【2021年】LINEモバイルの評判とは?メリット・デメリットから完全評価

LINEモバイルの評判

この記事のポイント

  • LINEモバイルは最安クラスの格安SIMでLINE・SNSのデータフリーオプションを付けられるのが特徴的
  • デメリットとして、ドコモ・au回線の速度が遅いことや大容量プランが無いことが挙げられる
  • スマホ代を2000円程度に抑えたい人にはかなりおすすめできる

「LINEモバイルの評判ってどうなの・・?」

テレビCMでもよく見かけるLINEモバイル(ラインモバイル)。馴染みのLINEが運営することもあり、気になりますよね。

とくに、評判・口コミが知りたいところです。

この記事では、LINEモバイルを実際に契約。速度や繋がりやすさをレビューしていきます。

また、ユーザーの評判を分析してメリット・デメリットも詳しくまとめました。最終的に、どんな人におすすめできるか評価しているので参考にしてくださいね。

TOPIC

LINEモバイルは新規受付を終了しました。現在は、ソフトバンクと統合した新サービス「LINEMO」に申し込めます。

1.LINEモバイルとは?(料金・特徴)

LINEモバイルってどんなサービスですか?

LINEが提供する格安SIMサービスよ。最近は、ソフトバンクグループに入ったの。料金は格安SIMの中で最安クラスなの。

LINEモバイルとは、LINEとソフトバンクグループが提供する格安SIMサービスです。他社に先駆けてデータフリー(一定のアプリが使い放題)を提供。

ソフトバンクの傘下に入ったことで、ソフトバンク回線を安く利用できるようになりました。他社より遅い2016年からの参入ですが、ユーザー数はTOP7に入ります。

詳しい料金プランは以下の通りです。

料金プラン

データ容量 月額料金
データSIM 音声通話SIM
500MB 600円 1100円
3GB 980円 1480円
6GB 1700円 2200円
12GB 2700円 3200円
MEMO

LINEアプリは無制限で使い放題(データ消費なし)

中容量の6GBで契約しても、スマホ代は2000円程度に収まります。通話料は大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)と変わりません。

月額料金 600円~
支払い方法 クレジットカード
LINE Pay
LINE Payカード
サービス開始 2016年9月
Wi-Fiサービス 有料
テザリング 無料
3日間の速度制限 なし
通話料 20円/30秒
初期費用 3400円
解約金 0~1000円
回線 ドコモ
au
ソフトバンク
iPhone販売 あり
運営会社 LINEモバイル株式会社

オプション名 月額料金
10分電話かけ放題オプション 880円
端末保証オプション 450円※
Wi-Fiオプション 200円
ウイルスバスターオプション 420円
LINE MUSICオプション 750円
留守番電話プラス 300円
割込通話 200円
グループ通話 200円
通話明細 100円
迷惑電話ストップ 100円

※持ち込み端末は500円

MEMO

フィルタリング・留守番電話・転送電話はオプション料金なしで利用OK

LINEモバイルの公式サイトへ
※新規受付は終了

2.【体験レビュー】LINEモバイルの速度・繋がりやすさを検証

LINEモバイルに実際契約してみました。申し込んだのは、ドコモとソフトバンク回線です。

LINEモバイルに契約

LINEモバイルに契約

やはり一番気になるのが通信速度。都心の駅内でLINEモバイルの実効速度を計測してみることに。

LINEモバイルの通信速度測定3

測定中の様子

測定結果(平均)
  • 午前中:10~40Mbps
  • お昼:1~15Mbps
  • 夕方:5~20Mbps
  • 夜中:10~25Mbps

時間 通信速度(Mbps)
ドコモ回線 ソフトバンク回線
10:00 13.0 5.7
10:30 10.5 6.0
11:00 61.1 6.5
12:00 8.7 11.9
12:30 2.4 12.5
13:00 15.9 7.3
17:00 19.9 7.7
17:30 8.0 8.0
18:00 6.2 5.4
21:00 10.6 6.7
21:30 21.7 7.5
22:00 15.3 10.2

大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の平均速度30~40Mbpsには及びませんが、まずまず快適な速度。データフリーも含め、普通に使えます。

体感速度も問題なし。スムーズにWEBサイト閲覧できますし、Youtubeも途切れず再生できます。

データ消費の大きいポケモンGOも、ラグなしで操作できました。ただし、お昼の12時半あたりは大きく速度低下するため、13時を過ぎるまでは動画再生とテザリングが厳しかったです。

