この記事のポイント
- AQUOS zero SH-M10は、ハイスペックな日本製スマホが欲しい人に向いている
- 軽量化により低く抑えられたスペック項目があるが、致命的なデメリットはない
- 価格に対してインカメラがやや物足りないが、必要十分なクオリティの写真が撮れる
「AQUOS zero SH-M10が気になる・・詳しいレビューを見たい!」
シャープ渾身のフラッグシップ(ハイエンド)モデル「AQUOS zero SH-M10」。どんな端末か気になりますよね。
簡単に特徴を挙げると、世界最高クラスの軽量ボディでCPU・メモリともに高性能。価格はそれなりに高いのですが、スペック重視の方は十分に満足できます。
日本製ならではの、おサイフケータイやみちびきGPSに対応している点も魅力です。
この記事では、AQUOS zero SH-M10についてスペックやカメラ性能など徹底レビュー。メリットだけでなくデメリットも詳しく考察していきます。
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大きなデメリットはなく使いやすい機種。日本製独自のおサイフケータイやみちびきGPSを使いたいなら考慮すべき。
1.AQUOS zero SH-M10のスペック
発売日 | 2019年4月9日 |
---|---|
メーカー | シャープ |
重量 | 約146g |
画面 | 6.2インチ |
CPU | Snapdragon 845 |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
カメラ性能 | アウト:2260万画素 イン:800万画素 |
外部メモリ | ✕ |
バッテリー容量 | 3130mAh |
本体カラー | ブラック |
防水 | ◯ |
おサイフケータイ | ◯ |
ワンセグ | ✕ |
DSDV | ✕ |
2.評判・口コミから分かるAQUOS zero SH-M10のメリット
口コミは価格.comから引用しています
①高性能なCPU&メモリでサクサク
愛用のAQUOS zero(SH-M10)は中のバーツだけでなく、外まで含めた全体の設計までこだわりを感じる素晴らしい端末です。
おかげで、今回のFGOイベも走り切れました。今からもFGOします。— 水谷由司 (@yuusi1) September 4, 2019
AQUOS zero SH-M10っていうモデルを見た。あのクラスは普段目に入らないから、気がつかなかったけど、カッコいいな。ミドルクラス以下しか買ったことないのに、初めて上級モデルに心ひかれたわ。
— noirbran (@noirbran) October 11, 2019
シャープのaquos zero sh-m10、ネットを見ると、カメラが不評みたいだけど、自分で使ってみると、iPhoneXよりくっきりかつPixel3ほど誇張感なくという感じで、とても良いバランスと思う
— 写楽斎 (@o7nDjFnshCGsS1p) April 23, 2020
AQUOS zero SH-M10は、最高クラスのCPU「Snapdragon845」に加えて6GBメモリを搭載しており超サクサクです。
CPUやメモリは、簡単に言えばスマホの性能そのものを指します。メモリは、作業机にどれだけモノを広げられるか?によく例えられます。
コア数やクロック周波数など初心者にとっては分からない専門用語が並びますが、CPUとメモリはざっくりいえばサクサク感に直結。
アプリを複数立ち上げると動作がもっさりする、あるいはゲームアプリのCG場面でカクカクする、といった問題が解消されます。
高度な処理を必要とするFPS系のゲーム(荒野行動など)でもぬるぬると動作。ちなみに6GBメモリはパソコンと同性能で、スマホの中では最高スペックに分類されます。
②6インチ台なのに軽量
AQUOS ZERO SH-M10 着弾。
6.2インチの画面サイズなのに145gの本体重量は衝撃!
この重量感は今までだと、Pixel3/3aやS10eの画面サイズで経験してきたけど、6インチ以上でこの重さは凄い…。
また本体側面を凹ませたマグネシウムフレームの形状が持ち易くて最高!
これは予想以上に自分向き!— がぢぇぱん (@twingo_matic) January 6, 2020
ついでに、先月かなりお安く買い替えできたシャープのAQUOS Zero (SH-M10) が軽量でとてもお気に入りなので、早くこれでモバイルPASMOを使いたい。
— シンドリア (@shindlier) January 21, 2020
AQUOS zero SH-M10は世界最高クラスの軽量ボディです。実際に触ってみると、その軽さに驚きます。
6.2インチの大画面サイズなのに、重量はわずか146g。通勤中、長時間動画や電子書籍を見ても手が全然疲れません。
重量比較
機種名 | 重量 | ディスプレイ | バッテリー容量 |
---|---|---|---|
AQUOS zero SH-M10 | 146g | 6.2インチ | 3130mAh |
iPhone 12 | 162g | 6.1インチ | 非公開 |
Galaxy S20 | 163g | 6.2インチ | 4000mAh |
OPPO Reno3 A | 175g | 6.44インチ | 4025mAh |
Galaxy S20+ | 186g | 6.7インチ | 4500mAh |
iPhone 12 Pro | 187g | 6.1インチ | 非公開 |
HUAWEI P40 lite 5G | 189g | 6.5インチ | 4000mAh |
Redmi Note 9S | 209g | 6.67インチ | 5020mAh |
Galaxy S20 Ultra | 222g | 6.9インチ | 5000mAh |
iPhone 12 Pro Max | 226g | 6.7インチ | 非公開 |
ZenFone 7 | 235g | 6.67インチ | 5000mAh |
軽量でも壊れやすいといったことはなし。ディスプレイは3D強化ガラスなので、そう簡単に壊れませんし側面フレームも頑丈です。
