格安スマホ(SIMフリースマホ)とは

中古の格安スマホを使う前に知っておきたい全知識

スマホ

現在、スマホ端末の機種変更を考えている方のなかには、人気の機種をできる限り低価格で購入したいという方もいるのではないでしょうか?

しかし、中古品となると失敗などのリスクが不安で、なかなか踏み出しづらいものですよね。

今回は、そんな悩みを抱えている方に向けて、中古の格安スマホを使う前に知っておきたい知識について、徹底解説していきます。

1.中古の格安スマホとは?

そもそも格安スマホとは、格安SIMカードが使える端末やSIMフリー端末のこと。一般的には、格安スマホ会社で格安SIMとセット購入したり、家電量販店で買ったりするものです。

docomoやau、ソフトバンクなどの大手キャリアで購入したスマホ端末は、SIMロック解除という手続きを行わないと、そのキャリアと同一の通信回線を利用している格安スマホ会社にしか乗り換えることができません。

しかし格安スマホなら、特定のキャリアや通信回線に縛られることなく、自由に契約先を選択することができるのです。

そんな格安スマホの中古品を、最近ではオンラインショップやオークションなどでも簡単に購入できるようになりました。

1-1.中古なら人気の機種が安い

新品ではとても手が出せない人気の機種でも、中古なら高くても7割ほど、安ければ半額程度で購入できる可能性があります。価格の違いは、以下の3機種を参考にしてください(価格はすべて税抜)。

iPhone 7(128GB)

  • 新品:72,800円
  • 中古:42,980円
  • 価格差:29,820円

V20 PRO

  • 新品:84,888円
  • 中古:32,800円
  • 価格差:52,088円

Xperia XZ SO-01J

  • 新品:81,648円
  • 中古:49,800円
  • 価格差:31,848円

基本的には古ければ古いほど低価格で販売されていますが、なかには新しい人気機種でも、キズや汚れなどが付いているというだけで、安く売り出されていることもあります。

1-2.白ロムも格安スマホとして使用できる?

SIMロック解除されている端末は利用可能

白ロムとは、大手キャリアで購入したスマホ端末から、SIMカードを抜いたもののこと。SIMロック解除という手続きがされている端末と、されていない端末の2種類あります。

通常、購入したスマホ端末は、販売元であるキャリアの通信回線しか使えないように、SIMロックという利用制限がかかっています。

SIMロック解除されている白ロムなら、格安スマホ会社がどのキャリアの通信回線を利用しているのかを気にすることなく、自由に契約することができるのです。

契約先次第ではSIMロックがかかった白ロムも使える

SIMロックがかかった白ロムでも、販売元であるキャリアと契約する格安スマホ会社が利用している通信回線が同一であれば、格安スマホとして使うことができます。

つまり、docomoの白ロムはdocomo系格安スマホ会社で、auの白ロムはau系格安スマホ会社でなら利用可能ということ。

これを踏まえると、たいていの格安スマホ会社はdocomo回線を利用しているため、SIMロックがかかった白ロムを購入する際は、docomoの白ロムを選ぶと安心です。

1-3.人気の機種も格安スマホとして使える

以下のような人気機種も、使用条件さえ満たせば格安スマホとして利用できます。

iPhone

iPhoneシリーズを格安スマホとして使う際の主な条件は、以下のとおりです。

  • 5cもしくは5s以降に発売された機種であること
  • SIMロックがかかっている場合、購入元と格安SIMの通信回線が同一であること

初代iPhone・3G・3Gs・4・4sの5機種は、OSバージョンに関係なく格安スマホとしては使えないため、購入しないよう注意しましょう。

豊富な選択肢のなかから契約先を決めたい方は、docomo版iPhoneを購入することをおすすめします。

GALAXY

GALAXYシリーズを格安スマホとして使う際の主な条件は、以下のとおりです。

  • docomoかauで購入した機種であること
  • SIMロックがかかっている場合、購入元と格安SIMの通信回線が同一であること
  • ソフトバンク版の場合、契約者によりSIMロック解除されていること

格安スマホ会社のほとんどはdocomo回線を利用しているため、docomo版GALAXYならSIMロック解除をしなくてもそのまま利用できます。

また、au系の格安スマホ会社は5社と少ないものの、auの場合は契約者本人でなくてもSIMロック解除を行える(Galaxy S7 edge以降の機種に限る)ため、手続きさえすれば選択肢を増やすことができます。

ソフトバンク系の格安スマホ会社に関しては、iPhoneシリーズにしか対応おらず、たとえソフトバンクで購入したものであっても、GALAXY含むAnoroidスマホは利用できません。

