【受付終了】楽天モバイルのスーパーホーダイとは?評判や速度を詳しく解説

この記事のポイント

  • スーパーホーダイは楽天会員割や最低1Mbpsの保証が大きなメリット
  • 速度低下に関する致命的なデメリットがあったが、新プランの楽天アンリミットで改善された

「スーパーホーダイの評判ってどうなの・・?」

スーパーホーダイは、楽天会員割を適用できる旧楽天モバイルの料金プランです。現在は、楽天モバイルのキャリア移行に伴い新規受付は終了しました。

今申し込めるのは楽天アンリミットです。ただ、以前の楽天モバイルがどんなプランだったのか気になる方もいらっしゃるでしょう。

そこでこの記事では、スーパーホーダイの速度からデメリットまで詳しくレビュー。新プランとの違いについても検証してみました。

参考資料して活用してくださいね。

1.楽天モバイルのスーパーホーダイは受付終了

スーパーホーダイは、どんなプラン内容ですか?

無料通話が付くシンプルなプランよ。楽天会員は安く契約できるのが魅力ね。

スーパーホーダイとは、かけ放題が付属する旧楽天モバイル(MVNO時代)の主力プランです。2020年4月の楽天アンリミット移行に伴い、新規受付は終了しています。

10分かけ放題が付いていることに加えて、他の格安SIMでは提供できない楽天会員割が特徴的でした。詳しいプラン内容は以下の通りです。

スーパーホーダイ

S M L LL
月額料金 3278円 4378円 6578円 7678円
楽天会員割 1628円 2728円 4928円 6028円
楽天会員割
(ダイヤモンド会員)
1078円 2178円 4378円 5478円
データ容量 2GB 6GB 14GB 24GB
無料通話 10分かけ放題

※楽天会員割は1年目のみ有効
※ドコモ回線のみ対応

プランSなら、年間支払額が2万円以下。以前の大手キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)の料金なら、2〜3ヶ月分のスマホ代で1年を過ごせる計算でした。

ダイヤモンド会員なら1年目限定ですが550円引きに。以下、スーパーホーダイの提供時に申し込めた、オプションリストも参考までに載せておきます。

[note title=”TOPIC”]楽天アンリミット移行後、オプションリストは変更されている[/note]
オプション名 月額料金
楽天でんわ10分かけ放題 850円
スマホ交換保証 500円
スマホ操作遠隔サポート 500円
つながる端末保証 500円
楽天モバイル WiFi by エコネクト 362円
データ復旧サービス・マカフィー 500円
データ復旧サービス 300円
マカフィー モバイルセキュリティ 300円
iフィルター for マルチデバイス 300円
楽天モバイルお得生活 500円
楽天ミュージック 980円
Rakuten パ・リーグ Special by 楽天モバイル 639円
アドレス帳・写真移行サービス・出張設定プラン 11000円/回
スマート留守電 290円
留守番電話サービス 300円
キャッシホンサービス 200円
割込通話サービス 200円
迷惑電話撃退サービス 100円
データシェア 100円

※価格は税込み

組み合わせプランとの違い

旧楽天モバイルでは、スーパーホーダイの他に組み合わせプランが用意されていました。こちらも新規受付は終了していますが、参考資料として残しておきますね。

組み合わせプラン

データ容量 月額料金
データSIM 音声通話SIM
ベーシックプラン 577円 1375円
3.1GB 990円 1760円
5GB 1595円 2365円
10GB 2486円 3256円
20GB 4455円 5225円
30GB 5995円 6765円

※ベーシックは低速使い放題

スーパーホーダイとの違い

  スーパーホーダイ 組み合わせプラン
かけ放題 付属 オプション扱い
回線 ドコモ ドコモ・au
最低速度 1Mbps 200kbps
データSIM なし あり
楽天会員割 あり なし

組み合わせプランとスーパーホーダイの主な違いは、かけ放題と楽天会員割の有無です。あまり通話をしないなら、10分かけ放題が付属しない組み合わせプランの方がお得です。

ただし、楽天としてはスーパーホーダイを推していたため、楽天会員割の優遇は組み合わせプランにはありませんでした。そのため、お得度はスーパーホーダイの方が上です。

2.計測データあり!スーパーホーダイの速度は遅い?

スーパーホーダイの速度はどれくらいですか?

