OPPO Reno 10x Zoomは中国のスマホメーカーOPPOから発売されているハイスペックスマホです。
Zoomという名前の通りカメラ、とりわけズーム機能に特化しているのが特徴です。
高性能な望遠カメラを搭載し、デジタルズームなら最大60倍、ハイブリッドズームでも10倍というズーム倍率を実現しています。
スペック自体も非常に高く、3Dゲームを快適にプレイしたい人にもおすすめです。本記事ではOPPO Reno 10x Zoomのメリットやスペックについて詳しく解説します。
1.最大の特徴!OPPO Reno 10x Zoomのカメラ性能をくまなくチェック
1-1.10倍ハイブリッドズームで遠くの被写体を綺麗に写す
OPPO Reno 10x Zoomはカメラ性能に特化したSIMフリースマホです。中でもとくに優れているのが名前にもなっているズーム機能です。
背面に搭載された1300万画素のペリスコープカメラ(望遠カメラ)により、10倍ハイブリッドズームを実現しています。
遠くにある被写体も近づくことなく美しく撮影可能です。
通常
ズーム
通常
ズーム
望遠カメラには光学式手振れ補正が搭載されており、ズームしてもブレのない写真が撮影できます。
デジタルズームにいたっては、最大60倍という驚異的なズーム倍率です。もちろん画質は荒くなりますが、ここまでズームできるスマホは他にありません。
また、画角120度の超広角レンズも搭載しており、広い範囲を含めた写真の撮影も可能です。
ズームレンズと超広角レンズにより、通常のスマホカメラでは撮れない多彩な写真を撮影できるのが、OPPO Reno 10x Zoomの魅力でしょう。
1-2.アウトカメラは超高解像度のトリプルカメラを搭載
OPPO Reno 10x Zoomのアウトカメラは4800万画素のメインカメラ、1300万画素の望遠カメラ、そして800万画素の広角カメラで構成されるトリプルレンズカメラです。
トリプルレンズカメラ搭載
すでに望遠カメラと広角カメラの凄さはお伝えしましたが、4800万画素の超高解像度を誇るメインカメラもポテンシャルは高いです。
SNSでよく上げる、食べ物の写真も綺麗に撮れます。
食べ物は、AIの補正が強めにかかりますが、補正なしのオリジナルに戻すことも可能です。
インカメラも綺麗に撮れます。暗所でも、インカメラ専用のライトを照らすことが可能で、暗い場所でも撮影OK。
セルフィーを重視する人なら、テンションが上がりますよ。
その他、AIを活用する「ウルトラナイトモード2.0」により、暗所でもノイズや白飛びがない美しい写真が撮影できます。夜景をバックにしたポートレートもお手の物です。
さらに、OPPO Reno 10x ZoomのメインカメラはPDAF(像面位相差オートフォーカス)とCDAF(コントラスト検出オートフォーカス)に加えて、LDAF(レーザー検出オートフォーカス)を採用したトリプルフォーカスを搭載しています。
フォーカススピードが非常に速く、暗所でも素早くピントを合わせてくれます。
2.カメラだけじゃない!OPPO Reno 10x Zoomのメリットとは?
