HUAWEI nova liteは手頃な価格ながら高いスペックで、人気を博したSIMフリースマホです。
2017年は、兄弟機種のHUAWEI P10 liteと並び、SIMフリースマホの業界を席巻する勢いでした。
今回は、そんなHUAWEI nova liteを実機レビュー。あらゆる角度から、詳しく評価しています。
1.結論!最大限のコスパを求めるならHUAWEI nova liteで決まり
HUAWEI nova liteの最大の特徴はコスパの良さです。 オクタコアCPUに3GBメモリ、指紋認証、大容量バッテリーなどを搭載していながら、1万円~2万円台前半の安さで購入できます。
エントリーモデルの価格でミドルスペックのSIMフリースマホが買えるわけですから、かなりお得ですね。
デュアルレンズカメラ、防水、おサイフケータイに対応していませんが、日常使いであれば十分すぎる性能です。
ベンチマークスコアでは56000点を超えましたが、同じ価格帯の機種であれば点数が半分程度になってもおかしくありません。 使い心地も抜群でアプリの軽快な動作やカメラ性能の高さは非常に満足できました。
コスパを求めるなら、HUAWEI nova liteを使いましょう。
※現在、後継機種が出ています
後継機種として、現在「HUAWEI nova lite 3」が発売されています。コスパの良さは引き続き健在です。格安SIMとセット購入も可能となっています。
2.HUAWEI nova liteを実機レビュー
2-1.開封の儀
さっそく、HUAWEI nova liteを開封していきましょう。
箱を開けると以下のものが同梱されていました。
- 本体
- イヤホン
- 充電セット
- 説明書
- 保証書
保証内容は本体が1年間、充電セットが6ヶ月のメーカー保証です。
2-2.見た目はいたってシンプル
シンプルですね。あまりに普通で、人を選ばないデザインだと思います。
ディスプレイはフルHDです。画面に光沢感があり、緩やかな曲面となっています。 側面のベゼル幅は狭いです。
背面の丸い穴は指紋認証ができます。ここに指を触れると、即座にロック解除。自撮りするときの撮影ボタンとしても使えます。
その他、いろんな角度から写真を撮ってみました。
イヤホンジャックは上部です。あとは、通常のAndroid端末の設計ですね。SIMスロットはiPhoneと同じくSIMピンを使って開閉するタイプでした。
ちなみに、こちらが待受画面です。
プリインストールアプリは20個。あとで好きにカスタマイズできます。
2-3.薄いから疲れにくい
5.2インチとまずまずのサイズがありますが、手の収まりは悪くありません。
女性の手でも許容範囲の大きさです。近年は6インチが出ているので、5.2インチは小さめサイズです。
厚さが7.6mmと非常に薄く、操作性はいいです。全然疲れないですね。 重さは147g。特筆して軽いわけではありませんが、使い心地は良いです。
側面は丸みを帯びているので、ハードコーティングでも心地よい感触です。
3.HUAWEI nova liteのカメラで色々撮影してみた
HUAWEI nova liteには1200万画素のアウトカメラと800万画素のインカメラが付いています。実際に写真を撮ってみました。
3-1.アウトカメラで車を撮影
こちら撮影した車。
なかなか発色が良いではありませんか。今度は白い車です。
いい感じですね。カメラモードを変えることもできるので、様々な撮影を楽しむことができます。
3-2.接写は少しぼやける
今度は、被写体に寄って撮影。
やや、ボケたかなと感じます。絵画にも寄ってみましょう。
どうなんでしょう。筆者の感覚だといい感じですが。実際の絵よりもコントラストが強くなったのは気になりました。
インカメは普通
こちらインカメ画像。
恥ずかしながら、服のシワが目立ちますね。まずまずの鮮明さです。
3-3.夜景はわりと綺麗に撮れた
夜景はいい感じでした。遠くから撮ると、やや荒くなりますが十分に許容範囲でしょう。LEDツリーがいい感じです。
少し離れて撮影すると、こんな感じ。
好みは分かれるかと思いますが、個人的には悪くありません。最後に1枚。
なかなかのクオリティですね。
4.HUAWEI nova liteのスペックをチェック
4-1.スペック表まとめ
こちらが、HUAWEI nova liteのスペックです。専門用語がよく分からない方はスルーしてOKです。
発売日 | 2017年2月24日 |
---|---|
メーカー | HUAWEI |
サイズ | 高さ:約147.2mm 幅:約72.94mm 厚さ:約7.6mm |
重量 | 約147g |
画面 | 5.2インチ |
CPU | Huawei Kirin655 オクタコア |
メモリ | 3GB |
ストレージ | 16GB |
カメラ性能 | アウト:1200万画素 イン:800万画素 |
外部メモリ | microSD(最大128GB) |
バッテリー容量 | 3000mAh |
本体カラー | ホワイト ブラック ゴールド |
防水 | × |
