あなたはイオンモバイルのかけ放題について詳しく知りたいとお悩みではありませんか?
イオンモバイルに乗り換えると、通話料が高くなるのではと心配になりますよね。この記事では、イオンモバイルで利用できるかけ放題オプションについて詳しく解説。
サービス内容から利用方法、またメリットだけでなくデメリットも徹底調査しています。ぜひ、参考にしてくださいね。
1.イオンモバイルで利用できるかけ放題とは?
まずは、イオンモバイルで利用できるかけ放題について詳しいサービス内容を見ていきましょう。
1-1.2つのかけ放題から選択できる
イオンモバイルには2つのかけ放題がオプションで用意されています。
利用できるのは、
- イオンでんわ 10分かけ放題
- 050かけ放題
です。au回線・ドコモ回線の両プランで利用可能です。両者の違いは以下となります。
10分かけ放題 | 050かけ放題 | |
---|---|---|
オプション料金 | 月額850円 | 月額1500円 |
通話時間の上限 | 10分以内 | 無制限 |
発信する電話番号 | 自分の電話番号 | 050電話番号 |
利用する専用アプリ | イオンでんわ | 050IP電話 |
利用する回線 | 音声回線 | ネット回線 |
音質 | 良い | やや悪い |
番号通知 | あり | あり(050電話番号) |
SIMタイプ | 音声プランのみ | 音声プラン・データプラン |
まず、両者とも専用アプリを経由したかけ放題となります。大手キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)のかけ放題と違い発信にひと手間かかりますが、利用料金が割安なのが魅力です。
専用アプリを使う点は同じですが、サービス内容は両者で大きく異なります。10分かけ放題は通常の音声回線を利用。発信は手持ちの電話番号(090/080/070)を使えます。050かけ放題は時間無制限となる代わりに、発信は新たに取得した050電話番号となります。
また、IP電話なのでネット回線経由です。そのため、データプラン(データ通信専用SIM)でも契約できます。音質を比較すると、音声回線を利用するイオンでんわ 10分かけ放題の方が良好です。
1-2.通常の通話料金は20円/30秒
かけ放題を使わない場合、通常の通話料金は20円/30秒となります。この通話料はイオンモバイル以外の携帯会社もすべて共通です。
なお、10分かけ放題を利用していて通話時間が10分を超過した場合、通話料金は10円/30秒です。イオンでんわを経由するため、通常の通話料金の半額となります。
1-3.イオンでんわ 10分かけ放題のメリット
以前は5分かけ放題でしたが、現在は月額料金据え置きで通話時間が10分に延長されています。
イオンでんわ 10分かけ放題のメリットは以下の通りです。
(1)10分以内なら通話回数の制限が無い
10分以内の国内通話なら何度使っても利用料金は月額850円です。そのため、通話回数が多ければ多いほどお得になります。
(2)固定電話もかけ放題の対象
通話の相手先は携帯電話に限らず固定電話もかけ放題の対象となります。非通知扱いとならず、通常の通話と同じ使い勝手で固定電話と通話できますよ。
(3)自分の電話番号が使える
050IP電話と違い、イオンでんわ 10分かけ放題は自分の電話番号が利用できます。相手先の番号通知も、もちろん自分の電話番号です。イオンでんわのプレフィックス番号(0037-691)は相手先に表示されないため、イオンでんわを経由していることがバレません。
(4)音声回線を使うため音質が良い
イオンでんわ 10分かけ放題はIP電話ではありません。中継回線(プレフィックス)を使いますが、通常の音声回線で通話するため音質が良いです。IP電話にありがちな籠もったような声になることはなく、快適に通話ができます。
1-4.050かけ放題のメリット
050かけ放題には以下のメリットがあります。
(1)国内通話なら固定電話・携帯電話に24時間かけ放題
不正使用を防ぐため連続300分で一度通話は切れますが、その他は一切条件無しで無制限のかけ放題が利用できます。国内通話であれば携帯電話はもちろん固定電話やPHSもかけ放題の対象となりますよ。
