この記事で分かること
- スマホ代の平均支払額
- ドコモのスマホ代を安くするポイント
- ドコモから格安SIMに乗り換えたときのイメージ
ドコモのスマホ代が高くて困る・・
スマホ代は毎月のしかかる固定費。できることなら、無駄をなくして節約したいですよね。
実は、多くの人がオプション契約や不要なかけ放題で、無駄な出費をドコモに支払っています。簡単なプラン見直しだけでスマホ代が下がる可能性があるので要チェックです。
この記事では、ドコモの料金が毎月高くて困っている方に向けて、具体的な対処方法を解説していきます。
一つでもいいので見直しポイントを実践すれば、毎月のスマホ代が安くなりますよ。
ぜひ、参考にして下さいね。
1.はじめに:スマホ代はいくら以上で高いのか?
まずは、毎月のスマホ代が、高いのか安いのかを把握しておきましょう。
ずばり、日本人のスマホ代の平均支払額は月額8451円です。
スマホ代の支払い額(参照:MMD研究所)
通話料を入れて、毎月の利用料金が8500円を超えている方は、平均より高いので特に見直しが必要です。
スマホ代の目安
- 8500円以上:高いので節約すべき
- 8000円~8500円:少し高いので節約すべき
- 7000円~8000円:普通だけどもう少し安くできる
- 6000円~7000円:頑張ればもう少し安くできる
- 6000円以下:節約できている
2.ドコモのスマホ代を安くするポイント
こちら、ドコモのスマホ代を安くするために見直してほしいポイントです。
見直しポイント | 見込める節約効果 |
---|---|
不要なオプションを外す | 200円~2000円 |
ギガライトへプラン変更する | 1000円~4000円 |
かけ放題を見直す | 700円~ |
家族割を適用する | 500円~ |
スマホセット割を適用する | 500円~ |
dカードGOLDに加入する | 500円~ |
どこか一つでも見直しできれば、月額500円(年間6000円)くらい安くできます。もちろん、2つ、3つ・・と見直せるなら、さらに節約効果は高まります。
それぞれの見直しポイントについて詳しく見ていきましょう。
①不要なオプションを外す
見込める節約効果:200円~2000円
最初に確認しておきたいのが不要なオプション。新規契約時に、店員さんに勧められるがまま、入ってしまったオプションはありませんか?
とくに忘れやすいのが、「最初の2ヶ月は無料です」といった類(たぐい)のオプション。 そのまま解約し忘れて、毎月の無駄な出費となっているかもしれません。
オプション例
- いちおしパック:500円
- あんしんパック:1330円~
- ケータイ補償サービス:330円~
- あんしん遠隔サポート:400円
- あんしんセキュリティ:200円
- あんしんパック ホーム:880円
- dTV:500円
- dマガジン:400円
- dアニメストア:400円
オプションは、月に数百円とはいえ積み重なると年間で数万円を超える場合も。セキュリティ系、エンタメ系を中心に、不要なオプションを契約していないか確かめてみましょう。
5年以上契約している方は、ガラケー時代のオプションに加入していないかチェックも忘れずに。
オプションの解約はMy docomoから手続き可能です。
オプション解約の手順
- My docomoにアクセス
- 「契約内容・手続き」をタップ
- dアカウントでログイン
- 不要なオプションを選び「解約」をタップ
②ギガライトへプラン変更する
見込める節約効果:1000円~4000円
現在、ギガライト以外のプランに加入中の方は、プラン変更を考えたほうがいいでしょう。
とくに、毎月7GB以内のデータ容量しか使っていない方は、ぐっと月額料金が下がります。
ギガライトのプラン内容
データ容量 | 月額料金 |
---|---|
1GBまで | 2980円 |
3GBまで | 3980円 |
5GBまで | 4980円 |
7GBまで | 5980円 |
ギガライトは7GBを超えると速度制限にかかります。逆にいえば、最大で5980円(その他の料金は加入任意のかけ放題しかからない)。
