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今さら聞けないテザリングとは?利用料金から設定方法まで全解説

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テザリングってよく聞くけど、どういう意味・・・?

スマホ用語として頻繁に出てくるテザリング。はじめて聞く方はどういう意味なのか分かりませんよね。筆者もはじめてテザリングという言葉を聞いた時は、何かの輪っか?(リングだから)、それともアクセサリー?と思いました。

しかし、意味を理解した今では便利にテザリング機能を使いこなしています。この記事では、テザリングの意味を初心者に分かりやすく解説。また、意味を知るだけでなく実際にどうやってテザリングを使うのか?利用料金から設定方法まで詳しく説明しました。

ぜひ、参考にして下さいね。

1.テザリングとは?

さっそくテザリングの意味について見ていきましょう。

1-1.テザリングの意味

テザリングとはスマホを起点にパソコン、タブレット、ゲーム機などあらゆる通信機器をネット接続することです。

テザリングの仕組み

テザリングの仕組み

専門的に言うとスマホをモバイルWi-Fiルーター化する、あるいはアクセスポイントとして利用すると言います。

1-2.テザリングのメリット

テザリングには以下のメリットがあります。

(1)外出先でタブレットやパソコンをネット接続できる

テザリングを使えばiPadやパソコン、ゲーム機ならPSPやDSなどあらゆる通信機器を外出先でネット接続できます。

カフェや図書館でパソコンを使って仕事・勉強ができますし、タブレットで動画を見ることも可能です。

(2)固定回線と契約する必要が無い

自宅に光回線などの固定回線を契約すると、毎月4000~5000円の利用料金が発生します。固定回線も様々な通信機器にネット接続できますが、テザリングでも同様のことができます(ただし通信速度はテザリングの方が劣る)。

固定回線無しで運用すれば、年間で5万円以上の通信費を節約できます。

(3)モバイルWi-Fiルーターと2台持ちしなくていい

外出先でネット接続する手段としては、モバイルWi-Fiルーターの利用が一般的です。モバイルWi-Fiルーターはスマホのテザリングよりも通信品質がいいのですが、毎月の利用料金が3000~4000円かかるのと端末が2台持ちになるデメリットがあります。

テザリングを使えばスマホでネット接続できるため、モバイルWi-Fiルーターいらずで鞄の中がスマートです。

1-3.テザリングのデメリット

テザリングにはメリットだけでなく、デメリットもあります。

(1)バッテリーを消費しやすい

テザリングを行うとバッテリーを消費しやすくなります。バッテリーを消費しにくいBluetoothを使った接続方法もありますが、一般的に利用するWi-Fi接続ではバッテリーの消費が大きいです。

ただし、すぐに電池切れになるほど激しい消費量ではないため、長時間テザリングしない場合はあまり気にしなくてもいいでしょう。

(2)データ消費量が大きい

パソコンやタブレットはスマホよりもデータ消費量が大きいです。WEBサイトを閲覧する程度なら問題ありませんが、動画の再生や容量が大きなファイルをダウンロードした場合、大量にデータ消費する可能性があります。

契約しているデータ通信量を使い切ったら速度制限がかかるため、テザリングの使いすぎには注意が必要です。

(3)テザリングできない場合がある

テザリングは契約する通信事業者や使用する機種によって利用できない場合があります。同じiPhoneでも契約先によってテザリングできる・できないで条件が分かれたりするのです。

スマートフォンならテザリングが必ず使えるわけではないため注意しましょう。


2.テザリングの種類

スマホから他の通信機器に接続できるテザリング。テザリングを使ったネット接続の方法は以下の3種類があります。

種類 通信速度 特徴
Wi-Fiテザリング 普通 最も一般的な接続方法
USBテザリング 速い 通信速度が早く充電も可能
Bluetoothテザリング 遅い バッテリー消費が少ない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

2-1.Wi-Fiテザリング

一般的にテザリングとは、Wi-Fiテザリングを指します。テザリング利用者のほとんどがWI-Fi接続を行うためです。Wi-Fiならタブレットやゲーム機はもちろん、カメラやテレビなど有線では接続が難しい機器でも、無線で簡単にネット接続できます。

Bluetoothテザリングと比べるとバッテリー消費が大きいですが、通信速度が速いです。USBテザリングと比べると通信速度が劣りますが、ネット接続が簡単に行えます。3つの接続方法で最も汎用的で設定も簡単なのがWi-Fiテザリングです。

2-2.USBテザリング

USBテザリングはUSBケーブルを使ってスマホと他の通信機器をネット接続します。メリットはなんといっても通信速度の速さです。テザリングに限らずインターネットはケーブルを使って有線接続した方が、通信品質がよくなり速度も早くなります。

Wi-Fiと違い回線混雑することもないため、急に速度低下する心配もありません。また、USBケーブルを使ってパソコンと接続すれば、スマホを充電することもできます。

通常、テザリングはバッテリー消費がデメリットとなりますが、USBテザリングなら見事にデメリットを補えるわけです。メリットが多いUSBテザリングですが、デメリットはやはりUSBケーブルを毎回持ち歩く必要があることでしょう。