正直、速くはないわね。特に、お昼の速度低下は厳しいわ。

速くはないがまずまず使える

スーパーホーダイの通信速度を計測してみました。

楽天モバイルの速度測定2

計測中の様子

測定結果

時間帯 平均速度
9:00〜12:00 10〜15Mbps
12:00〜13:00 1~4Mbps
13:00〜17:00 5~25Mbps
17:00〜18:00 2~5Mbps
18:00以降 2~15Mbps

格安SIMの測定データ

参照元:MMD研究所
※タップで拡大

格安SIM 平均速度(Mbps)
楽天モバイル
(ドコモ回線)
4.9
楽天モバイル
(au回線)
7.5
ワイモバイル 41.8
UQモバイル 46.2
BIGLOBEモバイル 19.6
IIJmio 8.3
LINEモバイル 7.4
OCNモバイルONE 30.4
mineo 25.0
イオンモバイル 33.1

以下、スーパーホーダイでYoutubeを再生したときの動画記録です。

目を見張るような速さではありませんが、まずまずのスピードです。お昼の12時半頃は1Mbps付近まで速度低下しますが、この時間帯を切り抜ければ快適です。

速度測定の総括として、回線混雑する時間帯をしのげば日常生活に困らない速度は確保されていると感じました。

お昼休みの時間帯はかなり遅い

最近昼休みになるとポケモンgoログインできなくなる。楽天モバイルが駄目っぽいかな。今まで低速モードでも余裕でやれてたんだけど通信速度遅いと繋がらない仕様にでもなったんかね?
@komentuyu(TWitterより)

楽天モバイル、昼休みの12~13時に速度規制かかるから貴重な昼休みに携帯が遅くてあああーっっっってなる
@maroooon0228(TWitterより)

お昼時の楽天モバイルはほぼ繋がらない
@okazaneone(TWitterより)

スーパーホーダイは、お昼12時から13時の速度がとにかく遅いです。この時間帯は、スマホ利用者が急激に増えるため回線混雑を起こします。

スーパーホーダイは、ドコモから回線をレンタルしており混雑の時間帯は帯域制限されてしまいます。

通信速度が低下する理由

帯域制限のイメージ

お昼・夕方の速度低下問題は、格安SIM全体のデメリットです。12時半頃は動画再生やテザリングを控えるべきでしょう。

1Mbps保証が効かない時間帯あり

スーパーホーダイは最低1Mbpsの保証があるのですが、回線混雑時の時間帯は最低300kbpsに変わります。

最低300kbpsに変わる時間帯

  • 12時から13時
  • 18時から19時

上記の時間帯は、昼休みや帰宅時なので1Mbps出てほしかったところですが・・。残念ながら、この時間帯の快適な通信は期待できません。

新プランでは自社回線の開通で速くなった

現在の楽天アンリミットでは常時20Mbps前後のスピードを記録しています。

回線をレンタルしていたスーパーホーダイのときと比べて、自社回線を使う方式に変わったので一気に速度が速くなりました(回線混雑が緩和された)。

お昼の速度低下も解消されています。

参考:楽天アンリミットの速度目安

計測時間 実効速度(Mbps)
楽天回線 パートナー回線
12時台 15.3 15.3
15時台 24.2 21.0
17時台 9.51 25.2
23時台 25.8 21.0
[note title=”TOPIC”]最低1Mbps保証(通信制限後の速度)も継続。時間帯によって300kbpsに落とされることも無くなった。[/note]

CHECK!

楽天アンリミットの評判を見る 

3.評判・口コミから分かるスーパーホーダイのメリット

楽天モバイルのメリットを教えてください。

楽天会員割が魅力的ね。あと、端末代金の安さも魅力的よ。

最低1Mbpsの保証あり

ほとんどの携帯会社では、毎月のデータ容量を使い切ると翌月まで200kbpsに速度制限がかかります。しかし、スーパーホーダイなら最低通信速度1Mbpsが保証されています。

実測値でもほぼ1Mbps出ており事実上のデータ使い放題と言えるでしょう。

ちなみに、1Mbpsの通信速度があれば以下のことができます。

1Mbpsで出来ること

  • テザリング
  • 普通画質で動画再生
  • LINE・SNS
  • ゲームアプリ

とくに大きいのが動画を見られること。普通は、速度制限にかかると翌月までまともに動画を見られませんが、スーパーホーダイなら問題なく再生できます(テザリングもOK)。