メリット
- 高級感&耐久性の高いボディ
- フレームブーストでゲーム中のGPU性能を上げる
- ColorOS 6搭載のゲームスペース機能が超優秀
- 4065mAhの大容量バッテリー(高速充電も対応)
- 音質がものすごくいい(付属のイヤホンも素晴らしい)
①高級感&耐久性の高いボディ
OPPO Reno 10x Zoomはハイスペックスマホらしい高級感あふれるデザインも魅力です。
本体背面には第5世代Gorilla Glassを採用しており、美しさと耐久性を兼ね備えています。マットな手触りで指紋が付きにくいのもポイントです。
高性能なトリプルレンズカメラを搭載していますが、カメラ部分の出っ張りもありません。
カラーはジェットブラックとオーシャングリーンの2種類です。どちらも見る角度によって色が異なるグラデーションカラーになっており、ガラスの光沢も相まって非常に美しいです。
ノッチなしの大画面スクリーンも美しい
OPPO Reno 10x Zoomのデザインを語る上で外せないのがディスプレイです。
最近では少しでもディスプレイを大きくするため、インカメラの周りを削るノッチ(切り欠け)が流行っていますが、Reno 10x Zoomにはノッチすらありません。
普段、インカメラは本体に内蔵されており、顔認証や自撮りなど必要な時だけ立ち上がる仕組みです。インカメラの領域を確保する必要がないので、ノッチがいらないわけですね。
さらに、指紋認証はディスプレイに埋め込まれたセンサーで行う「ディスプレイ指紋認証」を採用しています。
ノッチも指紋センサーもないため、まるで前面のほぼすべてがディスプレイのような仕上がりです。
②フレームブーストでゲーム中のGPU性能を上げる
OPPO Reno 10x Zoomにはゲームをする人にうれしい機能も満載です。フレームブーストはGPU性能を調節し、フレームレートの安定性を向上させてくれる機能です。
フレームレートが安定することでカクツキを防ぎ、タイムラグを向上させてくれます。
まったくカクつきのない城ドラ
この他にも、
- タッチ性能を高速化する「タッチブースト」を搭載
- 水冷式の冷却システムにより発熱を防ぐ
など、ゲームを快適にプレイするための工夫がいたる所にされています。
③ColorOS 6搭載のゲームスペース機能が超優秀
フレームブーストやタッチブースト以外に、OPPO独自のOS「ColorOS 6」に標準搭載されているゲームスペースという機能も使えます。
ゲームスペースではリソースを起動中のゲームに優先的に割り振る、ゲーム中は通知をオフにする、といったように自分好みのゲーム環境を構築することが可能です。
OPPO Reno 10x Zoomはもともと性能が高いですが、ゲームスペース機能を活用することでより快適に3Dゲームをプレイすることができます。
ゲームスペースモードを実際に使ってみた動画はこちら。
立ち上がりの遅いポケモンGOも一瞬で立ち上がりました。他の端末と比べれば、その速さは一目瞭然です。
④4065mAhの大容量バッテリー(高速充電も対応)
OPPO Reno 10 x Zoomは4065mAhの大容量バッテリーを搭載しています。バッテリー容量が大きいため、丸1日は電池切れの心配がありません。
さらに、OPPO独自の急速充電「VOOC 3.0」に対応しており、30~40分ほどで約50%の充電が可能です。
電池がなくなってもサッと充電できるので安心ですね。
⑤音質がものすごくいい(付属のイヤホンも素晴らしい)
ハイレゾ対応のOPPO Reno 10x Zoom。音質がものすごく良かったです。
イヤホンは充電器とともに付属。
Youtubeで音楽を聞いてみたのですが、低音がズンズンと響きます。
この手の付属イヤホンは微妙なケースが多いのですが、音質が最高に良かったです。付け心地も軽く新たにイヤホンを購入する必要がないレベルでした。
3.注意したいOPPO Reno 10x Zoomのデメリットとは?
デメリット
- 高性能だけど端末価格が高い
- 防水・防塵&おサイフケータイに非対応
- 本体重量(215g)が重い
①高性能だけど端末価格が高い
OPPO Reno 10x Zoomはカメラもスペックも充実していますが、その代わりに販売価格は約10万円とかなり高いです。
スマホに10万円も出せない、という人はカメラとスペックどちらかを妥協するしかありません。
例えば「HUAWEI P30」はカメラ性能が非常に高いですが、メモリやストレージ、バッテリーなどはReno 10x Zoomに劣るため約76,000円と20,000円以上安く購入可能です。
②防水・防塵&おサイフケータイに非対応
OPPO Reno 10x Zoomは防水・防塵にもおサイフケータイにも非対応です。
これらの機能は日本国内で需要が高い機能なので、海外メーカーであるOPPOのスマホについていないのは仕方がないかもしれません。
しかし、10万円オーバーの高級モデルなわけですからせめて水漏れを防止するために防水機能くらいは欲しかったですね。
③本体重量(215g)が重い
OPPO Reno 10x Zoomは本体重量が215gと、スマートフォンとしては比較的重たい部類に入ります。
参考までに、スペックが近くてディスプレイが6インチ以上のスマホと重量を比較してみました。
