VAIO Phone Aは国内のパソコンメーカーとして知られる「VAIO」が開発しているSIMフリースマホです。2万円台と低価格ながらDSDSに対応しているのと、VAIOならでは高い品質が特徴です。
スペックも普段使いなら問題がないレベルなので、低価格でDSDSに対応したスマホが欲しい人に向いています。今回はVAIO Phone Aのメリット・デメリットを解説します。
1.VAIO Phone Aの評判
1-1.アンケート調査
はじめに、VAIO Phone Aの評判を調べてみました。
※アンケートは株式会社クラウドワークスにて実施。100名以上の回答から分析。
36歳女性
■購入理由
携帯ショップで見た際、どれも遜色なく映りましたが、VAIO Phone Aのフォルムが気に入りました。
■感想
アプリの反応は良いです。カメラもよく風景画を撮るのですが、まったく違和感を感じません。薄い作りなので持ちやすいです。バッテリーは2日くらい持つので悪くないと思います。
18歳 男性
■購入理由
アンドロイドOSでテザリングができる機種を探していたところ、友達からVAIO Phone Aを勧められました。
■感想
見た目は薄くシンプルです。iPhoneと違いボタンがないタイプで好みのデザインです。カメラ性能は基本的に問題ありませんが、拡大したときに少し粗が見えました。
アプリの反応には少し問題があります。リズムゲームのプレイで同時押しの認識が悪く、途切れてしまうことがありました。
バッテリーの持ちは微妙で、処理の重いアプリを起動しているとバッテリーが熱くなります。
27歳 女性
■購入理由
値段が安く、片手で持っても操作しやすそうでした。購入前に実機を使ってみたところiPhone同様に、シンプルで使いやすかったからです。
■感想
使い始めた際は、ア突然アプリが強制終了したり、バッテリーの持ちが短かったりしたのですが、OSをアップデートした後はすべて改善しています。カメラの画質も特にこだわりがないので充分です。
microSDも使用できるため便利です。周囲ではiPhoneの利用者が多いので、この機種を使っていると時々いじられます。
35歳 女性
■購入理由
以前、Xperiaを使っていてソニー製品が好きだったので購入を決めました。ウォーキングに使用する腕時計のリンクも同じソニー製品なら使えるからです。よく知らないメーカーは不安だったというのも理由の一つです。
■感想
まず、購入時の値段が格段に安かったです。20000円くらいかかりましたが、Y!mobileのキャンペーンで15000円戻ってきました。機種の方は概ね満足しています。
カメラの画素数も、前のXperiaと比べるとさすがに落ちますが、全然我慢できるレベルです。バッテリーがもう少し長持ちするとありがたかったです。
32歳 男性
■購入理由
以前、Xperiaを使っていて国産が良かった。DSDS(デュアルSIMスタンバイ)対応機種であったことも決め手です。
■感想
通話用とデータ用のSIMをDSDSで使い分けていますが快適です。アプリも問題なく使えます。カメラはSONYの割には良くない気がします。バッテリー持ちはDSDSで使っているせいか減りは早いです。
1-2.口コミから分かること
まず、購入理由が国産のSONY製で安心できるという意見が目立ちました。以前、Xperiaユーザーだった方もいて、ソニーブランドの信頼性を感じます。
その他、スライリッシュな見た目からVAIO Phone Aを選んだという意見もありました。男性向けの機種に見えますが、女性の方も多く愛用しているみたいです。
悪い意見としては、バッテリー持ちが悪いこと、タップした時の反応が悪いことが挙げられました。ただし、OSを最新にアップデートすれば改善できるので、致命的な問題ではないでしょう。
カメラ性能に関しては、意見に個人差があります。概ね満足している方が多いですが、Xperiaから乗り換えた方などは不満と感じてしまうようです。
2.VAIO Phone Aを実機レビュー
実際にVAIO Phone Aを購入してみました。
2-1.同梱物
こちらが外箱です。重みのあるデザインとなっています。
VAIO Phone Aの箱を空けると、以下のものが入っていました。
- 本体
- 充電セット
- 説明書(スタートガイド)
特に余計なものは入っておらずシンプルです。
2-2.デザイン
前面
黒を基調とした大画面でかなり存在感があります。上部にはインカメラ、充電ランプが付いています。両サイドのベゼル幅が狭いため、かっこいいです。
背面
上部にアウトカメラ、LEDフラッシュライト。下部にスピーカーが付いています。真ん中にはVAIOのマークが刻まれています。
少し丸みを帯びていて先進的なデザインです。カラーはシルバーで、クールな冷たさを感じます。
側面
■上部
■右サイド
■左サイド
■下部
上部にイヤホンジャック、下部にmicroUSB端子とマイク、右サイドに電源・ボリュームボタン、左サイドにSIMトレイのオーソドックスな作りです。