さらに契約者以外のSIMロック解除にも対応していないため、白ロムを購入する際は、解除手続きが済んでいるのかしっかり確認する必要があります。

Xperia

Xperiaシリーズを格安スマホとして使う際の主な条件は、以下のとおりです。

  • docomoかauで購入した機種であること
  • SIMロックがかかっている場合、購入元と格安SIMの通信回線が同一であること
  • ソフトバンク版の場合、契約者によりSIMロック解除されていること

GALAXYシリーズと同様に、docomo版の端末であればSIMロック解除をしなくても、ほとんどの格安スマホ会社で使用可能です。

また、au版であっても、mineoやIIJmioなどのau系の会社であればそのまま使うことができますし、SIMロック解除を行えば通信回線に縛られることなく、自由に選択することが可能です。

ただし、SIMロック解除が可能なのは、2015年5月以降に発売された機種(Xperia M4 Aqua・M4 Aqua Dual以降)に限るため、購入の際は注意しましょう。

1-4.中古スマホを使う人の割合

人気の機種も低価格で買える中古スマホは、できるだけ安くスマホ運用をしたい方にとってとても魅力的なものです。しかし、中古スマホを使っている人が周りにいないと、少し不安になってしまいますよね。

スマホやタブレットを中心とした消費者動向などを調査しているMMD研究所は、2016年、15歳以上の男女2,213人を対象に「中古端末に関する購買動向調査」を実施しました。

その調査結果によると、中古スマホを実際に使用しているのは全体の2.7%となっています。

利用率だけで見ると少なく感じてしまいますが、日本国内の端末保有者が1億5,000万人程度であることを考えると、およそ400万もの人が中古スマホを利用していることになります。

さらに、すでに格安SIMを利用している人の16.0%は、今後スマホ端末を買い替える際に、中古スマホも検討したいと考えていることが分かりました。

中古スマホ購入はまだまだ一般的とは言い難いものの、スマホを安く運用したい層には、今後も少しずつ普及していくものと考えられます。

1-5.端末はどうやって選べばいい?

中古のスマホ端末を選ぶ際は、検討している格安スマホ会社の公式サイトにて、動作確認済み端末かどうかをチェックしましょう。

いくらスペックやデザインが気に入った中古スマホでも、希望の格安スマホ会社の格安SIMが使用できなければ意味がありません。

格安スマホ会社が利用している通信回線によっても、利用できるスマホ端末は若干異なるため、必ず確認してから購入してくださいね。

もし契約したい格安スマホ会社が決まっているのであれば、公式サイトの動作確認済み端末一覧に載っているスマホのなかから、好みの機種を選んだ方が効率的です。

1-6.中古の格安スマホが買えるネット販売店

中古の格安スマホは、もちろん実店舗でも購入できます。ただ、最近は以下のようなオンラインショップやオークションなどのネット販売店の方が品揃え豊富で、手間もかからないためおすすめです。

オンラインショップ

オンラインショップで特におすすめなのは、以下の8店舗です。

■イオシス

創業20年を超える老舗のオンラインショップです。中古スマホを購入したあと、ネットワークの利用制限がかかる端末(通称「赤ロム」)だと判明した場合でも、永久保証してもらえます。

■ゲオモバイル

キャリア別ランキングなどが分かりやすいゲオモバイルは、初心者でも自分に合った中古スマホを簡単に見つけることができるでしょう。2,000円以上購入した場合は送料無料になるため、より安く格安スマホを手に入れられます。

■じゃんぱら

じゃんぱらでは、中古品スマホの保証が1ヶ月付いてくるため、比較的安心して購入することができます。また、万が一購入後にネットワーク制限などがかかってしまった場合は、同じ製品もしくは同等製品との交換・返金にも対応してもらえます。

■Amazon

Amazonでも中古スマホを購入できます。サイトを通して販売者に連絡を取ることも可能なため、商品購入の際は事前に不明点を解決しておくと良いでしょう。

■価格.com

価格.comでは、中古スマホの販売業者をまとめてチェックし、最安値の商品を探すことができます。製品状態のランクや価格順に並べ替えられるのも嬉しいポイントです。

■ソフマップドットコム

万が一、ネットワーク制限や遠隔ロックがかかった場合でも、商品受取り日から3年以内であれば保証してもらえます。3,000円以上の購入で送料無料になるため、なるべく節約したい方におすすめです。

■ムスビー

40万台以上の中古スマホ取り扱い実績がある、フリーマーケット形式のオンラインショップ。保証が付くかどうかは出品者によって異なるため、事前に確認しましょう。

■携帯市場

中古スマホに関しては、日本最大級の品揃えを誇るオンラインショップです。保証期間が1年間あるため、購入後のトラブルなどが不安な方にも安心です。

オークション

オークションサイトで特におすすめなのは、以下の3つです。

■メルカリ

メルカリでは、他のサービスと比べて中古スマホが低価格で出品されているだけでなく、価格交渉できるのもポイントです。ただ、保証やアフターサポートなどはないため、そういったリスクは考えておく必要があります。

