この記事のポイント
- ギガライトは従量制のライトユーザー向けプラン(最安2,178円)
- 5G通信が無料で、家族間の無料通話やドコモ光セット割を適用できるのがメリット
- 大きなデメリットとして、アハモや楽天モバイルと比べてコスパが悪い
「ギガライトが気になるけどデメリットはないの・・?」
ギガライトは従量制で申し込める、ドコモのプランです。最安は約2000円とかなり安いので、気になっている人も多いはず。
しかし気になるのがデメリット。落とし穴はないのでしょうか。
この記事では、ギガライトのサービス内容はもちろんメリット・デメリットを徹底解説。最終的に、どんな人におすすめできるのかまとめていきます。
ぜひ、ご参考に。
※機種変更も一番オトク
1.ギガホライトとは?(特徴・料金)
ギガライトは、ライト(軽い)と名が付く通りネットをあまり使わない人向けの小容量プランです。
月額料金は従量制で変わります。
ギガライトの料金
データ容量 | 月額料金 | |
---|---|---|
2年契約あり | 2年契約なし | |
1GBまで (ステップ1) |
3,278円 | 3,465円 |
3GBまで (ステップ2) |
4,378円 | 4,565円 |
5GBまで (ステップ3) |
5,478円 | 5,665円 |
7GBまで (ステップ4) |
6,578円 | 6,765円 |
2年契約ありは、更新月以外に途中解約すると1100円の解約金が発生
2年契約あり・なしの差額は187円で解約金が1100円なので、半年以上契約するなら2年契約ありの方がお得です。最大データ容量は7GBで超過後は128kbpsの通信制限にかかります。
なお、ギガライトでは家族割やドコモ光セット割を適用することで月額1000円~2000円ほど安くできます。
使いすぎ防止の通知機能あり
従量制だと使いすぎが怖い・・といった場合は、データ量到達通知サービスが使えます。
データ量到達通知サービスは、
- ステップ変動前・後
- 7GB到達前・後
のタイミングでお知らせが来ます。「今月はステップ3の5GB以内に収めたい」と目標があるなら、ステップ2から3に変動した時の通知で気を引き締めればOK。
どんな使いすぎてもギガライトは7GBで止まるので、青天井で課金される心配はありません。
2.ギガライトのメリット9つ
①5G通信が無料
ギガライトには、通常プランの他に5Gギガライトが用意されています。名前通りギガライトで5G通信が可能なのですが、プラン料金は変わりません。
5Gでも料金は同じ
データ容量 | 月額料金(2年契約なし) | |
---|---|---|
5Gギガライト | ギガライト | |
1GBまで | 3,465円 | 3,465円 |
3GBまで | 4,565円 | 4,565円 |
5GBまで | 5,665円 | 5,665円 |
7GBまで | 6,765円 | 6,765円 |
5G通信を使いたいなら、迷わず5Gギガライトで申し込んだ方がいいですよ。
ただし、5Gエリア内かつ5G対応スマホが必要
5Gギガライトは、誰でも利用できるわけではありません。
大前提として、
- 5Gエリア内に入っている
- 5Gスマホを持っている
の2つの条件を満たす必要があります。5Gエリアについては、こちらのページから確認できます。
5G対応スマホは、ドコモオンラインショップにて購入(機種変更)が可能ですよ。
②小容量で申し込める
実を言うと、スマホユーザーの6割以上は毎月のデータ容量が5GB以下です。
データ参照元:総務省
総務省が調べた数字なのでかなり正確です。今のところ、ドコモで小容量プランに申し込めるのはギガライトだけ。
ドコモは、大容量(60GB)のギガホ プレミアが目玉プランですが、上記の表を考慮すると多くの人はギガライトで十分です。
③家族間の通話料を無料にできる
ギガライトは、ファミリー割引の対象です。ファミリー割引では、3親等以内の家族に限り通話料が無料となります。
家族間の無料通話は、格安SIMやアハモにはないサービスなので貴重です。家族の定義ですが、住所は離れていてもOK。
また、事実婚(同棲中のカップルなど)でも適用可能ですよ。
④dカードお支払割で-187円
支払い方法をdカードかdカードGOLDに設定すると、毎月187円が割引されます。
dカードGOLDは年会費が1万円かかりますが、ドコモの利用料金(ドコモ光含む)に対して10%が還元されます。
dカードは10%還元はありませんが年会費無料です。