TOPIC

近年、ユーザーが急増がしておりドコモとau回線は速度低下傾向(平均速度は4~7Mbps程度)。その代わりソフトバンクが速くなっており、速度重視ならソフトバンク回線がおすすめ。

繋がりやすさについては、圏外になることなく田舎でも快適に繋がっています。

ドコモ回線ならドコモエリア(人口カバー率99%)で接続可。地下鉄でもエリア内なら通信OKです。

3.評判・口コミから分かるLINEモバイルのメリット

LINEモバイルのメリットは何がありますか?

やっぱり安さが強みね。あとLINEモバイルしかない、データフリーも魅力的よ。
メリット
  1. 月額料金が安い
  2. トリプルキャリアに対応
  3. ソフトバンク回線が最安
  4. データフリーオプションを選べる
  5. LINEのID検索機能が使える
  6. 通話料を半額にできる
  7. LINE Pay カードで口座振替可能
  8. フィルタリングアプリが無料

①月額料金が安い

何といっても、一番大きなメリットは月額料金の安さです。

大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)からLINEモバイルに乗り換えると、7000円~8000円のスマホ代が2000円以下に。半額どころの騒ぎではありません。

実際、LINEモバイルで通信費を年間7万円以上圧縮できています。2年で15万、4年で30万以上の金額差です。

全格安SIMの中でも屈指の安さ

他の格安SIMと比べても、LINEモバイルの安さは際立ちます。

料金比較(音声通話SIM)

500MB 3GB 6GB 12GB
LINEモバイル 1100 1480 2200 3200
Y!mobile 2680
UQモバイル 1980
mineo 1310 1510 2190
IIJmio 1600 2220 3260
BIGLOBEモバイル 1600 2150 3400
OCNモバイルONE 1480 1980
イオンモバイル 1130 1980 3280

※Y!mobileは10分かけ放題込み

MEMO

LINEモバイルはLINEアプリが料金内で使い放題

全体の最安値はLINEモバイルの1100円(500MB)です。また、3GBと12GBも他社と比べて圧倒的な安さを誇ります。

さらに、LINEモバイルは上記の料金内でLINEアプリが使い放題(無料通話もデータ消費なし)。心配になるほどの大盤振る舞いです。

②トリプルキャリアに対応

LINEモバイルは、au・ドコモ・ソフトバンクの3キャリアに対応。はじめはドコモだけでしたが、2018年にソフトバンク、2019年にau回線の提供がスタートしました。

格安SIMの対応キャリア

au ドコモ ソフトバンク
LINEモバイル
mineo
UQモバイル
IIJmio
OCNモバイルONE
BIGLOBEモバイル

LINEモバイルの他だと、mineo(マイネオ)もトリプルキャリアに対応しています。しかし、mineoは回線ごとに価格が違う上、ソフトバンク回線が割高です。

対して、LINEモバイルはどの回線を選んでもプラン価格は変わりません。

違い1:通信エリア

  • ドコモ回線 → ドコモ
  • au回線 → au
  • ソフトバンク回線 → ソフトバンク

違い2:通話オプション

ドコモ au ソフトバンク
留守番電話 無料
留守番電話プラス 月額:300円
保存件数:20件
保存期間:72時間
月額:300円
保存件数:99件
保存期間:1週間
月額:300円
保存件数:100件
保存期間:1週間
グループ通話 月額:200円
最大3人
月額:200円
最大6人
迷惑電話ストップ 無料
最大30件
月額:100円
最大30件
月額:100円
最大20件
MEMO

通話オプションについて、若干サービス内容が異なるものの気にするレベルではない

手持ちのキャリア版iPhoneをそのまま使える

トリプルキャリア対応のLINEモバイルは、手持ちのキャリア版iPhoneをそのまま使用できます。SIMロック解除する必要はありません。

利用条件は、端末と回線を同キャリアに合わせて契約するだけ。例えば、ドコモ版iPhoneならドコモ回線を選択して申し込めばOKです。

回線を選択

回線は契約時に選択できる

③ソフトバンク回線が最安

通常、ソフトバンク回線のプランは割高です。しかしLINEモバイルは例外で、ソフトバンクの傘下に入ったこともあり恩恵を受けています。

LINEモバイルは、格安SIMの全ソフトバンク回線で最安に。同じトリプルキャリア対応のmineo(マイネオ)と比較すれば、いかに安いのかよく分かります。

ソフトバンク回線の料金比較

データ容量 mineo LINEモバイル
500MB 1750円 1100円
3GB 1950円 1480円
6GB 2630円 2200円
10GB 3570円
12GB 3200円

