格安SIMを契約する前に知りたい本当のデメリット

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大手キャリアよりもスマホ代が安くなると人気の格安SIMですが、通信速度が遅くなる、店舗が少ないなどのデメリットもあります。デメリットを理解せずに乗り換えると、「やっぱり大手キャリアが良かった」と後悔することになりかねません。

本記事では格安SIMのデメリット・注意点や、大手キャリアからの乗り換えにおすすめの格安SIMを解説します。格安SIMへの乗り換えを検討している人は、ぜひ目を通してください。

格安SIMに乗り換える前の注意点|14のデメリット

格安SIMのデメリットは以下の通りです。

 

・通信速度が大手キャリアに比べて遅くなる

・店舗数が少ないためサポート面で不安がある

・LINEのID検索は年齢確認が必須

・初期設定は自分で行う必要がある

・キャリアメールを使う場合は有料

・無制限データプランが少ない

・iPhoneやAndroidの最新機種が少ない

・支払い方法が限られている

・キャリアサービスの提供が受けられなくなる

・SIMロック解除を自分で行う必要がある

・家族割が使えない場合が多い

・キャリアの災害伝言板サービスが使えない

・料金プラン次第で通話料金が高くなる場合がある

・乗り換え時に通話ができない時間が生じる

 

乗り換えてから後悔しないよう、事前に一つ一つチェックしておきましょう。

通信速度が大手キャリアに比べて遅くなる

大手キャリアに比べると、格安SIMは通信速度が遅い傾向にあります。

格安SIM(MVNO)は自社で通信設備を持ちません。大手キャリアから通信設備の一部を借りている形になっているため、回線が混雑すると通信速度が低下しやすくなります。とくに平日お昼や夕方は回線が混みやすいため注意が必要です。

実際に、みんなのネット回線速度(みんそく)のデータを利用し、大手キャリアと主要な格安SIMの通信速度を比較してみましょう。2024年9月2日時点における直近3ヶ月の平均速度と、とくに速度が低下しやすいお昼の下り速度をまとめました。

通信会社 下り平均 上り平均 お昼の下り速度
ドコモ 137.12Mbps 15.36Mbps 109.03Mbps
au 102.13Mbps 15.39Mbps 58.64Mbps
ソフトバンク 90.76Mbps 17.76Mbps 76.21Mbps
楽天モバイル 91.38Mbps 27.3Mbps 71.42Mbps
IIJmio 42.66Mbps 9.88Mbps 11.84Mbps
mineo 53.91Mbps 14.88Mbps 10.77Mbps
NUROモバイル 36.91Mbps 13.25Mbps 21.86Mbps
日本通信SIM 63.06Mbps 10.15Mbps 13.46Mbps
UQモバイル 83.99Mbps 15.04Mbps 63.43Mbps
ワイモバイル 68.57Mbps 14.26Mbps 65.78Mbps

大手キャリア4社はいずれも下り平均で100Mbps前後の速度が出ています。お昼も60~80Mbps前後の速度です。

一方、IIJmioやmineoなどの格安SIMは下り平均が50Mbps前後、お昼になると10~20Mbpsまで下がっています。会社や学校の昼休みに動画視聴やゲーム、アプリのダウンロードなどを利用する場合、格安SIMだとストレスが溜まるかもしれません。

同じ格安SIMでも、大手キャリアのサブブランドであるUQモバイルとワイモバイルは通信速度が安定しています。通信速度を重視する場合は、サブブランドを利用しましょう。

店舗数が少ないためサポート面で不安がある

格安SIMは大手キャリアに比べると店舗数が少なく、なかには店舗が全くない事業者もあります。サポートは電話もしくはオンライン(メール、チャットなど)がメインです。

大手キャリアに比べるとサポート面で不安があるため、対面サポートが必要な人に格安SIMは向きません。反対に、スマホに慣れており、初期設定やトラブル対応をある程度自分でできる人なら格安SIMでも問題ありません。

なお、大手キャリアのサブブランドであるUQモバイルとワイモバイルは店舗数が多く、親ブランドであるau/ソフトバンクのショップでも取り扱われています。また、mineoやイオンモバイルなど、実店舗を多く設けている格安SIMもあります。

