この記事のポイント
- トリプルフリップカメラが圧倒的に凄いカメラ最強の機種(自撮り8K動画も撮影可)
- 3Dゲームの処理に優れており、ゲーマーにも向いている
- デメリットはとくにかく重くて使いづらいこと
「ZenFone 7が気になる。詳しい特徴やデメリットを知りたい!」
ZenFone 7は台湾のスマホメーカー「ASUS」から発売されているSIMフリースマホです。
先代モデルZenFone 6の特徴でもあったフリップカメラがさらに進化し、より美しい写真が撮影できるようになりました。
大型ディスプレイは液晶から有機ELに変更され、高リフレッシュレートに対応。さらに最新のCPUを搭載し、大容量バッテリーを搭載するなどパフォーマンスも強化されています。
本記事ではそんなZenFone 7の特徴・メリットとデメリットについて詳しくレビューしていきます。
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- IIJmio
1.ZenFone 7のスペック
発売日 | 2020年10月23日 |
---|---|
メーカー | ASUS |
重量 | 約235g |
画面 | 6.67インチ、FHD+ 2400×1080 |
OS | Android 10 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 865 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB |
カメラ性能 | 6400万画素+1200万画素+800万画素 |
外部メモリ | microSDカード (最大2TB) |
バッテリー容量 | 5000mAh |
本体カラー | パステルホワイト オーロラブラック |
防水 | × |
おサイフケータイ | × |
ワンセグ | × |
DSDV | 〇 |
2.評判・口コミから分かるZenFone7のメリット
①トリプルフリップカメラで美しい写真が撮れる
ZenFone 7最大の特徴がトリプルフリップカメラです。カメラが縦方向に180度回転することで、アウトカメラをインカメラとしても利用できます。
トリプルレンズのフリップカメラ搭載はZenFone 7が世界初です。
カメラは6400万画素のメインカメラと1200万画素の超広角カメラ、そして800万画素の望遠カメラで構成されています。メインカメラは解像度が高く、美しい写真を撮影可能です。
大型センサー搭載で、暗い場所でも明るく鮮明な写真を撮影できます。夜景の撮影にもピッタリです。
超広角カメラは広い範囲を歪めることなくキレイに写真に収められます。また、超広角カメラを利用することで被写体に4cmの距離まで近づいてマクロ撮影することも可能です。
望遠カメラは光学3倍ズーム、最大12倍デジタルズームに対応しています。光学ズームを利用すれば画質が劣化しないため、遠く離れた被写体もキレイに撮影可能です。
フリップカメラは好きな角度に動かせるので、今までのスマホでは撮れなかったようなアングルでの撮影もできます。
②4K/8K動画を自撮りで撮影できる
Zenfone7結構良い 結局無印にしたけど、十分過ぎる性能だった。 というかこれvlog用に凄くいい
— Gol! (@Goli_2k) November 11, 2020
ZenFone 7は4K/8K解像度の自撮り動画を撮影することが可能です。一般的なスマホはインカメラを利用して自撮りを撮影します。
最近ではインカメラも高性能化していますが、アウトカメラには及びません。フリップカメラを採用しているZenFone 7なら、高性能なアウトカメラをインカメラとして使えます。
他のスマホのインカメラでは撮れない8K解像度の自撮り動画や4K UHDの超広角動画などを撮影可能です。ZenFone 7は自撮りを頻繁に撮る人にも最適なスマホと言えますね。
③5000mAhの大容量バッテリー
ZenFone 7は5000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。最長待受時間は18日間、Wi-Fi通信は最大11.2時間の電池持ちを実現。
動画視聴もゲームも、電池切れを気にせず楽しむことが可能です。急速充電「QC 4.0」および「USB PD 3.0」に対応しており、付属の充電器を利用すれば最大30Wの急速充電もできます。
万が一バッテリーが切れても、すぐに充電できるので安心です。
④高リフレッシュレート対応(ゲーマー向け)
ZenFone 7は90Hzの高リフレッシュレートに対応しています。リフレッシュレートとは、ディスプレイが1秒間に画面を更新する回数のことです。
簡単に言うと、リフレッシュレートが高いほど動画やゲームの動きが滑らかになります。普段使いではそこまで重要ではありませんが、動きの速い3Dゲームをプレイするゲーマーには重要です。
ZenFone 7はスペックが高いだけでなく90Hzの高リフレッシュレートに対応しています。レースゲームやFPS、格闘ゲームなどをプレイするゲーマーには最適なスマホですね。
⑤AMOLEDの大画面ディスプレイ
ZenFone 7は6.67インチのディスプレイを搭載しています。フリップカメラを搭載することでインカメラが不要になったため、ノッチやパンチホールなどが一切ありません。
ディスプレイはAMOLEDを採用しており、明暗がくっきりとした美しい映像を楽しむことが可能です。液晶ディスプレイのようにバックライトが不要なため、消費電力にも優れています。
3.評判・口コミから分かるZenFone7のデメリット
①重量が重い
Zenfone7でかすぎて無理
でかいスマホはもうヤダ— WhiteP (@taro_satchmo) November 8, 2020
それにしてもzenfone7 235gは重すぎる
— いにしえ (@BlackRosefusiou) November 9, 2020
zenfone7でかいわ!
