この記事のポイント
- シェアプランで特におすすめの格安SIMはBIGLOBEモバイル・IIJmio・OCNモバイルONE
- BIGLOBEモバイルなら家族の名義で乗り換えられる
- シェアプランはあとから使いする形で申し込んでもOK
「シェアプランを使いたいけど、どの格安SIMがいいのか分からない・・」
格安SIMではシェアプランを使えます。
シェアプランを使えば一つの契約で複数のSIMカードを利用できます。家族で乗り換えたいときはもちろん、複数の通信機器に一人でSIMカードを使い分けたいときも便利です。
しかし問題なのが格安SIM選び。シェアプランを使うなら、どこに契約すべきでしょうか。
この記事で、シェアプランでおすすめの格安SIMを徹底比較していきます。
1.格安SIMのシェアプラン(複数回線)の選び方
手数料は適切か
シェアプランの手数料は格安SIMによって様々です。プラン価格は安いのに、不当に高い手数料を請求される場合も。
手数料は毎月支払う月額費用と初期費用に分かれます。着目したいのが月額費用。
目安として、700円~1000円に収まっていれば問題ありません。それ以上高い場合は避けるべきです。
名義変更は必要か
シェアプランを利用する際、原則として名義はすべて同一名義に揃える必要があります。
例えば父親が契約者なら、奥さんと子供は父親名義に揃えてからMNP転入しなければなりません。
名義を揃えるタイミングは格安SIMの乗り換え前です。現在契約中の携帯会社で手続きを行います。
面倒な同一名義のルールですが、例外としてBIGLOBEモバイルなら家族それぞれ自分名義で追加SIM(副回線)を使えます。
家族でシェアプランを使うならBIGLOBEモバイルを第一候補にすべきです。
5枚以上追加できるか
追加できるSIMカードの枚数は格安SIMによって異なります。たいていは5枚(5回線)ですが、稀に3枚以下の場合あり。
順次追加できる余裕を持つためにも、5枚以上SIM追加できる格安SIMを選びましょう。
2.【完全比較】シェアプランでおすすめの格安SIMランキング
前章で挙げたシェアプラン(複数回線)の選び方を元に、おすすめの格安SIMを厳選しました。
シェアプランが使える格安SIM比較
最大SIM枚数 | 追加手数料 | 家族の名義変更 | |
---|---|---|---|
BIGLOBE モバイル |
5枚 | 900円 | 不要 |
IIJmio | 10枚 | 700円 | 必要 |
OCNモバイル ONE |
5枚 | 1000円 | 必要 |
イオン モバイル |
5枚 | 700円 | 必要 |
※追加手数料は音声通話SIMのSIMカード1枚あたり
※主要格安SIMのLINEモバイル、UQモバイル、mineoはシェアプランなし
シェアプランは使えるけどランク外になった格安SIM
格安SIM | ランク外の理由 |
---|---|
ワイモバイル | 子回線に音声通話SIMを追加できない |
NifMo | 基本的なサービス内容に乏しい |
エキサイトモバイル | マイナーなのでサービス停止のリスクあり |
1位:BIGLOBEモバイル
- 動画が無制限で楽しみたい
- 家族でシェアSIMにMNP転入したい
- 万全のサポート体制で安心したい
BIGLOBEモバイルは最大5枚までのシェアSIMを追加できます。追加するSIMカードはタイプD(ドコモ回線)・タイプA(au回線)のどちらでもOK。
シェアSIMでも家族名義でMNP転入できるため、名義を主回線に揃える必要がありません。
エンタメフリーオプションが強力なBIGLOBEモバイル。Youtube、AbemaTV、Google Play Musicなど人気動画・音楽サービスが月額480円で使い放題です。
3GBプランにエンタメフリーオプションを付ければ、動画見放題なのにスマホ代は2000円以下に。シェアSIMにエンタメフリー・オプションを付けることも可能です。
シェアSIMの手数料
項目 | 料金 |
---|---|
初期費用 | ・SIMカード追加手数料:3,000円 ・SIMカード準備料:394円 |
月額費用 | ・音声通話SIM:900円 ・SMS付きデータSIM:320円 ・データSIM:200円 |
こちらの料金にシェアSIMの追加料(枚数分)が加算される
データ容量 | 月額料金 | |
---|---|---|
データSIM | 音声通話SIM | |
1GB | – | 1400円 |
3GB | 900円 | 1600円 |
6GB | 1450円 | 2150円 |
12GB | 2700円 | 3400円 |
20GB | 4500円 | 5200円 |
30GB | 6750円 | 7450円 |
メリット | デメリット |
---|---|
・動画見放題オプションあり ・無料Wi-Fiが使える ・シェアSIMが使いやすい ・サポートが手厚い |
・低速切り替えなし |
CHECK!