対面によるサポートが必要な場合は、店舗が多い格安SIMを選びましょう。

LINEのID検索は年齢確認が必須

格安SIMに乗り換えると、LINEのID検索ができなくなる可能性があります。

LINEのID検索を利用するためには、年齢確認が必要です。しかし、格安SIMの多くは年齢確認に対応していないため、ID検索ができません。

LINEの年齢確認に対応している主な格安SIMは以下の通りです。

・mineo

・IIJmio

・イオンモバイル

・UQモバイル

・ワイモバイル

LINEのID検索を利用したい場合は、上記の格安SIMに乗り換えましょう。

ちなみに、LINEの友だち追加はSMS・メールアドレスやQRコードなどでも可能です。ID検索を使わない人であれば、年齢確認できない格安SIMに乗り換えても問題ありません。

初期設定は自分で行う必要がある

格安SIMに乗り換える場合、初期設定は基本的に自分で行う必要があります。

大手キャリアから格安SIMへ乗り換える際は、SIMカードの入れ替えや開通手続き、データ移行などの初期設定が必要です。大手キャリアのように実店舗がある格安SIMなら、スタッフに初期設定をしてもらえます。

しかし、すでに解説した通り格安SIMの多くは実店舗を設けていません。郵送でSIMカードもしくは端末を受け取り、自分で初期設定する必要があります。

初期設定はそこまで難しいものではなく、スマホに慣れている人なら問題なくできるでしょう。しかし、スマホに不慣れな人だと、自分で初期設定するのは難しいかもしれません。実店舗があり、なおかつ初期設定サポートに対応している格安SIMを選びましょう。

キャリアメールを使う場合は有料

格安SIMでキャリアメールを使う場合、月額330円程度のオプション料がかかります。

本来キャリアメールは大手キャリアのサービスなので、格安SIMに乗り換えると利用できません。しかし、各キャリアが提供している「キャリアメール持ち運びサービス」に加入すれば、格安SIMへ乗り換えた後もキャリアメールを継続できます。

〇各キャリアのキャリアメール持ち運びサービス

・ドコモ:ドコモメール持ち運び(月額330円)

・au:auメール持ち運び(月額330円)

・ソフトバンク:メールアドレス持ち運び(月額330円または年額3,300円)

・楽天モバイル:楽メール持ち運び(月額330円)

 

どうしてもキャリアメールを継続したい場合は、キャリアメール持ち運びサービスを契約してください。

なお、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールはキャリアの契約に紐づいていないため、格安SIMに乗り換えてからもそのまま使えます。

無制限データプランが少ない

格安SIMはデータ容量が豊富に用意されていますが、データ通信を無制限に使えるプランはほとんどありません。

30GB以下の小~中容量のプランがメインで、50GBや100GBなどの大容量プランや無制限プランを利用できる事業者は限られています。

〇大容量プランまたは無制限プランがある主な格安SIM

・IIJmio(最大50GB)

・mineo(低~中速通信がほぼ使い放題)

・ahamo(最大100GB)

・楽天モバイル(無制限)

 

高速通信が使い放題の格安SIMは楽天モバイルくらいしかありません。ドコモ・au・ソフトバンク回線で高速通信を利用したい場合は、大手キャリアを継続しましょう。

iPhoneやAndroidの最新機種が少ない

格安SIMでもスマホ本体を購入できますが、大手キャリアに比べると最新機種が少なく選択肢は限られます。

とくにiPhoneは1~2世代前の機種か廉価モデルのSEシリーズのみで、最新機種は基本的に購入できません。最新のiPhoneを使いたい場合は大手キャリアかAppleストアで購入する必要があります。

Androidスマホは価格の安いエントリー~ミドル機が中心で、ハイエンドモデルはあまり取り扱われません。こちらも、大手キャリアや家電量販店など、別の場所での購入が必要です。

支払い方法が限られている

格安SIMのほとんどは、支払い方法がクレジットカードに限定されています。大手キャリアと違い、口座振替やデビットカードは使えません。

ただし、一部の格安SIMは口座振替に対応しています。

〇口座振替で支払える主な格安SIM

・mineo(eo光ユーザー限定)

・UQモバイル

・ワイモバイル

・楽天モバイル

 