ちなみに、ドコモユーザーでdカードを持っていない方はかなり勿体ないです。ポイント付与以外にも様々な特典があるので、気になる方は以下の記事を確認してみて下さいね。
【2022年】dカードGOLDのすべて!メリット・デメリットが丸わかり
⑤みんなドコモ割で550円~1100円割引
みんなドコモ割はいわゆる家族割だと思ってOKです。ファミリーグループは家族を含む3親等以内でグループを組めます。
旧プランやキッズケータイプランでは受けられない特典です。
みんなドコモ割
- 割引額:2回線目 550円、3回線以降 1100円
- 対象者:ファミリーグループ内で2回線目以降を契約
みんなドコモ割は、住所が離れた家族でも適用できます。アハモの利用者は割引なしですが、ファミリーグループにカウントされます。
⑥ドコモ光セット割で550円~1100円割引
ドコモ光を契約しているなら、スマホセット割を適用できます。
ドコモ光セット割
ドコモ光セット割
ギガライト | 割引額 |
---|---|
1GBまで (ステップ1) |
– |
3GBまで (ステップ2) |
550円 |
5GBまで (ステップ3) |
1100円 |
7GBまで (ステップ4) |
1100円 |
ドコモ光の契約はもちろん1回線で構いません。そして、ドコモスマホ側の契約は最大20回線まで対象に。
離れて住んでいる家族にも適用できます。みんなドコモ割とも併用できるため、最大2000円以上の割引額となります。
⑦ずっとドコモ特典でdポイントが貰える
ずっとドコモ特典とは、誕生月にdポイントが貰える特典のことです。長期ユーザー向けの優待に近い内容ですね。
ギガライトは、ずっとドコモ特典対象なのでドコモの契約が長い方はお得ですよ。
ステージ別の獲得ポイント
ステージ | 獲得ポイント |
---|---|
1st | 500 |
2nd | 1000 |
3rd | 1500 |
4th | 2000 |
プラチナ | 3000 |
各ステージの達成条件
2ndステージ以降は、ドコモ継続利用・dポイント獲得のどちらかの条件を満たせばOKです。ちなみに、アハモはずっとドコモ特典の対象外です。
⑧ドコモで最安料金を実現できる
ドコモで最安料金を実現したいなら、ギガライト一択です。
ギガライトのステップ1(1GBまで)かつ3回線以上のみんなドコモ割を組む条件を満たせば、ドコモで一番安いプランに加入できます。
ドコモの最安値
- ギガライト(ステップ1):3465円
- dカードお支払割:-170円
- みんなドコモ割:-1100円(3回線以上)
合計 2178円
⑨通信速度がトップクラス
ドコモの通信速度は、すべての携帯会社でトップクラスです。少しにごしましたが、恐らくトップ(1位)でしょう。
データの参照元:みんそく
最近のドコモは本当に速くて、光回線並みの100Mbpsを超えてきます。もちろん、通信環境によって速度が出ない場合もありますが、平常時なら相当速いです。
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3.ギガライトのデメリット4つ
①アハモより割高感がある
ドコモの格安プランのアハモと比べると、どうしても割高感があります。
アハモと比較
ギガライト | アハモ | |
---|---|---|
月額料金 | 2,178円~ |
2,970円 |
データ容量 | 1~7GB | 20GB |
かけ放題 | 5分:770円 無制限:1,870円 |
5分:プラン込み 無制限:1,100円 |
申し込み方法 | オンライン ショップ |
オンライン |
端末セット | 〇 豊富 |
△ 一部 |
家族割 | 〇 | ✕ |
ドコモ光セット割 | 〇 | ✕ |
キャリアメール | 〇 | ✕ |
5G対応 | 〇 | |
テザリング対応 | 〇 |
ギガライトは2178円が最安なのでアハモより安く見えますが、この金額は1GBまでの上限で家族割(みんなドコモ割)を適用できたときの価格です。
各種割引を適用できない場合は、1GBまででも3465円かかります。アハモは20GBで2970円(5分かけ放題付)なので大きな差です。
アハモについて詳しくは、以下の記事もご参考に。
一部、アハモよりギガライトを選んだ方がいいケースもある
基本的には割安なアハモの方が有利なのですが、一部ギガライトを選んだ方がいいケースもあります。
アハモよりギガライトを選ぶべき人
