【UN-LIMITは不可？】楽天モバイルの法人契約についてメリットや申込手順を解説

「楽天モバイルの法人契約について詳しく知りたい」

楽天モバイルでは法人向けのプランが用意されています。個人向けプランにはない、会社の作業効率を上げるための機能が利用できます。

ただし注意点として、楽天アンリミット（UN-LIMIT）は法人プランがありません。利用できるのは、旧楽天モバイル（MVNO）時代のプラン内容のみです。

この記事では、楽天モバイルの法人契約について、メリットはもちろんデメリットも解説します。申込み手順も説明しているので、ぜひご参考に。

1.楽天モバイルの法人向けプランとは？（料金・オプション）

楽天モバイルでは、個人とは別に法人向けのプランが用意されています。以下、詳しいプラン内容です。

料金プラン（法人向け）

プラン内容は、旧楽天モバイル（MVNO）の組み合わせプランがそのまま流用されています。SIMカードの種類は3タイプから選択可。

余ったデータ容量は翌月繰り越しできます。データシェア機能を使えば社員同士で繰り越したデータ容量のシェアが可能です。

最安のベーシックプランは、低速使い放題です。メール程度しか使わない場合に向いています。

なお、上記の料金プランに加えて以下のオプションを付けることが可能です。

オプション一覧

楽天でんわ・楽天メール・国際電話についてはオプション扱いながら無料で利用できますよ。特に楽天でんわは固定電話宛でも通話料を半額にできるため便利です。

2.【注意】楽天アンリミット（UN-LIMIT）では法人契約できない

キャリア（MNO）移行した楽天モバイルは、データ無制限のUN-LIMITが現在のメインプランです。UN-LIMITの法人契約ですが、現状は見合わせとなっています。

法人契約につきましては現在未定でございます。

楽天モバイルQ&Aより

恐らく、個人契約のシェアを伸ばすことに精一杯で、法人契約にはリソースが回らないのでしょう。事実、カスタマーサポートがパンクするほど注文が殺到している状況です。

もう少し状況が落ち着いたら、法人契約向けのプランがUN-LIMITでも発足するかもしれません。あくまで未定の状況なので、十分に期待できます。

なお、法人契約自体は旧楽天モバイル（MVNO）のプラン内容で継続しているので、安心してください。

楽天モバイル株式会社よりMVNOサービス「楽天モバイル」の新規申込受付終了に関する発表がありましたが、当社が提供しております「楽天モバイル法人サービス」および「IoTプラットフォームサービス」は、今後ともサービス提供を継続いたします。

楽天コミュニケーションズより

3.楽天モバイルに法人契約する際のメリット

管理コンソールで請求書の一元管理できる

管理コンソールは、個人契約では使えない法人専用の機能です。請求書の一元管理（印刷も可）ができるため非常に便利です。

IDの種類は、会社・部署・ユーザ（個人）と3つに閲覧権限を分けることが可能です。

利用シーンとしては、社内で複数の請求書を受け取っている場合でも、全部署の請求額をまとめて管理できます。

2週間の無料トライアルがある

いきなり本契約が怖い場合は、2週間の無料トライアルをお試しできます。こちらも個人契約にはない法人だけのメリットです。

お試しできるSIMカードは2枚まで。データSIMなので通話は試せませんが、データ通信をテストできます。

無料トライアルの流れ

プランは3.1GBまたはベーシックプランを選択可。レンタル期間は2週間です。

無料トライアルを希望の場合は、こちらのページから申し込んで下さいね。

解約金がかからない

以前は、音声通話SIMに限り9500円（最低利用期間1年）の解約金があったのですが、現在は撤廃されています。どのプランで契約しても解約金はかかりません。

最低利用期間もないため、不要になったらいつでも解約できます。

3.楽天モバイルに法人契約する際のデメリット

端末代金の分割払いができない

楽天モバイルの法人契約では、スマホはもちろんタブレット・PC・モバイルルーターなどの端末を購入できます。

個人契約と同じく最新端末を購入可能ですが、分割払いに対応していないので気を付けましょう。どの端末も一括払いのみしか選択できません。

ちなみに、個人契約なら24回（楽天カードなら48回）の分割払いに対応しています。

SPUの対象外

個人契約なら、SPU（スーパーポイントアップ）特典として、楽天モバイルユーザーは楽天市場の買い物で＋1倍のポイントが貯まります。

しかし、法人契約は楽天ユーザIDと紐づけできない関係で、SPU対象からは外れてしまいます。法人は楽天ポイントを貯める・使う（支払いに充てる）ができないので注意しましょう。

クレジットカード・デビットカードは使えない

楽天モバイルの法人契約ではクレジットカードとデビットカードが使えません（個人契約なら利用可）。選択できる支払い方法は、

• 口座振替（毎月27日に引き落とし）
• 請求書（毎月26日までに振込）

のどちらかです。口座振替を希望した場合は、SIMカード到着後に口座振替依頼書が送られるので必要事項を記入して返送しましょう。

口座振替の審査を待つ間は、請求書払いです。端末代金の支払いは一括払いのみなので、初回に請求されます。

4.楽天モバイルに法人契約する流れ

メリット・デメリットを確認したうえ、納得できるなら法人プランに申し込みましょう。SIMカードは1枚から契約可能です。

全対の流れとしては、オンラインで申し込んだ後に必要書類を申請します。

契約途中に不明点があれば法人契約の専用窓口（0800-808-8000）に問い合わせましょう。土日祝日除く9：00～18：00で対応してくれます。

STEP1：オンラインで申し込み

法人プランの申し込みはオンラインから行います。以下の流れに沿って、手続きして下さい。

以上で申込みは終了です。電話番号を引き継ぎたい方は契約者情報の画面でMNP予約番号を入力してくださいね。

STEP2：必要書類を郵送する

申し込みが終わったら、完了画面からダウンロードできる申込書と必要書類を指定の住所へ郵送します。

法人確認書類は3ヶ月以内の原本が必要です。担当者の本人確認書類は運転免許証、住基カード、パスポート、健康保険証が有効となります。

パスポートと健康保険証は補助書類（公的料金領収書・住民票・届出避難場所証明書のうち一つ）も合わせて提出してください。

以上で法人契約の手順はすべて完了です。申し込んだSIMカード・端末は約1週間で到着します。

5.まとめ

楽天モバイルでは法人向けのプランが用意されています。注意点として、データ無制限の楽天アンリミット（UN-LIMIT）は申し込めません。

旧楽天モバイル（MVNO）のプランのみ契約可能です。法人契約はメリットだけでなくデメリットもあるので、しっかり確認したうえで申し込みましょう。