おサイフケータイ | × |
ワンセグ | × |
DSDS | × |
4-2.ゲームアプリはキビキビと動いた
メモリ・CPU性能を確かめるため、3Dゲームをプレイしてみました。まずはデレステを起動。
3Dリッチモードでも、もたつかず軽快です。 ノーツのタップは問題なし。次は、リネージュです。
CGグラフィックで少しかくつきましたが、通常のクエストは問題なし。ただ、処理が重いせいか、リネージュを起動していると少し発熱がありました。
発熱があると、バッテリーの消費が早くなるのが難点です。
4-3.ストレージ容量が少ないのが残念
HUAWEI nova liteを使っていて少し不便だったのが、本体ストレージの少なさ。 16GBはすぐ一杯になります。写真や動画をたくさん撮る方は一瞬で埋まるでしょう。
別途、外部ストレージのmicroSDを使えば問題解決できますが(アプリデータも移動できる)、せめて32GBあれば・・と感じたのは筆者だけじゃないはず。
4-4.ベンチマークスコアは価格の割に高い
こちら、HUAWEI nova liteのベンチマークスコアです。
総合点:56160
- 3D:9614
- UX:21832
- CPU:19740
- RAM:4974
大体ミドルスペック上位のスコアですね。 HUAWEI nova liteの価格を考えれば、パフォーマンスは非常に良いです。
4-5.兄弟機種HUAWEI novaと何が違う?
HUAWEI nova liteの兄弟機種HUAWEI nova。同日発売の両機種ですが、何が違うのでしょうか。
HUAWEI nova lite | HUAWEI nova | |
---|---|---|
発売日 | 2017年2月24日 | 2017年2月24日 |
重量 | 約147g | 約146g |
画面 | 5.2インチ | 5.0インチ |
CPU | Huawei Kirin655 | Snapdragon 625 |
メモリ | 3GB | 3GB |
ストレージ | 16GB | 32GB |
カメラ性能 | アウト:1200万画素 イン:800万画素 |
アウト:1200万画素 イン:800万画素 |
バッテリー容量 | 3000mAh | 3020mAh |
本体カラー | ホワイト ブラック ゴールド |
シルバー グレーゴールド |
防水 | × | × |
おサイフケータイ | × | × |
ワンセグ | × | × |
DSDS | × | 〇 |
HUAWEI novaはHUAWEI nova liteの上位モデルなので、やはり性能には差があります。
まず、CPU性能が向上。HUAWEI novaのSnapdragon 625のほうが高い性能を誇り、3Dゲームをする場合に有利です。ストレージも2倍の差があります。
とはいえ、nova liteも決してスペックが低いわけではありません。むしろ3Dゲームをあまりしないなら、価格が安いnova liteで十分。圧倒的なコスパです。
実際の売上も、HUAWEI nova liteが完勝している状態です。
5.HUAWEI nova liteの凄いところまとめ
(1)何といってもコスパがやばい
やはり最大のメリットはコスパの良さでしょう。オクタコアCPUと3GBメモリを搭載し、非常にサクサク動作します。
ミドル級のスペックを備えながら、価格は1万円~2万円前後。通常、1万円台のSIMフリースマホだとCPU、メモリ性能が劣りますが、nova liteは頭一つ抜き出た形となっています。
カメラ性能も十分に綺麗です。誰もが、十分に満足できるSIMフリースマホでしょう。
(2)省エネでバッテリー持ちがいい
スリムな本体ながら、3000mAhとまずまず大容量のバッテリーを搭載するHUAWEI nova lite。CPUのKirin 655が省エネ性能に優れていることも相まって、電池持ちはかなり良いです。
なお、急速充電にも対応しています。ただ、付属しているACアダプターは急速充電非対応なので、別途急速充電対応のACアダプターを購入する必要があります。
(3)指紋認証に対応
HUAWEI nova liteは指紋認証に対応しています。最近のSIMフリースマホでは当たり前になりつつある指紋認証ですが、1万円台の端末では搭載されていないことも多いです。
この価格でしっかり指紋認証に対応しているのはさすがですね。指紋認証の精度も非常に高く、ロック解除までの時間はわずか0.4秒と速いです。
6.ユーザーの口コミも調査してみた
実際、HUAWEI nova liteを愛用しているユーザーに、使い心地をアンケート調査してみました。
46歳 男性
■購入理由
性能と価格を比較して、最もコストパフォーマンスが高いと判断したからです。同じメーカーのP10 liteと比べて約1万円も安いです。
また、低価格スマホにもかかわらず性能的にはミドルレンジだったため、2年間使えれば良いという気持ちで選びました。
■感想
バッテリーの持ちはとても良いです。メール程度しか使わないなら2日以上は持ちます。私はゲームをしませんがアプリの反応も特にもたつきを感じません。
