この記事のポイント
- ahamoユーザーでも、10%還元やケータイ補償などdカードGOLD特典を享受できる
- 10%還元だけでは年会費11000円の元を取れないので注意
- 年会費が気になるなら、家族カードの利用や年会費無料のdカードを考慮すべき
「ahamoユーザーでもdカードGOLDを使うメリットはある?」
dカードGOLDはドコモが発行しているゴールドカードです。ドコモのスマホと組み合わせることで、さまざまな特典を受けられます。
実は、dカードGOLDはahamoとセットで利用してもお得です。10%のポイント還元を受けられるほか、5GBのボーナスパケットやケータイ補償といった特典もあります。
ただし、ドコモ本家と違いahamoだけでdカードGOLDの年会費の元を取るのは難しいでしょう。無理してdカードGOLDを契約せず、年会費無料のdカードへ切り替えるのも1つの手です。
本記事ではahamoでdカードGOLDを使うメリットと注意点について解説します。
ドコモとdカードGOLDを利用中でahamoを検討している人や、ahamo利用中でdカードGOLDを作るか迷っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
1.ahamo(アハモ)でdカードGOLD支払いにするメリットとは?
ahamoの支払いをdカードGOLDにすると次のようなメリットがあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
10%還元あり(300ポイントまで)
ahamoの支払いをdカードGOLDにすると、毎月10%還元を受けられます。還元の対象となるのはショッピング利用額です。
毎月1日~末日のショッピング利用額を集計し、100円(税込み)ごとに10ポイントが還元されます。1ヶ月の上限は300ポイントなので、1年間で3,600ポイントの還元を受けられる計算です。
なお、以下の支払いについては10ポイント還元の対象外となります。
- dカードの各種手数料、年会費、遅延損害金
- 電子マネーチャージ
- ユニセフなどの募金
- 国民年金保険料等の支払い
- ドコモ利用料金(NTTファイナンスおまとめ請求含む)
- ドコモの端末購入代金
+5GBのボーナスパケットあり
ボーナスパケットはahamoで利用できるデータ通信量が+5GBされる特典です。通常だと毎月のデータ通信量は20GBですが、支払いをdカードGOLDにすることで25GBにアップします。
ahamoのデータ通信量チャージは1GBあたり550円です。本来なら25GB利用すると2,970円+550円×5=5,720円かかります。
dカードGOLDのボーナスパケット特典が適用されれば、2,970円のまま25GBのデータ通信を利用可能です。
ケータイ補償を受けられる
dカードGOLD保有者は最大10万円分のケータイ補償を受けられます。
ケータイ補償はドコモで購入した端末が故障した、もしくは紛失・盗難にあった際に新しい端末の購入金額を補償してくれるサービスです。
dカードGOLDでは対象となる端末を購入してから3年間、最大10万円まで補償してくれます。これなら、端末補償オプションに入らなくても安心ですね。
2.注意!ahamo(アハモ)だけではdカードGOLDの年会費を回収できない
ahamoとdカードGOLDを組み合わせるとさまざまな特典があることが分かりました。しかし、実はahamoだけではdカードGOLDの年会費を回収できません。
年会費11000円に対して3600ポイントしか貯まらない
ahamoとdカードGOLDの組み合わせでは、10%還元で貯まるポイントは年間3,600ポイントです。dカードGOLDの年会費は11,000円なので、年会費の3分の1しか回収できません。
本家ドコモの場合、dカードGOLDと組み合わせるとドコモ利用料の10%のポイントが還元されます。上限もとくにないため、dポイント還元だけで年会費の元を取ることが可能です。
ahamoは本家ドコモと違い、ポイント還元だけでは年会費の元を取れないので注意してください。
dカード支払い割引の適用もない
ahamoでは、dカードお支払割も適用されません。dカードお支払割とは、ドコモの対象プランをdカード/dカードGOLDで支払うと月額料金が187円割引になるサービスです。
対象となるのは、
- ドコモのギガプラン(ギガホ プレミア/ギガホ/ギガライト)
- はじめてスマホプラン
- ケータイプラン
の3つでahamoには適用されません。
3.結局、ahamo(アハモ)だとdカードGOLDは損をする?
