この記事のポイント
- AQUOS sense plus SH-M07は全体的にバランスに優れており、おサイフケータイにも対応している
- 決してコスパが良いとは言えないのがデメリット
- カメラ性能はこだわりがなければ十分に満足できる
「AQUOS sense plus SH-M07が気になる・・詳しいレビューを見たい!」
AQUOS sense plus SH-M07はシャープから発売されているSIMフリースマホです。
AQUOS sense liteのアップグレードモデルで、さらに使いやすくなりました。防水やおサイフケータイ重視で、AQUOSスマホを信頼している方におすすめできます。
今回はAQUOS sense plus SH-M07を徹底レビュー。カメラ性能の評価では実際の写真を多数掲載しています。
メリット・デメリットも詳しく解説していきます。
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可もなく不可もないド真ん中の標準機種。今から買うなら新しいAQUOS liteシリーズの方がおすすめ。
AQUOS sense plus SH-M07の購入先
※携帯会社での販売は終了
1.AQUOS sense plus SH-M07のスペック・AnTuTuベンチマーク
AQUOS sense plus SH-M07のスペック一覧とAnTuTuベンチマークの結果を以下にまとめます。
スペック一覧
発売日 | 2018年6月22日 |
---|---|
メーカー | SHARP |
サイズ | 高さ:約151mm、幅:約71mm、厚さ:約8.9mm |
重量 | 約157g |
画面サイズ | 5.5インチ、FHD+、2160×1080、IGZO |
OS | Android 8.0 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 630(SDM630) 2.2GHz(クアッドコア)+1.8GHz(クアッドコア) |
RAM | 3GB |
ROM | 32GB |
カメラ性能 | アウトカメラ:1640万画素 インカメラ:800万画素 |
外部メモリ | microSD/SDHC/SDXC(最大400GB) |
SIMサイズ | nano SIM |
通信方式 | LTE: B1/2/3/4/5/8/19/26/28/41 WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19 GSM: 850/900/1800/1900MHz Wi-Fi:IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
バッテリー容量 | 3100mAh(急速充電対応) |
本体カラー | ホワイト、ベージュ、ブラック |
デュアルSIM | × |
防水 | 〇(防水:IPX5/IPX8 防塵:IP6X) |
おサイフケータイ | 〇 |
AnTuTuベンチマークの結果
総合点:85421
- CPU:37218
- GPU:19674
- UX:23912
- MEM:4617
ミドルエンドとハイエンドの間に位置するスコアで、普段使いは全く問題ないでしょう。よほどスペックにこだわらなければ満足できるスペックです。
2.AQUOS sense plus SH-M07のカメラ性能
AQUOS sense plus SH-M07は1640万画素のアウトカメラと800万画素のインカメラを備えています。
デュアルカメラではありませんし画素数も特別高いわけではないため、カメラを重視する人だと少し物足りないかもしれません。
しかし、そこまでカメラにこだわっておらず、普通に撮影できればOKなら十分満足できるクオリティです。
オートモードのほか、被写体に近づいてインパクトのある写真が撮れる接写モードを搭載。
明かりが繋がって残像のように見える残像モードや、すべての設定を自分で行うマニュアルなど、撮影モードは豊富に用意されています。
防水・防塵対応なので川や海でも安心して撮影できるのも嬉しいポイントです。以下、実際にAQUOS sense plus SH-M07で撮影した写真です。
街の風景を撮影
やや遠目からの撮影ですが、なかなか綺麗に撮れています。
夜景
感動するほどではありませんが、十分に美しい写真が撮れています。このクオリティなら自信を持ってSNSに載せることができます。
フード写真・接写
食事は美味しそうな写真が撮れました。照明をもっと工夫すれば、さらにクオリティが上がると思います。
接写も思った以上に、よく撮れています。
3.AQUOS sense plus SH-M07のデザイン・使用感
こちら、AQUOS sense plus SH-M07の前面・背面・側面です。
AQUOS sense plus SH-M07の外観はとにかくシンプルの一言に尽きます。本体背面はプラスティックで、ガラスボディやメタルボディのスマホのような高級感はありません。
しかし、質感は良く光沢のある仕上がりで決して安っぽさはありません。むしろプラスティックボディのおかげで本体は比較的軽く、滑りにくくて持ちやすいです。
起動時の液晶画面は非常に綺麗です。画面横の縁が狭いため、動画を再生すると迫力があります。
カラーはホワイト、ベージュ、ブラックと派手過ぎずシンプルなものばかり。年齢や性別、シーンを選ばず誰が使っても違和感のないデザインと言えます。
サイズは大きすぎちょうどいいくらい。実際に使うと手のフィット感が良好です。
重さも軽く、利便性は高いと言えるでしょう。
4.評判・口コミから分かるAQUOS sense plus SH-M07のメリット
①AQUOS独自の機能が豊富
AQUOS sense plus SH-M07は独自機能が多数あります。
- スクロールオート:は画面が自動でスクロールされる(スピードの調節可)。SNSやニュースを流し読みする際に便利。