SIMトレイはmicroSIM、nanoSIMに対応。SIMピンで開けるタイプになります。
待ち受け画面
黒を基調で素直にかっこいいです。プリインストールアプリは写真に表示されているアプリがすべてです。ウィジェットも初回は無し。自分色にカスタマイズしやすい初期設定となっています。
外観の感想
VAIO Phone Aのデザインはかなり大人向けです。ビジネスという言葉がこれ以上似合うスマホは無いでしょう。
全体的に男性向けを意識して作られたSIMフリースマホと予想できます。スーツが似合うといった感じでしょうか。また、画面サイズが大きいため、とにかく迫力があります。動画や画像を見るときは楽しめそうです。
2-3.感触
手の収まり
5.5インチの大画面なので、手に持った感じはかなり大きいと感じます。女性の手には収まりきらないかもしれません。
重さ
167gなのでやや重く感じます。一般的なスマホより10g程度重いです。ただ、厚みが1cm以下とかなり薄いため、ずっしりとした感じはありません。
さわり心地
メタルボディーなので、固く冷たい感触ですが悪い感じはありません。ただし、側面は丸みが無く角が立っているので、長時間手に持つと疲れやすいです。日常使いには、カバーを付けることをおすすめします。
2-4.カメラ性能
VAIO Phone Aには1300万画素のメインカメラと500万画素のインカメラが付いています。実際に写真を撮ってみました。
メインカメラ
白い車を撮ってみました。細部までしっかりと写っていますが、色味はやや暗いと感じます。
こちらが同じ車の背面です。
黄色い車です。照明の関係もありますが、光量がやや不足しています。
接写
コップの接写です。影が写り込んでいるためやや暗いですが、撮り方を工夫すれば十分に綺麗だと思います。
絵画も接写してみました。コントラストはまずまずといったところでしょうか。
夜景
夜景はまずまず綺麗です。中距離の撮影となります。
LEDを撮るとこんな感じです。少しLEDの発色部分が潰れています。
こちらは月のモニュメント。中距離から少し近づくと、夜でも綺麗に撮れました。
インカメラ
自撮り風の画像です。画質は良くも悪くもなく普通です。
カメラモード
珍しい機能があるわけではありませんが、画質や画像サイズの調整、フラッシュや連写などを使用できます。
撮影モードを変える機能は豊富で楽しいです。ビーチモード、サンセットモードなどユニークな撮影もできます。
カメラ性能の感想
VAIO Phone Aのカメラ性能は、良くも悪くも普通といった印象でした。
どこまでカメラ性能にこだわるかは人それぞれですが、1300万画素あるので通常の撮影で良いのなら十分満足できるでしょう。
同じソニーのXperiaシリーズやiPhoneに慣れている方は、画質の粗さにがっかりするかもしれません。インスタ映えを狙う方には物足りない機種でしょう。
2-5.アプリの動作
デレステ
3D標準でプレイしましたが、問題ありませんでした。どちらかと言えば、端末が大きいためリズムゲームでは持ちにくいのと、処理が重いせいか発熱することが気になります。夏は汗ばむかもしれません。
※現在はOSアップデートで発熱しない仕様です
シャドウバース
アニメーションも含めて特に問題ありませんでした。普通にプレイできます。
2-6.気になった点
少し面倒だったのが、初期設定でなぜか日時設定がネット接続の前に指定されたこと。
ネットに接続すれば自動設定される日時設定ですが、ネット接続前に指定を求められたらアナログに指定しなければなりません。そしてネット接続後にまた日時の自動設定を行なう面倒な流れ・・。
大きな不満というほどではありませんが、少し不便に感じました。
3.VAIO Phone Aのスペック
3-1.スペック表
発売日 | 2017年4月7日 |
---|---|
メーカー | VAIO |
サイズ | 高さ:約156.1mm、幅:約77.0mm、厚さ:約8.3mm |
重量 | 約167g |
画面サイズ | 5.5インチFull HD (1080×1920) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 617 オクタコア
1.5 GHz (クアッドコア) + 1.2 GHz (クアッドコア) |
OS | Android 6.0.1 |
RAM(メモリ) | 3GB |
ROM(ストレージ) | 16GB |
カメラ性能 | アウトカメラ:1300万画素
インカメラ:500万画素 |
外部メモリ | microSD(最大64GB) |
SIMサイズ | microsSIM×1、nanoSIM×1 |
最大通信速度 | 下り:225Mbps 上り:50Mbps |
通信方式 | LTE:Band1/3/8/19/21
