この記事のポイント
- 現在、ほとんどの格安SIMでは契約縛り(最低利用期間)は撤廃されている
- 資金力のある楽天モバイルとキャリアの格安プラン(ahamo・povo・LINEMO)は、契約縛りなしに加えて初期費用や解約金もかからない
「格安SIMに契約したいけど、契約縛りは絶対に嫌・・」
携帯業界の悪しきルールと言えば契約縛り。高い解約金を設けて解約させない、いわゆる2年縛りが有名です。
格安SIMにこのようなルールはあるのでしょうか。
結論から言うと、格安SIMに契約縛りはほぼありません。以前は1年間の最低利用期間が付くケースが多かったのですが、現在は無くなりました。
さらに、縛りなしに加えて初期費用や解約金までかからない格安SIMまで登場しています。この記事を参考に、無駄な費用を払わないお得な格安SIMを探してみて下さいね。
本記事では、楽天モバイルとキャリアの格安プラン(ahamo・povo・LINEMO)も実質格安SIMと言えるため比較対象として考慮しています
1.データSIMだけじゃない!格安SIMは音声通話SIMも縛りなしで契約できる
以前の格安SIMは最低利用期間あるいは2年縛りありが普通でした。最低利用期間は6か月から24カ月で、その間に解約すると違約金が取られるというもの。
携帯会社の業界では当たり前に行われていた悪しき慣習です。
しかし、風向きが変わったのが2020年にキャリア移行した楽天モバイルの存在。契約縛りだけでなく、初期費用も解約金も全部無料にしたことで業界全体が変わりました。
今までは、通話機能なしのデータSIMじゃないと契約縛りがありましたが、楽天モバイルが風穴を開けたおかげで音声通話SIMも続々と縛りなしの格安SIMが登場。
今では、ほとんどの格安SIMで契約縛りがありません。
2.初期費用・解約金0円の格安SIMも続々登場
近年は、契約縛りだけでなく初期費用や解約金がかからない格安SIMもどんどん登場しています。特に、解約金はほとんどの格安SIMか0円または1000円程度まで引き下げられました。
以前は、約1万円の解約金がかかっていたので嬉しい変化ですね。
また、初期費用として必須の契約事務手数料(3300円)も、数は少ないのですが0円の格安SIMが出てきています。
3.キャリアブランドの格安SIMなら縛りなしで手数料も0円
契約縛りに加えて、初期費用や解約金までかからない格安SIMは、ずばり言うと楽天モバイルとキャリアの格安プラン(ahamo・povo・LINEMO)です。
これらの共通点と言えば、やはり資金力。初期費用や解約金を無用化すると、それだけ経営に負担がかかります。
大手なら赤字に耐えられるため、あらゆる手数料を0円にできるんですね。
なんだか格安SIMの業界は弱肉強食の世界で大変だなと思いますが、私たちユーザーはありがたく恩恵に預かりましょう。
4.縛りなし!初期費用も解約金も要らないおすすめ格安SIM
ここからキャンペーン扱いではなく常に、
- 契約縛りなし
- 初期費用なし
- 解約金なし
- その他の手数料(SIM交換など)もほぼなし
の格安SIMを挙げていきます。ぜひ、ご参考に。
楽天モバイル ※おすすめ
初期費用や解約金も不要で、さらにデータ通信費も最安を狙うなら、楽天モバイルは最高の選択肢となります。その理由は、1GBまでなら月額料金が0円だから。
当然ながら全携帯会社の中で最安であり、キャンペーン扱いではなく平常時でも無料提供してしまうのは良い意味でヤバすぎます。
何か罠があるのではと勘ぐってしまいますが、複雑な契約条件はなし。また、20GBも最安となっており、小容量だけでなく大容量を使いたい方にもおすすめです。
毎月の料金はデータ消費量によって自動調整されるため無駄がありません。さらに、楽天モバイルでは、Rakuten Linkを使うことにより国内通話がどこにかけても0円に。
自分の電話番号が利用可能で、相手はアプリを立ち上げていなくてOKです。その他、最新iPhoneを全携帯会社の中で最安購入できるのもメリットです。
料金プラン
データ容量 | 月額料金 (Rakuten UN-LIMIT VI) |
---|---|
1GBまで | 0円 |
3GBまで | 1078円 |
20GBまで | 2178円 |
20GB以上 (無制限) |
3278円 |
ahamo
ahamo(アハモ)はドコモが提供する格安プランです。月額2970円でデータ容量はたっぷり20GB、5分かけ放題が標準で付属しています。
