この記事のポイント
- ahamoは契約前に審査があり分割払いだと厳しく見られる
- 審査落ちの原因として本人確認書類の不備や名義の相違の他、携帯ブラック・金融ブラックで落ちる場合もある
- 審査状況は公式サイトか専用アプリにて確認できる
「ahamoに申し込みたいけど、審査に落ちないか心配・・」
ahamo(アハモ)を申し込む際は審査が実施されます。当然、審査に落ちると契約出来ません。
審査はそこまで厳しいものではありませんが、ちょっとしたミスで審査落ちになるケースが後を絶ちません。
また、他の携帯電話会社の料金滞納や過去のクレジットカード料金の未払いなど、一見するとahamoとは関係なさそうなことが原因で審査に落ちることもあります。
本記事ではahamoの審査に落ちてしまうケースとその対処法を解説します。
1.ahamo(アハモ)の審査内容とは?
まずはahamoの審査内容について簡単に解説しますね。
審査に通らないと契約できない
ahamoは審査に通らないと契約できません。ahamoにとって、料金を滞納されると困ります。
そのため審査では「月額料金をちゃんと支払ってくれるのか」がチェックされます。クレジットカードやカードローンなどの審査と同じです。
端末の分割払いはやや厳しく見られる
端末を分割払いで購入する場合は審査が厳しくなります。分割払いを利用する場合は、契約のための審査とは別に割賦審査が必要だからです。
割賦審査では申し込み者の信用情報を参照され、過去にクレジットカードやローンなどで延滞・滞納していないかがチェックされます。
分割払いは端末代を完済するまで時間がかかるので、審査が厳しくなるのも当然でしょう。
一括払いなら緩くなる
端末を一括購入する場合は割賦審査はありません。端末代が一度ですべて支払われるため、ahamoからすれば端末不払いのリスクがないからです。
審査日数の目安は1~3日
ahamoの審査日数の目安は、1~3日です。実際に何日かかるかは申し込み状況などによって左右されます。
サービス開始直後は申し込みが殺到し、審査完了まで1週間前後かかったケースもありました。また、本人確認書類や申し込み内容に不備がある場合も時間がかかるようです。
申し込みが殺到しておらず、申し込み内容にも不備がなければ翌日には審査が完了します。
2.ahamo(アハモ)で審査落ちする人の特徴
ahamoで審査落ちする人の特徴は以下の通りです。
審査落ちする人の共通点
一つ一つ、見ていきましょう。
本人確認書類に不備がある
本人確認書類に不備があると、ahamoの審査に落ちてしまいます。意外かもしれませんが、口コミなどを見ても本人確認書類の不備で審査に落ちた人は非常に多いです。
本人確認書類の不備とは、具体的には以下のようなものを言います。
具体的な内容
- 入力内容(名前、住所など)が本人確認書類と異なっている
- 補助書類の発行日が古い
- 撮影した本人確認書類の画像が不鮮明
とくに多いのが申し込み時に入力した内容と、本人確認書類の情報が異なっているケースです。
例えば本人確認書類の住所が古い住所のままだったり、姓が結婚する前の旧姓のままだったりすると、審査に落ちてしまいます。
また、本人確認書類によっては補助書類(公共料金領収もしくは住民票)の提出が必要です。
補助書類は発行日から3ヶ月以内のものが必要で、それより古いものだと補助書類と認められず審査に落ちます。
その他、ahamoの審査では本人確認書類の画像データのアップロードが必要です。画像が不鮮明だと情報が読み取れないため、再アップロードしないといけません。
一定期間経過しても再アップロードされない場合も、そのまま審査落ちとなります。
名義や電話番号に相違がある
名義や電話番号に相違があることで審査に落ちるケースもあります。ahamoの支払い方法は口座振替かクレジットカードですが、どちらも契約者本人名義のものでないといけません。
そのため、申し込み者の名義と口座やクレジットカードの名義が異なる場合は審査に落ちます。
名義はMNPで他社から乗り換える場合も注意が必要です。MNPで乗り換える回線の名義とahamo申し込み者の名義が異なる場合も審査に通りません。
MNPの際は名義が同じでも、引き継ごうとしている電話番号とahamoの申し込みで入力する電話番号が異なる場合も審査に落ちます。
間違った電話番号を入力しないよう注意してください。
携帯電話不正利用防止法に違反したことがある
過去に「携帯電話不正利用防止法」に違反したことがある人も、審査に落ちる可能性が高まります。
携帯電話不正利用防止法は、携帯事業者を契約する際に身分証明書による本人確認の実施を義務付けた法律です。
匿名の携帯電話が振り込め詐欺などの犯罪に利用されたことを受けて制定されました。
虚偽の氏名・年齢でスマホを申し込んだり、自分名義で契約したスマホを他人に譲渡したりすると携帯電話不正利用法に違反することになるため、審査に落ちてしまいます。
外部参照:携帯電話の犯罪利用の防止(総務省)
他社滞納がある(携帯ブラック)