■ヤフオク

出品数がとても多いため、豊富な選択肢のなかからじっくり決めたい方におすすめ。「中古スマホあんしん補償」に月額500円(Yahoo!プレミアム会員は月額300円)に加入することで、2年間修理代金を100%補償、また、紛失や盗難の際の買い替え代金も最大50%補償してもらえます。

■モバオク

モバオクでは、2,000台近くの中古スマホのなかから選ぶことができます。保証の有無は出品者によっても異なるため、購入の際は事前に確認しましょう。

2.中古で購入できるおすすめの格安スマホ5選

ここからは、中古で購入できるおすすめの格安スマホを5つ紹介していきます。

2-1. GALAXY S6 SC-05G

  • 発売日:2015年4月23日
  • 新品価格:93,312円
  • 中古価格:19,673円~(ゲオモバイル)、11,980円~(じゃんぱら)、17,980円~(Amazon)
  • SIMサイズ:nanoSIM

本機種最大の特徴は、edgeという名前のとおり、ディスプレイの左右が曲面加工されているところ。

約1時間半の充電で100%まで充電できる急速充電や、指紋認証機能を搭載しています。メモリ3GBにストレージ容量64GB、カメラ性能も十分で、普段使いには申し分ありません。

2-2. Xperia Z3 SO-01G

  • 発売日:2014年11月21日
  • 新品価格:86,832円
  • 中古価格:13,711円~(ゲオモバイル)、12,800円~(じゃんぱら)、12,200円~(Amazon)
  • SIMサイズ:nanoSIM

おサイフケータイやワンセグ、防水・防塵機能も採用しており、日常生活のさまざまな場面で快適に使える機種です。

メモリは3GB、ストレージ容量32GBを搭載しているため、ネットサーフィンが好きな方でもストレスなく利用できるでしょう。

2-3.iPhone 7 128GB

  • 発売日:2016年9月16日
  • 新品価格:83,800円
  • 中古価格:45,506円~(ゲオモバイル)、45,800円~(じゃんぱら)、40,000円~(Amazon)
  • SIMサイズ:nanoSIM

防水・防塵機能を搭載しただけでなく、Touch IDも採用。Suicaなどのさまざまなクレジットカードに対応したApple Payも利用できます。

カメラ性能も向上しており、十分な明るさがない場所でも、鮮やかな画像やビデオを撮影できます。イヤホンジャックがない端末のため、別売りのAirPodsというワイヤレスイヤホンを買う必要があります。

2-4. FREETEL Priori3

  • 発売日:2015年10月2日
  • 新品価格:12,800円
  • 中古価格:7,980円~(ゲオモバイル)、5,980円~(じゃんぱら)、8,800円~(Amazon)
  • SIMサイズ:標準SIM・microSIM

1万円台で買える、デュアルSIMに対応したSIMフリースマホです。2枚のSIMカードを同時待ち受けできるため、海外旅行などが多い方、プライベート用とビジネス用の電話番号を分けたい方にもおすすめ。

メモリは1GBしかないため、動作はもたつきがある可能性もありますが、価格の安さを考えると許容範囲内でしょう。

2-5. ZenFone Go

  • 発売日:2016年4月2日
  • 新品価格:19,790円
  • 中古価格:9,915円~(ゲオモバイル)、9,400円~(じゃんぱら)、9,980円(Amazon)
  • SIMサイズ:microSIM

3010mAhという比較的容量の大きいバッテリーを搭載しており、外出が多い方でも安心。メモリは2GBのため、基本的にはネット閲覧もストレスなく行うことができるでしょう。

カメラの画素数は800万画素ですが、自然な色味を出すデュアルLEDフラッシュ機能などのおかげで、そうは思わせない美しい画像を撮影できます。

3.中古の格安スマホはどうやって使う?

大手キャリアの場合、購入したスマホ端末はすぐに使える状態で受け取ることができますよね。

しかし、中古で格安スマホを購入した場合、自分でさまざまな手続きや設定を行う必要があります。それでは、中古スマホはどのように使えば良いのでしょうか?