3G:Band1/5/6/8/11/19 GSM:850MHz、900MHz、1800MHz、1900MHz Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 |
バッテリー容量 | 2800mAh |
対応回線 | ドコモ系格安SIM,
ソフトバンク系格安SIM |
本体カラー | シルバー |
VoLTE | ドコモ |
イヤホンジャック | 〇 |
防水 | × |
おサイフケータイ | × |
ワンセグ | × |
デュアルスタンバイ(DSDS) | 〇 |
3-2.特徴
VAIO Phone Aは昨年発売された「VAIO Phone Biz」のマイナーチェンジ版で、OSがWindows 10 mobileからAndroidに変更されました。普及率が高くスマホの操作に特化したAndroidに変更されたことで、使い勝手が向上しました。
また、その他の機能としては2枚のSIMカードを同時待ち受けするDSDSに対応しました。国産スマホでDSDSに対応した端末は少ないので貴重です。
それ以外のスペックや本体デザインなどはほとんど同じですが、VAIO Phone Bizが発売当初は5万円台だったのに対して、VAIO Phone Aは2万円台で販売されており、コスパの高い機種となっています。
スペック的にはミドルスペックなので3Dゲームなど負荷の大きいアプリをたくさん使いたい人には向きません。しかし、CPUはオクタコアでメモリも3GBと多いので、普段使いであれば問題なく利用できます。
3-3.ベンチマークスコア
総合点:45299
- 3D:8539
- UX:15654
- CPU:15722
- RAM:5384
ベンチマークスコアはミドルスペックの中でもど真ん中の結果でした。つまり、標準スペックの中の標準、中の中です。VAIO Phone Aは前評判が低かったためあまり期待していませんでしたが、いい意味で期待を裏切られました。
45000点を超えているのであれば、十分に機能として満足できるレベルです。しかも、2万円前後で購入できる機種でこのスコアなので、コスパが非常にいい機種と言えるでしょう。決してハイスペックではありませんが、値段に対する性能は優秀です。
4.VAIO Phone Bizと比較
前身モデルの、VAIO Phone BizとVAIO Phone Aを比較してみました。
VAIO Phone A | VAIO Phone Biz | |
---|---|---|
発売日 | 2017年4月7日 | 2016年4月22日 |
メーカー | VAIO | VAIO |
サイズ | 高さ:約156.1mm、幅:約77.0mm、厚さ:約8.3mm | 高さ:約156.1mm、幅:約77.0mm、厚さ:約8.3mm |
重量 | 約167g | 約167g |
画面サイズ | 5.5インチFull HD (1080×1920) | 5.5インチFull HD (1080×1920) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 617 オクタコア
1.5 GHz (クアッドコア) + 1.2 GHz (クアッドコア) |
Qualcomm Snapdragon 617 オクタコア
1.5 GHz (クアッドコア) + 1.2 GHz (クアッドコア) |
OS | Android 6.0.1 | Windows 10 Mobile |
RAM(メモリ) | 3GB | 3GB |
ROM
(ストレージ) |
16GB | 16GB |
カメラ性能 | アウトカメラ:1300万画素
インカメラ:500万画素 |
アウトカメラ:1300万画素
インカメラ:500万画素 |
外部メモリ | microSD(最大64GB) | microSD(最大64GB) |
SIMサイズ | microsSIM×1、nanoSIM×1 | microsSIM×1、nanoSIM×1 |
最大通信速度 | 下り:225Mbps 上り:50Mbps | 下り:225Mbps 上り:50Mbps |
通信方式 | LTE:Band1/3/8/19/21
3G:Band1/5/6/8/11/19 GSM:850MHz、900MHz、1800MHz、1900MHz Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac |
LTE:Band1/3/8/19/21
3G:Band1/6/8/11/19 Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 | Bluetooth 4.0 |
バッテリー容量 | 2800mAh | 2800mAh |
対応回線 | ドコモ系格安SIM,
ソフトバンク系格安SIM |
ドコモ系格安SIM,
ソフトバンク系格安SIM |
本体カラー | シルバー | シルバー |
VoLTE | ドコモ | ドコモ |
イヤホンジャック | 〇 | 〇 |
防水 | × | × |
