MNPとは?詳しい意味・仕組みが丸わかり

この記事のポイント

  • MNPとはMobile Number Portability(モバイルナンバーポータビリティ)の略称で、携帯番号の持ち運びを意味する
  • 現在の電話番号を引き継げるのがメリットで、乗り換え時はMNP予約番号を発行する

「MNPって何?意味がよくわからない・・」

携帯電話の専門用語として頻出するMNP。一体何の略称で、どういう意味なのでしょうか。

結論から言うと、MNPとはモバイルナンバーポータビリティの略称で現在の電話番号を引き継ぐ制度を意味します。

この記事では、初心者向けにMNPとは何かを詳しく解説。意味だけでなくMNP乗り換えの流れもまとめています。

1.MNPとは?(意味・仕組み)

MNPって、どういう意味ですか?

直訳すると携帯電話の番号を持ち運ぶするって意味よ。平たく言うと、次の携帯会社でも今の番号を引き継げるの。

MNPとはMobile Number Portability(モバイルナンバーポータビリティ)の略称です。直訳すると「携帯番号を持ち運びできる」という意味です。

契約先の携帯会社が変わっても、現在の電話番号を引き継いで使用できます。MNPを使って乗り換えることを、MNP転入(またはMNP転出)と言います。

[note title=”TOPIC”]番号ポータビリティと呼ぶこともある[/note]

mnpとは

MNPの仕組み

電話番号を引き継げる便利なMNPですが、以下のデメリットがあるため注意しておきましょう。

MNPのデメリット
  • 乗り換え費用がかかる
  • メールアドレスは引き継げない

2.MNP転入/転出、MNP予約番号とは?

MNP予約番号・・?

MNPの手続きで絶対必要な番号よ。

MNPを使って携帯会社を乗り換えるとき、必ずMNP予約番号という言葉を目にします。こちらは、MNPの手続きで必要な10桁の番号のことです。

携帯会社はMNP予約番号を使うことで、個人情報を照合すること無くスムーズに電話番号の引き継ぎ作業を行うことができます。予約番号発行による費用はかかりません。

3.MNP乗り換えの流れ

MNP乗り換えは難しくないですか?

大丈夫。手順通り進めれば簡単よ。

MNPの意味が理解できたら、今度は具体的な乗り換え手順について見ていきましょう。

MNPの流れ

STEP1:MNP予約番号を取得する

MNP予約番号は、店舗・WEB、電話から取得できます。最も簡単なのが電話取得です。

MNP予約番号の取得先

  • ドコモ:151(受付9:00〜20:00)
  • au:0077-75470(受付9:00~22:00)
  • ソフトバンク:*5533(受付9:00~20:00)

最近はあまり無いのですが、ときどきオペレーターからポイント付与などを餌に引き止められる場合があります。その場合は、強い意思で断りましょう。

MNP予約番号を取得した時点では解約扱いにならず、通話もデータ通信もできる状態なので安心して下さい。

電話の他、オンライン(My docomo・My au・My SoftBank)からも取得可能です。詳しい取得手順は、以下の記事もご参考に。

有効期限切れに注意

発行したMNP予約番号は15日間の有効期限があります。期限を過ぎれば無効となるため、発行したらすぐに乗り換えましょう。

もし、有効期限が切れたら無料で再発行できます。

STEP2:乗り換え先の携帯会社に申し込む

オンラインで申し込む場合は、手続きの途中でMNP予約番号の入力ページが表示されます。

MNP予約番号の入力ページ

MNP予約番号の入力ページ

こちらに、取得した番号を入力すればOKです。電話番号は次の携帯会社でも無事に引き継がれますよ。

取得した10桁の予約番号を確実に入力しましょう。

STEP3:開通手続きを行う

店舗の場合は、スタッフが開通手続きを代行してくれるため特にやることはありません。オンラインの場合は、SIMカードが届いたら以下の2パターンで開通手続きを行います。

開通手続きのパターン

  • マイページから手続き
  • 専用ダイヤルへ連絡

いずれも1分で終わります。詳しい手順は各社で異なるため、送付されるマニュアルにて確認して下さい。

開通作業の図

開通手続きの手順(マニュアル記載)

開通手続きが終わると、15分から1時間程度待って回線切り替えが完了します(時間帯が遅ければ翌日切り替え)。

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3.MNPに関するQ&A

費用はかかる?

MNP乗り換えの費用は、以下の通りです。

乗り換え費用の目安

  • MNP転出手数料:0円~3000円
  • キャリアの解約金:0円~9500円
  • 契約事務手数料:3000円

MNP転出手数料はドコモとauなら0円です(2020年4月より)。解約金もプラン内容によってはかかりません。

契約時期によって金額は変わるので、事前にチェックすることをおすすめします。契約事務手数料は、新たな携帯会社でかかる初期費用です。

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解約手続きは必要?

以前の携帯会社は、回線切り替えが完了したと同時に自動解約されます。そのため、解約手続きは不要です。

逆に言えば、MNPが完了するまでは解約扱いとなりません。

空白期間はある?

オンライン乗り換えで気になるのが空白期間(通話・ネットが使えない期間)ですよね。結論から言うと、空白期間はありません。

SIMカードの発送を待つ間は、乗り換え前の携帯会社で通話・ネットが使えます。ただし注意点として、開通手続き後の回線切り替え中のときだけ15分から1時間くらい不通状態となります。

4.まとめ

MNPとは、現在の電話番号を次の携帯会社に引き継ぐための制度です。この制度のおかげで、自由に通信事業者を選ぶことができます。

いくつか注意点はありますが、致命的なデメリットはありません。実際に乗り換えるときは、MNP予約番号を事前に発行して下さいね。

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