どんなときもWiFiは2020年4月に新規受付を停止しました。そのため、どんなときもWiFiに変わるポケットWi-Fiは以下がおすすめです。
速度重視で長く使うなら
安く短期契約したいなら
いくら安くてもネットに繋がらなければ何の意味もなさないのがポケットWi-Fiです。
どんなときもWiFiは本当に大丈夫なのでしょうか?
この記事では、どんなときもWiFiの繋がりやすさに焦点を当てて、あらゆる場所で実際に測定してみました。
特に気になる山間部での測定も実施。詳しく結果をレポートしていきます。
その他、どんなときもWiFiが繋がらないときの対処法も解説していきますよ。ぜひ、参考にして下さいね。
1.どんなときもWiFiはどこでも繋がるのか?山に登って確かめてみた
どんなときもWiFiは、大手キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)の回線を利用するため、理論としては人口カバー率99%です。
簡単に言えば、人が住む地域ならどこでも繋がるということですね。
外部参照(au):人口カバー率99%
ですが、本当に繋がるのか心配なところ。実際、近所の山に登り電波を掴むのか確かめてみました。
まだ車が通れる道中で速度測定。
10Mbpsを超える通信速度でした。
5Mbpsを超えれば、余裕で高画質動画の再生やオンラインゲームが使える(その他の用途もすべてOK)
山頂に到達。息を切らしながら速度測定をしてみます。
結果は7.1Mbps。決して激速ではありませんが、人が住まない地域でもこれだけの速度が出ました。
大手キャリアの回線を使うため、スマホの電波が入るところなら山中でも繋がりますね。
ロッククライミングするような険しい山なら分かりませんが、一般的な田舎の山間部なら余裕で電波を掴むことが分かりました。
さすが、どんなときもWiFi・・期待以上の結果です。
2.【体験談】どんなときもWiFiを使い倒して、繋がりにくいと感じた2パターン
管理人
パターン1:電車で移動中(安定しにくい位置がある)
電車の移動中、いつも電波が安定しにくい場所があります。その場所を通るときは、いつも1Mbps程度に・・。
1Mbpsだと、ネットサーフィンや動画再生で遅さを感じます。
なぜ、電車の移動中に繋がりにくい場所があるかというと、電波の切り替えが起こっているからです。
どんなときもWiFiはau・ドコモ・ソフトバンクのLTE回線に対応
例えば、今までauの電波を掴んでいたのが、電車が動くことでソフトバンクやドコモ回線に切り替わることがあります。
この切り替えは日常茶飯事なので通常は問題ありません。
ですが、各キャリアの電波塔の位置関係と電車のスピードが相まって、掴み取る電波が頻繁に切り替わってしまうわけですね。
このような悪条件が重なる場所は、繋がりにくさを感じました。
パターン2:超大型フェスの最中
数万人規模の超大型フェスの際に、どんなときもWiFiの繋がりにくさを感じました。
こちら「東京ゲームショウ」にて、どんなときもWiFiを使用したときの速度。
会場内に入ってしまえば20Mbpsを超えたのですが、会場外の人が密集しているエリアは1Mbps台まで落ち込みました。
この日は、イベント会場でポケットWi-Fi(モバイルWi-Fi)を使わないよう注意書きがあったのですが、その理由は電波干渉を起こすからです。
数万人規模でほぼ全員がゲーマー。多くの人がポケットWi-Fiで大量のデータ通信をしていたはずです。
そのような特殊な環境下ではある種の通信障害となり、繋がりにくくなってしまったわけです。
[safe title=”POINT”]どんなときもWiFiが使用する2.4GHz帯は電波干渉が起こりやすい性質を持つ[/safe]3.その他考えられる、どんなときもWiFiが繋がらない原因
ここまで、やや特殊な環境下での繋がりにくさを解説してきましたが、その他にもどんなときもWiFiが繋がりにくくなるケースがあります。
- 通信障害を起こしている
