ドコモからmineo(マイネオ)にMNPで乗り換える方法

どんなときもWiFi端末

ドコモからmineo(マイネオ)に乗り換えたいけど、どうすればいいのか分からない・・・そうお悩みではありませんか?

ドコモからmineoに乗り換える方法はまったく難しくありません。しかし、初めて格安SIMを使い方は戸惑うことも多いでしょう。ドコモメールやdポイントの失効についても気になるところです。

この記事では、現在の電話番号を引き継ぐMNPを使って、ドコモからmineoに乗り換える方法を解説していきます。mineoが気になるドコモユーザーの方はぜひ参考にして下さいね。

1.ドコモからmineoにMNPで乗り換える方法

MNPとは、異なる携帯会社の間で電話番号を引き継ぐための制度です。MNPで乗り換えるには、MNP予約番号を使います。

MNPを使ってドコモからmineoに乗り換えるための全体手順は以下の通りです。

  • ステップ1 ドコモでMNP予約番号を取得する
  • ステップ2 手持ちのドコモ端末を利用するか決める
  • ステップ3 mineoに申し込む
  • ステップ4 開通手続き・APN設定を行う

手続き完了までの目安はおよそ2~3日。SIMカードの配送に時間を要します。MNP予約番号の取得やmineoの申込みは10分程度で終わりますよ。各ステップの詳しい手順を見ていきましょう。

※MNPせずに新しい電話番号を取得したい方はステップ1を飛ばして下さい

ステップ1 ドコモでMNP予約番号を取得する

mineoに申し込む前に、ドコモからMNP予約番号を取得(MNP転出手続き)します。

ドコモからMNP予約番号を取得する方法は以下の通りです。

電話でMNP予約番号を取得

  • 151(ドコモ携帯)
  • 0120-800-000(ドコモ携帯以外)

※受付時間:9時から20時

My docomoでMNP予約番号を取得

  1. My docomoにログイン
  2. 「住所や契約内容の変更手続きがしたい」をタップ
  3. 「携帯電話番号ポータビリティ予約(MNP)」をタップ
  4. 「解約お手続き」をタップ
  5. MNPに関する注意次項を確認して「次へ」をタップ
  6. 解約金・手数料に関する注意事項を確認して「次へ」をタップ
  7. 予約番号の取扱に関する注意事項を確認して「次へ」をタップ
  8. 予約番号の送信先を選んで「次へ」をタップ
  9. 最終確認をして問題なければ「完了」をタップ

電話、My docomo以外だとドコモショップにて取得可能です。取得したMNP予約番号は、mineoの申込み時に入力するためどこかにメモしておきましょう。

なお、MNP予約番号を取得した時点ではドコモの契約は解除されません。今まで通り通話もネットも使用できます。ドコモの契約はmineoに申込み後、開通手続きが終わった時点で自動解約となります。解約の連絡は不要です。

MNP転出手数料と解約金

ドコモからMNP転出すると、

  • MNP転出手数料:2000円
  • 解約金:9500円

が必要となります。解約金は一部のプランで3000円ですが、ほとんどが9500円の設定です。もし契約状態が2年に一度訪れる契約更新月(2ヶ月間)なら解約金は無料となります。ただし、ほとんどの方は契約更新月外だと思いますので、その場合は諦めて解約金を支払いましょう。

9500円は手痛いですが、mineoに乗り換えて約3ヶ月で元が取れますよ。

ステップ2 手持ちのドコモ端末を利用するか決める

mineoで利用する端末を決めましょう。選択肢は2つ。

  • 手持ちのドコモ端末を使う
  • 新しいSIMフリースマホ(格安スマホ端末)を購入する

どちらかになります。mineoはドコモ回線とau回線を利用する格安SIMです。そのため、ドコモ回線のプラン(Dプラン)なら、手持ちのドコモ端末をそのまま利用できます。新しく端末を買い換える必要が無いと感じるなら、現在使っているドコモ端末で持ち込み契約しましょう。