(2)データプランでも利用できる
050かけ放題は音声回線ではなくネット回線を使用するため、データプランを契約する方も利用できます。データ1GBプラン(月額480円)で契約すれば、無制限のかけ放題が付いて維持費は月額1980円(050かけ放題の月額1500円をプラス)となります。
(3)050電話番号が取得できる
050かけ放題は新たに050電話番号を取得して発信します。そのため、音声プランの方は090/080/070番号と共に2つの電話番号を使い分けすることが可能です。仕事用、プライベート用など用途が広がります。
(4)Wi-Fi経由の発信ができる
050かけ放題はネット回線を使った通話なので、データ通信量を消費するのですが、Wi-Fi経由ならデータ消費量を0にできます。Wi-Fiの通信速度が速いと音質も良くなりますよ。
1-5.かけ放題が不要な人
かけ放題に入るべきかは、普段の通話時間で決めます。LINEなど無料通話アプリを除いて、毎月の通話時間が以下の方はかけ放題に加入した方がお得です。
- イオンでんわ 10分かけ放題:毎月21分以上通話する
- 050かけ放題:毎月38分以上通話する
通常の通話料金は20円/30秒なので、約21分で月額850円に達する計算となります。そのため、21分以上通話するならイオンでんわ 10分かけ放題に加入した方が安上がりです。
月額1500円の050かけ放題は38分以上の通話時間で加入した方がお得になります。ただし、050かけ放題は050電話番号からの発信になるため、抵抗がある方は単純に通話時間で加入を決めない方がいいかもしれません。
なお、イオンモバイルに契約すると無料でイオンでんわアプリが使用できます(音声プランのみ)。イオンでんわを使うと、普段の通話料を10円/30秒と半額にできます。もし、イオンでんわを使用すると仮定すれば、毎月42分以内の通話時間ならかけ放題の加入は不要です。
かけ放題の申込みに迷っている方は、過去の通話時間を確認して契約を検討してみましょう。
1-6.イオンでんわ 10分かけ放題と050かけ放題のどちらを選ぶべき?
イオンでんわ 10分かけ放題と050かけ放題のどちらを選ぶべきかは利用用途によって変わります。イオンモバイルのかけ放題を使う場合は、下記を参考にどちらと契約するか決めましょう。
イオンでんわ 10分かけ放題がおすすめな人
- 毎月21分以上通話する(イオンでんわを使うなら42分以上)
- 相手に自分の電話番号を通知したい
- 音質にこだわりたい
- 長電話をしない
050かけ放題がおすすめな人
- 毎月38分以上通話する(イオンでんわを使うなら1時間16分以上)
- 時間無制限のかけ放題が使いたい
- 電話番号をもう一つ持ちたい
- データプランでかけ放題を使いたい
1-7.かけ放題の申込み方法
イオンモバイルのかけ放題は、新規契約時はもちろん契約途中でも申込み可能です。申込み後、およそ1~2時間でかけ放題が利用できます。新規契約時に申込む場合は、契約を進める途中で表示されるオプションサービスの選択画面からかけ放題を選びます。
オプションサービスはイオンモバイルでSIMカードを注文した後、回線契約の情報入力に切り替わる際に表示されますよ。イオンモバイルを契約した後にかけ放題オプションに加入する場合は、イオンモバイルお客様センター(0120-025-260)かイオンモバイル店舗(即日契約の対応店舗のみ)から申込み可能です。
1-8.かけ放題の解約方法
イオンモバイルのかけ放題を途中で解約する場合は、イオンモバイルお客様センター(0120-025-260)かイオンモバイル店舗(即日契約の対応店舗のみ)から手続きを行います。マイページから解約はできないため注意して下さい。
なお、月途中で解約した場合ですが日割りが効きません。そのため、なるべく月末付近に解約した方が損しないですよ。イオンモバイル自体を解約した場合は、かけ放題も自動解約となります。
2.イオンモバイルのかけ放題を利用する際の注意点
メリットが多いイオンモバイルのかけ放題ですが、いくつかデメリットもあるため注意しておきましょう。
2-1.かけ放題共通の注意点
(1)月途中の契約・解約に日割りが無い