頑張って3GBに抑えられるなら、月額3980円に。
従量制なので、月によって多くデータ消費するときは7GB料金(5980円)、データ消費を抑えられるときは3GB料金(3980円)といった使い分けも可能です。
[safe title=”POINT”]Wi-Fiで上手くやりくりすれば、データ消費量は抑えられる[/safe]なお、毎月のデータ消費量はMy docomoか端末の設定アプリから確認できます。
データ消費量のチェック方法
- iPhone:「設定」→「モバイルデータ通信」→「現在までの合計」
- Android:「設定」→「データ使用」
- My docomoにログイン
- 「契約内容・手続き」をタップ
- 「料金プランを変更する」をタップ
ギガライトについて詳しくは、以下の記事でも解説しています。
【落とし穴あり?】ギガライトのデメリットやおすすめな人を解説
③かけ放題を見直す
見込める節約効果:700円~
頻繁に通話をする方は、通話料を見直しましょう。見直しのポイントは、1回あたりの平均通話時間を把握すること。
通話回数が多くても毎回の通話時間が5分で収まるなら、完全かけ放題は不要。5分かけ放題に乗り換えるべきです。
かけ放題の月額料金
- かけ放題オプション(完全かけ放題):1700円
- 5分通話無料オプション(5分かけ放題):700円
逆に、それほど通話していないのならかけ放題を外したほうがお得です。毎月の通話時間が12分で収まるなら、かけ放題を外しましょう。
かけ放題なしの場合は、Skype・LINE・050アプリなどで通話料を節約しよう
④家族割を適用する
見込める節約効果:500円~
ドコモでは、家族割としてみんなドコモ割を利用できます。
適用方法は、家族を含む3親等以内でファミリーグループを組むだけ。離れて暮らす家族にも適用できます。
みんなドコモ割の割引額
- 2回線:500円
- 3回線以上:1000円
例えば、3人家族の場合は家族全体で2000円の割引が可能です。
3人家族の例
- 父:カウント対象のみ
- 母:-1000円
- 子:-1000円
みんなドコモ割は自動適用されるので、特に申込みの必要はありません。
対象プランはギガホとギガライトだけなので注意。旧プランやキッズケータイプランは割引対象外です。
ファミリー割引の申込みで家族間通話料が無料に
家族でドコモを使う場合は、みんなドコモ割と合わせてファミリー割引も適用できます。
ファミリー割引では、家族間の通話料が無料に。ドコモショップか電話にて申請できるので、家族で契約している方は必ず申請しておきましょう。
⑤スマホセット割を適用する
見込める節約効果:500円~
ドコモユーザーが、ドコモ光に契約するとスマホセット割(永年割引)を適用できます。
スマホセット割
- ギガホ:1000円
- ギガライト~5/7GB:1000円
- ギガライト~3GB:500円
※旧プラン(データパック)でも最大1600円の割引適用
光回線の全ユーザーのうち、40%は既にスマホセット割を受け取っていると言われます。
ドコモ光以外の光回線を使用している場合は、スマホセット割目当てで乗り換えを検討しましょう。
フレッツ光回線を使う光コラボなら、簡単な事業者変更の手続きだけで乗り換えられます。
なお、他の光回線から乗り換える際の違約金や工事費の残債は、GMOとくとくBB経由で契約することでキャッシュバックにて相殺できます。
⑥dカードGOLDに加入する
見込める節約効果:500円~
ドコモが発行しているクレジットカード「dカードGOLD」に加入すれば、ドコモの利用料金(ドコモ光も含む)の10%が還元されます。
年会費は1万円かかりますが、10%還元なので元は取れます。家族カードを発行すれば、家族全員に10%還元を適用できるのも魅力です。
家族カードは1枚目が無料、2枚目以降は1000円で発行できる
ポイント還元のイメージ
父 | 母 | 子 | |
---|---|---|---|
スマホ代 | 8450円 | 6800円 | 4200円 |
