この記事で分かること
- eSIMプランの内容と使いどころ
- eSIMプランが使える端末
- 実際にeSIMプランを利用する人の声
- eSIMの具体的な設定方法(iPhone・Android)
IIJmioでは、他社に先駆けてeSIMプランを利用できます。
eSIMプランは、大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)より約3割、データ通信費が安いです。大手キャリアでデータチャージするより随分と、お得となっています。
また、物理的なSIMカードと違い、契約から開通までは一瞬です(10分ほど)。
今回は、そんなeSIMプランについて徹底解説。プラン内容や端末への追加手順はもちろん、ユーザーの口コミも調査しています。
ぜひ、参考にしてくださいね。
1.IIJmio(みおふぉん)のeSIMプランとは?
eSIMとは、物理的なSIMカードを使わずバーチャルなSIMカードでデータ通信ができるサービスです。
格安SIMでは、IOTに力を入れるIIJmioがいち早くサービスを導入しました。
eSIMのメリットは、何といっても契約したその日から使えること。もちろん、解約時の返却も不要です。
さらに、解約金はかからないので、いつでも辞められます。
IIJmioのeSIMではデータ通信のみ利用OK。自分の電話番号で通話することはできません(LINEなどIP通話なら可)。
端末セットでは契約不可(必ず手持ちの端末を使う)
SIMの使いどころとしては、大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)に契約したまま、IIJmioからデータ容量を安く調達するのに適しています。
eSIMプランの具体的な利用シーン
- 今月のデータ容量を使い切ってしまい、なるべく安くデータチャージしたい
- 毎月契約中のデータ容量があと数GBだけ足りずプラン変更するまでもない
2.eSIMの料金プランは2種類
①eSIMプラン(データ版):6GBのデータ容量が使える
eSIMプラン(データ版)では、6GBのデータ容量を契約できます。
- 月額料金(6GB):1520円
- 初期費用:3000円
- SIMカード発行手数料:200円
SIMカード発行手数料は、通常のSIMカードが394円なので194円安いです。選べるSIMカード種別は、ドコモ回線のデータSIMのみとなります。
データ容量を使い切った場合は、200kbpsの低速通信となります。
大手キャリアの6GB料金と比較すると、ざっと30%ほど安いです。
データチャージ&大容量オプションあり
eSIMプラン(データ版)には、データチャージと大容量オプションがあります。
- データチャージ:200円/100MB
- 大容量オプション:20GB 3100円 / 30GB 5000円
6GBでは足りないときに、利用しましょう。
②データプラン ゼロ(eSIM):1GBごとの従量制プラン
データプラン ゼロ(eSIM)は、6GB固定のeSIMプラン(データ版)に対して従量制で料金が変わります。
- 月額料金150円
- 1GB:300円
- 2~10GB(1GBごと):450円
- プロファイル再発行手数料:0円
データプラン ゼロ(eSIM)は、まず150円の月額料金を支払うことで加入できます。初期費用はかかりません。
選べるSIMカード種別は、eSIMプラン(データ版)と同じくドコモ回線のデータSIMのみとなります。
月額料金を支払った時点では、データ容量なし。なので、10GBまでの間でデータチャージしていきます。
1GBのみ利用するなら300円。2GB~10GB利用するなら、1GB追加するごとに450円がかかります。
仮に、月7GB使うなら3150円(1GBあたり450円)です。
注意:データプラン ゼロ(eSIM)はデータ容量がなくなった時点で不通となる
注意点として、データプラン ゼロ(eSIM)には低速通信がありません。つまり、データ容量を使い切った時点で、データ通信が一切できなくなります。
みおぽん(IIJmioクーポンスイッチ)で高速/低速の切り替えもできないため、気をつけましょう。
3.eSIMプランは対応端末が限られる
eSIMプランを利用するには、端末側がeSIMに対応していなければなりません。
執筆時点でeSIM対応している端末は以下の通り。
eSIM対応(スマホ)
- iPhone XS/XR以降
- Google Pixel 4/4 XL
eSIM対応(タブレット)
- iPad(第7世代)
- iPad mini(第5世代)
- iPad Air(第3世代)
- 11インチiPad Pro(第2世代含む)
- 12.9インチiPad Pro(第3/第4世代)
- Surface Pro LTE Advanced
- Surface Pro X
- ASUS TransBook Mini T103HAF-LTE/T103HAF-GR079LTE
スマホの場合、メインとなるのがiPhoneです。
XS/XR以降であれば利用OK。iPhone 11も対応しています。
タブレットなら、iPad Pro/Air/miniやSurface Proで利用できます。
4.eSIMプランの評判・口コミはどう?