動画好きには、非常に大きなメリットです。

楽天会員割を適用できる

今までの携帯使用料金に比べると金額自体は半分くらいに下がりました。楽天ポイントが付くので実際はもっと下がっています。(独自アンケート)

良かった点は月額料金が1/4まで減ったことです。プラン変更で最安の1980円のプランにしました。(独自アンケート)

スーパーホーダイの魅力は何といっても楽天会員割を利用できること。楽天ユーザーなら割引特典を受けられます。

楽天会員割

  • 楽天会員:1650円割引(1年間)
  • ダイヤモンド会員:追加で550円割引(1年間)

楽天会員なら無条件で月額1628円から契約可能です。

ダイヤモンド会員は追加割引あり(家族適用は不可)

ダイヤモンド会員はやや達成条件が難しいのですが、条件に該当すれば月額1078円に。

ダイヤモンド会員割(契約1年目のみ適用)

  • プランS:2980円→1078円
  • プランM:3980円→2178円
  • プランL:5980円→4378円
  • プランLL:6980円→5478円

 

ダイヤモンド会員の達成条件

  • 6ヶ月で4000ポイント貯める
  • 6ヶ月で30回ポイント獲得する
  • 楽天カードを所有している

お得なダイヤモンド会員割ですが、複数SIMでは適用されないので注意してください。適用されるのは契約1枚目のSIMカードのみです。

楽天市場で毎月5~6回買い物する方は、ダイヤモンド会員になれる可能性が高いです。

MEMO
契約後にダイヤモンド会員になっても途中から割引あり

全プランに10分かけ放題付き

スーパーホーダイには、全プランに10分かけ放題が付いています。かけ放題を利用する際は、楽天でんわを経由します。

楽天でんわは、IP電話でなく通常の音声回線を使用するため音質が良いです。また、050アプリと違い自分の電話番号で発信できるのも大きなメリットです。

10分を超えた通話も30秒あたり11円と通常通話料と比べて半額の安さ。なお、もう一つの料金プラン「組み合わせプラン」には、10分かけ放題の付属がありません。

楽天ポイントの獲得が常に2倍

楽天ポイント2倍

ポイント2倍特典

スーパーホーダイでは楽天市場での買い物で常にポイントが2倍に。普段より2倍のスピードで、あっという間にポイントが溜まっていきます。

獲得ポイント

ポイント獲得履歴

他社がどんなにサービス内容や通信速度を強化しようとも、楽天スーパーポイントの付与は楽天モバイルでしか受け取ることができません。

毎月の月額料金と通話料に対しても、100円につき1ポイントが貯まります。

楽天スーパーポイントの付与

  • 楽天市場の買い物:ポイント2倍
  • 楽天モバイルの利用料金:通常ポイント
[safe title=”POINT”]貯めたポイントは、そのまま楽天モバイルの支払いに充てたり楽天Payで消費できる[/safe] [note title=”TOPIC”]楽天カードの利用(+2倍)と楽天市場アプリの利用(+1倍)を合わせれば、獲得ポイントは6倍(還元率4.5%)[/note] 楽天モバイルはポイント支払いOK【楽天市場のポイント獲得は2倍に】楽天モバイルはポイント支払いOK【楽天市場のポイント獲得は2倍に】

端末代金が安い

スーパーホーダイは端末(SIMフリースマホ)を大幅に安く購入できるのもメリット。楽天スーパーセールの期間外でも、ありえない低価格です。

楽天モバイルの端末

端末代金の大幅割引

通常、端末のセールは在庫処分や新古品(アウトレット)の販売が多いのですが、楽天モバイルは最新の人気機種でも構わず値引きします。

[note title=”TOPIC”]総務省の値引き制限が入る前は9割OFFもあった[/note]

2019年10月以降は、以前ほどの割引がルール上できなくなったのですが、それでも全格安SIMの中で端末代金の安さはトップクラスです。

実際に僕も、端末セットで契約しました。

arrows M03

楽天モバイルで購入

MEMO
先に回線だけ契約して、あとから端末のみ購入することも可能

新プランの楽天アンリミットではAndroidに加えて楽天の独自端末や最新iPhoneを購入できる

4.どっちがお得?楽天アンリミット(新プラン)と比較

楽天アンリミットに移行して、プラン内容はよくなりましたか?