どうしてもクレジットカードを作れない、あるいは使いたくない人は、口座振替に対応している格安SIMを選びましょう。

キャリアサービスの提供が受けられなくなる

格安SIMへ乗り換えると、大手キャリアサービスの提供を受けられなくなります。

 

〇格安SIMで使えなくなる主なキャリアサービス

・キャリア決済

・災害用伝言版※NTTのweb171は利用可能

・家族割引

・インターネットとのセット割

・Apple Watch用のモバイル通信プラン

 

とくに注意が必要なのが、アプリ課金やサブスクなどの料金を通信費と合算して支払う「キャリア決済」です。格安SIMに乗り換えるとキャリア決済が使えなくなるので、クレジットカードなど別の支払い方法へ移行する必要があります。

クレジットカードを持っておらずキャリア決済で料金を支払っている場合は、格安SIMに乗り換えても他の支払い方法で代用できるか必ず確認しましょう。

SIMロック解除を自分で行う必要がある

大手キャリアのスマホで格安SIMを利用する場合、SIMロック解除が必要なケースがあります。

SIMロックとは、その端末で利用できる回線を制限する仕組みです。例えばドコモのSIMロックがかかったスマホでは、ドコモ回線の格安SIMしか利用できません。

以前はドコモ・au・ソフトバンクで販売されているほとんどの端末にSIMロックがかかっていました。しかし、2021年10月1日以降はSIMロックが原則禁止されています。

そのため、2021年10月1日以降に販売された端末であれば、SIMロック解除せずそのまま格安SIMで利用可能です。

反対に、2021年9月30日までに発売されていた端末の場合、SIMロックがかかっている可能性があります。格安SIMへ乗り換える前に、自分でSIMロックを解除しておきましょう。

SIMロック解除は各キャリアのマイページ、ショップ、およびサポートへの電話で手続きできます。

家族割が使えない場合が多い

格安SIMの多くは家族割が使えません。

大手キャリアの場合、家族で同じキャリアを利用すると家族割で月額料金が割引されたり、家族間の通話料が無料になったりします。しかし、格安SIMは家族割を使えないケースが多いため、家族で乗り換えても割引はありません。

とはいえ、格安SIMは元々の月額料金が安いため、家族割がなくても毎月のスマホ代は大手キャリアより安くなります。また、一部の格安SIMは家族割サービスが用意されています。

 

〇家族割が使える主な格安SIM

・mineo

・UQモバイル

・ワイモバイル

・楽天モバイル

 

家族割を利用したい場合は、上記の格安SIMも検討してみましょう。

キャリアの災害伝言板サービスが使えない

格安SIMに乗り換えると、大手キャリアが提供している「災害伝言板サービス」を利用できなくなります。災害伝言板サービスも、大手キャリアが独自に展開しているサービスだからです。

格安SIMユーザーは、キャリアの災害伝言板サービスの代わりに、NTTが提供している災害伝言板「web171」を使いましょう。Web171はキャリアを問わず使えるので、格安SIMユーザーも使えます。

料金プラン次第で通話料金が高くなる場合がある

格安SIMに乗り換えるとデータ通信料を節約できますが、プラン次第では通話料金が高くなる可能性があります。

大手キャリアは国内通話がかけ放題になる通話定額オプションが用意されていますが、格安SIMによってはそのようなオプションが用意されていません。かけ放題オプションがない場合、電話をかければかけるほど通話料が高くなります。

ビジネスなどで仕事をかけることが多い人は、無制限のかけ放題オプションが用意されている格安SIMを選びましょう。

 

〇無制限のかけ放題オプションがある主な格安SIM

・IIJmio

・mineo

・NUROモバイル

・UQモバイル

・ワイモバイル

 

格安SIMの多くは、「10分かけ放題」や「5分かけ放題」など、1回〇分以内の通話が何度でも無料になるかけ放題オプションも用意されています。短い通話を何度も書ける人は、そちらを検討しても良いでしょう。

乗り換え時に通話ができない時間が生じる

大手キャリアから格安SIMへ乗り換える際は、スマホが使えない「不通期間」が生じる可能性がある点に注意しましょう。

格安SIMへ乗り換える際に「MNP」という仕組みを利用すると、現在の電話番号をそのまま引き継げます。MNPで乗り換える際は回線を大手キャリアから格安SIMに切り替える手続きがあり、その間は一時的にスマホで電話やデータ通信が使えません。