ahamoの10%ポイント還元だけではdカードGOLDの元を取れないため、本家ドコモと同じ感覚だと損をしてしまいます。
では、ahamoでdカードGOLDを利用すると必ず損なのかと言うと、そうではありません。使い方次第ではdカードGOLDの元を取ることも可能です。
高額端末の補償代金と割り切れるなら損ではない
dカードGOLDを高額な端末の補償代金と割り切れるなら損ではありません。11,000円の年会費で、最大10万円分まで補償してくれます。
端末の故障は喜ばしいものではありませんが、これなら十分年会費の元を取ることが可能です。高額な端末を利用しているなら、補償目的と割り切って保有するのもありですね。
家族カードかドコモ光を利用すれば年会費を回収できる
dカードGOLDの家族カードまたはドコモ光を利用して年会費を回収することも可能です。
dカードGOLDでは家族カードを発行できます。家族カードの年会費は1枚目無料、2枚目以降は1,100円です。
例えば家族4人でdカードGOLDを利用する場合、1人あたりの年会費は実質3,250円で済みます。
- 本カード:11,000円
- 家族カード1枚目:無料
- 家族カード2~3枚目:1,100円
※合計年会費:13,200円
→1人あたりの実質年会費:3,300円
家族カードも10%ポイント還元の対象です。家族4人でahamoを利用し、支払いをそれぞれのdカードGOLDにすればポイント還元だけで年会費の元を取れますね。
また、ahamo契約中でも光回線がドコモ光の場合は、利用料に対して追加で10%ポイント還元(ドコモ光分)を受けられます。
ドコモ光の月額料金は住んでいる建物やプランによりますが、もっとも一般的な戸建てタイプAなら5,720円です。dカードGOLDで支払っている場合は毎月500ポイント還元を受けられます。
年間6,000ポイントとなり、ahamoの3,600ポイント還元と合わせると年間で9,600ポイントです。dカードGOLDの年会費11,000円をほぼ回収できますね。
4.年会費無料のdカードで代替するのもあり
dカードGOLDの年会費を回収できそうにない場合は、年会費無料のdカードで代替するのもありです。
dカード・dカードGOLDの違い
dカードGOLD | dカード | |
---|---|---|
年会費 | 11,000円 | 無料 |
家族カード | 1枚目:無料 2枚目以降:1,100円 |
無料 |
10%還元特典 | 〇 | × |
dカードケータイ補償 | 最大10万円 (購入から3年) |
最大1万円 (購入から1年) |
ボーナスパケット特典 | +5GB/月 | +1GB/月 |
dカードは年会費が永年無料です。コストをかけずに保有できるので、確実に元を取れます。
ただし、年会費がかからない分だけ特典はdカードGOLDに劣ります。10%還元はなくなり、dカードケータイ補償は補償額が1万円まで下がります。
また、ボーナスパケット特典も1GBしかもらえません。ですが、高額な機種を買わない人、クレジットカードをあまり使わない人ならdカードでも十分ですよ。
dカードとdカードGOLDの違いとは?【どっちを選べばいいか分かる】
5.まとめ
ahamoの料金をdカードGOLDで支払うと、
- 10%還元あり(300ポイントまで)
- +5GBのボーナスパケットあり
- ケータイ補償を受けられる
の3つの特典があります。とくに最大10万円分のケータイ補償は、高額な端末を利用している人にとってはありがたいですね。
+5GBのボーナスパケットも、データ通信量をたくさん使う人には有益な特典と言えます。
一方、ポイント還元については年間3,600ポイントしか受けられません。ドコモと違い、ahamoだけではdカードGOLDの年会費を回収できないので注意してください。
年会費を回収できそうにない場合や高額な端末を利用しないなら、下位カードであるdカードも検討しましょう。特典はdカードGOLDに劣りますが、年会費は永年無料です。