おサイフケータイ | × | × |
ワンセグ | × | × |
デュアルスタンバイ(DSDS) | 〇 | × |
VAIO Phone Aのスペックを、ベースとなっているVAIO Phone Bizと比べてみました。
両者でもっとも違うのはOSです。VAIO Phone Bizにはパソコン用OSとしてトップのシェアを誇るWindowsのモバイル版であるWindows 10 mobileを採用しています。
OfficeやOneDriveなど、Microsoft製のアプリとの相性が良いという特徴がある一方、スマホ用のOSとしてはマイナーで、アプリが他のOSと比べて圧倒的に少なく使いづらいというのが現状です。
それに対して、VAIO Phone AはOSにAndroidを採用しています。スマホ用OSとしてトップのシェアを誇り、アプリの数もWindows 10 mobileとは比べ物にならないくらい多いです。
また、VAIO Phone Aでは2枚のSIMカードを同時に待受けするDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応しました。
VAIO Phone Bizでも2枚のSIMカードを挿すことはできましたが、片方で4G+3Gを利用するともう片方は日本では利用されていない2G通信しか使えないため、DSDSは不可能でした。DSDSを使いたいと思っていた人には嬉しい変化ですね。
このほかにも周波数帯やBluetoothなどに細かい違いはありますが、サイズやカラー、CPU、メモリ、ストレージ、バッテリーなど、それ以外はVAIO Phone AとVAIO Phone Bizで違いはありません。
つまり、VAIO Phone AはVAIO Phone BizのOSをAndroidにしてDSDSに対応させた、というだけです。
しかし、性能やデザインはほぼ同じでDSDSという新しい機能に対応しながら、価格はVAIO Phone Bizの半額ほどとコスパは高いです。
ビジネス用途でWindowsパソコンと連携して使いたいなど、明確な使い方がある場合はVAIO Phone Bizもおすすめできます。しかし、スマホの操作に特化していることやアプリの豊富さ、価格を考えると基本的にはVAIO Phone Aがおすすめです。
5.VAIO Phone Aのメリット・デメリット
5-1.メリット
国産スマホながらDSDS対応
VAIO Phone Aは2枚のSIMカードを同時に待ち受けできる「DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)」に対応しています。これにより、仕事とプライベートで電話番号を分けたり、大手キャリアのSIMカードと格安SIMを使い分けたりすることが可能です。
DSDS機能搭載機は海外製SIMフリースマホではどんどん増加していますが、国産スマホでは対応している機種がほとんどありません。国産スマホでDSDS機能を使いたい人にとっては貴重な端末と言えます。
オクタコアCPUと3GBメモリで普段使いなら十分
VAIO Phone Aはミドルスペックのスマホながら、オクタコアCPUの「Snapdragon 617」と大容量の3GBメモリを搭載しています。
3DゲームやAR(拡張現実)アプリなど負荷の大きいアプリは難しいですが、LINEやSNS、ブラウジングなどの普段使いであればサクサクと快適に利用できます。
VAIOならではの高い品質
VAIOのパソコンと言えば、国内の工場で最終チェックを受けるなど、品質の高いことで知られています。
VAIO Phone AもパソコンのVAIOと同じく、長野県安曇野市にある工場で専任の技術者の手で1台ずつ仕上げを行う安曇野FINISHを受けています。海外製SIMフリースマホにはない高い品質は、VAIOならではと言えます。
プリインストールアプリが少なくスッキリしている
VAIO Phone AのOSはカスタマイズがほとんどされていない、素のままのAndroidが採用されています。そのため、プリインストールアプリもGoogleのアプリがほとんどで、数が非常に少ないです。
一般的なAndroid端末ではメーカー独自のカスタマイズが施されており、オリジナルのアプリが多数搭載されていることが多いです。
メーカーオリジナルアプリは使いやすいものも中にはありますが、あまり使わないのにいっぱい入っていて邪魔だと感じることも多いです。
VAIO Phone Aはプリインストールアプリが少ないので、非常にスッキリとしています。もちろんGoogle Playから自由にアプリをインストールできるので、自分好みにカスタマイズすることが可能です。
5-2.デメリット
ストレージ容量が少ない
VAIO Phone Aはストレージ容量が16GBと少ないのがデメリットです。最近ではミドルスペックスマホでも32GBのストレージ容量を持つスマホも増えており、それらと比べると物足りないです。