ただし、MNP手続きで電話やデータ通信が使えない時間は長くても数十分~1時間程度です。

以前は契約と同時に回線の切替が実施され、SIMカードが届くまでスマホを使えないことがありました。現在はSIMカードを受け取ってから自分で回線切替・開通手続きを実施するため、不通期間はほぼありません。

 

格安SIMはデメリットばかりじゃない!2つのメリット

ここまで格安SIMのデメリットを中心に解説しましたが、格安SIMにはデメリットばかりではなく次のようなメリットもあります。

 

・キャリアに比べて月額料金が安い

・豊富なデータ容量プランから選択可能

 

キャリアに比べて月額料金が安い

格安SIM最大のメリットは月額料金の安さです。利用するプランにもよりますが、大手キャリアの半額~3分の1以下になります。

例として、大手キャリアと主要な格安SIMで月3~5GBプランを利用する場合の月額料金を比較してみましょう。いずれも音声通話機能が付いているSIMで、割引や有料オプションは利用しないと仮定します。

通信会社 データ容量 月額料金
ドコモ 3GB eximo:5,665円

irumo:2,167円

au 3GB 5,665円
ソフトバンク 3GB 5,478円
楽天モバイル 3GB 1,078円
IIJmio 5GB 990円
mineo 5GB 1,518円
NUROモバイル 3GB 792円
UQモバイル 4GB 2,365円
ワイモバイル 4GB 2,365円

 

大手キャリアは3GBプランで5,000円を超えますが、格安SIMなら1,000円前後で3~5GBのデータ容量を使えます。サブブランドであるUQモバイル/ワイモバイルはやや割高ですが、それでも大手キャリアの半額以下です。

具体的にどれくらい安くなるかは利用する格安SIMやプランによって異なりますが、大手キャリアより安くなるのは間違いないでしょう。

豊富なデータ容量プランから選択可能

データ容量プランが豊富なのも、格安SIMのメリットです。自分にピッタリな無駄のない料金プランを選べます。

大手キャリアと主要な格安SIMで利用できるデータ容量を比較してみましょう。

通信会社 利用できるデータ容量
ドコモ 1GB~無制限(従量制)
au 1~4GB(従量制)、無制限
ソフトバンク 1~3GB(従量制)、30GB、50GB、無制限
楽天モバイル 3GB~無制限(従量制)
IIJmio 2GB、5GB、10GB、15GB、20GB、30GB、40GB、50GB
mineo 1GB、5GB、10GB、20GB、低~中速無制限
NUROモバイル 3GB、5GB、10GB、15GB、20GB、40GB
UQモバイル 4GB、15GB、20GB
ワイモバイル 4GB、20GB、30GB

 

大手キャリアの場合はライトユーザー向けの従量制プランと、ヘビーユーザー向けの大容量プラン・無制限プランが中心です。その間を埋めるデータ容量がないため、なかなか自分に合ったプランを選べません。

一方、格安SIMはデータ容量が細かく用意されているのが分かります。例えばIIJmioで利用できるデータ容量は2~50GBまでの8種類です。低容量から中容量までバランスよく用意されており、自分に合ったデータ容量を選べますね。

 

格安SIMがピッタリな人はこんな人!

ここまでに解説したメリット・デメリットを踏まえると、格安SIMは次のような人におすすめです。

 

〇格安SIMがおすすめの人

・多少不便でもスマホ代をとにかく安くしたい人

・自分に合ったデータ容量を選びたい人

・対面サポートが不要な人

 

格安SIMは通信速度やサービス内容で大手キャリアに劣りますが、その代わりに月額料金は割安です。実際の月額料金は契約する事業者やプランによりますが、大手キャリアの半額以下になることも少なくありません。

データ容量が豊富に用意されており、自分にピッタリのプランを選びやすいのも大手キャリアにはないメリットです。多少不便になっても、自分に合ったデータ容量を選んでスマホ代を安くしたい人には、格安SIMが向いています。

格安SIMの多くは大手キャリアよりも店舗が少ない(もしくは全くない)ため、対面サポートが必要な人にはおすすめできません。反対に店舗へ行くことがあまりなく、初期設定やトラブル対応もある程度は自分でできる、という人であれば格安SIMがおすすめです。