2位:IIJmio
IIJmioは最大10枚(音声通話SIMは5枚まで)までSIMカードを追加できます。シェアが前提のファミリーシェアプランなら、家族揃って乗り換えもOK。
また、家族間の通話料も20円/30秒から20%OFF。通話アプリ「みおふぉんダイアル」を経由すれば、半額の8円/30秒で通話できます。
端末の販売に力を入れるIIJmio(みおふぉん)。SIMフリースマホの品揃えは、全格安SIMでトップです。
中古iPhoneやゲーミングスマホを含め、約50種類から好みの機種を選択できます。
シェアSIMの手数料
(1)ミスマムスタート・ライトスタートプラン
追加SIM利用料 (月額) |
SIMカード追加手数料 (初回のみ) |
|
---|---|---|
1枚 | 0円 | |
2枚 | 400円/枚 | 2000円 |
(2)ファミリーシェアプラン
追加SIM利用料 (月額) |
SIMカード追加手数料 (初回のみ) |
|
---|---|---|
1~3枚 | 0円 | |
4~10枚 | 400円/枚 | 2000円 |
こちらの料金にシェアSIMの追加料(枚数分)が加算される
データSIM | 音声通話SIM | |
---|---|---|
従量制 (1GB~) |
– | 1180円 |
ミニマムスタート (3GB) |
900円 | 1600円 |
ライトスタート (6GB) |
1520円 | 2220円 |
ファミリーシェア (12GB) |
2560円 | 3260円 |
メリット | デメリット |
---|---|
・端末の品揃えが最多 ・家族間の通話割引あり ・eSIMプランが使える ・中古iPhoneを購入可 |
・速度が遅い ・低速通信も速度制限あり |
CHECK!
3位:OCNモバイルONE
OCNモバイルONEでは、容量シェアのオプションを利用することで、最大5枚のSIMカードを追加できます。
新規契約と同時に容量シェアを申し込めば、通常3,000円かかる初期費用が0円に。
追加SIM料金はやや高額ですが、OCNモバイルONEはそもそものプラン価格が安いです(最安レベル)。端末代金は、他社の半額以下になることも。
さらに、回線増強により通信速度も従来より大幅アップしています。MUSICカウントフリーによりAmazon music・Google Play Music・LINE MUSICなどデータ消費なし。
Wi-Fiスポットの無料サービスも付いており、データ消費を節約する仕組みが整っています。
シェアSIMの手数料
(1)初期費用
SIMカード追加手数料/枚 | SIMカード手配料/枚 | |
---|---|---|
新規契約時 | 0円 | 394円 |
途中申し込み | データSIM:1800円 音声通話SIM:3000円 |
394円 |
(2)月額費用
音声通話SIM | 1000円 |
---|---|
データSIM | 400円 |
データSIM(SMS対応) | 520円 |
※1枚あたりの価格
[note title=”TOPIC”]SIMカード追加手数料はキャンペーンで0円になる場合がある[/note] [/open]こちらの料金にシェアSIMの追加料(枚数分)が加算される
データ容量 | 月額料金 | |
---|---|---|
データSIM | 音声通話SIM | |
1GB | – | 1180円 |
3GB | 880円 | 1480円 |
6GB | 1380円 | 1980円 |
10GB | 2280円 | 2880円 |
20GB | 3800円 | 4400円 |
30GB | 5380円 | 5980円 |
メリット | デメリット |
---|---|
・端末価格が最安 ・利用料金が安い ・大容量プランあり ・音楽アプリ使い放題 |
・ドコモ回線のみ |
CHECK!
4位:イオンモバイル
イオンモバイルには最大50GBまでのシェア音声プランが用意されています。家族5人で契約しても50GBプランなら1あたり10GB利用できる計算に(料金は一人当たり1856円)。
以前は、シェア音声プランはイオン店舗のみ受け付けでしたが、現在はオンライン契約が可能です。追加できるSIMカードは5枚まで。
イオンモバイルは、全体的にプラン価格が安く小容量から大容量まで契約できます。どのデータ容量でも最安クラスです。
シェア音声プラン
(1)1枚目の契約
データ容量 | 月額料金 |
---|---|
4GB | 1780円 |
6GB | 2280円 |
8GB | 2980円 |
12GB | 3580円 |
20GB | 4980円 |
30GB | 5980円 |
40GB | 7280円 |
50GB | 9280円 |
※初期費用(SIMカード追加手数料)は3000円
(2)2枚目以降の契約
SIMカード | 月額料金 | 追加利用料/月 |
---|---|---|
2枚目 | 音声:700円 SMS付きデータ:140円 データ:0円 |
200円 (4枚目以降) |
3枚目 | ||
4枚目 | ||
5枚目 |
※初期費用(SIMカード追加手数料)は3000円/枚
[/open]データ容量 | 月額料金 | |
---|---|---|
音声プラン | データプラン | |
500MB | 1130円 | – |
1GB | 1280円 | 480円 |
2GB | 1380円 | 780円 |
4GB | 1580円 | 980円 |
6GB | 1980円 | 1480円 |
8GB | 2680円 | 1980円 |
12GB | 3280円 | 2680円 |
20GB | 4680円 | 3980円 |
30GB | 5680円 | 4980円 |
40GB | 6980円 | 6480円 |
50GB | 8980円 | 8480円 |
メリット | デメリット |
---|---|
・月額料金が安い ・大容量プランあり ・イオンで契約可 |
・サポートレベルが低い ・オンライン契約がやや複雑 |
CHECK!
