格安スマホの乗り換え方法

au版iPhoneを格安SIMで使うための3STEP

au iPhone

格安SIMはAndroid端末ではもちろん、iPhoneでも使えます。

ドコモのiPhoneの場合はSIMロック解除をすることなくSIMカードを挿すだけで簡単に使えますし、ドコモ回線を利用する格安SIMは非常に多いので選択肢もたくさんあります。

それに対して、auのiPhoneが使える格安SIMはとても少ないです。とくにSIMロックができない古いauのiPhoneだと、対応している格安SIMは数種類しかありません。

また、au系の格安SIMは

  • auのスマホでもSIMロック解除が必要な場合がある
  • 原則としてテザリングができない

といった注意点もあります。今回はauのiPhoneを格安SIMで活用するための手順について詳しく解説します。

1.au版iPhoneを格安SIMで使うための3STEP

au版iPhoneを格安SIMで使うための手順は大きく分けて次の3つのステップに分けられます。

  • STEP1 格安SIMが使えるiPhoneか確認
  • STEP2 au回線の格安SIM会社に申し込む
  • STEP3 iPhoneに格安SIMの設定を行なう

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

2.STEP1 格安SIMが使えるiPhoneか確認

一言でiPhoneと言ってもすべての機種で格安SIMが使えるわけではありません。まずは格安SIMが使えるiPhoneなのかどうかを確認します。

2-1.格安SIMが使用できるau版iPhone

格安SIMが使用できるau版iPhoneは以下の通りです。

  • iPhone 5
  • iPhone 5s
  • iPhone 5c
  • iPhone 6 Plus
  • iPhone 6s Plus
  • iPhone SE
  • iPhone 7 / 7 plus
  • iPhone 8 / 8 Plus
  • iPhone X

auがiPhoneの取り扱いを始めたのは5以降です。つまり、auのiPhoneはいずれも格安SIMで使うことができます。しかし、実際に利用できるかどうかは格安SIMによって異なります。

2-2.SIMロック解除が必要な場合もある

au版のiPhoneで格安SIMを利用する場合、SIMロック解除が必要になることがあります。まず、ドコモ回線もしくはソフトバンク回線の格安SIMを利用する場合は必ずSIMロック解除が必要です。

iPhone 6 / 6 Plus以前の古いiPhoneはSIMロック解除ができないため、実質ドコモやソフトバンクの回線を利用する格安SIMでは利用できません。また、au回線を利用する格安SIMでau版のiPhoneを使う場合でもSIMロック解除が必要なケースがあります。

細かい条件は格安SIMによって異なりますが、基本的にはau VoLTE対応端末(6s以降)でau VoLTE対応の格安SIMを利用する場合はSIMロック解除が必要です。

実際にSIMロック解除が必要かどうかは、格安SIMの「動作確認済端末」から確認可能です。契約する前に、必ず目を通すようにしておきましょう。

2-3.au版iPhoneのSIMロック解除条件

auのiPhoneのSIMロックを解除するには以下の条件を満たす必要があります。

  • 2015年4月23日以降に発売されたSIMロック解除機能対応の機種であること
  • 契約者本人の購入履歴があること
  • ネットワーク利用制限中でないこと
  • 機種購入日から101日目以降であること
  • auを解約済みの場合は解約日から100日以内であること

※ただし、一括支払いで購入している、もしくは前回のSIMロック解除受付日から101日目以降の場合は100日以内でも解除可能

とくに気を付けたいのが、契約者本人の購入履歴があることという条件です。2017年12月に新しく追加された条件ですが、この条件により中古ショップなどで購入したauのiPhoneはSIMロック解除ができなくなりました。

現在auのiPhoneを使っている人にはあまり関係ありませんが、これからiPhoneを購入するという場合、au版は買わずにSIMフリー版を購入するのがおすすめです。

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3.STEP2 au回線の格安SIM会社に申し込む

自分が持っているiPhoneで格安SIMが使えるということが分かったら、次はau回線の格安SIMに申し込みます。

au回線の格安SIMは以下の通りです。

  • mineo
  • UQモバイル
  • IIJmio
  • BIGLOBEモバイル
  • イオンモバイル
  • FiiMo
  • J:COMモバイル

それぞれについて詳しく見ていきます。

3-1.mineo

マイネオ

mineoはドコモ回線とau回線の両方に対応しているので、au版のiPhoneを利用する場合は必ずau回線を利用する「Aプラン」を選びましょう。

mineoにはau VOLTEを利用するVoLTE SIMとVoLTEを利用しないマルチSIMの2種類があります。6 / 6 Plus以前の古いiPhoneで使う場合はマルチSIMを選びましょう。この際、SIMロック解除は必要ありません。