スマホ名 | ディスプレイ | 重量 |
---|---|---|
OPPO Reno 10x Zoom | 6.65インチ | 215g |
HUAWEI P30 | 6.1インチ | 165g |
HUAWEI Mate 20 Pro | 6.39インチ | 189g |
ROG Phone | 6インチ | 200g |
iPhone Xs Max | 6.5インチ | 208g |
OPPO Reno 10x Zoomが一番重いですね。
この中で一番軽いHUAWEI P30と比べると40gもの差があります。ディスプレイサイズが一番大きいことを考慮しても、かなり重たいと言えます。
ベゼルレスデザインにより画面サイズの割には本体サイズが抑えられていますが、重量が大きいため携帯性を重視する人は要注意です。
購入する前に、家電量販店などで実際に手に取って確かめてみるといいでしょう。
4.OPPO Reno 10x Zoomのスペック・ベンチマークテストを考察
ここではOPPO Reno 10x Zoomのスペックを細かく見ていきましょう。
発売日 | 2019年7月12日 |
---|---|
メーカー | OPPO |
サイズ | 高さ:約162mm 幅:約77.2mm 厚さ:約9.3mm |
重量 | 約215g |
画面 | 6.65インチ、FHD+ (2340×1080) |
OS | ColorOS 6 based on Android 9 |
CPU | Snapdragon 855 (オクタコアCPU) |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB |
カメラ性能 | アウトカメラ:4800万画素+800万画素+1300万画素 インカメラ:1600万画素 |
外部メモリ | microSD (最大512GB) |
バッテリー容量 | 4065mAh |
本体カラー | ジェットブラック オーシャングリーン |
デュアルSIM | ◯ (DSDV) |
防水 | ✕ |
おサイフケータイ | ✕ |
ワンセグ | ✕ |
OPPO Reno 10x Zoomは名前の通りカメラに特化したスマホですが、実はカメラ以外のスペックもかなり高いです。
CPUにはクアルコム製のハイエンドモデル向け最新CPU「Snapdragon 855」を搭載し、メモリも8GBと大容量です。
これだけ充実したスペックで、さらにゲーム専用機能が多数用意されていますから、動作の重い3Dゲームもサクサク動作します。
Antutuベンチマークテストも、ご覧の通り高得点です。
34000点を超える端末はめったにありません。同じく10万円を超えるGalaxyや新型iPhoneと同レベル。SIMフリースマホの中では最高峰です。
その他、OPPO Reno 10x Zoomは2枚のSIMカードを4G+4Gで待ち受けできるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)にも対応しています。
DSDV対応
国内3キャリアすべての回線に対応しているので、柔軟なSIMの組み合わせが可能です。ただし、VoLTEはauとY!mobileのみ対応で、ドコモには対応していません。
5.評判はいい?OPPO Reno 10x Zoomの口コミを調査
非常にスペックの高いOPPO Reno 10x Zoomですが、価格が高いので本当に買っても大丈夫なのか不安になりますよね。
そこで、価格コムで実際にOPPO Reno 10x Zoomを購入した人の口コミを調査してみました。
Snapdragon855搭載ということで、非常にレスポンスは良いです。またゲーミングアプリを搭載していてパフォーマンスをゲームだけに集中させることができ、発熱が小さいのが魅力です。
ズームレンズは他の望遠レンズ搭載スマホと比べるとずっと精細です。少なくともスマホの中では現時点で世界最高と言い切れます。
旅行などのスナップ写真なら、望遠レンズと広角レンズ装着した一眼持ち歩く手間を考えたら、スマホだけで超広角から望遠まで撮れるのは便利で良いです。
ノッチのない完全ベゼルレスの有機ELディスプレイなので非常に綺麗です。
重いちょっと太い。ゴツいので付属のカバー付けると滑りそうになる。手が小さい人にはオススメ出来ない。
動画撮影がダメダメてくらいが手ブレ過ぎる。補正掛かって無いんじゃ無いかてくらい手ブレ目立つ。
何時も試用しているコンデジより綺麗な写真が撮れました。動画はズームが少なくコンデジのほうが良かったです。
重量についてはやはり重いという意見が多いですね。画面サイズも大きいので、手が小さい人は一度家電量販店で本体を手に持ってみるといいでしょう。
また、OPPO Reno 10x Zoomのカメラは写真の撮影については高評価ですが、動画については厳しい意見が目立ちました。
売りであるズームレンズが動画撮影では使えない(静止画にしか使えない)のも残念です。
OPPO Reno 10x Zoomの売りであるカメラ性能は好評ですね。名前にもなっているズームレンズはもちろん、超広角レンズも評価が高いです。
スペックの高さやゲームに特化した機能も好評で、ゲームを頻繁にプレイする人にも向いています。
6.OPPO Reno 10x Zoomがおすすめな人とは?