次のスマホはiPhone12miniやなー。
台湾企業応援したいけど、さすがにiPhoneXでもでかいなーおもてたくらいやし…。— かもちゃん (@h1_r0m_03) November 8, 2020
スマホ見てきたけど、zenfone7やっぱり重い。中古で6買ってくるかなぁ。
今頻繁にフリーズと再起動かかってる状態だから、何かしら買わないとダメだよなぁ。
— 帝王さま。⚡✂️💜 (@teiohsama) November 13, 2020
ZenFone 7は重量が235gと非常に重いです。ここ最近ではスマホの大型化が進んでおり、200gを超えるスマホも増えてきました。
ただ、230g台のスマホはほとんどありません。実際に他の主要なスマホと重量を比較してみました。
重量比較
機種名 | 重量 | ディスプレイ | バッテリー容量 |
---|---|---|---|
ZenFone 7 | 235g | 6.67インチ | 5000mAh |
Redmi Note 9S | 209g | 6.67インチ | 5020mAh |
HUAWEI P40 lite 5G | 189g | 6.5インチ | 4000mAh |
OPPO Reno3 A | 175g | 6.44インチ | 4025mAh |
Galaxy S20 | 163g | 6.2インチ | 4000mAh |
Galaxy S20+ | 186g | 6.7インチ | 4500mAh |
Galaxy S20 Ultra | 222g | 6.9インチ | 5000mAh |
iPhone 12 | 162g | 6.1インチ | 非公開 |
iPhone 12 Pro | 187g | 6.1インチ | 非公開 |
iPhone 12 Pro Max | 226g | 6.7インチ | 非公開 |
より大きなディスプレイを搭載しているGalaxy S20 UltraやiPhone 12 Pro Maxと比べても、ZenFone 7が重いです。
大型ディスプレイや大容量バッテリー容量に加えてフリップカメラを搭載しているため、どうしても重量は重くなります。
これまであまり大きなスマホを使ったことがない人は、家電量販店などでZenFone 7の実物をチェックするのがおすすめです。
悪評のほとんどが重さに関する指摘でした
②5G(ミリ波)に非対応
ZenFone 7は次世代通信「5G」に対応していますが、ミリ波には非対応です。
5Gには大きく分けて「Sub6」と「ミリ波」という2つの周波数があります。簡単に言うと、同じ5GでもSub6よりミリ波の方が速度は速いです。
ZenFone 7は残念ながらSub6のみ対応で、ミリ波には対応していません。ミリ波対応機種と比べると5Gの恩恵は受けられないと言えます。
ただ、そもそも5G自体がまだ普及しておらず格安SIMでもほとんど使えません。
SIMフリーであるZenFone 7を買う人の多くは格安SIMで利用するでしょうから、ミリ波非対応についてはそこまで大きなデメリットではないでしょう。
③価格が高い
ZenFone 7は完成度の高いフラグシップスマホですが、その分だけ価格が高いです。ASUS公式ストアの価格は税抜き85,800円、税込み94,380円と高額で、なかなか手が出せません。
格安SIMの中にはZenFone 7のセット販売を取り扱っています。セット販売なら分割払いで購入できますし、キャンペーンやセールを利用して通常より安く購入することも可能です。
ZenFone 7の最安値
④防水・おサイフケータイに非対応
ASUSはこれまで数多くのSIMフリースマホを国内向けに発売していますが、防水・おサイフケータイにはほとんど非対応な機種ばかりでした。今回のZenFone 7もこれまで同様非対応に。