- 持つと画面ON:スマホを手で持つだけで画面が点灯する機能Bright Keepをオンにすると、手で持っている間はスリープモードにならない。
- Clip Now:画面上部をなぞるだけでスクリーンショットが撮れる。
- エモパー:SHARP独自のAIアシスタント。ニュースや天気予報を知らせてくれたり、ロック画面から素早く音声メモを残したりできる。
- リラックスビュー:目に優しい画質に調節してくれる
- リラックスオート:就寝前に自動でリラックスビューに切り替えてくれる。エモパーと併用すれば、就寝時間を自動学習してくれる。
- のぞき見ブロック:スマホをのぞき見されるのを防いでくれる
日本製らしく、どれも気が利いていますね。細かな便利機能がたくさんあり、UI(ユーザーインターフェース)が高いです。
②防水&おサイフケータイに対応
AQUOS sense plus SH-M07は防水とおサイフケータイに対応。さらに、防塵機能も備えます。
どちらも需要が高い機能ですが、海外メーカーのSIMフリースマホでは非対応がほとんどです。
さらに、AQUOS sense plus SH-M07はJアラート(緊急地震速報含む)にも完全対応。防水&おサイフケータイの利便性に加えて国内でも安心して使えるのが魅力的です。
③全体的にスペックが高い
AQUOS sense plus SH-M07のスペックは、全体的に高いと言えます。高性能CPU「Snapdragon 630」に3GBのメモリを搭載。
処理速度が速くサクサクと動作します。
ハイスペックスマホには敵いませんが、普段使いにおいてストレスが溜まることはありません。おサイフケータイ対応の日本製スマホの中では、まずまずのスペックの高さです。
[note title=”TOPIC”]2018年時点での評価なのでご留意ください。現時点では中くらいのスペックレベルです。[/note]5.評判・口コミから分かるAQUOS sense plus SH-M07のデメリット
①コスパが悪い
AQUOS sense plus SH-M07の販売価格は45,000円前後、スペックの割にはやや高めです。
ZenFone(ASUS)・OPPO・HUAWEIなど海外製SIMフリースマホなら、同スペックの端末でも価格は1万円ほど安くなります。
海外製SIMフリースマホは防水・おサイフケータイ非対応が多いため、一概にAQUOS sense plus SH-M07が割高と言えない部分もある
②ワンセグは非対応
日本製らしく防水・おサイフケータイには対応していますが、ワンセグには非対応です。
同じ2018年発売のAQUOS R compact SH-M06はワンセグ対応なので、少し残念です。
6.AQUOS R compact SH-M06と比較
同じシャープ販売のSIMフリースマホ「AQUOS R compact SH-M06」と比較してみました。
AQUOS R compact SH-M06とスペック比較
AQUOS sense plus SH-M07 |
AQUOS R compact SH-M06 |
|
---|---|---|
発売日 | 2018年6月22日 | 2018年1月25日 |
メーカー | SHARP | SHARP |
サイズ | 高さ:約151mm 幅:約71mm 厚さ:約8.9mm |
高さ:約132mm 幅:約66mm 厚さ:約9.6mm |
重量 | 約157g | 約140g |
画面サイズ | 5.5インチ、FHD+、2160×1080 IGZO |
4.9インチ、FHD+、2032×1080 IGZO |
OS | Android 8.0 | Android 8.0 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 630(SDM630) 2.2GHz(クアッドコア)+1.8GHz(クアッドコア) |
Qualcomm Snapdragon 660(SDM660) 2.2GHz(クアッドコア)+1.8GHz(クアッドコア) |
RAM | 3GB | 3GB |
ROM | 32GB | 32GB |
カメラ性能 | アウトカメラ:1640万画素 インカメラ:800万画素 |
アウトカメラ:1640万画素 インカメラ:800万画素 |
外部メモリ | microSD/SDHC/SDXC (最大400GB) |
microSD/SDHC/SDXC (最大400GB) |
SIMサイズ | nano SIM | nano SIM |
通信方式 | LTE: B1/2/3/4/5/8/19/26/28/41 WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19 GSM: 850/900/1800/1900MHz Wi-Fi:IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
LTE: B1/3/8/17/19/26/41/43 WCDMA: B1/6/8/19 GSM: 850/900/1800/1900MHz Wi-Fi:IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
バッテリー 容量 |
3100mAh (急速充電対応) |
2500mAh (急速充電対応) |
本体カラー | ホワイト ベージュ ブラック |
ホワイト シルバーブラック |
デュアルSIM | × | × |
防水 | 〇(防水:IPX5/IPX8 防塵:IP6X) | 〇(防水:IPX5/IPX8 防塵:IP6X) |
おサイフ ケータイ |
〇 | 〇 |
AQUOS sense plus SH-M07とAQUOS R compact SH-M06はスペックが似ており、RAM・ROM・外部メモリ・カメラ性能・SIMサイズ・防水・おサイフケータイ対応など共通点がたくさんあります。