ええ、大幅に改善したわ。特に、速度に関するデメリットが解消したのが大きいわね。

残念ながら終了したスーパーホーダイですが、現在の楽天アンリミットの方がプラン内容は大幅パワーアップ。

スーパーホーダイは2GBで3278円ですが、楽天アンリミットはデータ使い放題で3278円です。

スーパーホーダイの目玉サービス「最低速度1Mbps保証」も、引き継がれました。通信速度の安定度も増しています。

楽天アンリミット(新プラン)と比較

楽天アンリミット スーパーホーダイ
(旧プラン)
月額料金 1GB以下:0円
1~3GB:1078円
3~20GB:2178円
20GB以上:3278円
2GB:3278円
6GB:4378円
14GB:6578円
24GB:7678円
通信速度 15~25Mbps 0.3~20Mbps
最低速度 1Mbps 1Mbps
(混雑時は0.3Mbps)
通話サービス 無料通話
(Rakuten Link)
10分かけ放題

スーパーホーダイの致命的なデメリットだった速度の問題(お昼休みの速度が遅すぎる・1Mbps保証が効かない時間帯あり)は改善されました。

(以前)お昼休みの速度が遅すぎる

→(現在)1日を通して安定した速度になった

 

(以前)1Mbps保証が効かない時間帯あり

→(現在)どの時間帯でも最低速度は1Mbps以上

速度の問題が大幅に改善された理由は、楽天回線が開通したからです。

今まではドコモ・auから回線をレンタルしていたので制限がありましたが、自社回線移行に伴いあらゆる制限がなくなりました。

回線混雑が起きなくなったため、お昼休みも快適にネットを使えます。また、どんなに遅くても1Mbpsを切ることはありません。

楽天会員割は無くなってしまいましが、十分にメリットが上回っています。通話サービスも、かけ放題ではなく無料通話が使用可能です。

CHECK!

楽天アンリミットの評判を見る 

5.違約金なし!スーパーホーダイを利用中なら楽天アンリミットへプラン変更しよう

現在、スーパーホーダイに契約中の方は料金も通信速度も損をしているので、楽天アンリミットにプラン変更しましょう。

プラン変更の際は、ドコモ・au回線から楽天回線への移行となるためMNP転出を行います。と言っても、自動的にMNP転出されるので、MNP予約番号の発行は不要です。

違約金なしで乗り換え可能ですよ。プラン変更の詳しい手順は以下の通りです。

STEP.1
メンバーズステーションにログイン
STEP.2
移行手続きページで注意事項にチェック

プラン変更の同意

STEP.3
「お申込みへ」をタップ

お申込みボタン

STEP.4
楽天回線の申し込み画面で端末購入(任意)
STEP.5
楽天アンリミットのSIMカードを受け取る

楽天アンリミットのSIMカード

端末から旧楽天モバイルのSIMカードを抜いて、楽天アンリミットのSIMカードに入れ替えましょう。

[/open]

申し込みが完了したら、新しいSIMカードが送られてきます。プラン変更と同時に端末購入しなかった場合は、手持ちの端末にSIMカードを入れ替えましょう。

6.いつまで使える?旧プランが今度どうなるか考察

楽天モバイルの旧プランは、2020年に終了しました。ですが、既存ユーザーの方は、まだ旧プランを継続して使えます。

いつまで使えるんだろう・・と心配な方は多いかと思いますが、しばらくは問題ないはずです。

楽天モバイルはMVNO時代もユーザー数がトップクラスだったので、そう簡単にサービス停止はできません。

具体的な時期は分かりませんが、2025年くらいまで旧プランは使えるのではと予想します。

今すぐ乗り換える必要はありませんが、新プラン(楽天アンリミット)と比べて大きく損をしているので、早めにプラン変更した方がいいですよ。

7.まとめ

惜しまれつつも新規受付終了したスーパーホーダイ。しかし、現在の楽天アンリミットの方が強力なので、悲しむことはありません。

速度低下に関する致命的なデメリットも、現在は改善されています。スーパーホーダイのことは忘れて、新たなプランで申し込みましょう。

コメントを残す