6s / 6s Plus / SE / 7 / 7 Plusの場合はマルチSIM、VoLTE SIMのどちらでも利用できます。ただし、VoLTE SIMを利用する場合はSIMロック解除が必要です。8以降の端末はVoLTE SIMのみ利用できますが、SIMロック解除は不要です。月額料金(音声通話SIM)は1,310円~です。

mineoの詳細はこちら

3-2.UQモバイル

uqmobile

UQモバイルにはau VOLTEを利用するマルチSIM(VoLTE用)と古いiPhone専用のnanoSIM(専用)の2種類があります。5s / 6 / 6 Plusで利用する場合はnanoSIM(専用)を選びます。

6s以降のiPhoneを利用する場合はすべてマルチSIM(VoLTE用)を選びます。ただし、6s / 6s Plus / SE / 7 / 7 PlusについてはSIMロック解除が必要です。8以降はSIMロック解除が不要です。月額料金(音声通話SIM)は1,680円~です。

UQモバイルの詳細はこちら

3-3.IIJmio

iijmio

IIJmioもドコモとauの2つの回線に対応しているので、間違ってドコモ回線のタイプDに申し込まないように気を付けましょう。au回線を利用するのはタイプAです。

IIJmioはau VoLTEを利用するVoLTE SIMしか用意されていません。そのため、au VoLTE対応かつSIMロック解除ができるiPhoneしか利用できません。

したがって、6 / 6 Plus以前のauの古いiPhoneは使えません(SIMフリー版の6 / 6 Plusは利用可能)。また、6s / 6s Plus / SE / 7 / 7 PlusについてはSIMロック解除が必要です。8以降はSIMロック解除が不要です。月額料金(音声通話SIM)は1,600円~です。

IIJmioの詳細はこちら

3-4.BIGLOBEモバイル

biglobeモバイル

BIGLOBEモバイルもauとドコモの両方の回線に対応しています。回線を間違えて契約しないように注意が必要です。BIGLOBEモバイルのau回線プラン「タイプA」はau VoLTE対応端末のみ利用可能です。

したがって、6 / 6 Plus以前のauの古いiPhoneは使えません。また、6s / 6s Plus / SE / 7 / 7 PlusについてはSIMロック解除が必要です。

8以降はドコモ版やソフトバンク版は動作確認がされていますが、au版は動作確認がされていません。そのため、auのiPhone 8以降をBIGLOBEモバイルのタイプAで利用する場合は自己責任となります。月額料金(音声通話SIM)は1,400円~です。

BIGLOBEモバイルの詳細はこちら

3-5.イオンモバイル

イオンモバイル

イオンモバイルは以前までドコモ回線のみでしたが、2018年3月1日からau回線のサービスも開始しました。こちらも、ドコモ回線と間違えないようにしましょう。

イオンモバイルのau回線も、利用できるのはau VoLTE対応端末のみです。したがって、6 / 6 Plus以前のauの古いiPhoneは使えません。また、6s / 6s Plus / SE / 7 / 7 PlusについてはSIMロック解除が必要です。8以降の端末はSIMロック解除不要です。月額料金(音声通話SIM)は1,130円~です。

イオンモバイルの詳細はこちら

3-6. FiiMo

FiiMoは四国電力グループのSTNetが手掛ける格安SIMです。FiiMoもドコモ回線とau回線に対応したマルチキャリアとなっています。FiiMoではau VoLTE対応SIMと、au VoLTEに非対応のnanoSIMの2種類が用意されています。

nanoSIMの場合、8 / 8 Plus / X以外のauのiPhoneであればいずれもSIMロック解除せずに利用できます。8以降のiPhoneはnanoSIMでは使えません。6s以降のiPhoneではau VoLTE対応SIMも使えます。6 Plus以前のiPhoneでは使えません。

また、6s / 6s Plus / SE / 7 / 7 PlusについてはSIMロック解除が必要です。8以降のau版iPhoneはSIMロック解除なしでau VoLTE対応SIMが使えます。月額料金(音声通話SIM)は1,600円~です。

3-7.J:COMモバイル

J:COMモバイル」はau回線とドコモ回線に対応していますが、au回線のプランは端末とのセット販売のみで、SIMカード単体を契約することができません。

セット端末を利用することを前提としているので動作確認は行われていないようですし、auのiPhoneを使おうと思っているのに新しく端末を購入するのは無駄ですね。したがって、auのiPhoneをそのまま使いたい場合はJ:COMモバイルはおすすめできません。

4.STEP3 iPhoneに格安SIMの設定を行なう

格安SIMを申し込み、SIMカードが届いたらiPhoneで格安SIMのSIMカードを利用するための設定を行います。

4-1.SIMカードの入れ替え

まずはSIMカードを入れ替えます。iPhone購入時に付属していたSIMピンを使ってiPhone側面のSIMトレイを引き出し、大手キャリアのSIMカードを取り出します。そこに格安SIMのSIMカードを置き、SIMトレイを入れなおします。

