定からアプリ一覧を開きます。そこから移動したいアプリの詳細画面をタップ。
そのアプリが移動可能だった場合は「SDカードに移動」と表示されるのでタップしましょう。以上で、アプリデータを移動できます。
また、端末によっては設定の「ストレージ」からアプリや画像を一括で移動させることもできます。
3-4.バックアップの注意点
microSDカードは端末が壊れた時のバックアップとして使えます。
しかし、microSDカード自体は壊れやすいですし、スマホが水没した場合などはmicroSDカードも一緒に壊れる可能性が高いです。
そのため、microSDカードにバックアップをとることは悪くないですが、できればクラウドストレージやパソコンのハードディスクにもデータを保存しておきましょう。
4.microSDを使う際のよくあるQ&A
Q1.データ移行・バックアップ以外にどんなメリットがある?
スマホでmicroSDを使うと、ストレージ容量(ROM)を節約できます。ストレージがいっぱいになると、端末の全体パフォーマンスも低下します。
アプリのインストールや、写真・動画の撮影を繰り返すと、すぐにストレージがいっぱいになりますよね。
そんなときにmicroSDカードを使えば、データ容量を圧迫する写真、動画、音楽などのデータを移動。ストレージ容量を節約できます。また、Android 5.0からはアプリも移動できるようになりました。
Q2.microSDで音楽は聴ける?
microSDでは音楽を聴くことができます。ほとんどの音楽再生アプリでmicroSDカードの曲を自動認識してくれるので、特別な作業は必要ありません。ストレージに入っている音楽と同じ感覚で聴くことができます。
microSDに音楽データを入れる場合はパソコンを使いましょう。パソコンにmicroSDを接続する際は、SDカードアダプター(100均で売っている)を使って挿入サイズを合わせて下さいね。
Q3.SD/SDHC/SDXCの違いって?
microSDはカードによってmicroSD・microSDHC・microSDXCの3つに分かれます。それぞれの違いは容量です。
- microSDカード →2GBまで
- microSDHC → 4/8/16/32GB
- microSDXC → 64GB以上(2TBまで)
microSDカードは容量が少ないため、最近ではあまり使われません。容量が少ない分、値段も安く500円前後で購入できます。
容量4GB、8GB、16GB、32GBはmicroSDHCと言います。価格が安く、容量もまずまずなので広く普及しています。そして、容量64GB以上をmicroSDXCと言います。大容量なのが特徴で、最大2TBまで記録できます。
microSDXCは、キャリア端末だけでなくSIMフリースマホでもZenFoneやHUAWEIシリーズを中心に広く対応しています。
なお、対応規格は端末のスペック表から最大容量を見れば分かります。例えば最大容量が32GBならSDHCは利用できますが、SDXCは使えません。
Q4.Classの違いって何?
microSDは容量だけでなく、書き込みや読み込みの速度も大事です。速度規格のうち、SDスピードクラスはSDアソシエーションで定められた正式な規格です。
Classは2/4/6/10まであります。Class2なら最低保証速度が2MB/secとなります。Class2~6は、速度が遅いため最近ではあまり使われません。
SDスピードクラスでは最も速いClass10が標準です。最近のスマホは画像や音楽が高音質化しているため、microSDカードに保存するデータ容量が大きくなっています。
そのため、SDスピードクラスはClass10のmicroSDカードを選びましょう。なお、4Kなど高画質動画の読み書きは、後述するUHS-Iクラスがおすすめです。
Q5.UHSスピードクラスって何?
USH(ウルトラハイスピード)は、より高速に読み書きができる速度規格です。4Kなどの大容量ファイルでも、素早く書き込むことができます。
USHスピードクラス
- UHS Speed Class 1:最低保証速度10MB/sec
- UHS Speed Class 3:最低保証速度30MB/sec
UHS Speed Class 1の最低保証速度はSDスピードクラスClass10と同じですが、UHS対応機器で使用することで、最大104MB/secという速度でデータの転送が可能になります。
UHS Speed Class 3はUHS Speed Clas1よりも最低保証速度がさらに速いため、より速い速度での書き込みが保証されています。ただし、値段は高いです。
5.【まとめ】スマホにmicroSDを入れてみよう
microSDは随分と値段が下がってきたため、気軽に購入できるようになりました。microSDを使えば、スマホの容量不足は解消。データ移行やバックアップとしても使えます。
Androidであれば、ほとんどの機種でmicroSDに対応しています(ガラケーも使える)。この記事を参考に、スマホにmicroSDを使ってみて下さいね。
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