この記事で分かること
- arrows M05のスペック&特徴レビュー
- arrows M05のダメな点
- 日本製でおすすめの別スマホ
arrows M05は富士通から発売されているエントリークラスのスマホです。
初心者や高齢者でも使いやすいのが特徴ですが、同時期に発売されたスマホと比べるとスペックが高くありません。
電話やメールしか使わないなら問題ないですが、ある程度スマホを使う人だとスペック不足です。
同じ価格なら優秀なモデルが他にあるため、ハッキリ言っておすすめではありません。
本記事ではarrows M05のスペックや特徴をまとめたうえ、なぜおすすめではないかを解説していきます。
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1.arrows M05のスペックとは?
発売日 | 2019年12月18日 |
---|---|
メーカー | 富士通 |
サイズ | 高さ:約149mm 幅:約72mm 厚さ:約8.8mm |
重量 | 約166g |
画面 | 5.8インチ、FHD+ 2280×1080 |
OS | Android 9 |
CPU | Snapdragon 450 (オクタコアCPU) |
メモリ | 3GB |
ストレージ | 32GB |
カメラ性能 | アウト:1310万画素+500万画素 イン:800万画素 |
外部メモリ | microSD microSDHC microSDXC(最大400GB) |
バッテリー容量 | 2880mAh |
本体カラー | ホワイト ブラック |
防水 | 防水:IPX5/IPX8 防塵:IP6X |
おサイフケータイ | ◯ |
ワンセグ | ✕ |
DSDV | ✕ |
2.arrows M05の特徴とは?
arrows M05の特徴は以下の通りです。
- シンプルモード搭載
- 安心の日本製
- 防水とおサイフケータイに加えて耐衝撃も備える
- イヤホンジャックあり
arrows M05は初めてスマホを使う初心者や高齢者をターゲットにしたスマホです。
見やすさ・使いやすさを重視した「シンプルモード」を搭載しています。文字やアイコンが大きくなり、タッチ操作もしやすいです。
シンプルモードではホーム画面に連絡先を直接置けるので、家族や病院などよく電話をする相手に素早く発信できます。
最近のSIMフリースマホは海外メーカー製が増えていますが、arrows M05は安心の日本製です。防水やおサイフケータイ、耐衝撃など、日本製ならではの機能に対応しています。
イヤホンジャックも搭載しているので、手持ちの有線イヤホンを自由に利用可能です。
3.arrows M05をおすすめできない理由4つ
初心者向けの機能を多数搭載したarrows M05ですが、ハッキリ言ってあまりおすすめはできません。その理由は以下の4つです。
①最新アプリに対応できない
arrows M05はスペックが低く、最新のアプリに対応できません。
CPUのSnapdragon 450は1世代前のエントリーモデル向けで、処理性能は低いです。
メモリも3GBしかないため、たくさんのアプリを同時に起動させると動作がもたついてしまいます。
メールや電話くらいなら大丈夫ですが、最新ゲームなどを利用する場合は力不足です。
スマホで最新アプリを使うなら、CPUは最低でもSnapdragon 600番台(Snapdragon 630など)、メモリは4GB以上のものを選びましょう。
②カメラ性能が物足りない
今ではスマホを使う上で欠かせなくなったカメラですが、arrows M05はカメラ性能が価格の割にはイマイチです。
デュアルレンズカメラを搭載し、背景をぼかすポートレートに対応しているなどトレンドは押さえています。
ただ、肝心のぼかしは不自然できれいなポートレートを取るのは難しいです。
arrows M05と同価格帯であるHUAWEI P30 liteやOPPO A5 2020と比べると、カメラ性能は大きく劣ります。
これらのスマホは自然なポートレートが撮影でき、夜景も比較的キレイに撮影可能です。カメラを重視する人にはarrows M05は向きません。
③前作からあまり進化していない
arrows M05は2年以上前に発売されたarrows M04からあまり進化していません。
実際にarrows M05とarrows M04のスペックを比較してみました。
前作とスペック比較
arrows M05 | arrows M04 | |
---|---|---|
発売日 | 2019年12月18日 | 2017年7月20日 |
メーカー | 富士通 | 富士通 |
サイズ | 高さ:約149mm 幅:約72mm 厚さ:約8.8mm |
高さ:約144mm 幅:約71mm 厚さ:約8.0mm |
重量 | 約166g | 約148g |
画面 | 5.8インチ、FHD+ 2280×1080 |
5.0インチ、HF 1280×720 |
OS | Android 9 | Android 7.1 |
CPU | Snapdragon 450 (オクタコアCPU) |
Snapdragon 410 (オクタコアCPU) |
メモリ | 3GB | 2GB |
ストレージ | 32GB | 16GB |
カメラ性能 | アウト:1310万画素+500万画素 イン:800万画素 |
アウト:1310万画素 イン:500万画素 |
外部メモリ | microSD microSDHC microSDXC(最大400GB) |
microSD microSDHC microSDXC(最大400GB) |
バッテリー容量 | 2880mAh | 2580mAh |