UQモバイルのSIM入れ替え

SIMピンがない場合はクリップの先端で代用しよう

4-2.APN設定

SIMカードを入れ替えたらAPN設定を行います。APN設定と聞くと難しく感じるかもしれませんが、iPhoneの場合はとても簡単です。iPhoneでAPN設定をする際はAPN構成プロファイルを利用します。

APN構成プロファイルはiPhoneでAPN設定をするために必要なファイルで、格安SIMごとに用意されています。SIMカードを入れたiPhoneをWi-Fiに接続し、Safariを開いて利用する格安SIMの構成プロファイルダウンロードサイトへアクセスします。

ほとんどの格安SIMは公式サイトにダウンロード用のURLが掲載されていますし、SIMカードと一緒にURLが書かれた用紙が添付されていることも多いです。また、中には専用アプリからプロファイルがダウントードできるようになっています。

プロファイルをダウンロードする画面に行ったら右上のインストールをタップし、パスコードの入力を求められるのでパスコードを入力します。その後、再度インストールをタップすればAPN設定が完了です。

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4-3.回線切り替え手続き

MNPを利用して大手キャリアで使っていた電話番号を引き継ぐ場合は回線切り替え手続きも必要です。

回線切り替えの方法は各MVNOによって異なりますが、

  • マイページにアクセスして回線切り替え手続きを行う
  • 指定の電話番号に電話する

のどちらかであることがほとんどです。どちらの方法でもとくに難しいことはなく、簡単に回線切り替えが可能です。回線が切り替わるには30分~1時間ほどかかります。回線切り替えが終わったら、無事iPhoneで格安SIMが利用できます。

5.よくあるQ&A

最後に、格安SIMでau版iPhoneを使う際によくあるQ&Aをまとめました。

5-1.格安SIMでテザリングはできるの?

結論を言うと、原則としてau版iPhoneではテザリングができません。au系の格安SIMはAndroid端末ではテザリングができますが、iPhoneではテザリングが制限されており、利用できません。

ただし、UQモバイルのみ、iPhone 5s / 6 / 6 Plus / 6s / 6s Plus / SEに限ってテザリングができるようになっています。これらの機種を使っていて、テザリングを利用したいという場合は「UQモバイル」を選びましょう。

7以降の端末については残念ながらau系格安SIMではテザリングが不可能です。

5-2.電話番号を引き継ぐにはどうすればいいの?

大手キャリアで使っている電話番号を引き継ぐには「MNP」の手続きが必要です。MNPを利用するにはあらかじめauからMNP予約番号を取得します。MNP予約番号は電話かauショップから取得できます。

あとは格安SIMを契約する際に取得したMNP予約番号を利用して契約するだけです。

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5-3.auの契約はどうなるの?

格安SIMに乗り換えた後、auの契約がどうなるかはMNPを利用するかどうかで異なります。MNPを利用して乗り換えた場合、auの契約は回線切り替えが終了した時点で自動的に解約となります。別途、解約手続きをする必要はありません。

MNPを利用せず格安SIMの新規契約をした場合はauの契約が残るので、2重契約になってしまいます。必ず、auショップに行って解約手続きをするようにしましょう。

5-4.今までダウンロードしたアプリはどうなるの?

これまで使っていたiPhoneをそのまま使う場合は、今までにダウンロードしたアプリもそのまま使えます。

格安SIMにするとLINEのID検索ができなくなる、と言われていますが、すでに年齢認証を突破した状態でSIMカードだけを格安SIMにする場合は引き続きID検索も利用できます。格安SIMにしても使い勝手は全く変わらないので、安心してください。

5-5.現在使っているiPhoneが使えない場合はどうするの?

もし現在使っているiPhoneが格安SIMでは使えない場合は、新しいiPhoneを購入する必要があります。この場合はSIMフリー版iPhoneを購入しましょう。

SIMフリーならau系だけでなくドコモ系、ソフトバンク系の格安SIM会社も契約できるので、選択の幅が広がります。SIMフリー版iPhoneはApple Storeから購入できます。

SIMフリー版iPhone以外の選択肢としては、格安SIM会社で販売しているiPhoneの購入がおすすめです。SIMロックはかかっていますが、格安SIMとセット購入できるため契約が楽です。また、SIMロックも後から簡単に解除することが可能です。

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6.まとめ

今回はauのiPhoneを格安SIMで使うための方法を解説しました。最近ではau回線の格安SIMも増えてきており、以前よりもauのiPhoneで格安SIMを利用しやすくなっています。

しかし、auのiPhoneはドコモのiPhoneと比べると使える格安SIMは少ないですし、SIMロック解除が必要である、テザリングは原則として使えないといった注意点もあります。

auのiPhoneで格安SIMを利用する場合はこれらの注意点をしっかり確認しましょう。もし今使っているiPhoneが格安SIMに対応していない場合は、思い切ってSIMフリー版を購入するのも1つの手です。

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