人気の3GBプランで比較すると、その差は470円に。最安の500MBプランだと650円も差があります。

POINT

LINEモバイルのソフトバンク回線は、通信速度が安定して速いのも特徴的

④データフリーオプションを選べる

LINEモバイルは、LINEアプリ・SNS(Twitter・Facebook・Instagram)・LINE MUSICに対して、データフリー(カウントフリー)オプションが使えます。

MEMO

データフリーとは、対象アプリのデータ消費がなくなること。対象アプリは速度制限時でも高速通信が可能。

データフリーオプション

データフリー対象 オプション料金
LINEデータフリー LINE 0円
SNSデータフリー LINE
Twitter
Facebook
280円
SNS音楽データフリー LINE
Twitter
Facebook
Instagram
LINE MUSIC
480円

オプションと名前が付いていますが、LINEデータフリーなら0円です。最低でも、LINEアプリは使い放題にできます。

ちなみに、LINEアプリは画像送信で3MB/1枚、ビデオ通話で5MB/1分と地味にデータ消費量が大きいです。データフリーにできるのはありがたい限り。

TwitterやInstagramのデータフリーは有料ですが、十分に元が取れる料金設定です。

⑤LINEのID検索機能が使える

LINEモバイルは、他の格安SIMでは利用不可になってしまうLINEのID検索が使えます。

lineモバイルのid検索

ID検索

TOPIC

他の格安SIMでID検索を使えない理由は、LINEが大手キャリアしか年齢認証システムを認めていないから。

ID検索以外にも、LINEアプリと提携すれば毎月の利用料金チェックやLINE Pay決済などが利用可。LINEユーザーにとって非常に使いやすいのが魅力です。

⑥通話料を半額にできる

LINEモバイルでは、半額通話アプリ「いつでも電話」が無料で使えます。アプリを経由して通話すれば、通常20円/30秒の通話料が半額の10円/30秒に。

いつでも電話のダイヤル

いつでも電話

いつでも電話はIP通話ではないため、自分の電話番号で発信できます(固定通話宛でもOK)。家族や知人に着信拒否される心配はありません。

ネットではなく音声回線を使用するため通話音質も良好です。

⑦LINE Pay カードで口座振替可能

LINEモバイルは口座振替に対応していませんが、LINE Payカード(LINEが提供するプリペイドカード)を使えば実質口座振替払いにできます。

仕組みは、支払い方法でLINE Payカードを選択。あとは、銀行口座とLINE Payカードを連携させて、残高が不足すると自動で引き落としされるオートチャージ設定にしておきます。

これで、口座振替払いの完成です。

MEMO

LINE Payカードはバーチャルカードで即発行可

⑧フィルタリングアプリが無料

隠れたメリットとして、LINEモバイルは有害サイトをブロックするフィルタリングアプリ(i-フィルター)を無料で使えます。

iPhone・Androidともに対応。小さな子どもを、危険なサイトから守れます。

iフィルター

i-フィルター

スマホの利用時間に対して制限をかけることも可能。お子さん用にLINEモバイルの契約を考えている方は活用してみましょう。

4.評判・口コミから分かるLINEモバイルのデメリット

逆にデメリットはありますか?

たまにルールが変わるのと、ドコモとau回線で速度が遅いのが欠点ね。
デメリット
  1. 度々ルールが改悪される
  2. ドコモ・au回線が遅い
  3. お昼に速度低下する
  4. 大容量プランが無い
  5. 低速切り替えができない
  6. メールアドレスが付与されない

①度々ルールが改悪される

サービス当初に大盤振る舞いしすぎたせいもありますが、LINEモバイルでは度々ルールが改悪されます。

改悪されたルール

  • 初月無料サービスが終了
  • LINEポイントの付与(1%)が終了
  • データSIMの初期契約解除が不可に
  • インスタグラムのデータフリーが実質値上げ