防水・おサイフケータイ対応のSIMフリースマホが欲しい人はAQUOSシリーズがおすすめです。
⑤イヤホンジャックが無い
ZenFone 7はイヤホンジャックがありません。先代モデルのZenFone 6はハイエンドのAndroidスマホながらイヤホンジャックを搭載している貴重なモデルでした。
ZenFone 7ではUSB Type-C・イヤホンジャック変換ケーブルを利用するか、Bluetoothイヤホンを使う必要があります。
4.ZenFone7 Proとの違い
ZenFone 7と同時に上位モデル「ZenFone 7 Pro」も発売されています。ZenFone 7とZenFone 7 Proの違いは以下の通りです。
ZenFone 7 Pro
- CPUにSnapdragon 865 Plusを搭載
- ストレージが256GBにアップ
- メインカメラと望遠カメラに光学式手ブレ補正を搭載
ZenFone 7 ProはZenFone 7より上位のCPU「Snapdragon 865 Plus」を搭載し、ストレージ容量も2倍の256GBにアップしています。
ZenFone 7も十分ハイスペックですが、ZenFone 7 Proはよりスペックが高いです。また、カメラに光学式手ブレ補正を搭載しています。
電子式手ブレ補正しかないZenFone 7より手ブレを抑えることが可能です。
その他の違いはありません。外観はZenFone 7と全く同じですし、5000mAhの大容量バッテリーや90Hzの高リフレッシュレート対応ディスプレイなどスペックも共通している部分が多いです。
ZenFone 7 Proの価格は99,800円(税別)と、ZenFone 7より14,000円高く設定されています。
基本的にはZenFone 7で十分ですが、よりスペックやカメラにこだわるならZenFone 7 Proも検討しましょう。
5.ZenFone7がおすすめな人・おすすめでない人
ZenFone 7がおすすめの人・おすすめでない人を以下にまとめました。
おすすめな人
- カメラ性能(とくに自撮り)にこだわる
- 3Dゲームをプレイするゲーマー
- バッテリー持ちを重視する
- ノッチやパンチホールが嫌い
おすすめでない人
- 重たいスマホが嫌
- 防水やおサイフケータイを使いたい
- イヤホンジャックを重視する
ZenFone 7の魅力は何と言ってもカメラでしょう。とくにフリップカメラを利用した高品質な自撮りは、他のスマホにはない大きなメリットです。
もちろん、通常のアウトカメラとしても優れています。
スペックも高く、90Hzのリフレッシュレートに対応するなどゲーミングスマホとしても優秀です。FPSや格闘ゲームなどの3Dゲームをプレイするゲーマーにも向いています。
バッテリー容量は5,000mAhと大容量で、充電もスピーディ。バッテリー持ちを重視する人にもおすすめです。
ZenFone 7はフリップカメラを採用したことで、ディスプレイにはノッチもパンチホールもありません。デザイン的にノッチやパンチホールが嫌い、という人でも安心ですね。
- OCNモバイルONE(最安)
- IIJmio
6.まとめ
ZenFone 7はユニークなフリップカメラを搭載しているのが最大の特徴です。アウトカメラをインカメラとして使えるので、インカメラを重視する人に向いています。
もちろん、通常のアウトカメラとしても高性能です。Snapdragon 865に8GBメモリ、高リフレッシュレート対応のAMOLEDディスプレイなどスペックも充実しています。
3Dゲームを頻繁にプレイするゲーマーにもピッタリですよ。