新しい端末に変えたい場合はSIMフリースマホを購入します。購入方法は、mineoでSIMカードとセットで契約するだけ。24回の分割払いに対応しているため初期費用を安く抑えることができます。mineoはSIMフリースマホの種類が豊富です。最新iPhoneを超えるハイスペック機種から最低限の機能に絞った低価格の機種まで幅広く選択できますよ。

ステップ3  mineoに申し込む

ここからいよいよmineoに申込みます。準備として、

  • 本人名義のクレジットカード
  • 本人確認書類
  • MNP予約番号

を用意しておけばスムーズです。契約者、クレジットカードの所有者、MNP予約番号の取得者の名義は必ず揃えて下さいね。準備ができたら、mineoの公式サイトにアクセスして「お申込みはこちら」をタップしましょう。

mineoの申込みにはいくつかポイントがあります。

Aプラン・Dプランの選び方

■Dプランを選ぶ

mineo ドコモプラン

mineoにはAプラン(auプラン)とDプラン(ドコモプラン)の2種類があります。ドコモから乗り換えるなら迷わずDプランを選びましょう。Dプランはドコモと同じ回線を使用します。そのため、ドコモ端末をSIMロック解除無しでそのまま使用することができます。

また、ドコモ版iPhoneの方はAプランで契約してしまうとテザリングが使えません。通信速度もA・Dプランで大きな違いはないので、あえてAプランを選ぶ必要はないでしょう。

シングルタイプ・デュアルタイプの選び方

■デュアルタイプを選ぶ

mineoのデュエルタイプ

A・Dプランの選択が終わったら、シングルタイプ・デュアルタイプを選びます。こちらは、デュアルタイプを選択しましょう。デュアルタイプとは音声通話機能が付いたSIMカードのことです。シングルタイプは音声通話機能が無いため電話番号が付与されません。

電話番号が付与されないとMNPできないため、シングルタイプを選ばないように注意して下さい。デュアルタイプを選んだらコース(データ容量)を決めます。コースはあとから無料で変更できるので、悩む場合は3GBコース(月額1728円)で契約しておくといいでしょう。

端末セットの選び方

■ドコモ端末を使うならSIMカードのみ

mineo 端末セット

端末セットの選び方は簡単です。ドコモ端末を使うならSIMカードのみ、新しい端末が欲しいなら端末とSIMカードのセット購入を選択します。SIMカードのみを選択した方は、次の画面でSIMカードサイズ(標準SIM・nano SIM・micro SIM)を選びます。

SIMカードサイズは、端末の説明書やメーカーHPに記載されているので確認しましょう。表の箇所に明記されているはずです。端末とSIMカードのセット購入を選択した方は次の画面で、購入希望の機種を選びます。支払回数(一括・分割)やカラーを決めましょう。

以降は画面の指示に従って、

  • 契約者情報の入力
  • MNP予約番号の入力
  • 本人確認書類のアップロード

を行い申し込みを完了しましょう。mineoの申し込み方法についてわからない点がある方は、以下の記事も参考にして下さいね。

mineo(マイネオ)にMNP転入する手順【回線切り替えまで図説】

ステップ4 開通手続き・APN設定を行う

申し込み完了後、不備がなければ2~3日でSIMカードが到着します。

mineo設定

端末セットの場合はSIMフリースマホもSIMカードと共に同梱されていますよ。SIMカードが到着したら初期設定として開通手続きとAPN設定を行います。どちらも数分で終わるので簡単です。なお、端末とSIMカードのセット購入した方は、APN設定は不要です。

開通手続き

開通手続きは、ドコモからMNP転入して回線切り替えするための最後の作業です。mineoのSIMカードが届いても、契約はまだドコモのままです。また、mineoの契約も始まっていません。開通手続きを終えれば、ドコモからmineoに無事回線が切り替わります

開通手続きはmineo マイページから行います。契約時に発行したeoIDでマイページにログインしましょう。その後、「登録情報の変更/サポート」のメニューから「MNP転入切替/回線切替手続き」をタップ。ICCID(SIMカードに記載されている数字の下4桁)を入力して「回線切替」をタップすれば手続きは完了です。