3-1.中古で購入した格安スマホの使い方

基本的には、中古で購入した格安スマホに、契約した格安スマホ会社から届いたSIMカードを挿入するだけで使えるようになります。ただし、以下の点には注意が必要です。

SIMカードのサイズに注意

SIMカードとは、データ通信に必要な電話番号などの情報を記録している小さなカードのこと。このSIMカードには、標準SIM・microSIM・nanoSIMの3種類存在します。

端末によって対応しているSIMサイズが異なり、間違えてしまうと、基本的には挿入することができません。格安スマホ会社を契約する際は、準備した中古スマホのSIMサイズをネットなどで念入りに確認しましょう。

SIMフリー化が必要なケースもある

2015年5月以降に発売されたauスマホ(Galaxy S6 edgeを除く)に関しては、たとえau系格安スマホ会社を契約する場合でも、SIMフリー化(SIMロック解除)を行い。

専用のVoLTE対応SIMカードを挿入しなければ、格安スマホとして使うことができません。

また、VoLTE対応スマホは、SIMロック解除を行えばdocomo系格安スマホ会社でも利用可能ですが、音声通話がLTE方式ではなく3G方式になってしまうというデメリットがあります。

該当するauスマホを購入した方は、SIMロック解除を忘れずに行うことはもちろん、どの通信回線の格安スマホ会社を契約するかについても、しっかり考えましょう。

3-2.SIMフリー化とは?

大手キャリアで購入したスマホ端末は、そのキャリアの通信回線でしか使えないように利用制限されており、この仕組みのことを「SIMロック」と呼んでいます。

SIMフリー化(SIMロック解除)とは、2015年5月以降のスマホ端末に限り可能な、SIMカードの利用制限を解除する手続きのこと。行うことで、特定のキャリアや通信回線に縛られず、SIMカードを自由に入れ替えられるようになります。

ただ、docomoとsoftbankに関しては、手続きを行えるのは契約者本人だけと定めているため、中古スマホのSIMロック解除はできません。

SoftbankスマホをSIMロック解除せずに使える格安スマホ会社は現状ないため、購入前はSIMロック解除が済んでいるか必ず確認しましょう。

なお、中古スマホの販売店によっては、SIMロック解除済みの端末が購入できるところも存在します。

3-3.SIMロック解除が面倒ならドコモ端末がおすすめ

SIMロック解除の確認や手続きが面倒な場合は、ドコモ端末を購入することをおすすめします。

格安スマホ会社のほとんどはドコモ回線を利用しているため、ドコモ端末ならSIMロック解除をしなくても、そのままの状態で利用することができます。

4.中古の格安スマホを購入する際の注意点

最後に、中古の格安スマホを購入する際の注意点について見ていきましょう。

4-1.保証の有無を確認する

たとえ新古品であっても、やはり新品で買ったものと比べると、故障や不良品のリスクがどうしても高くなってしまいます。

中古スマホを購入する際は、保証の有無や期間について、しっかりチェックしておきましょう。

個人の出品者が多いオークションよりもオンラインショップの方が、保証が付いている可能性が高く、内容も充実している傾向にあります。

4-2.端末の状態を確認する

たいていの場合、中古スマホは発売日が古ければ古いほど安く出品されています。

しかし、スマホ本体の寿命は3~5年ほど、バッテリーは2年経過すると徐々に劣化していくといわれています。いくら安くても、すぐに寿命がきて使い物にならなくなるのなら、意味がありません。

それを防ぐためにも出品者に問い合わせるなどして、端末の状態をよく確認してから購入しましょう。

4-3.ネットワーク利用制限がかかっていないか確認する

中古スマホのなかには、SIMカードを挿入してもネットワーク利用制限がかかっていて使えない「赤ロム」と呼ばれるものが存在します。

赤ロムは、以前の使用者が携帯料金の未払いや不正利用などをしている場合に、キャリアから端末利用を制限されることで発生するもの。

オンラインショップで購入する場合は、赤ロムの永久保証があるサイトから選ぶようにしましょう。

また、オークションの場合は、出品者からスマホの製造番号(IMEI番号)を教えてもらい、ネットワーク利用制限を調べるサイトで事前にチェックすることで、赤ロムの購入を防ぐことができます。

大手キャリア別 ネットワーク利用制限を調べるサイト

各キャリアの、ネットワーク利用制限を調べられるサイトは、以下のとおりです。

上記のサイトに、端末の製造番号(IMEI番号)を入力することで、ネットワーク利用制限にかかっているスマホ端末ではないか確認できます。

4-4.テザリングできない可能性がある

テザリングとは、スマホをルーターの代わりにして、他のデバイス(PCなど)でもインターネットを使えるようにする機能のこと。外出先などで重宝している方もいるでしょう。

しかし、ドコモ端末に格安SIMを装着して利用する場合、このテザリング機能は使うことができない可能性が高いです。格安スマホでもテザリング機能を使いたいと考えている人には、ドコモの中古スマホはおすすめできません。

5.まとめ

中古でスマホ端末を買うとなると、失敗して損してしまわないか不安になりますよね。

しかし、正しい知識を身につければ、問題なく使うことができる人気の機種でも、定価の5割~7割ほどの価格で購入できます。あなたもこの記事を参考に、自信を持って中古の格安スマホをゲットしましょう。

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