2019年8月20日、東京の神田明神ホールにてASUS JAPANの新製品発表会がありました。
このたび、メディア枠として招待を頂いたので発表会に参加。当日の様子を詳しくレポートしていきます。
1.ASUS JAPANの新製品発表会に参加してきました
1-1.ジョニー・シー会長が登壇、新製品がお披露目
台湾から来日されたジョニー・シー会長が登壇。
小走りでマイクに向かう姿は、御年67歳とは思えないほど若々しいです。
冒頭の挨拶では、30周年を迎えたASUSの歴史について力説。
日本での展開は2000年から。現在、ASUSの代名詞となっているSIMフリースマホ「ZenFoneシリーズ」は、2014年から日本市場に参戦しました。
一通りASUSの紹介を終えたあと、いよいよ新製品の紹介。
今回発表されたのは、
- ZenBook Pro Duo
- ZenBook 14/15
- ZenFone 6
の3製品です。
ZenBook Pro DuoとZenFone 6は世界初の試みが取り入れられており、その注目度は非常に高いです。
ジョニー・シー会長はここで一旦降壇。インテル・マイクロソフト社の祝辞を挟み、各製品の紹介に入ります。
1-2.世界初!デュアル4Kディスプレイ搭載のZenBook Pro Duoの紹介
まず紹介されたのがZenBook Pro Duo。
様々な機能が搭載されいますが、何といっても2画面で操作できるデュアル4Kディスプレイ(メイン画面 3840×2160、サブ画面 3840×1100)が特徴的です。
ノートパソコンながら、世界で初めて4Kデュアルディスプレイを搭載したZenBook Pro Duo。通常の画面と合わせて、キーボード部分にもディスプレイが内蔵されています。
メインターゲットはマルチタスクを必要とするクリエイター。動画・画像編集の際に、手元の操作とクリエイティブを分けて表示することができます。
クリエイター以外にも、コーディングを行うエンジニアや音楽プロデューサーも非常に使い勝手がいい作りとなっています。
ライティングを主な仕事とする私も上の画面で調べ物をしながら、下の画面で執筆できるためとても便利だと思いました。
会場には、ファイナルファンタジーシリーズなどを手掛けるイラストレーター有田さんが登壇。実際のイラストをZenBook Pro Duoで描画・編集した感想を述べていました。
ちなみに、廉価版であるZenBook 14/15にはデュアルディスプレイが付いていないものの、キーボード部分にタッチパッド(ScreenPad 2.0)が搭載されています。
1-3.4800万画素カメラのZenFone 6に写真家も舌を巻く
今回の新製品発表会の目玉であるZenFone 6。既に発売されていた海外では、大きな話題となっており、日本のファンはいまかいまかと待ち構えていました。
まず、ZenFone 6で目を引くのがデザイン。
ノッチすらもないオールスクリーンで画面占有率は92%とのこと。
そして、本作の最大の特徴であるフリップカメラ。インカメラを起動すると、アウトカメラが反転する形で立ち上がる構造となっています。
今までメインカメラとインカメラのスペックが違うのは当たり前でした(インカメラはアウトカメラより劣る)。
しかし、ZenFone 6ではインカメラでもメインのアウトカメラにて撮影可能に。4800万画素の解像度でセルフィーを楽しめます。自撮り動画も4K画質です。
画素数だけでなく超広角カメラも搭載。実際、広角カメラで撮影した画像が表示されたとき、会場から「すげ~」と声が聞こえました。
プロの写真家である谷口氏も登壇。ZenFone 6で撮影した写真を次々と発表していきます。
中でもスカイツリーがてっぺんまですべて収まった写真は筆者も思わず絶句。すごすぎる・・。
フリップカメラが凄い!ZenFone 6を完全レビュー【安く購入できるMVNOも】
1-4.最後に販売価格&30周年記念モデルの発表で閉幕
新製品発表会も大詰めに。再びジョニー・シー会長が登壇して、新製品の価格が発表されました。
販売価格
- ZenBook 14:144500円
- ZenBook 15:222500円
- ZenBook Pro Duo(Core i9モデル):466500円
- ZenBook Pro Duo(Core i7モデル):361500円
- ZenFone 6(256GBモデル):82500円
- ZenFone 6(128GBモデル):69500円
ZenFone 6を販売するMVNO
筆者が目を引いたのは、ZenFone 6の価格。OPPOやファーウェイなど、ライバルのハイスペスマホは10万円を超える中、ZenFone 6はおよそ7~8万円に価格が抑えられました。
ZenFone 6の価格発表の際、会場からは「おお~」と声が漏れたのも頷けます。
最後に、ASUS30周年を記念して、ZenBook Edition 30(149030円)とZenFone 6 Edition 30(103030円)が発売されることも発表されました。
30周年記念モデルの特徴
- 30周年記念ロゴ入り
- 限定ホワイトカラー(ZenBook Edition 30)
- 限定マットブラックカラー(ZenFone 6 Edition 30)
- 30ヶ月保証あり(ZenFone 6 Edition 30)
2.今回は発表された3製品(ZenFone 6・ZenBook 14/15・ZenBook Pro Duo)を実機撮影
会場では、今回発表された新製品のデモ機が並べられていました。さっそく手にとって実機撮影してみます。
やはりZenFone 6はカメラ性能が目を引きます。撮影画面を覗き込んでみると、オリジナルの風景そのままが画面内に映し出されていました。
こちらは本体内部の展示。ちなみに、ASUSはマザーボードの開発力で世界一を誇ります。
ZenBook 14/15は、手元にアプリを複数並べて撮影してみました。
タスクの切り替えを手元のタッチパッドで行えるのは便利です。
ZenBook Pro Duoは、2画面操作を体感。
メイン画面でイラストを見ながらサブ画面で編集。すべてのクリエイターが、喉から手が出るほど欲しいツールでしょう。
3.【まとめ】恐るべしASUS JAPAN!最先端を走る企業を目の当たりにしました
今回参加したASUS JAPANの新製品発表会。感想は、ただただ技術力の高さに驚くばかり。
既存製品の強化版ではなく、フリップカメラや4Kデュアルディスプレイなど独自のテクノロジーを取り入れている点が、ASUSらしくて素晴らしいと思いました。
とくに、フリップカメラはインカメラの概念を変えてしまう発明です。2画面搭載のZenBook Pro Duoも、一度味わうと元に戻れなさそう。個人的にも、絶対欲しいと感じました。