 

大手キャリアからの乗り換えにおすすめな格安SIM5選

格安SIMは種類が非常にたくさんありますが、その中でも大手キャリアからの乗り換えにおすすめなのは以下の5つです。

 

・UQ mobile

・Y!mobile

・ahamo

・mineo

・楽天mobile

 

UQ mobile

UQモバイルの基本情報
月額料金 ミニミニプラン(4GB):2,365円

トクトクプラン(15GB):3,465円

コミコミプラン(20GB):3,278円

事務手数料 3,850円
国内通話料 22円/30秒
かけ放題オプション(月額) 通話パック(60分/月):660円

10分かけ放題:880円

無制限かけ放題:1,980円

※コミコミプランは10分かけ放題が無料、無制限かけ放題が1,100円

契約縛り なし
違約金 なし
割引 家族セット割、自宅セット割、au PAYカードお支払い割

※いずれもコミコミプランは対象外

利用回線 au
5G
eSIM
低速通信の最大速度 ミニミニプラン:300kbps

トクトク/コミコミプラン:1Mbps

支払方法 クレジットカード、デビットカード、口座振替
店舗サポート 〇(auショップで取り扱いあり)

 

〇UQモバイルの特徴

・通信速度が速い

・家族割引またはネット or 電気とのセット割あり

・実店舗が多い

・キャリアメールとキャリア決済が使える

・口座振替に対応

 

UQモバイルはauのサブブランドにあたる格安SIMです。通信速度が速く安定しており、平日お昼や夕方も快適にスマホを使えます。通信速度を重視したいなら、まずおすすめしたい格安SIMです。

月額料金はやや高めですが、4GBのミニミニプランと15GBのトクトクプランは「家族セット割」または「自宅セット割」、および「au PAY カードお支払い割」による割引を受けられます。

 

・家族セット割:家族で利用すると、1人あたり550円割引

・自宅セット割:対象の電気または光回線とセットで、1人あたり1,100円割引

・au PAYカードお支払い割:au PAY カードで支払うと1人あたり187円割引

※家族セット割と自宅セット割は併用不可

 

例えば自宅セット割とau PAY カードお支払い割を併用すれば、ミニミニプランは4GBで1,078円、トクトクプランは15GBで2,178円です。割引を使える人なら、他の格安SIM並みの料金で使えます。

実店舗が多く、親ブランドであるauショップでもサポートを受けられるので、スマホに詳しくない人でも安心です。

 

Y!mobile

Y!mobileの基本情報
月額料金 シンプル2 S(4GB):2,365円

シンプル2 M(20GB):4,015円

シンプル2 L(30GB):5,115円

事務手数料 3,850円※オンラインなら無料
国内通話料 22円/30秒
かけ放題オプション(月額) 10分かけ放題:880円

無制限かけ放題:1,980円

契約縛り なし
違約金 なし
割引 家族割引、おうち割 光セット(A)、PayPayカード割
利用回線 ソフトバンク、ワイモバイル
5G
eSIM
低速通信の最大速度 シンプル2 S:300kbps

シンプル2 M/L:1Mbps

支払方法 クレジットカード、デビットカード、口座振替
店舗サポート 〇(ソフトバンクショップで取り扱いあり)

 

〇Y!mobileの特徴

・通信速度が速い

・家族割引または光回線とのセット割あり

・実店舗が多い

・キャリアメールとキャリア決済が使える

・口座振替に対応

・LYPプレミアムが無料

 

ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドです。ライバルであるUQモバイル同様、通信速度が安定しています。通信速度を重視する人で、au回線ではなくソフトバンク回線を利用したいならワイモバイルがピッタリです。

ワイモバイルも月額料金が他社より高めなものの、「家族割引」や「おうち割 光セット(A)」などの各種割引を利用できます。

 

・家族割引:家族で利用すると、1人あたり1,100円割引(2回線目以降)

・おうち割 光セット(A):対象の光回線とセットで1人あたり最大1,650円割引

・PayPayカード割:PayPayカードで支払うと1人あたり187円割引

※家族割引とおうち割 光セット(A)は併用不可

 