eSIMプランを実際に使うユーザーの声はどうなのか。SNSで口コミを調査してみました。
満足している
IIJmioのesimいい感じや。勢いで契約したけど今のところ満足。😋
— 富井@婚活 (@Tommy92727542) December 10, 2019
IIJmioのeSIMを使い始めた pic.twitter.com/owSFE1e2C5
— Kyohei FUSHIDA (@kyoheif) December 11, 2019
通信速度が速い
朝のIIJmio eSIM(茸) pic.twitter.com/2WzITRcEmL
— KeiKei (@twt_micro) December 6, 2019
この時間ならこんくらい出るか。IIJmio eSIM pic.twitter.com/LbBwy8NTBu
— KeiKei (@twt_micro) December 5, 2019
IIJmio速くなってる。Cosmo CommunicatorのeSIMでテザリングしてiPhoneから測定してこれくらい pic.twitter.com/9k0A7wdTvK
— atmark (@atmarkatmark) November 12, 2019
バッテリー消費が少し気になる
IIJmioのesim併用してるとバッテリー消費増えて少し気になる、7plusよりは持ってるけど
— えってぃ (@etthi745) December 4, 2019
10分で開通
IIJmioのesim回線、10分くらいで開通できた。しゅごしゅぎりゅ〜
— しーる (@Seal_O_) December 4, 2019
もっとプランを充実させてほしい
iijmioさん…
esimプランを充実してください…
1GBの格安で料金を…— Dodoルック☆ (@DodolookMukya) November 23, 2019
IIJMIOのeSIM気になるー!
でも6GBは大きすぎる。
3GBぐらいででないんかなぁ— シヲンきゅん (@Siwon117) November 19, 2019
ざっくり口コミをまとめると、以下に集約されました。
口コミまとめ
- 満足している
- 通信速度が速い
- バッテリー消費が少し気になる
- 10分で開通
- もっとプランを充実させてほしい
鳴り物入りでスタートしたわりに、以外にも致命的な悪評はありませんでした。技術には絶対的な自信を誇るIIJmioらしいですね。
通信速度は、お昼の時間帯はやはり速度低下しますが(格安SIM共通の問題)、12時半頃でピークアウトしたあとは回復。
過度な期待は禁物ですが、キャリア並みにスピードが出ている方もチラホラいました。通信品質は良好と見ていいでしょう。
もっとプランを充実させてほしいとの意見は、データプラン ゼロ(eSIM)の登場により解消されました。
5.契約前に確認しておきたい注意点
注意1:SIMロック解除が必要
eSIMはSIMロック解除している端末しか使えません。
大手キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)に契約中の方は、マイページよりSIMロック解除の手続きを行って下さい。
SIMロック解除の手順
ドコモ
- My docomoにログイン
- 「ドコモオンライン手続き」をタップ
- 「SIMロック解除」をタップ
- 「SIMロック解除を行う機種」を選択
- 「IMEI番号」を入力
- 「SIMロック解除解除を申込む」を選択
- 「SIMロック解除の注意事項に同意する」を選択
- 「受付確認メールの送信先」を選択して「次へ」をタップ
- 「手続きを完了する」をタップ
au
- こちらのページからMy auにログイン
- 暗証番号を入力
- SIMロック解除する機種を選択
- 解除の理由を選択
- 「この内容で申し込む」をタップ
ソフトバンク
- My SoftBankにログイン
- 「契約・オプション管理」をタップ
- 「SIMロック解除手続き」をタップ
- IMEI番号を入力
- 「解除手続きする」をタップ
注意2:機種変更するときは、SIMカードの再発行が必要
eSIMは、その特性上他の端末に入れ替えることができません。つまり、機種変更した際に、eSIMを引き継げないということです。
物理的なSIMカードなら、SIM入れ替えで機種変更できる
ここは、物理的なSIMカードと比べてeSIMの弱点と言えるでしょう。
機種変更する際は、SIMカード再発行の手続きが必要です。手数料が2000円かかるので注意して下さい。
6.【図説】eSIMプランの申し込み・端末追加の手順
IIJmioでeSIMを使う流れですが、申し込み後にアクティベーションコードをQRコードでスキャンするだけでOKです。
手順通り進めれば、10分かからず開通までたどり着けます。
①iPhone
手持ちのiPhoneに、IIJmioのeSIMを追加する手順は以下の通りです。
以上で完了です。
②Android
手持ちのAndroidに、IIJmioのeSIMを追加する手順は以下の通りです。
以上で完了です。
7.この記事のまとめ
今回は、IIJmioのeSIMプランについて詳しく解説してきました。
バーチャルなSIMカードなので、サクッと端末にデータ容量を追加できるeSIM。大手キャリアのデータチャージより安上がりです。
肝心の通信品質ですが、十分に及第点。一部の時間帯を除けば、メインとして耐用できます。
解約金もないため、気軽に契約できるeSIMプラン。対応端末なら、一度試してみるといいですよ。
おさらい
eSIMプランは、どんなサービスですか?
物理的なSIMカードを使わず、バーチャルでSIM追加できるサービスです。
eSIMプランの料金は?
6GBのデータ容量が使えるeSIMプラン(データ版)と1GBごとの従量制になるデータプラン ゼロ(eSIM)が使えます。
eSIMの対応端末は?
スマホで使うなら、iPhone XS/XR以降、AndroidはGoogle Pixel 4/4 XLで使用可能です。
端末にeSIMを追加するには?
申し込み後にアクティベーションコードをQRコードでスキャンする流れとなります。