他の携帯電話会社の料金滞納も、ahamoの審査に落ちる原因の1つです。
携帯電話会社の料金を滞納すると、その情報がTCA(電気通信事業者協会)やTELESA(テレコムサービス協会)といった団体に加盟している事業者間で共有されます。
これが俗に言う、携帯ブラックです。
TCAもしくはTELESAに加入している主な携帯電話事業者
NTTドコモ・KDDI、沖縄セルラー電話・ソフトバンク・UQコミュニケーションズ・ウィルコム沖縄・日本通信・オプテージ・ニフティ・トーンモバイル・ビッグローブ・TOKAIコミュニケーションズ・ドリーム・トレイン・インターネット・ジュピターテレコム・スマートモバイルコミュニケーションズ・楽天モバイル・LINEモバイル・STNet
MNO(大手キャリア)であるドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルはもちろん、格安SIM事業者のビッグローブや日本通信、オプテージなども加盟しています。
他社の料金を滞納するとその情報がドコモにも伝わるため、ahamoの審査にも落ちてしまうわけですね。
信用情報機関に問題がある(金融ブラック)
信用情報に問題がある場合もahamoの審査に落ちやすいです。
過去にクレジットカードやローンの支払いを滞納したり、キャンペーン目当てで短期間に何社も申し込んだりすると、その情報が信用情報に記録されてしまいます。
信用情報に記録された情報は数年残り続け、その間はカードやローンの審査に通りにくくなります。これが俗に言う、金融ブラックです。
金融ブラックになった場合は、ahamoはもちろんあらゆる審査に落ちる可能性が高くなります。
クレジットカードがスーパーホワイトである
これまでクレジットカードやローンなどを一切使ったことがなく、信用情報が全くない人をスーパーホワイトと言います。
30代以上でスーパーホワイトの場合、ahamoの審査に落ちる可能性があります。20代の場合、クレジットカードやローンを使ったことがなくても不自然ではありません。
しかし、30代で信用情報が一切ないと「何かトラブルを起こしてカードやローンを使えないのではないか」と不審に思われてしまいます。
特に端末を分割払いで購入する際の割賦審査では信用情報が重視されるため、30代以上でスーパーホワイトだと審査に落ちる可能性が高いです。
3.ahamo(アハモ)で審査に落ちないための対処法
ahamoの審査に落ちてしまう人の特徴をもとに、審査で落ちないための対処法をまとめました。
- 本人確認書類に不備がないか念入りにチェックする
- 申し込み者と同じ名義の口座またはクレジットカードを利用する
- 他社の滞納がある場合はすぐに支払う
- 一括払いで端末を購入する
- 信用情報の開示請求を実施し、問題がないかチェックする
- クレジットカードを利用して良好な信用情報を積む
本人確認書類の不備や名義違いによる審査落ちは、申し込み前に入念にチェックすることで防げます。
他社で滞納がある場合はすぐに料金を支払ってください。滞納した状態のままでは審査に通りません。
特に分割払いの場合は審査が厳しくなります。余裕がある人は端末を一括購入しましょう。
信用情報はCICなどの信用情報期間に請求すると、いつでも履歴をチェックできます。心配な人は開示請求を行い、信用情報に問題がないかを確認してください。
スーパーホワイトの人はクレジットカードを利用し、信用情報を積むことで審査に通過しやすくなります。その際、支払いの延滞・滞納は絶対にNGです。
遅れることなく返済し、良好な信用情報を積んでくださいね。
4.審査状況や審査結果は確認できる?
ahamoでは審査状況のチェックが可能です。申し込み後、ahamo公式サイトもしくは専用アプリにログインすると申し込み状況を確認できます。
確認する際は以下の3つの情報が必要です。
確認に必要なもの
- 受付番号(申し込み確認メールに記載)
- 連絡先電話番号(申し込み時に入力)
- ネットワーク暗証番号(申し込み時に入力)
申し込み状況が「手続き中」の場合は審査中です。審査が終わるまで待ちましょう。
審査が終わると「出荷作業待ち」になります。
5.審査に落ちたらメール連絡される?
ahamoの審査に落ちた場合はメールで連絡が来ます。「キャンセル受付のご連絡」という件名のメールが来た場合、残念ながら審査落ちです。
なお、審査に通過している場合はとくに連絡がありません。商品発送時に送られる「商品発送メール」が審査完了の知らせだと思って下さい。
6.まとめ
ahamo(アハモ)で審査落ちする原因の多くは本人確認書類の不備や名義間違いといった簡単なミスです。
申し込み前に本人確認書類の不備がないか、申し込み者と同じ名義の口座・クレジットカードであるかをしっかり確認すればミスを防げますよ。
上記のようなミスがないにもかかわらず審査に落ちた場合は他社の料金を滞納しているか、信用情報に問題があるケースが多いです。
審査で不利にならないためにも、常日頃からスマホやクレジットカードの料金を滞納しないよう心がけましょう。