mineoの法人プランとは?契約方法からサービス内容まで全解説

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mineo(マイネオ)の法人プランについて、詳しい内容や契約方法をお探しではありませんか?

格安SIMサービスのmineoでは、個人向けとは別に法人向けプランが用意されています。ビジネスとしての利用を想定した法人プランでは、便利なサービスが複数用意されています。

この記事では、mineoの法人プランについて徹底調査。個人プランとの違いや詳しい契約・解約方法について解説していきます。ぜひ、参考にして下さいね。

1.mineoの法人プランとは?

1-1.社内でパケットシェアが可能

mineo法人 パケットシェア

当月に使い切れなかったデータ容量は翌月に繰り越しとなります。個人プランでは家族や友人と余ったデータ容量をシェアできますが、法人プランでは会社内でデータ容量をシェアすることが可能です。シェアするメンバーは自由に選べるため、会社内でグループ分けすることも可能です。

パケットシェアが使える格安SIMはmineoしかありません。ない、Aプラン・Dプラン間のパケットシェアも可能です。

1-2.管理ページから一括管理ができる

mineo法人 一括管理

法人プランでは企業管理ページが用意されています。管理者は、社員のパケット利用状況をいつでも確認することが可能です。また、必要に応じてパケットチャージをしたりデータ容量を変更したりすることができます。

社員が個別に手続きを行う手間が省けるため、業務の効率化が可能です。データを節約したい場合は、200kbpsの低速通信に速度制限する設定も行えます。

1-3.VPN SIMで閉域ネットワークに接続

mineo法人 VPN接続

インターネットから分離した社内ネットワークを築くことができるVPN接続。mineoのVPN SIMを使えば、物理的に離れていても会社で構築した閉域ネットワークにアクセスできます。

この仕組みにより、在宅で働く場合でも社内のネットワークにアクセスすることが可能です。その他、災害時の回線確保(バックアップ)としても利用できます。VPN SIMは、固定のプライベートIPアドレスが割り当てられます。利用する際は、IP-VPN mineo接続回線の契約が別途必要となります。

1-4.法人向けのセキュリティサービス

法人向けのプランでは、安価な価格で高度なセキュリティサービスを利用できます。

クライアントセキュリティサービス(ESET)

  • 1台:月額180円
  • 5台セット:月額500円

新種のウイルス対策からフィッシング詐欺や迷惑メールなど、あらゆるセキュリティ関連の機能が揃っています。マルウェアやスパイウェアを瞬時に検出するため、情報漏えいに対抗することが可能です。

ウイルススキャン時の動作は軽いため、業務に支障をきたすことはありません。また、スマホだけでなくパソコンにも使用可能です。

1-5.M2Mアクセスの導入

mineo法人 M2M

法人プランでは人を介さず機械同士で情報をやり取りするM2M(Machine-to-Machine)が利用できます。POSデータ、医療機器、車載器、ビル管理システムなどあらゆるシーンに活用されているM2M。ビッグデータを効率よく収集できるためマーケティングに利用される場合も多いです。

M2M向けの料金プランは2つ用意されています。上り回線が使い放題となる上り高速コース(1回線500円)と22時から6時までの夜間に特化した夜間専用コース(1回線350円)に分かれます。固定IPアドレスの利用も可能です。mineoでは情報技術関連の企業や医療法人、放送局などが活用しています。

1-6.ビジネスLaLa Callの利用

LaLa Callと提携しているmineoは、月額500円でビジネスLaLa Callを導入することができます。個人のIP電話アプリとしても有名なLaLaCallですがビジネス版では企業向けに機能が大幅に強化されています。

例えば、企業内でグループチャットや社員全員の通話料をまとめて請求できる機能があります。万一、端末を紛失した場合は遠隔操作でデータ削除ができるため、セキュリティも万全です。

通話料は携帯電話向けなら30秒で8円。一般電話向けなら3分で8円です。一般の通話料は30秒で20円なので大幅にコストカットできます。もちろんLaLa Call同士の通話料は無料。1台で5番号まで使用することが可能です。その他、留守電や転送などビジネスで必要な機能も利用できます。

1-7.その他の特徴

その他、法人プランでは以下のサービスが利用可能です。

  • SIMカードと端末のセット購入
  • モバイルWi-Fiルーター、タブレットの購入
  • 端末サポートの加入
  • 海外用プリペイドSIMの利用

端末サポートでは、手持ちの端末で契約する場合でも保証を付けることが可能です(持込み端末安心保証サービス)。また、海外出張向けのデータ通信サービス海外用プリペイドSIMを利用できます(通話とSMSは国際ローミングで対応)。

1-8.月額料金一覧

法人プラン向けプランの月額料金は以下となります。

シングルタイプ

データ容量 Aプラン Dプラン
500MB 700円 700円
1GB 800円 800円
3GB 900円 900円
6GB 1580円 1580円
10GB 2520円 2520円
20GB 3980円 3980円
30GB 5900円 5900円