受付時間は午前9時から午後9時まで、年中無休で手続きできます。開通手続きが終わったらドコモとの契約は自動解約されます。ドコモに解約の連絡を入れる必要はありません。

APN設定

APN設定とはmineoのSIMカードでデータ通信をするための技術的な設定のことです。初心者でも3分程度で完了します。APN設定を行う前に、準備として端末にSIMカードを挿入しましょう。

ドコモ端末の方は、SIMトレイ(SIMカードを乗せる台)からドコモのSIMカードを外して、mineoのSIMカードに入れ替えます。iPhoneの方は側面の小さな穴にSIMピンを差し込めば、SIMトレイを取り出せますよ。

SIMカードを入れ替えたら、以下の手順でAPN設定を行いましょう。

iPhoneのAPN設定

  1. Wi-Fiに接続する
  2. 「APN構成プロファイル」をダウンロード
  3. プロファイルの表示を「許可」する
  4. 「インストール」をタップ
  5. パスコードを入力
  6. 警告画面で「インストール」をタップ
  7. 「完了」をタップ

AndroidのAPN設定

  1. 「設定」をタップ
  2. 「モバイルネットワーク」をタップ
  3. 「アクセスポイント名」をタップ
  4. アクセスポイントの追加(+マーク)をタップ
  5. 「アクセスポイントの編集」にAPN情報を入力
  6. 「保存」をタップ

詳しいAPNの設定方法は以下の記事でも解説しています。

iPhone・A/Dプランも対応!mineoのAPN設定を図説で理解

以上で、ドコモからmineoに乗り換えるための、すべての作業は終了です。

2.ドコモからmineoに乗り換えて変わること

ドコモからmineoに乗り換えると、当然ながら毎月の利用料金が下がります。mineoは格安SIMなので、そこは当たり前の話です。しかし、その他で何が変わるのかについてはよく分かりませんよね。

そこで、具体的にドコモとmineoのサービスを比較してみました。

ドコモ mineo
利用料金 7000~8000円 2000~3000円
通信速度 20~40Mbps 3~40Mbps
サービスエリア 人口カバー率99% 人口カバー率99%
テザリング 利用可能(無料) 利用可能(無料)
店舗 全国に多数 都市部のみ
通話料 20円/30秒 20円/30秒
2年縛り あり なし

まず目を引くのが利用料金の差です。mineoは人気の3GBプランで1600円。6GBでも2280円と圧倒的な低価格です。ドコモは同じ3GBでも約7000円かかるため、スマホ代は一気に安くなります。

また、気になるのが通信速度でしょう。ドコモ、mineoともに最高速度は同じくらいですが、最低速度が大きく変わります。mineoはユーザー数が増えすぎたため、お昼と夕方に回線混雑を起こしやすいです。回線混雑時の通信速度は3Mbps程度。ひどい場合は1Mbpsまで下がります。

ドコモと同じ回線を使っているので通信速度も同じなのでは?と感じますが、回線混雑時のユーザーの優先度が違うため(ドコモは自社のユーザーを優遇する)残念ながらmineoの方が遅くなります。

その他は、店舗数と2年縛りの有無に違いがあります。店舗数は全国に専門ショップを構えるドコモにmineoは遠く及びません。これは、mineoに限らず他の格安SIMも同じことです。mineoのサポートは基本的に電話やオンラインからとなります。

一度契約すると解約しづらくなる2年縛りは、mineoにはありません。契約の自動更新もなければ解約金も無いです。そのため、mineoから他社へ身軽に乗り換えることが可能です。

3.ドコモからmineoに乗り換える際のQ&A

Q1.dアカウント・dポイントは失効する?

結論から言うと、dアカウントもdポイントも、mineo乗り換え後でも維持することができます。維持する方法はドコモメール以外で登録するだけです。GmialやYahoo!メールなど、フリーメールサービスでいいので、登録しているメールアドレスをドコモメール以外に設定しておきましょう。

dポイントはSNSアカウントでもOKです。電話番号や名義が変わる場合でも「継続利用の手続き」からアカウントを維持できます。

Q2.ドコモメールは維持できる?

