格安SIMとは

VoLTE対応の格安SIMとは?端末選びから注意点まで全解説

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VoLTEはLTE回線を利用して音声通話を行うサービスです。これまでの3G回線を利用した通話よりも品質が良く、通話中もデータ通信ができるといったメリットがあり、大手キャリアでは通話はVoLTEを利用するのが当たり前になっています。

実は、格安SIMでも大手キャリアのようにVoLTEが使えます。ただし、VoLTE用のSIMを選択しないといけなかったり、対応している端末が少なかったりと注意点もあります。

今回は格安SIMでVoLTEを利用する方法について解説します。

1.VoLTEとは?

そもそもVoLTEとはいったい何なのでしょうか?まずはVoLTEの基本を押さえておきましょう。

1-1.VoLTEの特徴

VoLTEはVoice Over LTEの略で、データ通信用回線であるLTEを使って音声通話ができるサービスです。これまでは音声通話は3G回線、データ通信はLTEというように分かれていました。

しかし、この状態だと普段はLTEを使っているのに、電話が来ると3G回線に切り替えないといけないため、応答に時間がかかることがありましたし、音声通話中はデータ通信が利用できませんでした。

VoLTEの場合はLTEを利用して音声通話を行うため、回線の切り替えをしなくてもよくなりました。そのため、発信および着信のレスポンスが早くなり、音声通話中にもデータ通信ができるようになりました。

LTEを利用する場合、回線が混むと通話の品質が悪くなるのでは?と思う人もいるかもしれません。しかし、大手キャリアは各社ともデータ通信用とは別に、音声通話用の帯域を確保しています。そのため、いつでも高音質な音声通話を楽しめます。

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1-2.VoLTEのメリット

VoLTEを利用するメリットとしては以下のようなことが挙げられます。

  • 高音質な通話が可能
  • 通話中でも高速データ通信可能
  • 発信・着信のレスポンスが早い

2.VoLTE対応の格安SIMとは?

格安SIMでもVoLTEを利用することができます。そのためには、VoLTEに対応した格安SIMを選ぶ必要があります。

2-1.VoLTE対応の格安SIM一覧

ドコモ系格安SIM」の場合、基本的にはすべての格安SIMでVoLTEが可能です。それに対して、au系格安SIMでVoLTEを使う場合は「au VoLTE」に対応している格安SIMを選ぶ必要があります。

au VoLTEに対応している格安SIMは以下の通りです。

2-2.SIMカードの契約方法

ドコモ系格安SIMの場合は普通に契約すればVoLTEが使えます。特別な手続き等は必要ありません。気を付けたいのはau系格安SIMです。

au系格安SIMのうち、mineo(Aプラン)、UQモバイル、Fiimo(Aプラン)の3つはVoLTEに対応している「VoLTE SIM」とVoLTEに対応していないSIMを選択できます。

このうち、VoLTEに対応していないほうのSIMカードを選ぶとVoLTEが利用できないので気を付けましょう。

2-3.VoLTE用SIMは後から変更可能

格安SIMでは契約後にSIM交換手続きをすることで、非VoLTE SIMからVoLTE対応SIMに変更することができます。すでに非VoLTE SIMを契約してしまったけど、VoLTE対応SIMに変更したい場合はSIM交換手続きを行いましょう。

ただし、SIM交換手続きには2,000円~3,000円の手数料がかかります。そのため、VoLTEを利用したい場合は最初からVoLTE対応SIMを契約するようにしましょう。

2-4.格安SIMだけでなく端末もVoLTE対応が必要

格安SIMでVoLTEを使うためには、VoLTE対応のSIMカードだけを用意すれば良い訳ではありません。当然、それを使う端末側もVoLTEに対応している必要があります。

