この記事のポイント
- OCNモバイルONEは家族割が無いけど十分に安い
- 家族割に近いOCN光モバイル割と容量シェアを利用できる
- 他の格安SIMで家族割を適用するならワイモバイル
「OCNモバイルONEは家族割がないの・・?」
家族で乗り換えるなら家族割を適用したいところ。しかし残念ながら、OCNモバイルONEには家族割がありません。
では家族で乗り換えは辞めた方がいいのでしょうか。
結論から言えば、家族割が無くてもOCNモバイルONEは十分な安さです。むしろ、家族割ありの格安SIMより安いくらいです。
この記事では、OCNモバイルONEに家族で乗り換えた時の料金シミュレーションや家族割に近いサービスなどを解説していきます。
1.OCNモバイルONEに家族割はあるの?
残念ながら、OCNモバイルONEに家族割はありません。また、実質家族割と言える複数回線契約の割引もなしです。
今後も家族割が登場することは無さそうです。ちなみに、家族割を適用できる格安SIMは非常に少いため、OCNモバイルONEだけのデメリットとは言えません。
2.家族割無しでも料金は十分に安い
家族割の無いOCNモバイルONEですが、そもそもの料金が非常に安いです。
OCNモバイルONEの料金プラン
データ容量 | 月額料金 |
|
---|---|---|
データSIM | 音声通話SIM | |
1GB | – | 770円 |
3GB | 858円 | 990円 |
6GB | 1188円 | 1320円 |
10GB | 1628円 | 1760円 |
注目したいのが月額990円で申し込める3GBプラン。主要な格安SIMの中では最も安い料金水準です。
家族4人でOCNモバイルONEに乗り換えるとシミュレーションしてみましょう。
※税抜表記
ネットはあまり使わない夫と妻は3GB。動画やゲームに夢中な息子は10GBで、SNSが大好きな娘を6GBとしました。
4人合わせて利用料金は4600円(税抜)に。この金額なら家族割が無くても十分すぎる安さです。仮に、全員1GBなら4人で2800円(税抜)に収まります。
家族間の通話はかけ放題オプションで節約できる
3.家族割に代わるOCNモバイルONEの複数回線割&シェアプラン
OCN光モバイル割
OCN光モバイル割とは、OCNモバイルONEとOCN光のセット割のことです。適用すれば、毎月220円引きに。
OCN光モバイル割
大きな割引額ではありませんが、永年割引なのでチリツモでお得。最大5回線まで家族全員に適用できます。
5人で利用すれば、毎月1100円割引。事実上の家族割と言えますね。
もちろん、OCN光の契約は1つでOKですよ。離れた住所の家族には適用されませんが、住所が同じなら複数割引OKです。
詳しい適用条件は以下の記事もご参考に。
【家族で割引OK】OCN光モバイル割とは?利用条件や申込み方法が丸わかり
容量シェア
OCNモバイルONEでは、最大5人までデータ容量を分けあえる容量シェア(シェアプラン)を利用できます。もちろん、家族で利用可能です。
シェアするのはあくまでデータ容量だけなので、メールアドレスや電話番号は共有されません。
音声通話SIM&データSIMの組み合わせもOKなので、小さなお子さんには割安なデータSIM(通常通話はできないがLINEを含むIP通話は可能)を与えるといった使い方もありでしょう。
容量シェアの利用料金
音声通話SIM | データSIM | SMS付 データSIM |
|
---|---|---|---|
月額費用 | 572円/月 | 440円/月 | 572円/月 |
SIMカード手配料 (初期費用) |
433円 |
SIMカード追加手数料は0円
6GBコースをSIM2枚でシェアした場合
- SIMカード手配料:433円×1枚
- 6GBコース:1320円/月(音声通話SIM)
- 追加SIMの月額費用:440円/月(データSIM)
- 毎月の費用:1760円
ちなみに、音声通話SIMの追加費用ですが、以前は1100円だったので572円まで値下げされて随分とお得になりました。
家族名義でSIM追加はできないので注意
一つの契約で複数のSIMカードを発行できる容量シェア。残念ながら、各SIMカードに家族名義でMNP転入(または新規契約)することはできません。
事前に、契約者となる主回線に名義に統一する必要あり。OCNモバイルONEに乗り換える前に現在の携帯会社で手続きが必要です。
ドコモ・au・ソフトバンクの方は、ショップで名義変更手続きができますよ。容量シェアについて、さらに詳しくは以下の記事もご参考に。
【複数契約】OCNモバイルONEの容量シェアとは?追加SIMの料金や注意点が丸わかり
4.同一名義の複数契約は5回線まで
OCNモバイルONEにて同一名義で複数契約するなら、最大5回線までとなります。6回線目以降は申し込めないので注意しましょう。
なお、2回線目以降の契約では新たにキャンペーン(端末セール)を利用することはできません。また、一度に複数契約できないため、SIM追加するたびに一から申し込みが必要です。
かなり面倒なので、OCNモバイルONEで同一名義にて複数契約したいなら容量シェアを利用した方がいいですよ。
5.家族割を利用できる他の格安SIMとは?