3.シェアプランの申し込み方法
追加するSIMカードは、音声通話SIM(電話番号付きのSIMカード)・データSIM(電話番号無しのSIMカード)のどちらでもOK。シェアプランの詳しい契約方法を見ていきましょう。
パターン1:あとからSIMカードを追加
シェアプランは、あとからSIMカードを追加していく形で申し込みできます。
流れとしては、まず主回線となる代表者が通常契約。そのあと、副回線となる追加のSIMカードを契約していきます。
追加SIMの申し込みは、格安SIMのマイページから申請可能です。
追加SIMの申し込み(IIJmio)
申請時は、SIMカードサイズ・SIMカード種別(音声通話SIM・データSIM)・MNPの有無を選んで申し込みましょう。
複数キャリアの回線を使う格安SIMなら、回線の選択(ドコモ・auなど)も可能です。
パターン2:最初からシェアプランで契約
あとから追加する形ではなく、最初からシェアプランで契約することもできます(一部の格安SIMは不可)。
最初からシェアプランに申し込めば、手続きの手間を減らせます。申込手順は用意されているシェアプランを選ぶ、あるいは複数SIMを追加します。
新規契約時に複数SIMを申し込み
何枚追加できるかは、格安SIMによってルールが変わります。なお、追加SIMごとに種別(音声通話SIM・データSIM)の選択が可能です。
4.格安SIMのシェアプランに関するQ&A
シェアプランの仕組みとは?
シェアプランとは、1つの契約で複数のSIMカードを分けるプランのことです。分け合うのはデータ容量のみで、かけ放題などのシェアはできません。
例えば20GBのシェアプランで3枚のSIMカードを利用する場合、それぞれ6~7GBのデータ容量が使えます。
シェアプランのイメージ
シェアプランは家族で乗り換える以外にも、一人で複数回線のSIMカードを利用するとき(タブレットやサブ機のスマホなど)も重宝します。
シェアするデータ容量の個別割り当てはできない
シェアプランでは、データ容量の個別設定ができません。そのため、誰か1人が大量にデータ消費すると全体のデータ容量がなくなります。
データ残量は、専用アプリやマイページから随時確認できるので、データ容量を使い切らないように注意しましょう。
どれくらい安くなる?
まず、シェアプランの月額イメージを掴んでみましょう。
- 20GBを4人でシェア:7400円/月(OCNモバイルONE)
- 6GBを3人でシェア:3950円/月(BIGLOBEモバイル)
どちらのケースも、一人当たり2000円以内にスマホ代を収められています。大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)一台分のスマホ代で、家族全員分を賄える計算です。
支払いは一つにまとめられる
個別契約との金額差
同じ12GBで、個別契約・シェアプランのどちらが安いのでしょうか。
例:IIJmioで12GBを契約
- 個別契約(3GB×4人):6400円
- ファミリーシェアプラン(12GB):5760円
上記のケースだと、およそ600円シェアプランを使った方がお得であることが分かりました。
通話料の割引はある?
格安SIMのシェアプランで通話料は安くなりません。通常の20円/30秒のままです。
シェアプランで安くできるのは、あくまで月額基本料金だけです。
例外として、IIJmioのファミリーシェアプランは家族間通話の割引とかけ放題の時間延長が受けられる
5.まとめ
シェアプランを使えば、複数のSIMカードでデータ容量を共有できます。個別契約よりも通信費が安くなりますし、契約や支払いを1つにまとめることが可能です。
一人で複数契約するのもOKですし、家族で格安SIMに乗り換えるのもおすすめ。
シェアプランの利用ルールは格安SIMによって異なります。この記事を参考に、あなたにぴったりの格安SIMを選んでくださいね。
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月額料金 | 初期費用・解約金 | iPhone販売 |
---|---|---|
990円~ | 0円 | なし |