大きく異なるのは本体サイズとCPUの2点。
AQUOS R compact SH-M06は、上部と左右のベゼルが極限まで削られたフリーフォームディスプレイにより、本体サイズが4.9インチと非常に小さいです。
その分、バッテリー容量が少なくなっています。
同じSnapdragonの600番台ですが、AQUOS R compact SH-M06の660の方が1.5倍ほど性能が高いです。3Dゲームも快適にプレイできます。
まとめると、
- 大画面でバッテリー持ちが良い:AQUOS sense plus SH-M07
- コンパクトでCPU性能が高い:AQUOS R compact SH-M06
となります。
AQUOS R compact SH-M06をスペックからカメラ性能まで徹底レビュー
7.AQUOS sense liteと比較
続いて、同じsenseシリーズであるAQUOS sense liteと比較してみました。
AQUOS sense liteとスペック比較
AQUOS sense plus SH-M07 |
AQUOS sense lite | |
---|---|---|
発売日 | 2018年6月22日 | 2017年12月1日 |
メーカー | SHARP | SHARP |
サイズ | 高さ:約151mm 幅:約71mm 厚さ:約8.9mm |
高さ:約144mm 幅:約72mm 厚さ:約8.5mm |
重量 | 約157g | 約147g |
画面サイズ | 5.5インチ、FHD+、2160×1080 IGZO |
5.0インチ、FHD、1920×1080 IGZO |
OS | Android 8.0 | Android 7.1 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 630(SDM630) 2.2GHz(クアッドコア)+1.8GHz(クアッドコア) |
Qualcomm Snapdragon 430(MSM8937) 1.4GHz(クアッドコア)+1.1GHz(クアッドコア) |
RAM | 3GB | 3GB |
ROM | 32GB | 32GB |
カメラ性能 | アウトカメラ:1640万画素 インカメラ:800万画素 |
アウトカメラ:1310万画素 インカメラ:500万画素 |
外部メモリ | microSD/SDHC/SDXC (最大400GB) |
microSD/SDHC/SDXC (最大400GB) |
SIMサイズ | nano SIM | nano SIM |
通信方式 | LTE: B1/2/3/4/5/8/19/26/28/41 WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19 GSM: 850/900/1800/1900MHz Wi-Fi:IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
LTE: B1/3/5/8/17/19/26/41 WCDMA: B1/5/6/8/19 GSM: 850/900/1800/1900MHz Wi-Fi:IEEE 802.11b/g/n |
バッテリー 容量 |
3100mAh (急速充電対応) |
2700mAh (急速充電対応) |
本体カラー | ホワイト、ベージュ、ブラック | ホワイト、ブラック、ゴールド、ターコイズ、ピンク、レッド、ブルー |
デュアルSIM | × | × |
防水 | 〇 (防水:IPX5/IPX8 防塵:IP6X) |
〇 (防水:IPX5/IPX8 防塵:IP6X) |
おサイフ ケータイ |
〇 | 〇 |
plusとliteの名前から分かる通り、AQUOS sense plus SH-M07はAQUOS sense liteをベースにスペックアップしたモデルです。
メモリとストレージは同じですが、CPUはAQUOS sense plus SH-M07がSnapdragon 630、AQUOS sense liteはエントリー向けのSnapdragon 430を搭載しています。
そのため、処理速度やサクサク感はAQUOS sense plus SH-M07が圧倒的に上です。ディスプレイ解像度やカメラ性能、バッテリー容量も向上しています。
Wi-Fiの対応規格も11g/b/nから11a/b/g/n/acに大幅アップ。価格は1万円ほど高くなりますが、満足度の高さからAQUOS sense plus SH-M07を選ぶべきです。
8.【総合評価】AQUOS sense plus SH-M07がおすすめな人・おすすめでない人
実際の体験とユーザーの評判から、AQUOS sense plus SH-M07がおすすめな人・おすすめでない人を以下にまとめました。
おすすめな人
- ミドルスペックの扱いやすいスマホが欲しい
- AQUOSシリーズのファンで、特に独自機能が好き
- 防水とおサイフケータイは外せない
おすすめでない人
- 海外製でもいいからコスパにこだわりたい
- 何か一芸に秀でているスマホを使いたい
AQUOS sense plus SH-M07は全体的にバランスが取れており、無難なスマホと言えます。安全第一で冒険をしたくない人にはピッタリ。
特に、AQUOSシリーズが好きならすんなりと使用できるでしょう。
コスパが良いとは言えませんが、防水やおサイフケータイに対応しているのは高評価。日本製スマホにこだわる方にも向いています。
AQUOS sense plus SH-M07の購入先
※携帯会社での販売は終了
9.まとめ
AQUOS sense plus SH-M07は防水・おサイフケータイ対応に加えて、普段使いなら問題ないスペックを持っています。
スペックやコスパは海外のSIMフリースマホに軍配が上がりますが、日本製らしい機能を求めているなら使い勝手がいいでしょう。
あまり冒険はせず、無難なスマホを選びたいなら候補に入れましょう。