片手で持ちやすいよう、凹みのある設計になっている点もシャープらしい気遣いですね。
美しい有機ELディスプレイなのも高ポイントです。
③防水・おサイフケータイ・みちびきGPSに対応
AQUOSzero SH-M10です。
HUAWEI P30かiPhoneXRで迷ったけど、やっぱりオサイフケータイ+防水がよかったのでね。
前のがメモリ2GB/ストレージ8GBで今のがメモリ6GBだから快適過ぎて驚いてます。
まぁ我々はこれも商売道具の一つですからね!— T(フリーランス軽貨物ドライバー) (@t24365unso) August 11, 2019
AQUOS zero SH-M10は、最高レベルの防水性能(IPX8)を搭載。お風呂にスマホを持ち込みたいときや、アウトドアで使用する際に重宝します。
また、日本製独自のおサイフケータイ機能があるのもメリットです。
楽天Edy、モバイルSuica、モバイルWAON、モバイルJMB WAON、 nanacoモバイル、iD、QUICPay
スマホで改札をパスできるモバイルSuicaは超便利。楽天Edyも対応店が多いです。
その他、地味に嬉しいのがみちびきGPS(日本向けの衛星)対応。都心の方なら分かると思いますが、ビルに囲まれた場所ではマップアプリがちゃんと動作しません。
ですが、みちびきGPSならビルの間でも正確な位置を示してくれます。カーナビ代わりとしても心強いです。
3.評判・口コミから分かるAQUOS zero SH-M10のデメリット
①インカメラ性能が最高ではない
AQUOS zero SH-M10のインカメ性能は800万画素。綺麗な写真が撮れまし補正機能もあり。
ただし、8万円レベルのインカメラにしては少し物足りなさが残ります。
例えば、HUAWEIなら3万円台の機種でもインカメの画素数は1600万超え。画素数だけでカメラ性能は語れませんが、この差は大きいです。
アウトカメラは美しい
ややインカメラの性能は物足りないAQUOS zero SH-M10ですが、アウトカメラは十分な美しさです。
引用元:AQUOS公式
ノイズリダクション機能により、夜景撮影時のザラつきを抑えてくれます。動画も4K対応で綺麗です。
②micro SD&イヤホン端子が無い
地味に手痛いのが、micro SDスロットが無いこと。外部メモリを使えるのは、iPhoneに対してAndroid端末の優位性だったので残念です。
ちなみに、前作のAQUOS R2 compact SH-M09では、micro SDが使えました。
イヤホン端子も含め外部メモリが無くなった理由は、軽量化が原因でしょう。世界最軽量にこだわったあまり、弊害となったわけです。
イヤホンを使いたい方は無線式(Bluetooth接続)のワイヤレスタイプを購入しましょう。
4.AQUOS R2 compact SH-M09と比較
発売日が近いAQUOS R2 compact SH-M09はSH-M10と何が違うのでしょうか。両者を比較してみました。
AQUOS R2 compact SH-M09とスペック比較
SH-M10 | SH-M09 | |
---|---|---|
発売日 | 2019年4月9日 | 2019年2月21日 |
メーカー | シャープ | シャープ |
重量 | 約146g | 約135g |
画面 | 6.2インチ | 5.2インチ |
CPU | Snapdragon 845 | Snapdragon 845 |
メモリ | 6GB | 4GB |
ストレージ | 128GB | 64GB |
カメラ性能 | アウト:2260万画素 イン:800万画素 |
アウト:2260万画素 イン:800万画素 |
外部メモリ | ✕ | microSD |
バッテリー容量 | 3130mAh | 2500mAh |
本体カラー | ブラック | ホワイト ブラック |
防水 | ◯ | ◯ |
おサイフケータイ | ◯ | ◯ |
ワンセグ | ✕ | ✕ |
DSDV | ✕ | ✕ |
端末価格は、SH-M09がおよそ1万円安いです。ただし、SH-M10はメモリ・ストレージ・バッテリー容量が強化されているので、高性能を求めるならSH-M10が向いています。
SH-M09は端末名にコンパクトと付いている通り、小さなサイズが魅力。手の中にすっぽり収まる5.2インチサイズは、子供や女性にぴったりでしょう。
AQUOS R2 compact SH-M09を徹底レビュー【電池持ち・カメラ性能・デメリットが分かる】
5.AQUOS zero SH-M10がおすすめな人・おすすめでない人
メリット・デメリットを踏まえて、AQUOS zero SH-M10がおすすめな人・おすすめでない人を以下にまとめました。
おすすめな人
- ハイスペックな日本製のSIMフリースマホを使いたい
- 防水・おサイフケータイ・みちびきGPSに惹かれる
- 軽量でサクサク操作できるスマホが欲しい
おすすめでない人
- 性能にこだわりがなく安いスマホが欲しい
- micro SD・イヤホンジャックなしがどうしても気になる
AQUOS zero SH-M10は、スペックに優れた日本製のSIMフリースマホが欲しい方に向いています。
防水機能・おサイフケータイ・みちびきGPSが使えるのも強み。デメリットとしてインカメラの性能不足を挙げましたが、厳しく見かねればさほど気になりません。
カメラを重視する方でも十分に満足できるはずです。
ちなみに、ベンチマークスコアは22万点を超えており新型iPhoneに匹敵するハイスペックです。軽量化のためバッテリー容量は抑えられていますが、1日電池持ちするので問題なし。
指紋認証・顔認証・エモパー(AIアシスタント)・4K動画・ハイレゾにも対応。致命的なデメリットは見当たりません。
6.まとめ
AQUOS zero SH-M10は、最高クラスの軽さに加えてCPUやメモリなどハイスペックな性能を併せ持ちます。
おサイフケータイや防水に対応しており、日本製ならではの安心感あり。
SIMフリースマホを使ってみたいけど、HUAWEIやASUSは怖い・・。そんな方にも向いている機種です。
ユーザーの評判・口コミも高評価。ハイスペックな日本製スマホが欲しい方は、ぜひ検討してみましょう。