例えばおうち割 光セット(A)とPayPayカード割を適用できれば、シンプル2 Sは1,287円、シンプル2 M/Lは1,837円の割引を受けられます。

項目 シンプル2 S シンプル2 M シンプル2 L
月額料金 2,365円 4,015円 5,115円
おうち割 光セット(A) -1,100円 -1,650円 -1,650円
PayPayカード割 -187円 -187円 -187円
割引後の月額料金 1,078円 2,178円 3,278円

 

ソフトバンク光もしくはソフトバンクエアーを利用しているなら、スマホもワイモバイルに乗り換えるとお得です。

ワイモバイルは全国にワイモバイルショップを展開している他、親ブランドであるソフトバンクショップでも取り扱われています。対面サポートが必要な人でも安心でしょう。

ahamo

ahamoの基本情報
月額料金 20GB:2,970円

100GB:4,950円(大盛りオプション加入時)

事務手数料 無料
国内通話料 22円/30秒
かけ放題オプション(月額) 5分かけ放題:無料

無制限かけ放題:1,100円

契約縛り なし
違約金 なし
割引 なし
利用回線 ドコモ
5G
eSIM
低速通信の最大速度 1Mbps
支払方法 クレジットカード、デビットカード、口座振替
店舗サポート △(有料)

 

〇ahamoの特徴

・通信速度が速い

・100GBの大容量プランが安い

・5分かけ放題が無料付帯

・海外でも無料でデータ通信を使える

・口座振替に対応

 

ahamoはドコモの格安プランです。厳密には格安SIMではありませんが、オンライン専用にすることで格安SIM並みの料金水準を実現しています。

20GBのデータ通信と5分かけ放題が付いて、月額料金は2,970円とリーズナブルです。もっと安い格安SIMもありますが、ドコモ品質の回線を利用したい人、短い通話を何度も利用する人ならahamoが向いています。

有料オプションの「大盛りオプション」に加入すると、合計100GBのデータ通信が使えて月額4,950円です。格安SIMは大容量プランがない、もしくは割高なケースが多いので、5,000円以下で100GBのデータ通信を使えるのは貴重と言えます。

ドコモの料金プランの1つですが、サポートは原則オンラインのみです。店舗でサポートを受ける場合は3,300円のサポート料がかかるので注意しましょう。

 

mineo

mineoの基本情報
月額料金(マイピタ) 1GB:1,298円

5GB:1,518円

10GB:1,958円

20GB:2,178円

月額料金(マイそく) スーパーライト(最大32kbps):250円

ライト(最大300kbps):660円

スタンダード(最大1.5Mbps):990円

プレミアム(最大3Mbps):2,200円

事務手数料 3,300円※別途440円のSIMカード発行料が必要
国内通話料 22円/30秒
かけ放題オプション(月額) 通話パック(10分/月):110円

10分かけ放題:550円

無制限かけ放題:1,210円

契約縛り なし
違約金 なし
割引 家族割引、複数回線割引、eo × mineoセット割
利用回線 ドコモ、au、ソフトバンク
5G
eSIM
低速通信の最大速度 200kbps
支払方法 クレジットカード、口座振替※eo光契約者のみ
店舗サポート

 

〇mineoの特徴

・ドコモ、au、ソフトバンクの3回線に対応

・最大3Mbpsの低~中速通信が使い放題のプランがお得

・他のユーザーとデータ容量を分け合える

・独自のサービスが豊富

・eo光とのセット割あり

 

mineoは関西電力グループであるオプテージが手掛ける格安SIMです。ドコモ、au、ソフトバンクの3回線に対応しており、エリアや端末に合わせて選べます。SIMロックを解除できないスマホを使っている場合も、端末そのままで乗り換えられるでしょう。

月額料金は特別安くはないものの、他社にはない独自のサービスを多数展開しています。なかでもおすすめなのが、通信速度が抑えられている代わりに格安でデータ通信が使い放題の「マイそく」です。

たとえば「スタンダード」プランは、月額990円で最大1.5Mbpsのデータ通信をほぼ無制限に使えます。最大1.5Mbpsならウェブサイト閲覧やSNS、YouTube(標準画質)の視聴など、大多数の用途は快適です。

