この記事で分かること
- 上司になりたくない・将来に絶望する理由
- どうすればやり直せるのか
「今の上司みたいになりたくない・・」
会社に勤めていると、ある程度自分の未来を予測することができます。
そう、上司の姿を見ていれば、何となく将来の自分が分かる。どこかで聞いたことのあるフレーズです。
イケてる上司ならいいけど、この記事にたどり着いたあなたはそうでないはず。
何を隠そう、僕もまったく同じ悩みを抱えていました。上司みたいになりたくない・・そう思いながらサラリーマンを続けていたんですね。
当時の僕は何とか会社に抵抗して自分の未来を変えようと頑張っていました。しかし、それが無駄だと分かって、今はその職場を離れています。
この記事では、上司や課長になりたくない人や将来に絶望している人に向けて、その解決策を提案していきます。
1.将来の自分?上司になりたくないと考えてしまった理由
1-1.将来が見えず絶望しかない毎日
将来に何の希望も持てないとき、人は絶望します。
僕は、前職の仕事内容はそんなに嫌いではありません。しかし、嫌だったのが上司。
飲みに行くと、「給料が安い」「会社の待遇が悪い」「仕事量が多い」といつも愚痴をこぼしていました。
こうはなりたくないな・・と考えるようになり、だんだんと将来が見えなくなってきました。
自分の理想の将来を思い描けないのは、想像以上に辛くまさに絶望です。
1-2.会社の待遇や給与水準に検討が付く
上司を見れば、将来の給与がどれくらいになるのか、おおよそ予測ができますよ。
高給をとってウハウハしている様子なら問題なし。しかし、僕の上司はカツカツの生活を送っていました。
お昼はいつもお弁当を持参。私服はボロボロで、かばんもかなり年季が入っています。
そんな姿を見て、とてもいい暮らしをしているとは思えませんでした。
給料は手取りで30万円台と予想。家族を養う一家の大黒柱としては物足りません。
確実に、今の上司と同じ出世ルートをたどるとは限りませんが、もし同じなら・・と考えたら恐怖しかありませんでした。
自分の将来の給与(生活水準)は、今の上司を見れば検討が付いてしまうのです。
1-3.死んだ魚の眼で働いている
仕事に忙殺される上司の目が、まるで死んだ魚の眼。
アットホームとは言えないまでも決して仲は悪くない職場。それでも、常に目が死んでいて口癖は「早く家に帰りたい」。
ひどい日は9時から夜2時まで働いて、完全に生気を失っていました。
ちなみに、その上司の唯一の楽しみが「パチコンを打つこと」だそうで、大きな衝撃を受けたのを思い出します。
こうなったら人生終わりだなと、真剣に感じました。
2.こうはなりたくないと思ったらやり直せる
2-1.このままじゃヤバイの直観は当たっている
上司とは、ほぼ毎日顔を合わせますよね。そのとき、「何か俺ヤバイかも」と思ったら、その直感は当たっています。
直感はバカにできません。過去の経験から綿密に分析された答えがはじき出されているので、単なる勘とはまったく異なります。
「今の上司と確実に同じルートを辿ってしまう・・」そう無意識に感じているから、ヤバイという感覚が引き起こされるのでしょう。
残念ながら、悪い予感は的中する確率が高いです。
2-2.付き合う人を変えれば成長できる
上司と同じ未来をたどるのは嫌と考えているのなら、あなたはその上司のことを尊敬していないはず。そんな職場で成長できるはずもありません。
ドラマでも映画でも、憧れの先輩の後を追って成長していくストーリーは鉄板ですよね。メンターとして尊敬できる上司なら、本当に最高です。
「自分もあんなふうになれたら」と思い描くことができれば、仕事に対して本気で取り組めるようになります。
憧れは人の成長を促すカンフル剤です。20~30代で尊敬できる上司・先輩がいないのなら、その職場は離れたほうがいいかもしれません。
付き合う人を変えれば成長できます。
ただし、変えるのは周りではなく自分
周りを変えようと思うと、おかしな方向に行ってしまいます。例えば、職場ミーティングで尖った発言をしたり、裏で同僚と愚痴をこぼしたり。
そうなってしまえば、結局は嫌いな上司に近づくだけです。変えるには周りではなく自分自身です。
一従業員が、会社のルールを変えようだなんて間違っても思わない方がいいです。
3.キャリアドバイザーに相談すれば気が楽になる
「何とか今の状況を変えたいけど、転職なんて簡単にできないよ・・」
そう思うのは無理もありません。自分だけで状況を打破するのは正直厳しいです。
少しでも気を楽にしたいなら、一度キャリアアドバイザー(転職エージェント)に相談するのをおすすめです。
病気にかかって病院に行くのと同じで、プロがしっかりと相談に乗ってくれます。
半年から1年先の転職希望でも大丈夫です。今すぐ転職しなければならないわけではありません。
あのときキャリアドバイザーに相談していたら、と今さら考えることもあります。
相談内容は、「上司みたいになりたくなかったから」と、素直に話しましょう。そんな子どもじみたこと言ってもいいのか?と恥ずかしがる必要はなし。
むしろ、自分の将来について真剣に考えていると、前向きに受け取ってくれます。
経験豊富な人に相談することで、随分と気が楽になります。上司とは違う人生を生きたい場合は、自ら一歩踏み出すべきです。
- DODA:一般転職向け
- レバテックフリーランス:フリーランス(IT系)を希望する人
※転職支援の実績が豊富で、電話あるいは対面で相談に乗ってくれる
4.動き出すなら管理職になる前がラストチャンス
一般的な会社では、30代を超えると役職が付きはじめます。当時の僕は2人上司がいて、一人が50代で課長クラス、もうひとりが30代後半で係長クラスの中間管理職でした。
ご存知の通り、中間管理職になると上と下の板挟みになります。年齢的にも家庭をもってマイホームを購入する頃ですから、本当に身動きが取れないんですね。
ここまで来ると、「自分の未来が上司と同じ姿」という事実をなぜか受け入れてしまいます。
「若かりし頃は尖っていた」「年を取って丸くなった」なんて言い方でオブラートに包んでいますが、簡単に言えば諦めただけ。
こんな風になりたくないと感じていた人物像になってしまう。だけど、簡単に仕事を辞められない年になってしまった。
そんな大きすぎる痛みをかき消すために、諦めるという自己防衛を取るわけです。動き出すなら、管理職になる前がラストチャンスです。
5.この記事のまとめ
今回は僕の経験を元に、上司と同じ未来を歩む恐怖と不安について赤裸々に書いてみました。
20代の頃、僕は自分の上司を見て絶望しかありませんでした。
頭打ちの給料と激しい残業。自分もこうなるのか、と考えたくないあまり、現実逃避ばかり繰り返していました。
結局、その職場は離れることになりましたが、今は嫌な上司もいませんし、将来に希望を持って働いています。
もしあなたの上司が死んだ魚の眼をしていたら要注意。十中八九、あなたも将来そうなります。
それが嫌なら、少しでもいいので未来を変える行動を取りましょう。
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おさらい
上司になりたくない・将来に絶望してしまうのはなぜ?
自分の未来が今の嫌いな上司と思ってしまうのが大きな原因です。
どうすれば状況を変えられる?
周りの環境や付き合う人を変えるしかありません。会社を変えようとするのではなく、自ら別の場所に行くのがおすすめです。