デュアルタイプ

データ容量 Aプラン Dプラン
500MB 1310円 1400円
1GB 1410円 1500円
3GB 1510円 1600円
6GB 2190円 2280円
10GB 3130円 3220円
20GB 4590円 4680円
30GB 6510円 6600円

シングルタイプとはデータ通信専用のSIMカードとなります。IP電話などアプリ経由の通話は使えますが、通常の音声通話機能はありません。デュアルタイプはデータ通信+音声通話機能付きのSIMカードです。

それぞれ、最低利用期間や解約金(違約金)はありません。ただし、注意点として1年以内に他社へMNP転出する場合は手数料11500円が発生します(2年目から2000円)。なお、利用開始月と解約月の利用料金は日割り計算されます。

通信速度が速いのはどちらのプラン?

mineoの実効速度は10~20Mbpsです。ただし、回線混雑を起こす正午の時間帯だけ1Mbpsまで速度低下を起こします。AプランとDプランの比較で気になるのが通信速度の違いです。

結論から言えばどちらもあまり変わりません。強いて言えばAプランの方が安定度は上です。体感速度はほぼ変わりませんが、少しでも通信品質の良いプランで契約したいならAプランの方がおすすめです。

詳しくは以下の記事で実際の測定結果を載せているので、参考にして下さい。

mineoの通信速度は遅い?速度低下しやすい時間帯を実際に計測

1-9.個人プランとの違い

mineoの個人プランと法人プランは以下の点が異なります。

法人プランだけが利用できるサービス

  • 管理ページから一括管理
  • VPN SIMで閉域ネットワークに接続
  • クライアントセキュリティサービス(ESET)
  • M2Mアクセスの導入
  • ビジネスLaLa Callの利用

その他のサービス、利用料金はすべて個人プランと同じです。通話料や基本料金は同じです。また、解約ルール(解約金・最低利用期間なし)やMNP転出手数料も個人向けプランと同じです。

法人プラン向けプランを契約するかどうかは、上記の法人プランだけが利用できるサービスから見極めましょう。個人契約から法人契約には変更できないため注意してください。

かけ放題は利用できない

個人プランにあって法人プランに無いもので、かけ放題サービスがあります。個人プランには、10分かけ放題と通話定額サービスが用意されていますが、法人プランにはありません。その代わり、法人向けプランは社内チャット機能も併用できるビジネスLaLaCallがあるので、こちらを利用しましょう。

2.法人プランの契約方法

ここでは、mineoの法人プランに契約するための詳しい流れについて解説します。

2-1.申し込み手順

法人プランは以下の手順で申し込みましょう。

1.必要な書類を揃える

法人プランで契約するには、以下の書類が必要です。

会社の資料(どちらか一つ)

  • 登記簿謄(抄)本
  • 登記全部事項証明書(履歴事項証明書または現在事項証明書)

どちらの書類も発行から3ヶ月以内の原本に限ります。

契約担当者の資料

  • 本人確認書類(運転免許証かパスポート)
  • 社員証明書(社員証か名刺)

名刺以外はすべてコピーで構いません。なお、シングルタイプ(SIMカードのみ)の契約の場合は、社員証明書は不要です。

※MNPする場合は予約番号を発行する

現在の電話番号を引き継ぐMNPを行う場合は、事前にMNP予約番号を取得しておきましょう。MNP予約番号の発行方法は以下の記事を参考にしてください。

2.法人契約申込書を送付

法人契約申込書を記入したら以下の住所に送付しましょう。

〒540-8622 大阪府大阪市中央区城見2-1-5 ケイ・オプティコムビル14F
株式会社ケイ・オプティコム
mineo法人インフォメーションデスク

支払い方法については、クレジットカードか口座振込を選択できます。

3.SIMカードを受け取り初期設定

申込後、確認の電話を挟んで1週間程度でSIMカードが到着します。SIMカード到着後、初期設定として回線切り替えとAPN設定を行います。回線切り替えはMNP転入する場合のみ必要です。また、APN設定は、端末セットで購入した場合は不要となります。

詳しい初期設定の方法は以下の記事を参考にしてください。

iPhone・A/Dプランも対応!mineoのAPN設定を図説で理解

以上で、法人プランの契約手順は完了です。

2-2.解約方法

法人契約を解約する場合は、メールか電話にてmineoに連絡します。お問い合わせ先は以下の通りです。

■電話解約の連絡先:0120-923-745

解約月の利用料金はオプション料金も含めて日割りとなります。解約清算金はありません。なお、休止したい場合はシステムを止めることはできますが、利用料金は継続発生となります。解約後はDプランのみ指定の住所へSIMカード返却が必要となります。同じSIMカードで再契約はできないので注意しましょう。

3.まとめ

いかがでしたか?

この記事では、mineo(マイネオ)の法人向けプランについて詳しく解説してきました。法人プランは個人プランにはない、セキュリティサービスの利用やネットワーク網の構築が可能です。

サポートが充実しているので、契約前に気になることがあったらサポートデスクに問い合わせるといいでしょう。見積書も発行してくれます。解約金や最低利用期間が無いmineoですが1年以内のMNP転出は高額となるための注意して下さいね。

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