ここまでのメリット・デメリットやスペック、口コミを考慮すると、OPPO Reno 10x Zoomは以下のような人におすすめです。
- カメラ性能、とくにズーム性能にこだわる人
- 3Dゲームを快適にプレイしたい人
- ノッチが苦手な人
- バッテリーを重視する人
OPPO Reno 10x Zoomはカメラ性能が非常に高いです。とくに10倍ハイブリッドズームを実現しているズームレンズは評判が良いので、ズームにこだわる人に向いています。
カメラ性能だけでなくスペックも高く、ゲームに特化した機能も数多く用意されています。3Dゲームを快適にプレイしたい人にもOPPO Reno 10x Zoomはおすすめです。
OPPO Reno 10x Zoomはインカメラを収納式にしたことで、ノッチがないスッキリとしたディスプレイを実現しています。大画面が良いけどノッチは苦手という人も安心です。
また、OPPO Reno 10x Zoomは4065mAhという大容量バッテリーを搭載し、急速充電にも対応しています。バッテリー回りを重視する人にもおすすめです。
7.OPPO Reno 10x Zoomを安く購入できるMVNO(格安SIM)
OPPO Reno 10x ZoomはMVNO(格安SIM)とセットで購入することもできます。
10万円オーバーと高額なOPPO Reno 10x Zoomですが、格安SIMとのセットならお得に購入することも可能です。
中でもとくにおすすめなのが以下のMVNOです。
- IIJmio
- 楽天モバイル
- LINEモバイル
※価格情報は2019年8月時点
①最安値を狙うならIIJmio
OPPO Reno 10x Zoomをとにかく安く買いたいなら「IIJmio」がおすすめです。
IIJmioでの販売価格は一括払いで94,800円、24回払いで3,980円×24回で、相場より5,000円ほど安く設定されています。
さらにキャンペーンを頻繁に実施しており、音声通話SIMとのセットで10,000円分のギフト券がもらえることも。
通常なら10万円以上する機種が実質8万円台後半で買えると考えると、かなりお得ですね。
CHECK!
②楽天ポイントを貯めるなら楽天モバイル
楽天ユーザーにおすすめなのが「楽天モバイル」です。楽天モバイルでの販売価格は一括払いで99,880円、24回払いで4,161円×24回と、IIJmioと比べるとやや高いです。
しかし、楽天モバイルは利用料100円につき1ポイントの楽天スーパーポイントが貯まります。
他にも支払いが楽天カードか楽天銀行デビットカードならさらに1%貯まる、音声通話SIMを利用していると楽天市場利用時のポイントが常時+2%といった特典もあります。
楽天のヘビーユーザーなら、後々のことを考えると楽天モバイルがおすすめです。
CHECK!
③SNSが手放せないならLINEモバイル
SNSのヘビーユーザーにおすすめなのが「LINEモバイル」です。LINEモバイルでの販売価格は一括99,880円で、分割払いはできません。
LINEモバイルはLINEやSNSがデータ通信量を消費せず使い放題になるデータフリーが魅力です。
LINEやSNSをメインに使う人なら他社より容量の少ないプランに移行でき、結果的にスマホ代を大幅に節約できます。
CHECK!
8.【まとめ】最高性能のスマホ「OPPO Reno 10x Zoom」を体感してみよう
以上、OPPO Reno 10x Zoomのメリットやスペック、評判などをまとめました。
OPPO Reno 10x Zoomはカメラ・スペックともに最高クラスの性能を持ったSIMフリースマホです。
価格は10万円オーバーと高額ですが、それに見合った価値を持ったスマホに仕上がっています。カメラもスペックも妥協したくないなら、OPPO Reno 10x Zoomがおすすめですよ。