その他、USBケーブルが利用できない通信機器とはネット接続できないのも難点です。

2-3.Bluetoothテザリング

バッテリーの消費量が大きくなるテザリングですが、Bluetoothで接続すればバッテリーはほとんど消費しなくなります。接続方式はWi-Fiテザリングと同じ無線接続です。

Bluetoothテザリングはデメリットとして通信速度が遅くなります。スマホで出ていた通信速度の10分の1くらいに落ちるので、快適なデータ通信ができなくなる可能性があります。テキスト中心のWEBサイト閲覧や、LINE・メール程度なら問題ありません。

しかし、動画視聴や画像中心のWEBサイト、インスタグラムなどはBluetoothテザリングだと厳しいです。

3.テザリングの利用料金

テザリングの利用料金は以下の通りです。

  • ドコモ:無料
  • au:月額500円(一部プランは無料)
  • ソフトバンク:月額500円
  • 格安SIM:無料

ドコモは大手キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)で唯一、テザリングを無料で使用できます。

ドコモのテザリングはユーザーの利用状況や回線混雑を伺いながら有料化する予定でしたが、無料にしても技術的な問題が発生しなかったことから、無料キャンペーンの無期限延長が決まりました。

格安SIMも無料でテザリングを利用できます。現時点でテザリングを有料オプションにしている格安SIMはありません。

4.テザリングの設定方法

テザリングの設定は簡単ですか?

ええ、すぐに設定できるわよ。

テザリングには、

  • Wi-Fiテザリング
  • USBテザリング
  • Bluetoothテザリング

の3種類があります。それぞれ設定手順を解説していきます。

①Wi-Fiテザリング

一般的に利用されるのはWi-Fiテザリングです。

iPhoneの設定手順

  1. 「設定」アプリをタップ
  2. 「インターネット共有」をタップ
  3. ネットワーク名とパスワードを確認
  4. 接続先の通信機器で「ネットワーク名」をタップしてパスワードを入力
MEMO

iPadも同様の手順でテザリングできる

ネットワーク名は「◯◯(自分の名前)のiPhone」となる場合が多いです。

パスワードは好きな文字列に変更が可能です。テザリング中は画面に「インターネット共有中」と表示されます。

Androidの設定手順

  1. 「設定」アプリをタップ
  2. 「データ通信・機内モード」をタップ
  3. 「テザリング」をタップ
  4. 「Wi-Fiテザリング」をタップ
  5. Wi-Fiアクセスポイントの情報を設定
  6. 「保存」をタップ
  7. 接続先の通信機器で「ネットワーク名」をタップしてパスワードを入力

AndroidはOSや機種によって表記が一部異なりますが、基本的には上記の流れでテザリングできます。

Wi-Fiアクセスポイントの情報を設定する際は、セキリティの項目で「WPA2 PSK AES」を選ぶと個人情報が漏れにくくなるのでおすすめです。

②USBテザリング

パソコンを持ち歩く方はUSBケーブルも一緒に持っているかと思います。その場合は、できればUSBテザリングを使った方がいいです。

USBテザリングはWi-Fiテザリングと比べて通信品質がよく速度が速いです。 また、端末を充電しながら使えるのも利点となります。

iPhoneの設定手順

  1. USBケーブルで端末をつなぐ
  2. 「インターネット共有」をタップ
  3. 接続方法の確認画面が立ち上がるので「USBのみ」をタップ

Androidの設定手順

  1. USBケーブルで端末をつなぐ
  2. 「設定」→「データ通信・機内モード」をタップ
  3. 「テザリング」→「USBテザリング」をタップ

③Bluetoothテザリング

Bluetoothテザリングは通信速度が最大10分の1程度まで遅くなるため通常は使用しません。

ただ、Bluetoothテザリングはバッテリーをほとんど消費しないメリットがあります。

バッテリー残量が残っていない中、テザリングしないといけない状況になったらBluetoothテザリングを使うといいでしょう。

iPhoneの設定手順

  1. 「インターネット共有」をタップ
  2. 接続方法の確認画面が立ち上がるので「Wi-FiとBluetoothをオンにする」をタップ

Androidの設定手順

  1. 「設定」→「データ通信・機内モード」をタップ
  2. 「テザリング」→「Bluetoothテザリング」をタップ

5.まとめ

いかがでしたか?

この記事ではテザリングとは何か?詳しく解説してきました。テザリングを使えばあらゆる通信機器を、スマートフォンを使ってネット接続できます。非常に便利な機能なので、使いこなしたい機能です。

テザリングの利用条件や料金は通信事業者によって異なるので事前に確認しておきましょう。テザリングの利用を確認できたら、Wi-Fi・USB・Bluetoothのいずれかでテザリングを使ってみてくださいね。

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