かけ放題の申込みは新規契約時に限らずいつでも可能です。しかし注意したいのが、日割りがないこと。いつ契約しても月額850円の請求となるため、月末に契約すると損します。また、契約時だけでなく解約時も日割りがありません。
解約時は月初に解約すると数日しか使っていなくても1ヶ月分の請求となるため損します。
(2)緊急電話が使用できない
イオンでんわ 10分かけ放題は中継回線(プレフィックス)を利用している関係で、緊急電話が使用できません。050かけ放題も回線の都合上、緊急電話の発信は不可です。
そのため、110、119番など非常事態の際は、通常発信を利用して下さい。また、0120、0800、0570も一部使用不可となります。なお、緊急地震速報には対応しています。
(3)アプリ経由の発信が面倒
イオンモバイルのかけ放題で最大のデメリットとなるのが発信の手間でしょう。専用アプリを経由する必要があるため発信が面倒です。イオンでんわ 10分かけ放題なら0037691(プレフィックス番号)を付けて発信すればアプリの立ち上げは不要です。
2-2.050かけ放題だけの注意点
(1)IP通話なので音質がいまいち
やはり音声回線と比べてIP通話なので音質は落ちます。とは言え、聞き取れないレベルではないです。LINE通話やSkypeとほぼ同じレベルとなります。
(2)データ通信量を消費する
ネット回線を使う050かけ放題は、通話時間に比例してデータ通信量を消費します。データ消費の目安は68時間の通話で1GBを使用します。毎日2時間以上長電話する方は、1ヶ月で1GB消費する計算です。ただし、データ消費は低速切り替えで防ぐことができます(詳しくは次項にて)。
(3)自分の電話番号が使えない
050電話番号を使う050かけ放題は、自分の電話番号で発信できません。相手の番号通知は050電話番号となるため、相手先によっては通常発信と使い分けが必要となる場合もあるでしょう。
3.イオンモバイルでかけ放題を使う際の発信方法
イオンモバイルのかけ放題は専用アプリを経由するため、通常の発信方法とは少しやり方が異なります。
3-1.イオンでんわ 10分かけ放題の使い方
イオンでんわ 10分かけ放題を使用するには、まず「イオンでんわアプリ」をインストールします。インストールが完了したら、イオンでんわアプリを立ち上げて電話帳から発信相手を選択。
以上の流れで通話ができます。イオンでんわアプリを立ち上げるのが面倒な場合は、相手先の電話番号に0037691(プレフィックス番号)を付けて発信しましょう。イオンでんわの詳しい使い方については以下の記事を参考にしてください。
3-2.050かけ放題の使い方
050かけ放題は、NTTコミュニケーションズが提供する050IP電話アプリを使用します(Android、iOSともに対応)。050IP電話アプリを立ち上げて通常の通話と同じくキーパッドに電話番号を入力すれば発信可能です。電話帳から発信することもできます。
注意点として着信拒否設定、転送機能は使用できません。また、海外から国内に発信することはできますが、国内から海外に国際電話するのは不可となります。
低速切り替えでデータ消費を防ごう
050かけ放題はWi-Fi接続をしないとデータ通信量を消費します。しかし、「イオンモバイル速度切り替えアプリ」で低速通信に切り替えれば、データ消費量を0に抑えることが可能です。
イオンモバイル速度切り替えアプリ
050かけ放題では低速通信でも通話できるため、使わない手は無いですよ。
4.まとめ
いかがでしたか?
この記事では、イオンモバイルのかけ放題について詳しく解説してきました。イオンモバイルのかけ放題は専用アプリ経由となります。大手キャリアと発信方法が異なるため注意が必要です。格安SIMのかけ放題はイオンモバイル以外も専用アプリを使うのが通例です。
発信にやや手間がかかるデメリットはありますが、月額料金は非常に安いです。格安スマホに乗り換えても通話を重視したい方は、かけ放題の加入を検討してみましょう。毎月の通話料金を大幅に節約することができますよ。
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