電話やLINEしか使わない、というのであれば問題ありませんが、アプリや画像をたくさん保存しているとすぐに容量が足りなくなってしまいます。
最大で64GBのmicroSDカードに対応しているので、ある程度データを保存したい場合はmicroSDカードを使って補う必要があります。
DSDS中はmicro SDカードが使えない
VAIO Phone AはDSDSに対応しているのがメリットの1つでしたが、DSDS中はmicroSDカードが使えないというデメリットもあります。
実はVAIO Phone Aに2つあるSIMカードスロットのうち、nanoSIMカードスロットがmicroSDカードスロットも兼ねています。
つまり、DSDSを利用するためにSIMカードを2枚挿すとmicroSDカードスロットが埋まってしまうので、microSDカードが使えなくなってしまいます。
ストレージ容量が32GBや64GBであれば問題ありませんが、さきほど述べた通りVAIO Phone Aはストレージ容量が16GBと少ないため、microSDカードなしだとすぐに容量が足りなくなる可能性があります。
VAIO Phone AでDSDSを利用する場合は、クラウドストレージを使うなどの対策が必要です。
国産スマホだが防水やおサイフケータイには非対応
VAIO Phone Aは国内メーカーであるVAIOが開発している国産のSIMフリースマートフォンです。しかし、他の国産スマホと違って防水・防塵やワンセグ、おサイフケータイには対応していません。
これらの機能は海外製SIMフリースマホには搭載されていない日本独自の機能でもあるため、国産スマホのVAIO Phoneにも搭載して欲しかったですね。
防水・防塵やおサイフケータイといった機能を使いたい場合はarrow M04など他の国産スマホを使いようにしましょう。
6.VAIO Phone Aの評価まとめ
VAIO Phone Aを実際に使用した感想としては、思いの外良かったというのが正直なところです。周りの評判を見ていると、ソニーブランドやスタイリッシュな見た目から期待値が高くなりすぎていた感があります。
普通に使いやすい機種なので期待はずれという烙印を押される筋合いは無いと思います。実際、ベンチマークスコアではミドルスペックの数値を叩き出していました。
3GBのメモリや1300万画素のカメラ性能は、日常的にスマートフォンを使いたいユーザーにとっては十分なのでは無いでしょうか?
国産なのにおサイフケータイやワンセグに対応していないこと、内部ストレージの容量が小さいことなどデメリットもありますが、販売価格を考えたら十分に目をつむることができるレベルです。
7.VAIO Phone Aを購入できるMVNO
VAIO Phone BizはWindows 10 mobileを搭載した珍しいスマホということもあり、扱っているMVNOがほとんどありませんでした。
しかし、VAIO Phone AはOSがスマホとしては一般的なAndroidになったので、数多くのMVNOで取り扱われています。
VAIO Phone Aを購入できるMVNOと価格をまとめると以下の通りです。
- イオンモバイル 19,800円
- BIGLOBEモバイル 1,040円×24ヶ月(一括購入不可)
- DMMモバイル 21,800円
- IIJmio 16,800円
- LINEモバイル 21,800円
- nuroモバイル 25,920円
- OCNモバイル ONE 19,800円
- フリーテル 17,800円
VAIO Phone Aを家電量販店などで単体購入する場合は25,000円前後することがほとんどですが、セット購入の場合は1万円台後半〜2万円大前半で購入できることが多いです。
とくに一番安いIIJmioの場合は単体で購入する場合よりも約10,000円安く購入できます。そのため、VAIO Phone Aを購入するならSIMカードとのセット購入がおすすめです。
【2021年】スマホ代を劇的に下げるなら?
安さ重視→楽天モバイル
1GB以内なら0円、20GBでも全携帯会社で最安の2178円に。さらにRakuten Linkで通話料はどこにかけても無料です。
今なら誰でも5000ポイント還元&3ヵ月無料キャンペーン中。ポイント還元で実質0円の端末もあり。iPhoneは最安値で購入できます。
月額料金 | 初期費用・解約金 | iPhone販売 |
---|---|---|
0円~ | 0円 | あり |
品質重視→LINEMO
ソフトバンク回線をそのまま利用するLINEMOは通信品質が良好です。料金は、3GB 990円と20GB 2728円の2種類のみ。
LINEアプリはデータ消費なしで使い放題。キャリア品質なのに格安SIMより割安です。通話重視なら、無制限かけ放題を利用できます。
月額料金 | 初期費用・解約金 | iPhone販売 |
---|---|---|
990円~ | 0円 | なし |