VoLTEに対応していない端末にVoLTE SIMを挿してもVoLTEを利用することができないので、自分で端末を購入する場合は注意が必要です。

3.VoLTE対応端末の選び方

3-1.キャリアのスマホを使う場合

ドコモの端末の場合、ドコモ系格安SIMならそのままSIMカードを挿すだけで使えます。もちろん、VoLTEも利用可能です。SIMロック解除をすればau系格安SIMでも使えますが、対応周波数帯が異なるため、VoLTEが使えないことが多いです。

auの端末のうち、au VoLTE対応端末の場合はau系の格安SIMで使う場合でもSIMロック解除が必要です。また、ドコモ系格安SIMを挿しても対応周波数帯が異なるので利用するのは難しいでしょう。

ソフトバンクの端末の場合、SIMロック解除すればドコモ系格安SIMまたはau系格安SIMでVoLTEが使えます。しかし、こちらも対応周波数帯が異なるので、機種によっては利用できないことがあります。

ドコモの端末はドコモ系格安SIMで、auの端末はau系格安SIMで利用するのがおすすめです。また、ソフトバンクの端末は使いづらいので、SIMフリースマホを購入したほうが良いでしょう。

3-2.SIMフリースマホを使う場合

続いてSIMフリースマホを使う場合です。ドコモ系格安SIMでVoLTEを使う場合はドコモのVoLTEに対応しているスマホを使う必要がありますが、その数は少ないです。

VAIO Phone A」や「arrows M04」など、国内メーカー製のスマホはほとんど対応していますが、海外製SIMフリースマホはほぼ対応していません。

もちろん、SIMフリースマホのほとんどがドコモ回線自体は対応しているので、LTEによるデータ通信や3Gによる音声通話には対応しています。しかし、VoLTEが利用できるものは少ないことを覚えておきましょう。

SIMフリースマホでau VoLTEを使いたい場合は、au VoLTE対応端末を購入するようにしましょう。au系格安SIMのau VoLTE対応SIMの場合、au VoLTEに対応していない機種を選ぶとVoLTEだけでなく通常の電話やデータ通信もできません。

au VoLTEに対応しているSIMフリースマホも数が少ないため、間違って対応していない端末を購入しないように注意が必要です。

3-3.au VoLTE対応のおすすめ機種

au VoLTEに対応しているSIMフリースマホのうち、とくにおすすめなのは以下の機種です。

4.格安SIMでVoLTEを使用する際の注意点

格安SIMでVoLTEを使う場合は格安SIMと端末がVoLTEに対応している必要がありました。それ以外にも、いつくか注意点があります。

4-1.誰とでもVoLTE通話ができるわけではない

VoLTE通話を利用する際に気を付けたいのが、誰とでもVoLTE通話ができるわけではないことです。VoLTEによる通話を行うには、自分と相手が同じ回線を利用し、かつVoLTE対応機種を利用している必要があります。

例えば自分がau回線で通話相手がドコモ回線の場合や、自分はVoLTE対応端末で通話相手はVoLTE対応端末でないときなどは、VoLTE通話ができません。

4-2.ビデオコール(シンクコール)は使えない

ドコモのビデオコール、およびauのシンクコールはVoLTEを利用したビデオ電話のことです。これらの機能はドコモおよびauのSIMカードでないと利用できません。

格安SIMではVoLTE通話ができても、ビデオコール(シンクコール)は使えないため気を付けましょう。ビデオ通話を利用したい場合はLINEなど無料通話アプリで代用できます。

5.まとめ

今回は格安SIMでVoLTEを利用する方法について解説しました。大手キャリアでは標準になりつつあるVoLTEですが、格安SIMでもVoLTEを利用すること自体は可能です。

しかし、VoLTEに対応している格安SIMを選ばないといけませんし、利用する端末もVoLTEに対応している必要があります。

また、ドコモとau、どちらのVoLTEを使いたいかで格安SIMや端末も異なるため、違う格安SIMを契約したり、対応していない端末を購入したりしないように気を付けましょう。

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