国内で最も優れていると言われるドコモ回線をそのまま使用しており、ドコモ本家のスピードなので、驚異的な速さです。
100Mbps超えは日常茶飯事で、5Gエリアなら光回線を上回る500Mbpsを超えることも。
その他、無制限かけ放題を格安の1000円で使えることや、基本料金内で海外にてデータ通信を使用できるメリットなどがあります。iPhoneの格安セット販売も行っていますよ。
料金プラン
データ容量 | 月額料金 |
---|---|
20GB | 2970円 ※5分かけ放題込 |
povo
povo(ポヴォ)はauが提供する格安プランです。基本料金は0円で、そこからトッピングでプラン(データ容量)を追加していきます。
3GBプランはLINEMOと同じ990円。キャリア品質でこの安さは反則技ですね。
着目したいのは大容量20GBの料金。30日で2700円なのですが、90日以上のまとめ買いならひと月あたりの20GB料金が2163円に。
速度もau本家の回線なので圧倒的な速さです。平均で60Mbpsを超えるため、動画再生やゲームはもちろんテザリングも快適に使えますよ。
料金プラン
データ容量 | 月額料金 |
---|---|
データ使い放題(24時間) | 330円 |
1GB(7日) | 390円 |
3GB(30日) | 990円 |
20GB(30日) |
2700円 |
60GB(90日) | 6490円 |
150GB(180日) | 12980円 |
LINEMO
ソフトバンク回線をそのまま利用するLINEMOは、キャリア品質の通信速度です。
初期費用や手数料に加えて、ソフトバンクかワイモバイルのユーザーなら、違約金や手数料が免除されます。完全に0円で乗り換えられますよ。
料金は、20GBの他に3GB(ミニプラン)を利用可能。現状、全携帯会社の3GBプランで最も人気があると予想されます。
また、LINEMOではLINEアプリのデータ消費がありません(通話も含む)。そのため、実際は3GBプランでも3GB以上のデータ消費が可能です。
料金プラン
データ容量 | 月額料金 |
---|---|
3GB | 990円 |
20GB | 2728円 |
ワイモバイル
ワイモバイルは店舗ではなく、オンライン契約に限り初期費用(契約事務手数料3300円)が0円となります。さらに、オンライン申し込みならiPhoneの割引やPayPay還元などあり。
送料もかからないため、店舗契約と比べて非常にお得です。
プラン価格は他社より割高ですが、家族割やおうち割 光セットに加入できるなら-1188円引きに。最安の月額料金は990円となります。
格安SIMながら自社回線を持っているため、親会社のソフトバンクと変わらない通信品質なのもメリットです。
料金プラン
データ容量 | 月額料金 |
---|---|
3GB | 2178円 |
15GB | 3278円 |
25GB | 4158円 |
5.まとめ
格安SIMの契約縛りは年々緩くなっています。現在は、ほとんどの格安SIMで最低利用期間はありません。
さらに、初期費用や解約金がかからない格安SIMもどんどん登場しています。できるだけ手数料を払わず、賢く格安SIMに契約してみて下さいね。
【2021年】スマホ代を劇的に下げるなら?
安さ重視→楽天モバイル
1GB以内なら0円、20GBでも全携帯会社で最安の2178円に。さらにRakuten Linkで通話料はどこにかけても無料です。
今なら誰でも5000ポイント還元&3ヵ月無料キャンペーン中。ポイント還元で実質0円の端末もあり。iPhoneは最安値で購入できます。
月額料金 | 初期費用・解約金 | iPhone販売 |
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0円~ | 0円 | あり |
品質重視→LINEMO
ソフトバンク回線をそのまま利用するLINEMOは通信品質が良好です。料金は、3GB 990円と20GB 2728円の2種類のみ。
LINEアプリはデータ消費なしで使い放題。キャリア品質なのに格安SIMより割安です。通話重視なら、無制限かけ放題を利用できます。
月額料金 | 初期費用・解約金 | iPhone販売 |
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990円~ | 0円 | なし |