平日の12時台は最大32kbpsに制限される、3日間で10GB以上利用すると一時的に速度制限がかかるなど、完全に使い放題ではありません。それでも、月1,000円以下でデータ容量を気にせず使えるのは大きな魅力です。

 

楽天mobile

楽天モバイルの基本情報
月額料金 ~3GB:1,078円

3~20GB:2,178円

20GB~:3,278円

事務手数料 無料
国内通話料 22円/30秒※アプリ利用で無料
かけ放題オプション(月額) 15分かけ放題:1,100円
契約縛り なし
違約金 なし
割引 最強家族プログラム、最強青春プログラム、最強こどもプログラム
利用回線 楽天
5G
eSIM
低速通信の最大速度
支払方法 クレジットカード、デビットカード、口座振替
店舗サポート

 

〇楽天モバイルの特徴

・月額3,278円でデータ通信が使い放題

・Rakuten Linkアプリ経由で国内通話もかけ放題

・海外でも月2GBまでは無料

・口座振替に対応

・実店舗も比較的多い

・最新のiPhoneを取り扱っている

・楽天市場のポイント還元率がアップする

 

楽天グループが手掛ける通信サービスです。自社で回線を保有しているため大手キャリアに近い立場ですが、格安SIM並みの安さで使えます。

利用したデータ通信量に応じて月額料金が変動する仕組みで、3GB未満なら月額1,078円と割安です。月20GBを超えた場合は、月額3,278円でデータ通信を無制限に使えます。

大手3キャリアの無制限プランは月額7,000円以上(割引フル適用でも5,000円弱)です。楽天モバイルなら、その半額以下の月額料金でデータ使い放題を実現できます。

しかも、専用の通話アプリ「Rakuten Link」を利用すれば、国内通話料も無料です。月額3,278円という安さでデータも電話も使い放題なのは、楽天モバイルだけでしょう。口座振替に対応、実店舗が多い、最新のiPhoneを購入できるなど、サービス面も大手3キャリアに負けていません。

ただし、通信品質では大手3キャリアにやや劣ります。屋内や地下だと、エリア内でも繋がりにくいことがある点には注意が必要です。

 

格安SIMのデメリットに関するよくある質問

最後に、格安SIMのデメリットに関するよくある質問をまとめました。

 

iPhoneユーザーが格安SIMに乗り換えるデメリットは?

iPhoneユーザーが格安SIMに乗り換えるデメリットとしては、通信速度が遅くなる、最新のiPhoneを購入しにくい、セルラーモデルのApple Watchを活かしにくいといったものが挙げられます。

iPhoneは性能が高いので3Dゲームをプレイする人も多いと思いますが、格安SIMは通信速度が遅めです。とくに回線が混雑しやすいお昼や夕方は、通信速度が遅くてゲームをしにくいかもしれません。

格安SIMの選び方は?

格安SIMはデータ容量、利用回線、通信速度(実測値)で選びましょう。まずは自分が毎月どれくらいのデータ容量を使うのかを把握し、それに合った格安SIM・プランをピックアップしてください。

格安SIMによって対応回線も異なります。「ドコモのスマホを使いたいからドコモ回線」、「au回線が入りやすい場所だからau回線」といったように、端末やエリアに合った回線を選びましょう。

格安SIM選びでは通信速度も重要です。みんなのネット回線速度(みんそく)などで実速度をチェックし、本当に速い格安SIMを選びましょう。

まとめ

本記事では格安SIMのデメリットをまとめました。

 

〇格安SIMのデメリットまとめ

・大手キャリアに比べると、通信速度が遅い傾向にある

・店舗数が少なく、初期設定やSIMロック解除などは自分でする必要あり

・LINEのID検索(年齢確認)ができない格安SIMが多い

・キャリアメールなど、キャリア独自のサービスが使えなくなる

・無制限プランや大容量プランが少ない

・iPhoneやAndroidの最新機種も少ない

・支払い方法は原則クレジットカードのみ

 

スマホ代を節約できる格安SIMですが、メリットだけでなくデメリットもあります。格安SIMへ乗り換える際は、事前にデメリットを把握したうえで、自分に合ったサービスを選びましょう。

どの格安SIMにするか悩んだ時は、本記事では紹介したおすすめの格安SIMの中から選んでみてくださいね。

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