カメラについてはメインで使っているXperia Z5 compactの方が綺麗です。
唯一の不満は、前面の液晶画面の端が丸みを帯びており、ガラスフィルムを綺麗に貼ることができない点です。しかしながら総合的には十分に満足できる機種です。
38歳 男性
■購入理由
価格.comにて満足度ランキングが1位であったこと。バッテリー持ちが良く、Androidのバージョンが新しい機種であったことが決め手となりました。
また、メモリが3GBであるという点も大きな魅力でした。
■感想
デザインは予想通りで、とても気に入りました。アプリもスムーズに動きます。また、バッテリーも期待通りで、サイト閲覧を数時間しても十分に1日持ちます。
カメラの性能は日中であれば十分だと思います。UIはHUAWEI独自のもので多少の癖があります。欠点は16GBの内部ストレージ容量です。
いくつかアプリを入れるとすぐに14GBを超えます。そのため、外部のSDカードにデータを移す必要があります。
その他、不満はありません。おサイフケータイなどはありませんが、通話、メール、サイト閲覧には十分なスペックです。
35歳 男性
■購入理由
格安SIM会社にてセット販売が行われており、安く購入できるため選びました。また、親戚も同じメーカーの機種を利用しており、評判が非常に良かったので安心して利用できると思いました。
■感想
アプリの反応は非常に良く思っていたよりもサクサク動くので、ストレスを感じません。OSも新しいバージョンなので、対応していないアプリもなかったです。
しかし、ディスプレイ画面が曲線になっているので、保護シートを張るのが難しく、全面を覆うシートがないのは残念でした。
バッテリーは、思っていたよりも減りが早いように感じました。マップを頻繁に行う場合にバッテリーがすぐ無くなります。
26歳 女性
■購入理由
HUAWEIのブランド名があるので安心して使えると思いました。ピンク色を買ったのでとても可愛いです。iPhoneのピンクにも負けないと思います。
■感想
電波が安定的なので田舎の実家に帰ってもインターネットに困りません。バッテリーも意外と持ちますし、スクリーンタッチの接触反応も抜群です。
カメラ機能はとてもよくて、画像解析度も高いです。一点残念なのは、nova liteのケースはあまり選択肢がないことです。
おしゃれなケースを見つけるのに苦労しました。
26歳 女性
■購入理由
端末価格が2万以下と安かったため。また、スペック面でも、カメラの画素数がメインカメラで1200万画素、インカメラで800万画素と高かったため。
HUAWEI端末の評価が高かったことも選んだ理由の一つです。
■感想
カメラは、思ったより綺麗で満足しています。バッテリーの持ちもよく、一日は余裕で使うことが出来ました。
アプリの反応は普通ですが、止まったりすることがないので良いと思います。
防水対応ではないので、雨の日や水の近くでスマホを触る時は気を遣います。操作方法も比較的簡単で、3日ぐらい利用するとある程度のことは分かりました。
片手で収まるぐらいの大きさで、手にフィットするような感覚があり、携帯性もいいと思います。
私は、ゴールドの端末を購入したのですが、とてもいい色でした、HUAWEIは、購入後のサポートもあるので安心できます。
HUAWEI nova liteの購入理由では、評価が高いこと、価格が安いことの2点が圧倒的でした。口コミが多く知名度が高いことが安心につながっているのかもしれません。
デメリットでは、致命的な欠点を挙げる人は少なかったものの、カメラ性能やバッテリー持ちに不満を持つ方がいました。
どこまで性能の良さを求めるは人それぞれですが、ハイエンド機種ではないため最高クラスのスペックを求めるのは難しいです。
7.HUAWEI nova liteはネット通販で購入しよう
HUAWEI nova liteは格安SIM(MVNO)での取扱が終了しています。ですので、SIMカードとセット購入はできません。
購入できる場所はいくつかありますが、ネット通販が最も手っ取り早いです。
中古でよければ、フリマアプリや中古ショップでも購入できます。
HUAWEI nova liteを購入したら、好きな格安SIMに契約することが可能です。「おすすめの格安SIM」の記事も参考に、契約先を決めてみましょう。
8.【まとめ】コスパ最強のHUAWEI nova liteを使ってみよう
この記事では、HUAWEI nova liteの実機レビューを中心に、スペック評価や使い心地のテストをしてきました。
とにかくコスパに優れる機種ですが、安かろう悪かろうではない確かな性能が確認できました。
もちろん、ハイエンドスマホには劣りますが、普通にスマホを使いたいだけの方には十分でしょう。体感では、iPhone 7よりも性能は上だと感じました。
購入するときは、格安SIM(MVNO)での取扱が終わっているので、ネット通販から注文しましょう。
なお、最新SIMフリースマホの情報については「こちらの記事」で詳しく解説していますよ。