- 5台以上、同時接続している
- 極端な通信で速度制限にかかっている
原因1:通信障害を起こしている
どんなときもWiFiは、大手キャリアのLTE回線を利用しています。そのため、大手キャリア側で通信障害が起きたときは、繋がりにくくなる可能性があります。
とくに、ソフトバンク回線は災害時に弱いと言われているので要注意です。
原因2:5台以上、同時接続している
どんなときもWiFiの同時接続数は5台までです。ゲーム、スマホ、PC、タブレット・・と普段から同時接続数している場合は、現在の接続数を見直しましょう。
家族や友達とシェアしている場合も、同時接続数が5台までに収まっているのか要チェックです。
原因3:極端な通信で速度制限にかかっている
データ無制限で利用できるどんなときもWiFiですが、異常な通信を行っていると速度制限にかかります。
具体的には、P2Pソフトなどで数百ギガ単位のダウンロード&アップロードをした場合(特にアップロードが危険だと思われる)。
さすがに無制限と言えど、度が過ぎているので一定期間の速度制限が課せられます。その際は、繋がりにくくなるので気をつけましょう。
通常の使い方でデータ通信をしていれば問題なし。複数人で動画視聴&オンラインゲームを行っても大丈夫です。
4.どんなときもWiFiが繋がらない場合は対処法がある
滅多に電波が途切れることのないどんなときもWiFiですが、もし繋がらない場合は以下の対処法を試してみましょう。
- まずは再起動で様子を見る
- 周りの環境が怪しい場合は移動してアクセスポイントを変える
- 部屋内で繋がらない場合は電波を遮る障害物を避ける
対処法1:まずは再起動で様子を見る
単純かつ最も強力な解決策は、端末の再起動です。再起動のやり方は、電源ボタンを18秒長押しするだけです。
どんなときもWiFiに限らずあらゆる通信機器は、再起動することで以下の効果を得られます。
- チャンネルの最適化(電波干渉の緩和)
- 端末内の熱放出
- アクセスログ(履歴)の削除
技術的なお話なので各項目を理解するのは難しいのですが、簡単に言えば再起動することで古いデータがリセットされるということです。
Wi-Fiルーターも情報端末なので、古い情報が蓄積しすぎると熱を放ち動作が止まってしまうのです。
対処法2:周りの環境が怪しい場合は移動してアクセスポイントを変える
以下の環境下では、電波を掴みにくくなる可能性があります。
- 地下鉄で使用している
- トンネル内で使用している
- 人が極端に密集している
- 人が住まないエリアで使用している
現在の通信環境が少しでも怪しいと感じたら、移動してアクセスポイントを変えてみましょう。
移動後に繋がった場合は、何らかの外部要因が電波を遮っていたということです。
対処法3:部屋内で繋がらない場合は電波を遮る障害物を避ける
障害物の回り込みに強い2.4GHzを使用するどんなときもWiFiですが、状況によっては電波を遮ります。
まず、端末を何かで覆うような場所に設置している場合は、開けた場所に移動しましょう。
また、床置きはNG。机の上くらいでいいので、少し高い場所に置くのがベストです。
壁の角や干渉を起こしやすい電化製品からも距離を離しましょう。 どんなときもWiFiに限らず、WiFiルーター設置の基本ですよ。
5.【まとめ】どんなときもWiFiが繋がらないケースは滅多にない
この記事では、どんなときもWiFiはちゃんと回線が繋がるのか詳しく解説してきました。
どんなときもWiFiは大手キャリアの回線を使うので、理論としては問題なく繋がるはず。
実際、人が立ち入らない山間部でも、問題なく繋がりしました。どちらかと言えば、田舎よりも極端に混雑している都心部のほうが怪しいくらいです。
結論として、どんなときもWiFiの繋がりやすさは気にしなくていいレベルであると言えます。 スマホが繋がる場所ならどんなときもWiFiも使える、と考えてOKです。
それでも、もし繋がらない場合は、記事内で紹介した対処法を参考にして下さいね。