残念ながら、mineoに乗り換えるとドコモメールは消滅します。ドコモメールを維持するには、ドコモの契約を残しておくしかありません。ドコモの契約を最低限残す場合は、月額1043円かかります。

ドコモメールの最低維持費:1043円

  • タイプシンプル バリュー(743円)
  • spモード(300円)

注意点として、MNPする場合はドコモメールを維持できません。その理由は、MNPでmineoに乗り換えると、ドコモとの契約が自動解約されるためです。そのため、ドコモメールを維持するなら電話番号の引き継ぎを諦めざるを得ません・・。

おすすめとしては、mineo乗り換えを機にメールアドレスを変更することです。変更するメールアドレスは、mineoメール(無料で付与)でも構いませんしGmailなどフリーメールサービスも使いやすいです。特に、Gmailをはじめとしたフリーメールなら、どの携帯会社でも共通して使えるので便利ですよ。

Q3.おすすめの乗り換えタイミングはいつ?

ドコモからmineoに乗り換えるおすすめのタイミングは月末付近です。その理由は、利用開始月が数日でも満額のデータ容量を貰えるからです。仮に月末の乗り換えなら、わずか1日で満額のデータ容量が貰えます。そして、使いきれずに余ったデータ容量は翌月へ繰り越されます、つまり、実質1ヶ月分のデータ容量をタダで貰ったも同然となるのです。

利用料金に関しては日割り請求となるためいつ契約しても損得はありません。ちなみに、ドコモの解約月に請求される利用料金は、ほとんどのプランで日割りなし。どうせなら月末付近まで使用してから解約したいものです。

データ容量、利用料金の2つの観点から、最もお得な乗り換えタイミングは月末です。注意したいのが、あまりに月末を狙いすぎると、利用開始月が翌月にずれ込む可能性があります。そう考えると、月末から1週間前あたりにmineoへ申し込むのがベストでしょう。

申込みのミスで数日遅れても、月末までにはドコモからmineoに乗り換えできます。

Q4.空白期間はある?

ドコモからmineoに乗り換えるにあたり空白期間はありません。厳密には回線切り替えを待つ間の10~15分だけ不通状態になりますが、ほぼ空白期間は無いと言ってもいいでしょう。空白期間がない理由は、mineoのSIMカード到着を待つ間は、ドコモの契約で通話もデータ通信も使えるからです。

MNP乗り換えは、MNP予約番号を発行した時点では、まだ回線が切り替わりません。開通手続きを行うまでドコモの契約は切れないので(mineoの契約も始まらない)、空白期間が無いのです。心配する必要はありませんよ。

Q5.電話帳・アドレス帳はどうなる?

ドコモ端末の方は、端末内のアプリや電話帳は何も変わりません。今まで通り使用できるため安心して下さい。新しい端末を購入した方は、電話帳・アドレス帳を移動させましょう。micro SDやクラウドサービスを使って移動させるのもいいですが、一番簡単なのがGoogleアカウントの自動同期です。

新しい端末を立ち上げたら、以前のGoogleアカウントでログインしましょう(未設定の場合は旧端末でGoogleアカウントを取得しておく)。あとは、自動的に電話帳・アドレス帳を新しい端末に引き継いでくれますよ。

iPhoneの場合はiCloudから同期が可能です。iPhoneからAndroidに機種を変えるときは、JSバックアップというアプリで、端末内のデータを移行できますよ。

4.まとめ

いかがでしたか?

この記事では、ドコモからmineoに乗り換える方法について詳しく解説してきました。乗り換えに要する時間は2~3日です。電話番号はMNPを使って継続することができます。ドコモからmineoに乗り換えると、毎月の利用料金はおよそ4000円も節約できます。料金プランによっては5000円以上安くすることも可能ですよ。

ドコモを解約したあとは、ドコモメールは使えませんがdアカウントとdポイントは継続することができます。この記事を参考に、ぜひドコモからmineoに乗り換えてみて下さいね。

コメントを残す