- 店舗サポートを重視する
- キャリアメールが無くなると困る
- 家族間の無料通話を使う
上記のいずれかに当てはまるなら、アハモにはないサービスなのでギガライトの方がおすすめですよ。
②楽天モバイルより高い
楽天モバイルも、ギガライトと同じく従量制のプランとなっています。単純に料金を比較すると、楽天モバイルの方が圧倒的にお得です。
楽天モバイルと比較
ギガライト※ | 楽天モバイル | |
---|---|---|
1GBまで | 3,465円 (2,178円) |
0円 |
3GBまで | 4,565円 (2,728円) |
1,078円 |
5GBまで | 5,665円 (3,278円) |
– |
7GBまで | 6,765円 (4,378円) |
– |
20GBまで | – | 2,178円 |
無制限 | – | 3,278円 |
※()はみんなドコモ割・ドコモ光セット・dカードお支払割を適用した価格
ご覧の通り、楽天モバイルが圧勝です。特に、3GB以下の価格が比べ物にならないほど差があります。
通信品質はギガライトの方が上ですし、ドコモメールや家族割も維持できるため一概に楽天モバイルの方が良いとは言えません。
それでも、この価格差なら一度楽天モバイルを検討した方がいいでしょう。
③通信制限後の速度が遅い
ギガライトでは、7GBを超えると通信制限(速度制限)にかかります。通信制限後の速度は128kps。
これは、かなり厳しい数値です。
128kbpsだと、できることはLINEチャットやメールくらいでしょうか。近年は、通信制限後でも300kbpsくらい出る携帯会社があるため、ギガライトは随分と遅く感じますね。
④データ繰り越しがない
ギガライトは、今月使いきれなかったデータ容量を翌月に持ち越すことができません。ギガライトは従量制プランなので、そもそも繰り越しの概念がありません。
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4.ギガホ プレミアとの違い
ドコモでは、ギガライトの他に大容量向けのギガホ プレミアが用意されています。
ギガホ プレミアとの違い
ギガホ プレミア | ギガライト | |
---|---|---|
1GBまで | – | 3,465円 |
3GBまで | – | 4,565円 |
5GBまで | 5,555円 | 5,665円 |
7GBまで | – | 6,765円 |
60GB | 7,205円 | – |
ギガライトが7GBまでなのに対して、ギガホ プレミアは60GBまで利用OK。小容量では物足りないなら、ギガホ プレミアを選ぶべきです。
また、料金以外だと通信制限後の速度も違います。ギガライトが128kbpsに対してギガホ プレミアは1Mbpsが維持されます。
1Mbpsあれば動画も再生できるため、実質無制限と言ってもいいでしょう。ギガホ プレミアについてさらに詳しくは、以下の記事で解説しています。
ギガホ プレミアとは?9つのメリットと3つのデメリットを徹底評価
5.【総合評価】ギガライトがおすすめな人
結論として、ギガホ プレミアはどんな人におすすめな人なのか以下にまとめてみました。
- ネットはSNSとLINEがメイン
- 毎月のデータ消費量が7GBで収まる
- 他社が安くでもドコモは辞めたくない
- 家族間の無料通話が大事
- 子供用に安くスマホを契約したい
- ショップサポートは絶対必要
- キャリアメールを維持したまま安くしたい
大前提として、ギガライトは毎月のデータ容量が7GBで収まるかどうかが重要です。LINEとSNSくらいしか使わない、あるいはWi-Fiで運用できる方に向いています。
ただし、単純な安さだけを求めるならアハモの方が有利です。ギガライトは、アハモにはない家族間の無料通話、ショップサポート、キャリアメールのサービスが必要な方におすすめです。
その他、どんな他社が安くても長年契約してきたドコモは辞めたくない、といった方にも向いていますよ。
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6.まとめ
ギガライトはあまりデータ消費をしないライトユーザー向けのプランです。7GB以内にデータ消費量が収まるなら検討する価値あり。
ただし、コスパはアハモの方が上なので、ショップサポートやキャリアメールが必要でなければ辞めておいた方がいいでしょう。
デメリットに許容できるか確かめたうえで、申し込んで下さいね。