ポイント還元 | 800ポイント | 600ポイント | 400ポイント |
年会費 | 10000円 | 1000円 | 無料 |
- 毎月貯まるポイント合計:1800ポイント(年間21600ポイント)
- 年会費合計:11000円
上記の例だと、年間21600ポイント(21600円分)がドコモのスマホ代のみで貯まります。対して、年会費は家族3人分で11000円。
差し引き10600円が毎年貯まる計算に。
また、ドコモの利用料金以外にもdカードポイントUPモール(Amazonや楽天も参加)でdポイントをザクザクと貯められます。
ローソンの買い物は3%割引に。スマホ代の10%還元と合わせると、実際に貯まるdポイントはさらに多くなります。
その他、dカードGOLDは3年間の端末補償が付くため、ドコモの端末補償を外してオプション代を節約することも可能です。
dカードGOLDについて気になる方は、以下の記事も参考にして下さい。
【2022年】dカードGOLDのすべて!メリット・デメリットが丸わかり
3.さらにスマホ代を安くしたいなら格安SIMに乗り換えよう
格安SIMの平均支払い額は、なんと2753円です。大手キャリアは8451円なので、その差は約5700円に。
平均支払額の比較
- 大手キャリア:8451円
- 格安SIM:2753円
思った以上に、ドコモのスマホ代が安くならないときは、思い切って格安SIMに乗り換えるのが得策です。
見込める節約効果:3000円~6000円
(イメージ)
ドコモ:8500円 → 格安SIM:3000円
3-1.ドコモ系の格安ならすぐに乗り換えられる
格安SIMに乗り換える場合は、ドコモ回線を使用するドコモ系の格安SIMを選びましょう。
ドコモ系の格安SIMなら、手持ちのドコモスマホにSIMカードを差し替えるだけでOK。SIMロック解除の手続きは不要です。
通信・通話エリアもドコモ回線のままなので、違和感なく乗り換えられるでしょう。
ドコモから格安SIMへの詳しい乗り換え手順は、以下の記事もご参考に。
3-2.通信速度が気になるならY!mobile(ワイモバイル)
ドコモから格安SIMに乗り換えると、料金は下がるのですが速度は遅くなります。
もし、速度を気にするならワイモバイルを利用するといいでしょう。
ワイモバイルでドコモスマホを使う場合は、SIMロック解除が必要(My docomoで手続き可)
ワイモバイルは、他の格安SIMより少し高いのですが、通信速度がドコモとほとんど変わりません。さらに、キャリア決済も利用できますし、実店舗も豊富に揃います。
スマホベーシックプラン
プランS | プランM | プランR | |
---|---|---|---|
月額料金 |
2680円 | 3680円 | 4680円 |
月額料金 (6ヶ月新規割) |
1980円 | 2980円 | 3980円 |
データ容量 | 3GB | 9GB | 14GB |
データ容量 (1年増量) |
4GB | 12GB | 17GB |
無料通話 | 10分かけ放題 |
CHECK!
4.この記事のまとめ
今回は、ドコモのスマホ代が高いと感じている方に向けて、詳しい対処法を解説してきました。
高品質のイメージがあるドコモですが、利用料金はやはり高め。
平均支払い額は毎月8500円前後なので、このレンジに収まっていない人は今すぐ対処したほうがいいでしょう。
まずは、無駄なオプションや料金プランを見直してみて下さいね。思ったより節約できなかった場合は、格安SIMの導入も考えてみましょう。
おさらい
ドコモのスマホ代はどれくらいなら高いですか?
平均支払額は8451円なので、この金額以上なら今すぐ節約すべきです。
何を見直すと、スマホ代は安くなりますか?
まず、加入しているオプションと現在のプランを見直しましょう。その上で、家族割・スマホセット割・dカードGOLDの利用などを検討すると、節約効果が高まります。
大胆にスマホ代を半額以下にしたい場合は、どうすればいいですか?
格安SIMに乗り換えると、一気に安くなります。ドコモ系の格安SIMなら、手持ちの端末そのままで乗り換え可能です。