改悪の理由ですが、安さをウリにしすぎたせいで赤字が続いてしまい徐々に特典が削られたのが原因です。

現在はソフトバンクの傘下に入り経営が安定していますが、以前の状況を考えると仕方ない面もあります。

とはいえ、今でも月額料金は最安クラスのLINEモバイル。仮に今後、大きな改悪があれば解約してしまえばOKです(解約金は0~1000円)。

②ドコモ・au回線が遅い

近年、ユーザー数の急増により速度が低下気味のLINEモバイル。特に遅くなったのがドコモとau回線です。

au回線は平均で4Mbps程度。お昼と夕方の時間帯は1Mbpsを切ることが多く、動画・ゲーム・テザリングの使用が厳しいです。

ドコモは、以前はそこそこ速かったのですが(平均7Mbpsは切らなかった)ここ最近は遅くなっています。

現在はソフトバンク回線が快適

au・ドコモ回線が遅くなってきている代わりに、ソフトバンク回線が爆速になりました。ソフトバンクグループなので、恩恵を受けているのだと思われます。

ドコモ・auスマホ(iPhone含む)をLINEモバイルで使いたい方はSIMロック解除を行うのがおすすめです。

SIMロックさえ外せば、ドコモ・auスマホでもソフトバンク回線で契約可能です。SIMロック解除はオンライン(My docomo・My au)から簡単に手続きできます。

③お昼に速度低下する

LINEモバイルではお昼(12時半頃)と夕方(18時頃)に速度低下を起こします。とくにお昼は、通信制限時と同等の速度まで落ちる場合があり要注意です。

速度低下する理由は、回線混雑が起きるからです。格安SIMは大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)から回線を借りている身なので、帯域制限をかけられます。

通信速度が低下する理由

速度低下のイメージ

夕方18時頃もお昼ほどではありませんが、1Mbpsを切るときがあります。この時間帯の速度低下は避けられないので、上手く切り抜けるしかありません。

TOPIC

お昼の速度低下は格安SIM全体のデメリット

④大容量プランが無い

LINEモバイルには大容量プランがありません。契約できるのは最大12GBまで。

他の格安SIMなら、20~30GBまで申し込める場合が多いです。そのため、LINEモバイルはLINEやSNS中心のライトユーザー向きです。

データ消費が大きいヘビーユーザーは満足できないでしょう。

⑤低速切り替えができない

LINEモバイルは低速切り替え機能が使えません。低速切り替えがあれば、あえて低速通信に落とすことでデータ消費を0に抑えられます。

他の格安SIMでは提供されている場合が多いので、LINEモバイルもいずれ対応してほしいものです。

また、低速通信中に速度が一時的に上がるバースト機能も使えません。

⑥メールアドレスが付与されない

LINEモバイルはメールアドレスの付与がありません。そのため、GmailやYahoo!メールなどフリーメールを使う必要があります。

今まで使っていたキャリアメールは引き継げないので注意しましょう。

5.【総合評価】LINEモバイルがおすすめな人・おすすめでない人

結局、LINEモバイルに契約すべきですか?

どんな人におすすめできるかまとめたから、確認してちょうだい。

ユーザーの評判と実際の体験から、LINEモバイルをおすすめな人・おすすめでない人にまとめました。

おすすめな人

  • スマホ代を2000円程度にしたい
  • 最安級の格安SIMを探している
  • LINEアプリを快適に使いたい
  • SNSをデータフリーにしたい
  • 手持ちのiPhoneで乗り換えたい

 

おすすめでない人

  • キャリア並みの速度を求める
  • 最低でも20GB以上は欲しい
  • キャリアメールを重宝している

まず、絶対的におすすめできるのが安さを求める方。特にライトユーザーが向いています。

ただでさえ安い格安SIMの中でも最安級のLINEモバイル。今まで払っていたスマホ代がバカバカしくなるほど、スマホ代を節約できます。

イメージとして、毎月2000円くらいになります。

また、LINEを快適に使いたい人にも向いています。LINEアプリは無料でデータフリーが付くので、長電話してもデータ消費は0です。

その他、au・ドコモ・ソフトバンク回線すべてに対応しているので、キャリア版iPhoneで乗り換えたい方もおすすめです。

TOPIC

LINEモバイルは新規受付を終了しました。現在は、ソフトバンクと統合した新サービス「LINEMO」に申し込めます。