本体カラー | ホワイト ブラック |
ホワイト ブラック ゴールド デニムブルー グリーン |
防水 | 防水:IPX5/IPX8 防塵:IP6X |
防水:IPX5/IPX8 防塵:IP6X |
おサイフケータイ | ◯ | ◯ |
ワンセグ | ✕ | ✕ |
DSDV | ✕ | ✕ |
こう見ると確かにCPUは強化されていますし、メモリやストレージの容量も増えています。
しかし、結局CPUはSnapdragon 400番台ですし、メモリとストレージも2019年発売のスマホとしては最低レベルです。
arrows M04から2年以上経ってから発売した割には、そこまで進化していません。
実は前モデルのarrows M04も、その1つ前のarrows M03からスペックが変わっていないと評価を受けていました。
満を持して登場したarrows M05は多少マシにはなりましたが、評価を覆すほどのスペックアップとはなりませんでした。
④スペックが低いのに高額
arrows M05のスペックはあまり高くないにもかかわらず、販売価格は39,800円と高額です。
現在はかなり値下がりし、25,000円~30,000円ほどで購入可能すが、それでも同価格帯のSIMフリースマホと比べると大きくスペックが劣ります。
2~3万円台はSIMフリースマホの中でもっとも売れ筋の価格帯です。
この価格帯で勝負したいなら、もう少しコストパフォーマンスに優れた機種を出してほしいものです。
4.同じ日本製ならAQUOSシリーズを選ぶべき
コスパに優れるSIMフリースマホは海外メーカーが多いです。
もし、arrows M05と同じく日本製にこだわるなら、シャープから発売されているAQUOSシリーズがおすすめです。
とくにarrows M05と同時期に発売されたミドルクラスのAQUOS sense3はコストパフォーマンスに優れます。
AQUOS sense3と比較
arrows M05 | AQUOS sense3 | |
---|---|---|
発売日 | 2019年12月18日 | 2019年11月27日 |
メーカー | 富士通 | SHARP |
サイズ | 高さ:約149mm 幅:約72mm 厚さ:約8.8mm |
高さ:約147mm 幅:約70mm 厚さ:約8.9mm |
重量 | 約166g | 約167g |
画面 | 5.8インチ、FHD+ 2280×1080 |
5.5インチ、HF 2160×1080 |
OS | Android 9 | Android 9 |
CPU | Snapdragon 450 (オクタコアCPU) |
Snapdragon 630 (オクタコアCPU) |
メモリ | 3GB | 4GB |
ストレージ | 32GB | 64GB |
カメラ性能 | アウト:1310万画素+500万画素 イン:800万画素 |
アウト:1200万画素+1200万画素 イン:800万画素 |
外部メモリ | microSD microSDHC microSDXC(最大400GB) |
microSDXC 最大512GB対応 |
バッテリー容量 | 2880mAh | 4000mAh |
本体カラー | ホワイト ブラック |
ライトカッパー シルバーホワイト ブラック |
防水 | 防水:IPX5/IPX8 防塵:IP6X |
防水:IPX5/IPX8 防塵:IP6X |
おサイフケータイ | ◯ | ◯ |
ワンセグ | ✕ | ✕ |
DSDV | ✕ | ◯ |
AQUOS sense3はCPUにSnapdragon 630を搭載しています。arrows M05のSnapdragon 450より処理性能が高く、動作がスムーズです。
メモリとストレージ、さらにバッテリーもAQUOS sense3のほうが容量の大きいものを搭載しています。
カメラはどちらもデュアルレンズですが、AQUOS sense3は広角レンズを搭載。きれいなポートレートも撮影できます。
また、AQUOS sense3も初心者向けの「かんたんモード」が利用可能。
アイコンや文字が大きくなり、ホーム画面によく連絡する相手を登録できるなど、arrows M05とほぼ同じ機能を使えます。
スペックや使い勝手を考慮すると、arrows M05よりAQUOS sense3のほうが断然おすすめです。

5.この記事のまとめ
以上、arrows M05のスペックや特徴について解説しました。
arrows M05はスマホ初心者や高齢者をターゲットにしたエントリーモデルのスマホです。
シンプルモードや防水・おサイフケータイへの対応など機能性はまずまずですが、価格の割にはスペックが低くあまりおすすめではありません。
これなら同価格でスペックが各段上のAQUOSシリーズのほうがおすすめです。
arrows M05はよほどの理由がない限り、スルーしていい機種と言えます。
おさらい
arrows M05の特徴は?
シンプルモード搭載、日本製、防水、おサイフケータイ対応などの特徴を持っています。
arrows M05のデメリットは?
スペックが低いため最新アプリに付いていけない可能性があります。前作からあまり進化していないのも、大きな欠点です。
arrows M05はおすすめ?
おすすめはできません。同じ日本製ならAQUOSシリーズを使ったほうがいいでしょう。海外製でも良いのなら、コスパに優れたハイスペック機種を使えます。
カメラなんて撮れればなんだっていい。
しかしながら例えばライト機能すら付いていない、ストレージやホーム画面の自由度が低いとゆうか決まってることしかできない。何をするにもいちいちイライラです。ゴミです。