ワイモバイルの家族割が割引額トップ
現在、家族割を適用できる格安SIMは3社に限られます。以前はUQモバイルも家族割がありましたが、新プラン移行に伴い新規受付を終了しました。
家族割ありの格安SIM
格安SIM | 割引額 |
---|---|
ワイモバイル | 1188円 |
BIGLOBEモバイル | 220円 |
mineo | 55円 |
割引額を考慮すればワイモバイルが候補でしょう。ワイモバイルでは、プランS(3GB)でも1188円の割引が受けられます。
それでもOCNモバイルONEの方が安い
格安SIMで家族割を適用したいならワイモバイルで・・と言いたいところですが、実は家族割なしのOCNモバイルONEと料金は変わりません。
ワイモバイルと料金比較
データ容量 | OCNモバイルONE | ワイモバイル (家族割適用あり) |
---|---|---|
1GB | 770円 | – |
3GB | 990円 | 990円 |
6GB | 1320円 | – |
10GB | 1760円 | – |
15GB | – | 2090円 |
25GB | – | 2970円 |
着目すべきは唯一同じデータ容量で並ぶ3GBプランです。両者とも990円となっています。
金額が同じだからお得度は変わらないのでは?と感じますが、ワイモバイルの家族割が適用されるのが2回線目から。
つまり、家族全員のトータル金額はOCNモバイルONEの方が必ず安くなるのです。
3GBプランに家族4人で乗り換えた場合
- OCNモバイルONE:990円×4人=3960円
- ワイモバイル:990円×3人+1回線目 2178円=5148円
ご覧の通り、最も家族割がお得なワイモバイルに乗り換えたとしてもOCNモバイルONEより安くなることなし。無理に家族割にこだわらなくてOKです。
10GB以上使いたいならワイモバイルの方がいい
ただし、OCNモバイルONEにはない15GB・25GBプランを安く契約したいなら、ワイモバイルの家族割を利用するといいでしょう。
まとめると・・
- 毎月のデータ容量が10GB以下 → OCNモバイルONE(家族割無し)を選ぶべき
- 毎月のデータ容量が10GB以上 → ワイモバイル(家族割あり)を選ぶべき
となります。ワイモバイルの家族割については、以下の記事もご参考に。
【あとから申請OK】ワイモバイルの家族割をオンライン申し込みする方法
6.まとめ
OCNモバイルONEは家族割がありませんが、十分な安さです。家族割ありの格安SIMより安く利用できます。
また、家族割ではありませんがOCN光モバイル割と容量シェアを家族で使うことも可能ですよ。特に、容量シェアは小さなお子さん用のスマホにも便利なので、活用してみて下さいね。
OCNモバイルONE
データ容量 | 月額料金 |
---|---|
1GB | 770円 |
3GB | 990円 |
6GB | 1320円 |
10GB | 1760円 |